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VALORANTのLFTとは何か|意味・FAとLFPの違い・投稿テンプレ完全版

VALORANTのタイムラインやDiscordで「LFT」を見かけても、意味や使い方が曖昧なままだと、応募も投稿も踏み出しづらいものです。LFTはただの略語ではなく、「誰が」「どんな目的で」「どんな条件で」仲間やチームを探しているかを短い文字数で伝えるための合図です。しかし、競技寄りの移籍文脈と、ランク固定を探す一般募集の文脈が混ざりやすく、FAやLFPなどの関連語も含めて理解していないと、投稿が読まれない・ミスマッチが起きるといった失敗につながります。

本記事では、VALORANTにおけるLFTの意味と使われる場面を整理したうえで、FA・LFPとの違い、LFT投稿に書くべき必須項目、そしてそのまま使えるテンプレと例文までをまとめて解説します。読み終えたときには、用語の不安がなくなり、自分の目的に合う形で「今すぐ投稿できる状態」まで整います。

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VALORANTのLFTの意味と使われる場面

LFTはLooking For Teamの略

VALORANT界隈で頻繁に見かける「LFT」は、Looking For Teamの略で、「チームを探しています」「所属先を探しています」という意思表示として使われます。投稿する側は個人で、受け手はチーム運営者やロスターを探しているプレイヤー、固定メンバーを増やしたいグループなどです。
この用語が便利なのは、短い文字数で募集の意図が明確に伝わる点にあります。たとえば「固定探し」「メンバー募集」と書くよりも、界隈の共通語として「LFT」を使うことで、募集を探している人のタイムライン検索やコミュニティ内検索に引っかかりやすくなります。

一方で、LFTは「募集の形式」を示す言葉であり、内容が薄いままだと反応は得にくい傾向があります。LFTと書けば人が集まるわけではなく、読み手が判断する材料が必要です。読み手の立場で考えると、次のような疑問がすぐに浮かびます。

  • どの地域で、どの時間帯に活動できるのか

  • どのロールを任せられるのか、または何が得意なのか

  • どれくらいの温度感で取り組みたいのか(ランク重視か、大会志向か)

  • 連絡手段は何か(DMなのかDiscordなのか)

  • どれくらい継続して参加できるのか(単発か長期か)

LFTはあくまで入口です。入口を作ったうえで、「相手が次の一歩(連絡)を踏み出せる情報」をセットで示すことが重要です。特にVALORANTはロール分担がはっきりしており、エージェントプールや得意役割がマッチングの成否を左右します。そのためLFT投稿では、プレイの役割と活動条件を最優先で明確にするのが基本になります。

また、LFTは英語圏のゲームコミュニティ由来の言葉なので、英語表記のまま使われることが多いです。日本語コミュニティでも「LFT」という3文字は共通認識になっており、検索性の観点でも英字のまま使うメリットがあります。逆に「チーム探してます」とだけ書くと検索で拾われにくく、同じ目的の人に届く確率が下がります。反応を増やしたい場合は、「LFT」を含めたうえで、後半に条件を整理して書くのが定石です。

競技シーンのLFTと一般プレイヤーのLFT

LFTがややこしく見えるのは、同じ言葉が二つの文脈で使われるからです。結論としては、競技シーン寄りのLFTと、一般プレイヤー(固定・コミュニティ)寄りのLFTで、読み手が想定するゴールが変わります。ここを押さえると、投稿の見方も書き方も安定します。

競技シーン寄りのLFTは、主にロスター(所属チーム)を探すための投稿です。目標が明確で、次のシーズンの活動先、スクリム環境、アマ大会や上位大会の出場を見据えた所属先探しなど、長期の枠組みで動くケースが多いです。この文脈では、プレイ実績(過去の戦績、参加大会、結果、到達ランク)、役割(IGL可否、サポート適性)、チーム経験(ロスター運用の理解、スクリム参加経験)といった情報が重視されます。相手は「チームとして勝つ」ことを目的に人材を探しているため、スキルだけでなく、継続性やコミュニケーション能力も評価対象になります。

一方で、一般プレイヤー寄りのLFTは、ランクを一緒に回す固定探し、定期的に遊ぶ仲間探し、アマ大会に向けた即席チーム探しなど、より日常的で柔軟な目的を含みます。ここでは「雰囲気」「活動時間」「VCの有無」「温度感(ガチかエンジョイか)」「年齢帯」など、人間関係の相性に直結する条件が重要になります。読み手は「この人と一緒に遊んでストレスがないか」「同じ時間に集まれるか」を気にしているため、実績よりも生活リズムと性格面の明示が効きやすい傾向があります。

