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U-NEXTの請求がおかしい?二重請求・解約後の引き落としを3分で見分ける確認手順

クレジットカードやキャリアの明細に、見覚えのない「U-NEXT」の請求が出てきた。あるいは、同じ月に2回以上引き落とされている、解約したはずなのに請求が続いている――。こうした状況は、放置すると損をする不安が大きい一方で、慌てて問い合わせ先を間違えると、解決までに時間だけがかかりがちです。

U-NEXTの請求トラブルは、実は「二重請求」ではなく、請求タイミングのずれや契約経路の混在(Web・キャリア・Apple・Google)が原因で“おかしく見える”ケースが少なくありません。だからこそ最初にやるべきは、感覚で判断することではなく、請求の名義から請求主体を特定し、契約経路と請求回数の整合を3分で確認することです。

本記事では、「同月2回以上」「解約後の請求」「身に覚えのない請求」というよくある3パターンを、迷わない分岐で整理しながら、確認すべき画面・止めるべき契約の場所・問い合わせ先までを一直線で解説します。読み終えたときには、いま目の前の請求が正常かどうかを自分で判断でき、必要なら最短で止められる状態になります。

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U-NEXTの請求がおかしいと感じたら最初にやる3分チェック

U-NEXTの請求を見て「金額が違う」「同じ月に複数回引き落とされている」「解約したはずなのに請求がある」と感じたとき、最初にやるべきことは感覚で判断しないことです。サブスクの請求は、契約経路(どこで登録したか)と請求主体(誰が請求しているか)がずれるだけで、実態は正常でも“おかしく見える”ことが頻繁に起こります。特にU-NEXTは、Webからの登録だけでなく、キャリア決済やアプリ経由の決済が混在し得るため、確認の順番を誤ると「本来はAppleやGoogleで止めるべき支払いをU-NEXTに問い合わせてしまい、解決が遅れる」などの手戻りが発生しがちです。

そこで最短で状況を整理するために、最初の3分で「明細の名義」「U-NEXTの契約・決済情報」「請求の回数と期間」の3点だけを確認します。これだけで、(A)正常な請求、(B)二重に見えるだけ、(C)要対応(複数契約や不正利用など)のどれに近いかが判定でき、次の行動が決まります。

明細の名義で請求主体を当てる

まず最初に見るべきなのは、金額よりも“名義”です。請求がどこから来ているかで、解約手続きの場所も、返金の相談先も変わるからです。たとえば、カードの明細やキャリア明細に「U-NEXT」「ユーネクスト」などが出ている場合は、U-NEXT側の契約またはキャリア決済等が起点になっている可能性が高いです。一方で「apple.com/bill」や「APPLE.COM/BILL」のような表記がある場合、U-NEXTの月額料金がAppleのサブスクリプションとして処理されているケースがあります。Android端末であれば「Google」「GOOGLE*」のように表示されることもあります。

ここで大切なのは、「U-NEXTを使っている=U-NEXTが請求している」とは限らないという点です。視聴しているサービスはU-NEXTでも、契約がアプリ経由であれば請求処理の窓口はAppleやGoogleの側に存在します。名義を見ないまま問い合わせ先を決めてしまうと、必要な確認ができずに二度手間になりやすいです。

また、名義の見え方は決済方法や金融機関、カード会社によって多少差があります。大まかには次の発想で整理すると混乱が減ります。

  • U-NEXTらしい名義:U-NEXT側起点(Web契約、キャリア決済、決済代行経由など)を疑う

  • Appleらしい名義(apple.com/bill等):iPhone/iPadのサブスク管理や購入履歴から照合する

  • Googleらしい名義:Google Playの定期購入、購入履歴、支払い設定から照合する

  • キャリア明細に混在:キャリア決済の請求タイミング、反映遅れ、他社提供プランの可能性も確認する

名義が分かるだけで、次に開くべき画面が決まります。焦りが強いほど「とにかくU-NEXTに連絡しよう」となりがちですが、最初の一手を間違えないことが最重要です。

U-NEXTの契約・決済情報で契約経路を確認する

名義の当たりがついたら、次はU-NEXT側(ログインできる場合)の「契約・決済情報」を確認します。ここで見るべきポイントは、現在の契約状態と決済方法です。請求が“今も継続して発生する仕組み”なのか、それとも“過去の利用分が後から請求されているだけ”なのかを分けるために必要です。

確認時に意識しておきたいのは、次の3つです。

  1. 月額サービスが有効なのか、解約済みなのか

  2. 決済方法が何か(クレジットカード、キャリア決済、アプリ課金など)

  3. 解約・変更の導線がどこにあるか(U-NEXT内で完結するか、プラットフォーム側で管理するか)

