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Windows11でパソコン内部音声のみを録音する方法|マイクなしで確実に保存

Windows 11で「パソコンから出ている音だけ」を録音したいのに、いざ試すと無音になったり、マイクの声が混ざったりして止まってしまうことは少なくありません。原因は、Windowsの録音が基本的に“入力(マイクなど)”を録る仕組みになっているためで、内部音声だけを録るには正しいルート選びが必要です。

本記事では、最初の30秒で「あなたのPCはどの方法が最短か」を判定し、ステレオミキサーがある場合/ない場合それぞれで、迷わず設定できる手順を丁寧に解説します。さらに、録音前のチェックリスト、無音・音量不足・マイク混入といった“よくある失敗”の切り分け表も用意しました。読み終えるころには、余計な音を入れずに、必要な音だけを安心して保存できるようになります。

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目次

内部音声のみを録音したい人が最初に確認すること

Windows 11で「パソコンから出ている音だけを録音したい」と思って試してみたのに、無音になったり、マイクの声が混ざったりして止まってしまう人は多い。原因はシンプルで、Windowsの標準録音は基本的に“入力(マイクなど)”を録る設計だからだ。

ただ、心配しなくていい。内部音声のみの録音には定番の成功ルートがある。この記事では、あなたの環境に合う方法を30秒で選び、最短手順で録音し、もし失敗しても症状別に復旧できるようにまとめる。

想定しているのは、次のような目的だ。

  • 講義動画や研修動画、配信の音だけを保存して聞き直したい

  • 画面録画ではなく、音声ファイル(容量小さめ)で残したい

  • 自分の声(マイク)は入れず、パソコン内部音声だけにしたい

  • 「ステレオミキサーがない」「録音が無音」で詰まっている

まずは「どの方法が最短か」を決めよう。

内部音声のみ録音の最短ルート診断(30秒)

次のYes/Noで選ぶだけでよい。

  1. Windowsの入力デバイス一覧に「ステレオミキサー(Stereo Mix)」が表示される?

  • Yes → 方法1「ステレオミキサー+Sound Recorder」

  • No / わからない → 2へ(表示されないことは普通にある)

  1. 音だけでよい?それとも画面も必要?

  • 音だけ → 方法2「Audacity+WASAPIループバック」

  • 画面も必要 → 方法3「Game Bar / Snipping Tool / OBS」

この診断が重要なのは、遠回りを防げるからだ。特に、ステレオミキサーが見当たらない環境で延々と設定を探すより、AudacityのWASAPIループバックに切り替えたほうが成功が早い。Audacity公式マニュアルでも、ループバック入力は“ステレオミキサーが無くても再生音を録れる”方法として説明されている。

内部音声のみが難しい理由(Windows 11の前提)

内部音声=「スピーカーやイヤホンから出ている再生音」をそのまま録りたい、という意味だ。しかしWindowsの標準録音は、基本的に入力(マイク、ライン入力)を録る。だから「内部音声だけ」は、次のいずれかを用意する必要がある。

  • 再生音を入力として扱う仕組み(例:ステレオミキサー)

  • 再生デバイスのループバック(WASAPI loopback)

そしてもう一つ。マイクが混ざるのは「マイクを録音している」だけではない。録画ツール側でマイクがON、Windows側の入力がマイク、アプリ側がマイク許可、と複数経路がある。だから、“内部音声のみ”はチェックリストで潰すのが最も確実だ。

録音前に必ず確認したい注意点(著作権・規約・DRM)

音を録る行為は、対象が著作物であれば著作権の論点が出る。日本の制度では私的使用のための複製が認められる枠組みがある一方で、条件や例外がある。たとえば、違法アップロードと知りながらの録音・録画は私的複製の対象外になり得ること、技術的保護手段の回避を伴う複製は除外され得ることなどが整理されている。

また、配信サービスは利用規約で録音自体を禁止している場合がある。ここは法律とは別軸で、契約(規約)違反の問題になり得る。

安全のため、最低限これだけは守ろう。

  • 録音は自分の学習・確認など私的な範囲にとどめる

  • 共有・転載は禁止アップロード・配布はしない

  • 規約に録音禁止がある場合は従う

  • 保護手段の回避を前提にしない(その行為自体が問題化しやすい)