この二つの文脈が混ざると、「LFTと書いてあるのに条件が何もない」「競技志向なのに目的が曖昧」「固定探しなのに実績だけが並んでいる」など、読み手が判断しにくい投稿になります。そこで、投稿の冒頭で「競技」「ランク固定」「アマ大会」など目的を明記し、本文で条件と情報を整理すると誤解が減ります。
また、読む側も「このLFTはどちらの文脈か」を先に判定すると、必要な情報が見えやすくなります。競技寄りなら実績と役割、一般寄りなら活動条件と雰囲気。この見分けができるだけで、募集の効率が上がります。

LFTとFAとLFPの違い

FAは契約・移籍文脈で使われやすい

LFTと並んで見かける用語に「FA」があります。FAは一般にFree Agentの略で、ゲームコミュニティでは「所属が決まっていない」「移籍先を探している」「契約がない(または更新が未確定)」といった状態を示すために使われます。VALORANTの競技文脈では、LFTよりもさらに「立場・状況」を強く示す言葉として受け取られやすい傾向があります。

整理すると、LFTは「チームを探している」という行動の意思表示で、FAは「所属の状態」を表すニュアンスが強めです。そのため、競技寄りの投稿では「LFT/FA」と併記されることがあります。併記する狙いは、見る側(チーム側)が「交渉や加入の可否」を判断しやすくすることです。たとえば、すでに所属がある選手が「LFT」と書く場合は、移籍条件や契約状況が絡むことがあります。反対にFAであれば、所属面の障壁が小さい可能性が高く、チームとしては声をかけやすい、という解釈になりやすいわけです。

ただし一般プレイヤーの固定探しで、毎回FAまで使う必要はありません。固定やコミュニティの文脈では、契約という概念が薄く、FA表記は読み手によっては大げさに見える場合があります。基本方針としては、次のように使い分けると誤解が減ります。

  • ランク固定・コミュニティ寄り:LFT中心で十分

  • 競技志向で所属状況を明確にしたい:LFT/FAの併記が有効

  • チーム運営や大会出場を意識し、移籍・加入の話が前提:FAの説明を添えると親切

また、FAと書いたからといって、すべてが無条件に動ける状態だとは限りません。学業や仕事の都合、活動時間の制約、目標の違いなど、実際の条件は別に存在します。したがって、競技寄りの募集ではFAの表記と同時に「活動可能時間」「目標」「求める環境」を書いておくと、連絡の質が上がります。条件が明確だと、ミスマッチの連絡が減り、話が早くまとまります。

LFPはチーム側の募集、LFTは個人側の募集

次に混同されやすいのが「LFP」です。LFPはLooking For Playerの略で、「選手を探しています」「メンバーを募集しています」という意味です。ここが非常に重要で、LFTは個人側の募集、LFPはチーム側の募集という関係になっています。
同じ募集でも、立場が逆になるだけで、書くべき内容も読み手の目線も変わります。

LFT(個人側)は、「自分はこういう役割で、こういう条件で参加できるので、受け入れてくれるチームや固定を探しています」という形です。したがって、主語は自分になり、強み・役割・条件が中心になります。
一方でLFP(チーム側)は、「この目標を持つチームが、こういう条件・役割の人を探しています」という形です。主語はチームであり、求める人物像、チームの方針、活動実態(練習頻度、雰囲気、IGL有無、方針の決め方)などが中心になります。

ここを理解していないと、たとえば「LFP」と書いているのに内容が自己紹介になっていたり、「LFT」と書いているのにメンバー要件だけが並んでいたりして、読み手が混乱します。検索性にも影響します。LFTで探す人はLFTの投稿を、LFPで探す人はLFPの投稿を主に見ています。タグやキーワードがずれていると、届くべき相手に届きません。

また、VALORANTはエージェント相性や役割分担が大きいゲームなので、LFP側は「何のロールが不足しているか」を明確にし、LFT側は「何ができるか」を明確にすると、連絡の精度が上がります。
たとえばチームがコントローラー不足なら、LFPは「コントローラー(ヴァイパー、オーメン等)を募集」と書き、LFTは「コントローラーメイン、セット理解あり、スモーク担当可能」と書く。こうして情報が噛み合うと、トライアウトや通話の前から期待値を揃えやすくなります。

LFT投稿に書くべき項目

必須情報(ロール、ランク、活動時間、地域、連絡手段)

LFT投稿で反応が集まりやすい人ほど、「最初の一読で判断できる形」に情報を整えています。読み手は多数の投稿を流し見していることが多く、文章が上手いかよりも、必要情報が揃っているかを優先します。したがって、まずは必須情報を欠かさないことが最重要です。ここでは、最低限入れておきたい項目を、なぜ必要なのかと併せて整理します。

