VALORANTで「先に見えたのに撃ち負ける」「エイムは合っているはずなのに反応が遅い」と感じたことはありませんか。
その違和感の正体は、エイム力や反射神経ではなく、グラフィック設定が原因であるケースが少なくありません。
VALORANTは、わずかなFPS低下や入力遅延が撃ち合いの勝敗を分ける、非常にシビアなFPSです。
しかし、設定項目は多く、「全部Lowが正解なのか」「FPSは無制限がいいのか」「Reflexはオン+ブーストにすべきか」など、情報が錯綜しやすいのも事実です。
その結果、プロ設定を真似しただけで逆に不安定になったり、自分のPC性能に合わない設定で不利を抱え続けている人も少なくありません。
本記事では、VALORANTのグラフィック設定を
低遅延・FPS安定・視認性という3つの軸で整理し、
・目的別に使えるおすすめテンプレ
・144Hz/240Hz環境で失敗しないFPS上限の考え方
・カクつきやFPS低下を最短で切り分ける手順
までを、初心者にも分かるように丁寧に解説いたします。
「とりあえずこの設定にしておけば大きく損をしない」
「自分の環境に合わせて調整できるようになる」
そんな安心感と再現性を得たい方は、ぜひ最後までご覧ください。
※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。
VALORANTグラフィック設定で勝ちやすさが変わる理由
FPSと入力遅延と視認性の関係
VALORANTは「先に見えて、先に撃てたほうが勝ちやすい」ゲームです。そのため、グラフィック設定は単に見た目の好みではなく、撃ち合いの結果に直結しやすい3つの要素を動かします。
1つ目がFPS(フレームレート)です。FPSが高いほど画面の更新回数が増え、敵のストレイフやジャンプ、ピークの動きが滑らかに見えます。視覚情報が細かくなるほど「見えた瞬間」の精度が上がり、置きエイムの微調整やトラッキングも安定します。特に144Hz以上のモニターでは、表示側の更新頻度を活かすためにもFPSの確保が重要です。
2つ目が入力遅延(システム遅延)です。マウスを動かしてから照準が動き、クリックしてから弾が発射され、結果が画面に反映されるまでには、PC内で複数の処理が挟まります。ここが大きいと、同じタイミングで撃っているつもりでも相手より遅れやすく、ピーク勝負で不利になりがちです。設定の中には、描画の待ち時間を増やしてしまうもの(VSyncなど)もあり、逆に待ちを減らして遅延を下げる仕組み(Reflexなど)もあります。これらを理解しておくと「なぜこの設定が競技向けと言われるのか」が腹落ちしやすくなります。
3つ目が視認性です。影、ブルーム(光のにじみ)、歪み、ビネット(周辺減光)などの演出は雰囲気を良くする一方で、敵の輪郭や色の差を埋もれさせることがあります。VALORANTは一瞬の視認が勝敗を分けるため、余計な情報を減らして「敵だけが浮いて見える」状態を作ることが、結果としてエイムの安定につながります。
大切なのは「全部を最小にすれば必ず強くなる」という単純な話ではない点です。低設定に寄せすぎると輪郭がジャギジャギして見づらかったり、遠距離が潰れて見落としが増えたりします。逆に高設定は見た目が綺麗でも、FPS低下や遅延増加で撃ち合いに不利が出ることがあります。最適解は、自分の環境で安定して出せるFPSを土台にしつつ、遅延を減らし、視認性を上げることです。
公式スペックから分かる性能の目安
設定を決める前に、まずは「自分のPCがどの帯なのか」を把握しておくと失敗しにくくなります。VALORANTは比較的軽い部類とはいえ、目標FPSが60なのか144なのか、あるいは240を狙うのかで求められる余力が変わります。
目安として考えたいのは次の3段階です。
動作優先(まず遊べる):フルHDでプレイ自体は可能だが、戦闘中に落ち込みやすい。まずは安定化が最優先。
快適帯(60fps〜):視認性と安定の両立が現実的。設定で伸びしろも作りやすい。