方法比較表で迷わず決める(内部音声のみ録音 Windows 11)

診断でおおよそ決めたら、最後に比較表で納得して選べるようにしておく。
「とにかく早く成功したい」「インストールは嫌」「音質を優先したい」など、優先順位は人によって違う。

内部音声のみ録音の方法比較表

方法 追加インストール 内部音声のみ マイク混入防止 音質 難易度 つまずきやすい点 おすすめ用途
1. ステレオミキサー+Sound Recorder 不要 ○(環境依存) 低〜中 ステレオミキサーが表示されない 手軽に音だけ残す
2. Audacity+WASAPIループバック 必要(Audacity) ループバック入力の選択ミス 失敗したくない・高音質
3. Xbox Game Bar(録画) 不要 △(録画中心) ○(マイクOFF必須) 音が入らない/設定が分散 画面も録る・後で抽出
4. Snipping Tool(録画) 不要 △(録画中心) 低〜中 音声ソース設定の把握 画面操作も残したい
5. OBS(録画) 必要(OBS) △(設定で可) ◎(分離可能) 初期設定が多い 配信/編集/音声分離

補足として、Sound Recorderは「録音ファイルごとに最大3時間」録音できることがMicrosoftで案内されている。長時間録音が必要なら分割録音の設計が必要だ。
また、WASAPIループバックはAudacity公式で手順が整理されており、ステレオミキサーがなくても再生音を録れる点が明確だ。


方法1:ステレオミキサーでパソコン内部音声のみを録音する(Windows 11)

ステレオミキサー(Stereo Mix)が使える環境なら、インストールなしで比較的ラクに内部音声に近い形の録音ができる。ただし最大の落とし穴は、そもそも表示されないPCがあること。Surfaceなどでも見当たらない相談がMicrosoft Q&Aに出ている。

ステレオミキサーを探す場所(Windows 11の導線)

Windows 11では設定画面が分散していて、場所が分かりにくい。代表的な探し方は次の流れだ(表記は環境で多少違う)。

  1. 設定システムサウンド

  2. 入力(Input)付近で「入力デバイス」や「すべてのサウンドデバイス」などを開く

  3. もし見当たらなければ、旧来の「サウンド」画面(いわゆる“More sound settings”)に誘導されることがあるので、そこから録音タブを確認する

  4. 録音デバイス一覧で右クリックできる場合は、「無効なデバイスの表示」相当の項目を確認する

※UIは更新で変わることがあるため、「録音デバイス」「入力デバイス」「サウンド(コントロールパネル)」の3語を目印に探すのが確実。

ステレオミキサーを有効化したら、録音アプリ側で選ぶ

ステレオミキサーが表示されて有効にできたら、録音アプリ(Sound Recorderなど)側で「入力ソース」として選ぶ必要がある。

ただし重要な前提として、Sound Recorderは一般に“入力(マイク等)を録音する”アプリであり、内部音声を直接録るものではない。内部音声を録れているように見えるのは、ステレオミキサーが「再生音を入力として提供している」からだ。

Sound Recorderで録音する手順(失敗しない最短)

Sound Recorderの基本操作はMicrosoftが案内している通り、録音開始・一時停止・停止で進める。

  1. スタートメニューで「サウンド レコーダー」を検索して起動

  2. 入力ソース(デバイス)をステレオミキサーに設定(設定できるUIがある場合)

  3. 先に再生側(YouTube等)を一時停止しておく(テストしやすい)

  4. 録音開始 → 再生開始 → 5秒後に停止

  5. 録音を再生し、内部音声だけ入っているか確認

ここで、録音が無音なら「入力ソースがマイクのまま」「ステレオミキサーが実は無効」「再生がミュート」のいずれかが多い。

うまく録れないときの典型原因(方法1)