ここで「自分は解約したはず」と思っていても、別の経路で契約が残っていることがあります。よくあるのは、Webで契約した後にアプリで再登録してしまい、どちらか一方しか解約できていないケースです。逆に、アプリ課金で契約しているのにU-NEXTのWeb側だけを見て「契約がない=不正請求だ」と早合点してしまうケースもあります。契約経路の確認は、後述する「同月2回以上」「解約後請求」「身に覚えなし」のすべての分岐で基礎になります。

もしログインできない場合や、登録したメールアドレスに心当たりがない場合は、複数メールでの登録や家族の利用、キャリア契約の紐づけなどを視野に入れて進める必要があります。そのときに備え、まずは“明細の名義”と“請求日・金額”を確実に押さえます。

問い合わせ前に揃える情報テンプレ

問い合わせは、最後の手段ではなく“確実に解決するための手段”ですが、情報が揃っていないと往復が増えて時間がかかります。特に請求系は本人確認や契約照合が必要になるため、必要項目をあらかじめ準備しておくほど早く終わります。

最低限、次の情報は手元にまとめておきます。可能ならスクリーンショットも用意します。

  • 明細に表示されている名義(表示そのまま)

  • 請求日(日付)

  • 金額(税込かどうかも含めて)

  • 直近2~3か月の同名義請求(同月複数回の確認に必須)

  • U-NEXTにログインできる場合は「契約・決済情報」画面の内容

  • 心当たりのある購入・レンタル・購読の有無(後で照合)

さらに、文章で伝える際は、次のテンプレに沿うと伝達ミスが減ります。

  • 事象:請求が想定と違う(同月複数回/解約後/未利用/身に覚えなし)

  • 明細名義:

  • 請求日・金額:

  • 契約経路の心当たり:Web/iPhoneアプリ/Androidアプリ/キャリア等

  • U-NEXT契約画面の状況:有効/解約済/確認できない

  • 追加情報:家族利用の有無、別メールの可能性、端末変更の有無

ここまで揃えれば、次章以降の“原因の切り分け”がスムーズになります。


U-NEXTの請求が同じ月に2回以上あるときの原因と見分け方

「同じ月に2回以上請求されている」ように見える状況は、精神的なストレスが大きい反面、実際には“二重請求ではない”ケースも多いです。ポイントは、請求が2回あること自体が即アウトなのではなく、「なぜ2回になっているか」を説明できるかどうかです。説明がつけば正常の可能性が高く、説明がつかなければ要対応の可能性が高い、という考え方ができます。

切り分けとしては、大きく3つです。

  • 未払い分が遅れて請求され、同月内に重なった

  • 複数契約が存在し、それぞれが請求されている

  • 請求の反映タイミングのズレで、同月内に複数見えている

この3つを順番に確認します。

未払い分がまとめて請求される

カードの有効期限切れ、利用限度額、通信エラーなどで支払いが一時的に失敗していた場合、後日まとめて請求されることがあります。ユーザー側は「何もしていないのに突然2回請求された」と感じますが、サービス側は「前の月の未払い分が解消された」と扱っているケースです。

未払い分があるときの“見え方”としては、次のような特徴が出やすいです。

  • 直近の月に請求が来ない期間が一度あった

  • その後、月額相当の金額が短期間に2回計上された

  • U-NEXTの利用期間と請求回数を並べると辻褄が合う

見分けるコツは、「請求日」だけでなく「請求対象の期間」を推定することです。サブスクは“利用した月”と“決済処理された日”が一致しないことがあります。特にキャリア決済や一部の決済手段では、反映まで時間がかかることもあります。

このケースで重要なのは、未払いが原因だった場合、今後も同じことが起きないように支払い方法の状態(カードの有効期限、利用限度額、キャリアの支払い状況など)を確認することです。「一度解決したから大丈夫」と放置すると、同じように遅れて請求が積み上がる可能性があります。

複数契約(別メール/別決済/家族)になっている

二重請求で最も多いのは、実際に契約が二重になっているパターンです。U-NEXT側で契約は1つのつもりでも、別の経路で契約が成立していると、それぞれに月額が発生します。

複数契約が起きやすい具体例を整理します。

  • メールアドレス違い:以前のメールで登録したことを忘れ、新しいメールで再登録

  • 端末変更:機種変更後、アプリから再登録してしまう

  • 決済方法違い:Webでクレカ契約のまま、アプリでApple/Googleの定期購入を開始

  • 家族の利用:家族が別アカウントで契約し、同じカードや同じキャリア回線で支払っている

このケースの特徴は、請求の名義や引き落としの経路が“2種類に分かれる”ことがある点です。たとえば、片方は「U-NEXT」っぽい名義、もう片方は「apple.com/bill」のように表示されることがあります。もちろん名義が同じこともあるため、名義だけで決めつけず、次の照合が必要です。

  • U-NEXTにログインできるなら、契約・決済情報で現在の契約状態を確認

  • iPhoneならサブスクリプション管理、AndroidならGoogle Playの定期購入一覧で、U-NEXTが存在しないか確認

  • 明細の金額が完全に同額か、微妙に違うか(ポイント利用、有料商品の混在の可能性もある)