競技帯(144fps以上):低遅延設定の恩恵が出やすい。モニター性能を活かしやすい。
ここで重要なのは、平均FPSだけを見ないことです。たとえば平均が200出ていても、戦闘の瞬間に120まで落ちるなら体感は「重い」「撃ち負ける」になりがちです。逆に平均が160でも、戦闘中にほとんど崩れないなら勝ちやすさは上がります。設定は「最高値」よりも「落ち込みの少なさ」を意識して作ると、ランクが安定しやすくなります。
VALORANTグラフィック設定のおすすめテンプレ3種類
低遅延重視テンプレ(競技向け)
このテンプレは、撃ち合いを最優先に「入力遅延を減らし、視界をシンプルにする」方向へ寄せます。144Hz以上のモニターを使い、ピーク勝負やトレードで勝ちやすくしたい人に向きます。
基本方針
描画の待ち時間を増やす設定は切る(VSyncなど)
余計な演出を減らして敵の輪郭を拾いやすくする
可能なら低遅延系の機能を使う(Reflexなど)
品質は下げるが、見づらくなる項目は最低限検証する
おすすめの考え方(目安)
表示モード:フルスクリーン
VSync:オフ
NVIDIA Reflex低遅延:オン(余力があればオン+ブーストも検証)
マルチスレッドレンダリング:オン(CPUに余力があるほど恩恵が出やすい)
マテリアル/テクスチャ/ディテール/UI品質:低
影:オフ(または最小)
ブルーム/歪み/ビネット:オフ
明瞭度向上:オン(見やすいと感じる人が多い)
このテンプレのメリットは、視界がスッキリして敵が見つけやすくなること、そして遅延が減って反応が軽く感じやすいことです。デメリットは、画質が荒くなるため好みが分かれる点と、低設定に寄せすぎると逆に遠距離が見づらくなる可能性がある点です。まずはこのテンプレで土台を作り、見づらさが出た項目だけ次の章で微調整していくのが安全です。
安定重視テンプレ(スパイク対策)
「平均FPSは出ているのに、撃ち合いの瞬間だけガクッと落ちる」「特定のマップやスキルの重なりでカクつく」という人は、低遅延よりもまず安定化を優先したほうが勝率が上がりやすいです。フレームタイムが荒れると、照準の感覚が毎回変わってしまい、エイムの再現性が崩れます。
基本方針
重くなる演出は切る(影、ブルーム、歪みなど)
FPSを“出せるだけ出す”より、“崩れない上限”で固定する
温度・バックグラウンド・録画など、設定以外の要因も一緒に整理する
おすすめの考え方(目安)
表示モード:フルスクリーン
VSync:オフ
Reflex:オン(オン+ブーストは環境次第で検証)
品質:低〜中(見づらくならない範囲で)
FPS上限:モニターHz付近で固定(後述)
バックグラウンド:ブラウザ、録画、常駐ソフトを整理して比較する
固定上限は「最大FPSが下がって損」ではありません。崩れが減ると撃ち合いの感覚が一定になり、結果的に当てやすくなります。まずは上限固定を試し、改善が出たらその値を基準に、余力があるなら少しずつ上げていくと迷いません。
視認性重視テンプレ(見やすさ優先)
「敵が背景に溶けて見える」「遠距離が判別しづらい」「目が疲れて集中が切れる」といった悩みが強い場合は、視認性を優先する価値があります。視認性は“反応の速さ”そのものなので、画質の美しさとは別の意味で重要です。
基本方針
視界を邪魔する演出を切る(ブルーム、歪み、ビネットなど)
明瞭度向上を活用して輪郭を拾いやすくする
低設定に寄せつつ、AAや異方性を軽めに入れて「潰れ」を防ぐ
おすすめの考え方(目安)
品質:基本は低
明瞭度向上:オン
ブルーム/歪み/ビネット:オフ
アンチエイリアス:なし〜軽め(重くなるなら戻す)
異方性フィルタリング:2x〜4xなど軽め(重いなら下げる)
視認性重視の注意点は、余力がないPCでは設定を足した瞬間に安定性が崩れる可能性があることです。最初に安定を確保し、その範囲内で視認性を上げる順番が安全です。
目的別テンプレ比較表
| テンプレ | 目的 | メリット | デメリット | 向く人 |