  • ステレオミキサーが表示されない:環境依存。次章の方法2へ移るのが早い

  • 録音はできるが音が小さい:Windowsの音量ミキサー(アプリ別)で対象アプリが絞られていることがある

  • マイクが混ざる:録音ソースがマイクになっている/録画ツール側のマイクがON、など複合要因


方法2:AudacityのWASAPIループバックで内部音声のみを高音質録音する(最短で成功率高め)

ステレオミキサーが見当たらない場合、いちばん成功しやすいのがAudacityのWASAPIループバックだ。Audacity公式マニュアルでは、WindowsでWASAPIを選び、(loopback)入力を選択する手順が明確に案内されている。

WASAPIループバックとは(ざっくり理解)

あなたが聴いている再生デバイス(スピーカー・ヘッドホン)の出力音を、同じPCの中で“録音入力”として取り込む仕組みだ。だから、ステレオミキサーが無い環境でも録れる。

Audacityで内部音声を録る手順(Windows 11)

  1. Audacityを起動する

  2. 上部のデバイス設定(Audio Host)を Windows WASAPI にする

  3. 録音デバイス(Recording Device)を (loopback)付きのものにする

    • 例:「Speakers (loopback)」のような表記

  4. チャンネルは基本ステレオ(必要に応じて)

  5. 録音ボタン → 録りたい音を再生 → 停止

  6. 保存(プロジェクト保存と、音声としての書き出しは別。用途に合わせる)

ここで一番多い失敗は「録音デバイスがマイクのまま」または「(loopback)の付いていないデバイスを選ぶ」こと。選ぶべきはあなたが聴いている再生デバイスの(loopback)だ。

イヤホン・Bluetoothでも録れる?(結論:録れるが“選ぶ先”が変わる)

WASAPIループバックは再生デバイスに紐づく。
イヤホンで聴いているなら、イヤホン側の(loopback)を選ぶ必要がある。Bluetoothはデバイス名が複数出ることがあり、試し録りで当てるのが早い。

音量が小さい、片耳になる、ノイズが出るとき

  • 音量が小さい:まず再生アプリの音量、次にWindowsのアプリ別音量を確認。最後にAudacity側の入力レベル調整

  • 片耳(モノラル):チャンネル設定やデバイス側の出力モードを確認

  • キーンというハウリング:ループバックで録音しているのに、ソフト側で「再生しながら入力を監視」する設定が有効だと内部フィードバックを起こすことがある。Audacityフォーラムでも、ループバックと“Software Playthrough”の組み合わせがフィードバックの原因になり得ると指摘されている。

WASAPIで録音が途中で止まる/無音になることがある?

環境によっては無音状態で止まる挙動を相談している例もあり、対処としてWindowsのサウンド設定画面を開いておくと継続しやすい、というユーザー報告がある。ただしこれは環境依存で再現性が一定ではないため、まずは「別デバイス(loopback)を選ぶ」「別の再生デバイスに切り替える」など基本を優先するとよい。


方法3:Xbox Game Barで内部音声のみを“録画として”残す(音声抽出も可)

「音だけでいいけれど、設定が難しいのは避けたい」「画面もついでに残したい」なら、Game Barは候補になる。重要なのはマイクを確実にオフにすること。

マイクを混ぜない(Game Barの最重要ポイント)

Game BarはマイクのON/OFFが分かれている。一般向け解説でも、マイクアイコンをオフにしておけば余計な雑音が入らないと説明されている。
また、設定画面で録音するオーディオやマイク音量を調整する説明もある。

やることは2つだけ

  1. マイクアイコンをオフ(斜線状態)にする

  2. 録音対象の音声(システム/ゲーム等)の設定を確認する

Game Barで「音が入らない」場合の見直し

  • Windowsの音量ミキサーで対象アプリがミュートになっていないか

  • Game Bar側でオーディオ関連をミュートしていないか

  • そもそも録画対象がGame Barの想定とズレていないか(アプリによって得手不得手がある)


方法4:Snipping Toolの画面録画で音も一緒に残す(軽量用途)

Windows 11では標準ツールで録画できる選択肢が増えている。Snipping Toolでも録画時に音声ソースを選べるという説明がコミュニティ投稿で言及されている。
ただし、環境やバージョンでUIが変わる可能性があるため、ここは“録画の手軽ルート”として位置づけ、音声のみを確実に残したいなら方法2(Audacity)を優先するのが無難だ。