1)ロール(役割)
VALORANTは役割分担が明確で、同じデュエリストが複数いてもチームは成立しにくい場面があります。逆にコントローラーやセンチネルが不足している固定は多く、需要は偏りがちです。ロールを明示すると、必要としている相手が見つけやすくなります。さらに「メインロール+サブ可」まで書けると、連絡が増えやすくなります。
例:コントローラーメイン/センチネルも可、フレックス可、IGL可否など。

2)ランク(現在と最高)
現在のランクだけでは実力の幅が見えにくいため、可能なら「Peak(最高到達)」も併記すると親切です。たとえば今がダイヤでも、過去にイモータル経験があるなら、チーム経験や理解度を期待されやすくなります。反対に今が上振れしているだけかもしれないと疑われるリスクも下げられます。
また、固定や大会では「近いランク帯で組みたい」という需要が強いため、ランクはマッチングの入り口になります。

3)活動時間(曜日と時間帯)
最もミスマッチが起きやすいのがここです。うまくても、時間が合わなければ続きません。平日と休日で分けて、だいたいの開始時刻と終了時刻を書くだけで、連絡の質が上がります。
例:平日21〜24時、土日は昼〜深夜のどこか、週○日など。
競技寄りなら「スクリム可能日」「練習日数」「突発対応の可否」まで書くと精度が上がります。

4)地域(サーバー・居住地域・言語)
VALORANTはサーバーや言語が合わないとコミュニケーションの質が落ちます。基本は「JP(東京サーバー)」などで十分ですが、国際混成を想定するなら使用言語も併記すると親切です。
例:JP/EN可、APAC可など。

5)連絡手段(DM/Discordなど)
連絡の導線がない投稿は、反応を取りこぼします。XならDMが基本ですが、Discordでの通話やトライアウトが前提なら、Discord IDやサーバー誘導も用意するとスムーズです。
ただし、公開範囲に抵抗がある場合は「連絡はDMで、Discordは個別に共有」でも問題ありません。

これらを短く箇条書きでまとめるだけで、募集として成立しやすくなります。文章量よりも整理が重要で、特にLFTは「パッと見の分かりやすさ」が強く効きます。

差がつく情報(実績、強み、プレイスタイル、求める環境)

必須情報を揃えたうえで、さらに反応率を上げたい場合は「差がつく情報」を足します。ここで大切なのは、盛ることではなく、読み手が一緒にプレイしたときのイメージを持てるようにすることです。相手が判断しやすい情報を少量入れるだけで、連絡の質が上がり、ミスマッチが減ります。

1)得意エージェントとエージェントプール
ロールだけよりも、具体的なエージェントが分かると編成を想像できます。2〜4体程度に絞ると読みやすく、信頼も得やすいです。
例:コントローラー:オーメン、ヴァイパー/センチ:キルジョイ程度。

2)強み(具体行動で書く)
「撃ち合いに自信があります」だけだと抽象的なので、「どういう強みか」を行動で示すと伝わります。
例:

  • 情報取りのタイミングが良い(ドローン・犬の使い方、ピーク管理)

  • セットの理解がある(ポストプラント、リテイクの形を作れる)

  • コミュニケーションが丁寧(報連相、ミニマップ共有、要求ができる)

  • IGL可(ラウンドプラン、ミッドラウンドの修正ができる)

3)プレイスタイル(温度感を含める)
競技寄りなら勝ちにいく姿勢が前提になりやすいですが、一般固定では「雰囲気」を重視する層も多いです。自分の温度感を明確にすると、合う相手だけが連絡してくれます。
例:

  • 反省会はしたいが、暴言は不可

  • 試合中は集中、オフは雑談OK

  • ガチ寄り、エンジョイ寄り、どちらも可など

4)実績(過不足なく)
実績は書ける範囲で構いません。大会入賞歴やチーム経験があるなら簡潔に。ない場合は、代わりに「週○回は振り返りをしている」「クリップを見て改善している」など、成長姿勢を示すのも有効です。大事なのは、相手が期待値を置ける材料を提示することです。

5)求める環境(条件の明文化)
ここを曖昧にすると、加入後のトラブルにつながります。先に書いておけば、合わない相手からの連絡が減り、合う相手とだけ話が進みます。
例:

  • VC必須、無言不可

  • 練習頻度:週○回

  • 長期で活動したい

  • 目標:アマ大会優勝、○○到達など

差がつく情報は、長文にする必要はありません。1行ずつ、箇条書きで十分です。むしろ長すぎると読まれないため、「判断材料として必要最小限」を意識すると、反応の質が上がります。