|---|---|---|---|---|
| 低遅延重視 | 最小遅延・撃ち合い優先 | 反応が軽く、競技寄りの体感 | 画質が荒く、好みが分かれる | 144Hz以上・ランク志向 |
| 安定重視 | 落ち込みを減らす | 体感が一定になり当てやすい | 最大FPSは抑え気味になる | スパイクや乱高下がある人 |
| 視認性重視 | 見落としを減らす | 敵の輪郭が拾いやすい | 余力がないと重くなる | 見づらさ・疲れが強い人 |
VALORANTグラフィック設定を項目別に決めるコツ
表示モードと解像度の選び方
最初に押さえたいのが表示モードです。基本はフルスクリーンが出発点になります。ボーダーレスやウィンドウは切り替えが便利な反面、環境によっては遅延や安定性の面で不利になることがあります。まずはフルスクリーンで土台を作り、どうしても運用上必要ならボーダーレスに戻す、という順番がおすすめです。
次に解像度です。基本はモニターのネイティブ解像度(例:フルHDなら1920×1080)から始めます。ここで迷いやすいのが「重いから解像度を下げる」判断です。解像度を下げるとFPSは上がりやすい一方、遠距離や細い輪郭が潰れ、結果的に見落としが増えることがあります。撃ち合いに強くする目的なら、解像度を下げるのは最終手段に近い位置付けです。
おすすめ手順
ネイティブ解像度+フルスクリーンでスタート
テンプレ(低遅延/安定/視認性)を適用
それでも戦闘中に崩れるなら、影やディテールをさらに落とす
まだ厳しいなら、解像度を一段下げて比較(見落としが増えないか確認)
解像度を下げた場合は、射撃場だけで判断せず、デスマッチやランクで「遠距離のピークが見えるか」「スモーク抜けや暗部が潰れていないか」まで確認すると、後悔しにくくなります。
VSyncとFPS制限の考え方(Hz別の目安)
VSyncはティアリング(画面のズレ)を抑える代わりに、描画の待ちが発生しやすく、入力遅延が増えやすいと言われます。競技寄りではオフが基本です。ティアリングがどうしても気になる場合は、まずFPS上限固定で改善するか試し、それでも気になるなら別の対策を検討するほうが、遅延面の損を抑えられます。
次に大事なのがFPS制限です。ここは人によって正解が変わります。無制限が合う人もいれば、無制限が原因で乱高下し、撃ち合いの瞬間に落ちる人もいます。ポイントは「常に高い」より「崩れない」ことです。
Hz別:FPS上限の目安表(安定重視の起点)
| モニター | まず試す上限 | ねらい |
|---|---|---|
| 60Hz | 60〜120 | 安定を優先しつつ余力があれば上げる |
| 120Hz | 120〜180 | 乱高下があるなら120付近に固定 |
| 144Hz | 144〜180 | 安定しないなら144付近で固定 |
| 240Hz | 240〜300 | 余力がないなら240付近で固定 |
決め方のコツ
無制限で試す → 戦闘中に落ち込むなら固定へ
固定で安定する → 余力があるなら少し上げて再検証
固定にしても落ちる → 設定以外(熱・常駐・録画)も疑う
「上限をどこに置くか」は、PC性能だけでなく、室温やノートPCの排熱、同時起動アプリによっても変わります。大事なのは、同じ条件で比較し、撃ち合いの瞬間に崩れないラインを見つけることです。
NVIDIA Reflex低遅延の設定方針(ON/ON+Boost)
NVIDIA Reflexは、低遅延を狙う上で代表的な選択肢です。設定は大きく「オン」と「オン+ブースト」があり、考え方はシンプルです。
まずは「オン」:遅延を抑える方向へ働きやすく、多くの環境で扱いやすい
次に「オン+ブースト」:GPUが省電力状態に入りにくくなり、場面によっては遅延や安定が改善することがある
ただし、ブーストは環境によっては温度や消費電力が上がり、結果としてサーマルスロットリング(熱で性能が落ちる状態)を誘発して逆効果になることもあります。特にノートPCや小型ケース、夏場の室温が高い環境では注意が必要です。