内部音声のみ録音で失敗しないチェックリスト(マイク混入ゼロ)

内部音声のみを狙う場合、最終的にここを通れば失敗しにくい。録音を始める前にチェックしておこう。

チェックリストA:録音ソースの確認

  • Sound Recorderの入力がマイクではなく、ステレオミキサー等になっている(方法1)

  • AudacityのホストがWindows WASAPIになっている(方法2)

  • Audacityの録音デバイスが「(loopback)」付きになっている(方法2)

チェックリストB:マイク混入経路を潰す

  • Game Barを使うならマイクアイコンがオフになっている(方法3)

  • 録画ツールを使うならマイク入力を無効/ミュートにしている

  • 録音中にマイクが物理的にONになっていない(ヘッドセット等)

チェックリストC:5秒テストで“合格条件”を確認

  • 波形が動く(無音ではない)

  • 自分の声を出しても入らない(マイク混入なし)

  • 通知音が入るなら、通知を切る運用に切り替える

  • 片耳になっていない(左右バランス)


症状別トラブルシューティング(無音・小さい・ステレオミキサーがない)

うまくいかないときは、原因を“症状”から切り分けると早い。

症状→原因→対処 早見表

症状 よくある原因 最短の対処
無音(波形が動かない) 入力ソースがマイクのまま/(loopback)ではない 方法2なら(loopback)を選び直す
無音(波形は動くが音が入らない) 再生アプリがミュート/アプリ別音量がゼロ Windows音量ミキサーで対象アプリを確認
音が小さい 再生音量が小さい/入力レベルが低い 再生→OS→アプリの順に上げる
マイクが混ざる マイク入力がON/ツール側のマイクON Game BarのマイクOFF確認
ステレオミキサーがない 機種/ドライバで非表示 こだわらず方法2へ(WASAPI)
途中で止まる ツール仕様/環境依存 Sound Recorderは3時間制限を踏まえ分割

ステレオミキサーが見当たらない(結論:よくある。WASAPIへ)

ステレオミキサーは、環境によって表示されないことがある。実際にSurface Laptopで「見つからない」という相談もある。
この場合は深追いせず、AudacityのWASAPIループバックに切り替えるのが、最短で成功率が高い。Audacity公式手順がそのまま使える。


よくある質問(Windows 11 内部音声のみ 録音)

内部音声だけをMP3で保存できますか?

保存形式はツールによって異なる。Sound RecorderはMicrosoftの案内の通り録音はできるが、形式の自由度は限定されがちで、用途次第ではAudacityで書き出し形式を選ぶほうが管理しやすい。まずは「必要な形式が何か(MP3/WAVなど)」を決め、音質優先ならWAV、容量優先ならMP3のように選ぶとよい。

イヤホン使用時でも内部音声のみ録音できますか?

できます。WASAPIループバックでは「あなたが聴いている再生デバイス」に対応する(loopback)を選ぶのがポイントだ。

自分の声が混ざるのを完全に止めたいです

最短は次の順番だ。

  1. Game Barなど録画ツールを使うならマイクアイコンをオフ(斜線)

  2. Audacityなら録音デバイスが(loopback)になっているか確認

  3. 5秒テストで「声が入らない」ことを確認してから本番に入る


まとめ:あなたの環境で最短に成功する選び方

内部音声のみ録音は、最初に「ステレオミキサーがあるか」を確認し、なければAudacityのWASAPIループバックへ移るのが最短だ。WASAPIループバックはAudacity公式でも手順が明確で、ステレオミキサーがなくても再生音を録れる。

  • ステレオミキサーがある → 方法1(インストール不要で手軽)

  • ない / 見つからない → 方法2(成功率が高く高音質)

  • 画面も必要 → 方法3〜4(録画として残して後で音声抽出も可)

最後に、録音対象が配信・著作物の場合は、規約と著作権(私的複製の条件や例外、保護手段回避の問題)を踏まえて安全に扱おう。


参考にした情報源