そのまま使えるLFTテンプレと例文

競技志向向けテンプレ

競技志向のLFTは、相手が「戦力としての適合」と「継続性」を見ます。したがって、実績・役割・稼働が分かる形式にすると、連絡が具体化しやすくなります。以下は、X投稿やDiscord募集にそのまま貼れる形を想定したテンプレです。

LFT(競技)

  • Region:JP

  • Role:メインロール/サブロール

  • Rank:現在○○ / Peak○○

  • Agents:○○、○○、○○

  • Experience:チーム歴○年、アマ大会出場○回、最高成績○位 など

  • Availability:平日○時〜○時、土日○時〜○時、週○日

  • Goal:○○(例:アマ大会上位、長期ロスター、予選突破を目指す)

  • Strength:IGL可否、報連相、セット理解など

  • Contact:DM(DiscordはDMで共有)

このテンプレで重要なのは、Goal(目標)Availability(稼働)です。競技寄りのチームはスクリムや練習頻度が前提になり、時間が合わないと話が進みません。また、RoleとAgentsは編成とセット作りに直結します。ここが明確だと、トライアウトに進む確率が上がります。

さらに一歩進めるなら、「求める環境」も短く添えると親切です。たとえば「週○回のスクリムがある環境希望」「VODレビューを回せる環境希望」などです。チーム側も自分たちの運用に合うか判断しやすくなり、やり取りの回数が減ります。

ランク固定向けテンプレ

ランク固定向けは、競技よりも「継続できるか」「気持ちよく遊べるか」が重要になりやすいです。そこで、活動時間と雰囲気条件を分かりやすく書くのがコツです。

LFT(ランク固定)

  • サーバー:東京

  • ランク:現在○○ / 最高○○

  • ロール:○○(サブ:○○)

  • プレイ時間:平日○時〜○時、土日○時〜

  • VC:可(Discord)

  • 希望:暴言なし、報連相できる方、勝ちたいが雰囲気も大切 など

  • 連絡:DM

ランク固定でよく起きるトラブルは、温度感のズレです。勝ちたい気持ちが強い人と、雑談メインの人が組むと、どちらも不満を抱えやすくなります。したがって、「ガチ寄り/エンジョイ寄り」「反省会の有無」「指示OKか」などを先に明記すると、合う相手とだけ繋がりやすくなります。

また、ロールの偏りも固定では問題になりやすいです。デュエリスト希望が多い環境では、フレックスやサポート寄りだと声がかかりやすい一方、デュエリスト希望なら「エントリーできる」「ヨル・ジェット等の得意」など、役割としての価値を示すと連絡が増えます。

コーチ・アナリスト向けテンプレ

VALORANTのチーム活動では、コーチやアナリストを求める層も存在します。ただし、プレイヤー募集と違って「何ができるか」が伝わらないと話が進みません。できることを具体的に書くのがポイントです。

LFT(コーチ/アナリスト)

  • 対象:アマ〜準競技(目標:○○)

  • 提供できること:VODレビュー、セット作成、スクリム調整、データ整理、対策案作成

  • 稼働:週○日、○時以降(通話可否も)

  • 進め方:週次で振り返り、課題抽出、次週のテーマ設定 など

  • 実績:○○(あれば)

  • 連絡:DM

コーチ・アナリスト枠は、期待値のすり合わせが特に重要です。チームによっては「戦術を全部作ってほしい」という期待がある一方、「軽いVODレビューだけで十分」という場合もあります。そこで、テンプレに「提供範囲」と「進め方」を入れると、ミスマッチが大幅に減ります。
また、守秘や個人情報の扱いも絡むため、最初から詳細な情報を公開しすぎない配慮も必要です。連絡後に通話で擦り合わせ、合意してから具体化する流れが安全です。

LFTでチームが見つかる探し方と注意点

X・Discord・募集サイトの使い分け

LFTで成果が出ない原因の多くは、「投稿内容」だけでなく「場所選び」が合っていないことにあります。VALORANTの募集は、X(旧Twitter)、Discord、募集サイトや掲示板など複数の場に散らばっています。それぞれ特性が違うため、自分の目的に合わせて使い分けると効率が上がります。

1)X(旧Twitter)
Xは拡散力が強く、短時間で多くの人に届く可能性があります。ハッシュタグやキーワード検索に引っかかりやすく、LFT文化が根付いているため、投稿の心理的ハードルも低めです。
ただし流れが速く、投稿が埋もれやすいという弱点があります。反応を取りたい場合は、次の工夫が有効です。