おすすめ手順
Reflexを「オン」で1〜2試合検証(デスマッチでも可)
体感が重い/反応が遅いと感じるなら「オン+ブースト」を試す
ブーストで発熱が増えてスパイクが出るなら「オン」に戻す
上限固定と組み合わせて、体感と安定が両立する地点を探す
Reflexは“オンにすれば必ず勝てる”ではありませんが、遅延に悩む人が最初に試す価値は高い項目です。重要なのは、ブーストを含めて「安定が崩れない範囲」で使うことです。
画質項目(品質、AA、異方性、影、ブルーム等)の優先順位
画質項目は数が多く、全部を個別に詰めようとすると迷子になりがちです。そこでおすすめなのが、優先順位を決めて上から潰していく方法です。
優先順位の目安
遅延に効きやすい:表示モード、VSync、Reflex
負荷が大きい演出:影、ブルーム、歪み、ディテール
見やすさに関わる:AA、異方性、明瞭度向上
影、ブルーム、歪みは「オフにして困らない」ことが多く、しかも負荷や視認性に影響が出やすいので、まず切る価値が高いです。一方でAAや異方性は、軽く入れることで見やすくなる場合があります。ただし入れすぎると重くなることがあるため、“軽めで試して、重いなら戻す”が鉄則です。
おすすめの進め方(再現性重視)
目的別テンプレを当てる
体感で不満が出た項目だけ触る(全部を同時に変えない)
変更したらデスマッチ1回など短い単位で比較する
良くなったらその状態を保存し、次の項目へ進む
この方法にすると「何が効いたのか」が分かりやすく、迷いが減ります。最終的に自分の環境に最適化された“勝ちやすい設定”が残ります。
VALORANTのカクつきやFPS低下を切り分ける手順
まず公式要件とドライバ状態を確認する
グラフィック設定を軽くしたのに改善しない場合、原因が別にある可能性が高いです。ここで大切なのは「闇雲に設定を触り続けない」ことです。切り分けをすると、最短で原因に近づけます。
最初に確認したいのは次の項目です。
PCスペックの確認:CPU/GPU/RAM/VRAMが最低ラインを割っていないか
ドライバ更新状況:GPUドライバが古すぎないか、更新直後に不調になっていないか
Windowsの状態:大型更新直後の不調、電源プランの設定
ストレージ空き:空き容量が極端に少ないと読み込みや更新で不安定になりやすい
常駐ソフト:録画、配信、オーバーレイ、ブラウザなどがCPU/GPUを食っていないか
これらはグラフィック設定だけでは解決できない領域です。まず土台を整え、その上で設定を調整するほうが、結果として時間を節約できます。
試合だけ重い/練習場は平気、のような症状別チェック
「射撃場ではヌルヌルなのに、試合だと重い」というケースは非常に多いです。射撃場は負荷が軽く、試合ではプレイヤー人数・スキル・エフェクト・マップの見通しなどが重なって負荷が跳ね上がります。症状から原因を推定し、試す順番を決めると切り分けが早くなります。
症状別の見立て
練習場は平気、試合で重い
→ 影・ディテール・エフェクト負荷、CPU負荷、録画/配信、ブラウザ、オーバーレイの影響撃ち合いの瞬間だけガクッと落ちる
→ FPS上限の不適合(無制限で乱高下)、温度上昇、バックグラウンドの割り込み特定マップだけ重い
→ 見通しが良い箇所で負荷増、ストレージ読み込み、常駐の相性ラウンド開始やリスポーン付近で重い
→ 読み込みや裏で走る処理、録画のファイル書き込みなど
まず試す順番
影・ブルーム・歪みをオフ
FPS上限をHz付近に固定してスパイクを抑える
録画・配信・オーバーレイを切って比較する
温度(CPU/GPU)を確認し、熱で落ちていないかを見る
この順番は「効果が出やすい」「検証が簡単」という観点で組んでいます。原因の候補を潰しながら進めると、同じ悩みに再遭遇しても自力で直しやすくなります。
設定以外(バックグラウンド/温度/フルスクリーン問題)を疑う