  • 重要情報を先頭に置く(ロール・ランク・活動時間)

  • 箇条書きで読みやすくする

  • 投稿の時間帯を合わせる(夜の活動時間帯に投稿すると見られやすい)

  • 定期的に再掲する(短くリポスト用の文を用意する)

2)Discordコミュニティ
Discordは「目的が近い人が集まる」強みがあります。たとえば固定募集が盛んなサーバー、アマ大会参加者が集まるサーバーなど、コミュニティの色が分かれているため、合う場所を選ぶとミスマッチが減ります。
また、通話や即席パーティを組みやすいのもDiscordの利点です。Xで繋がってからDiscordへ移るより、最初からDiscordで探すほうが早いケースもあります。
注意点としては、サーバーごとに募集テンプレやルールがある場合が多いことです。投稿前に固定メッセージやルールを確認し、形式に沿って出すとトラブルを避けられます。

3)募集サイト・掲示板・専用プラットフォーム
募集サイト系は、投稿が流れにくく、条件検索やカテゴリ分けがある点が強みです。Xのようにタイムラインで流れてしまう問題を避けやすく、探す側も「LFT」「LFP」を目的別に見られるため、合致する相手に届きやすいことがあります。
特に「条件で絞って探したい」「投稿が埋もれるのが嫌だ」という場合は、募集サイトの併用が効果的です。

結論として、最短で成果を出すなら、Xで広く告知し、Discordや募集サイトで深くマッチングするという併用が堅実です。投稿が一度で決まらなくても、接点を増やしていくと候補が溜まり、比較しながら選べるようになります。

トラブル回避(条件の明確化、通話・トライアウトの進め方)

LFTは出会いの入口ですが、入口が広い分、ミスマッチやトラブルも起きやすい領域です。特に「加入後に条件が違った」「雰囲気が合わない」「練習頻度が想定と違う」といった問題は、事前に防げるものが多いです。ここでは、実務的に効く回避策を整理します。

1)条件の明確化は最初に行う
トラブルの大半は、情報不足から生まれます。投稿時点で全てを公開しなくてもよいですが、最低限、次の点は明記しておくと安全です。

  • 活動時間と頻度(週何回、何時から何時)

  • VCの必須可否

  • 目標(ランク、アマ大会、スクリムなど)

  • NG事項(暴言、無断欠席、過度な指示、指示拒否など)

  • 年齢帯の希望(必要な場合のみ)

これらは繊細な話題も含むため、書き方は丁寧にすると角が立ちにくいです。たとえば「暴言なしでお願いします」「指示は相談しながら」など、否定ではなく希望として書くと受け入れられやすくなります。

2)通話は短時間で一度挟む
テキストだけでは雰囲気が分かりません。最初に15〜30分程度の通話を挟み、目的と条件をすり合わせるだけで、加入後のトラブルはかなり減ります。確認すべきポイントは次の通りです。

  • 何を目標にしているか(勝ちたいのか、楽しみたいのか)

  • どれくらいの頻度で集まれるか

  • 指示や反省会の方針(必要か、どの程度か)

  • ロールの分担と、苦手エージェントの扱い

  • 連絡手段と遅刻欠席時のルール

通話の時点で違和感があれば、無理に進めないことも重要です。LFTは「合う場所を探す」行為であり、断ることは失礼ではありません。むしろ早めに判断したほうが、お互いに時間を無駄にしません。

3)トライアウトは目的に合わせて設計する
競技寄りならトライアウト(お試し参加)を設けると、実力と相性を公平に判断できます。一般固定でも、いきなり固定化せず、数試合だけ一緒に回してみる段階を設けると安全です。
トライアウトで見るべきポイントは、単純なKDだけではありません。VALORANTは連携ゲームなので、次の要素も重要です。

  • 報連相の質(簡潔で必要十分か)

  • 役割理解(無理なピークをしない、合わせを待てる等)

  • ミス後の態度(雰囲気を悪くしない、改善姿勢がある)

  • ルール遵守(集合時間、連絡、途中抜けの扱い等)

4)継続ルールを簡単に決める
長期活動になるほど、ルールがないと揉めます。堅い契約のようにする必要はありませんが、最低限だけ決めると安定します。
例:

  • 予定は前日までに共有

  • 欠席は開始○時間前までに連絡

  • トラブル時は個人攻撃をしないで話し合う

  • 目標の見直しは月1回行う

こうした小さな取り決めが、結果的に空気を守ります。LFTで出会った相手ほど、最初の取り決めが「チーム文化」になります。最初に丁寧に整えておくと、後々のストレスが減り、活動が続きやすくなります。