設定だけで解決しないとき、特に見落とされやすいのがバックグラウンド負荷と温度です。VALORANTは軽いと言われることもありますが、目標が144や240になると、CPUにもGPUにも一定の余力が必要です。余力が少ない状態でブラウザや録画が走っていると、戦闘中に割り込みが入り、スパイクが発生しやすくなります。
また、温度は体感に直結します。熱でクロックが落ちると、昨日まで安定していた設定が急に重くなることもあります。室温が変わるだけでも挙動が変わるため、再現性のある検証をするなら「同じ条件で試す」ことが重要です。
チェックリスト:切り分けチェック
表示モードはフルスクリーンになっている(まずはここから)
VSyncはオフにしている(遅延と重さの原因になりやすい)
Reflexはオンで試している(オン+ブーストは環境次第で検証)
FPS上限をHz付近に固定して、落ち込みが減るか確認した
影、ブルーム、歪み、ビネットをオフにした
録画・配信・オーバーレイ・ブラウザを切って比較した
CPU/GPU温度が上がりすぎていないか確認した(熱で性能が落ちるとスパイクが出やすい)
ストレージの空き容量が十分にある(更新や書き込みで不安定になりやすい)
変更は1つずつ行い、どれが効いたか分かるようにした
このチェックリストを上から潰すだけでも、体感の重さやカクつきはかなりの確率で改善します。逆に、ここを飛ばして細かい画質項目だけを触り続けると、原因が混ざって迷走しやすいので注意してください。
VALORANTグラフィック設定のよくある質問
全部Lowで本当に有利?
有利になりやすいのは事実です。低設定にすることでFPSが上がり、影や演出が減って視界がシンプルになり、敵の動きが拾いやすくなるためです。特に競技志向のテンプレが低設定寄りになりやすいのは、この構造が理由です。
ただし「全部Lowが絶対正解」とは限りません。低設定に寄せすぎると、輪郭が荒くなって敵の判別がしづらくなったり、遠距離のピークで見落としが増えたりすることがあります。こうした場合は、AAや異方性を軽めに入れて見やすさを少し足すほうが結果的に当てやすくなることがあります。重要なのは、FPSと視認性のトレードオフを、安定を崩さない範囲で調整することです。
FPSは無制限と固定どちらが良い?
無制限は上手くハマると低遅延になりやすく、体感が軽く感じる人もいます。一方で、PCが追従できないとフレームタイムが荒れ、戦闘中に急落して逆に不利になります。
迷ったら、次の順番がシンプルです。
無制限で試す
戦闘中に落ち込みや違和感があるなら、Hz付近に固定する
固定で安定したら、余力がある範囲で少しずつ上げる
「平均が高い」より「崩れない」ほうが、撃ち合いの再現性が上がります。ランクを安定させたい人ほど、固定上限で土台を作る価値があります。
144Hzと240Hzで設定は変えるべき?
根本の考え方は同じです。違うのは、240Hzは144Hzよりもさらに高FPSを維持する負荷が大きいことです。240Hzモニターを使っていても、戦闘中に240を大きく割るなら、安定重視テンプレで上限固定に寄せたほうが体感と勝率が安定しやすいです。
また、240Hzはマウス感度やエイムのズレが体感で分かりやすい分、設定の乱高下があると違和感も増えます。まず安定を確保し、その上で低遅延寄りに寄せていくと、挫折しにくいです。
アップデート後に重くなったときは?
アップデート直後は、設定が一部変わったり、環境依存の相性が出たりして、急に重く感じることがあります。こういうときほど、やることはシンプルです。
おすすめの順番は次の通りです。
目的別テンプレ(低遅延/安定/視認性)に一度戻す
表示モード(フルスクリーン)、VSync、Reflexを確認する
FPS上限を固定して、戦闘中のスパイクが減るか試す
録画・オーバーレイ・ブラウザなどを切って比較する
温度やドライバ更新状況も含めて、設定以外の原因を疑う
アップデート後の不調は「設定を細かくいじり続ける」と悪化しやすいです。テンプレに戻して土台を作り、そこから1つずつ検証するほうが、短時間で元の快適さに戻せます。