  • 請求日が規則的か(毎月同じ頃なら“月額”の可能性が高い)

複数契約だった場合、やるべきことは「片方を解約」ではなく、「どの契約を残し、どれを止めるか」を決めてから動くことです。視聴履歴、ポイント残高、家族利用の状況などが契約ごとに異なることがあるため、止める契約を間違えると「残したい方が止まった」という事故が起きます。

まずは契約経路を正確に特定し、不要な契約を確実に解約する、という順番が安全です。

月末契約や反映タイミングで「2回に見える」

もう一つの厄介なパターンは、実質は月額1回でも、決済処理のタイミングが偏って同じ月に2回見えるケースです。たとえば、月末に登録した月の請求と、翌月分の請求がどちらも“翌々月の同じ月”にまとまって反映されるようなケースが起きると、ユーザーは「同月2回請求された」と感じます。

このとき重要なのは、請求回数を“月”で数えないことです。

  • 「11月に2回請求がある」ではなく

  • 「10月利用分と11月利用分が、11月に2回計上された」
    という見方に変えると、正常かどうかを判定しやすくなります。

具体的には、次の手順で整合性をチェックします。

  1. 直近3か月の請求を日付順に並べる

  2. その期間に、U-NEXTを“月額契約として利用していた月数”を数える(解約月含む)

  3. 請求回数が月数と一致するか確認する

  4. もし一致するなら、処理タイミングのズレの可能性が高い

  5. 一致しないなら、未払い分または複数契約、あるいは有料商品の混在を疑う

ここまで行っても説明がつかない場合は、次章の「解約したのに請求が来る」や「身に覚えなし」の観点に進めます。


U-NEXTを解約したのに請求が来るときに確認する順番

解約したはずなのに請求が来ると、多くの人は「解約できていない」「解約したのに引き落とされた」と考えます。ただ、サブスクの請求は“解約=即時請求停止”とは限りません。特に、解約後に請求が発生しているように見える場合でも、請求タイミングの遅れや、月額以外の支払いが残っているケースがあります。

ここでは、確率が高い順に確認します。

  1. 請求のタイムラグ(利用月の翌月以降に請求が来る)

  2. 月額以外の課金(レンタル・購読・購入など)

  3. 他社提供プランや別経路契約が残っている

請求は翌月以降に来ることがある

解約した月の利用料金が、翌月以降に計上されることは珍しくありません。支払い方法によっては、決済会社やキャリアの処理で反映が遅れることがあるため、ユーザーの体感としては「解約した翌月に請求された=解約失敗」と見えます。

確認のコツは、“解約日”と“視聴できた期間”と“請求日”を分けることです。

  • 解約手続き日:手続きを行った日

  • 利用可能期間:実際に視聴できた最終日(契約更新の区切り)

  • 請求日:明細に載った日

この3つが一致していないだけで、“おかしい”と感じることがあります。そこで、次の順番で整理します。

  1. U-NEXT側の契約状態を確認(解約済みか)

  2. その契約がいつまで有効だったかを確認

  3. 明細の請求日と照らし、利用月と請求のズレを推定する

  4. 直近の請求が「最後の利用月分」だと説明できるかを見る

説明できれば、あわててカードを止めたり、強い言葉で問い合わせたりする必要はありません。一方で説明ができない場合は、次の「月額以外」や「別経路契約」の可能性を確認します。

有料商品・購読・レンタルの利用有無を確認

U-NEXTは月額制の利用だけでなく、作品のレンタル、購入、購読のような追加課金が絡むことがあります。月額を解約した後でも、過去に発生した追加課金が後から請求される、あるいは家族やサブアカウントが購入していた、ということも起こり得ます。

この確認で重要なのは、「自分が視聴していない」ことと「請求が発生しない」ことがイコールではない点です。月額は視聴しなくても発生しますし、追加課金は“クリックした時点”で成立することがあります。

整理の手順は次の通りです。

  1. 解約前後にレンタル・購入をした覚えがないか確認する

  2. 家族が同じ端末や同じApple/Googleアカウントで購入していないか確認する

  3. Uコイン等を利用していないか、購入制限が必要な状況かを検討する

  4. 追加課金が疑わしい場合は、明細の金額が月額と一致するかを見て判断する

月額と異なる金額(端数がある、いつもより高い、単発で計上されている)なら、追加課金の可能性が上がります。逆に月額と同額で規則的なら、解約できていない、または別経路契約が残っている可能性が上がります。

他社提供サービス(U-NEXT for 〇〇 等)の可能性

U-NEXT関連のサービスには、通信会社などを通じた提供形態が存在する場合があります。こうしたプランは、U-NEXT単体の契約とは異なる管理画面・解約導線が用意されていることがあり、「U-NEXTで解約したつもりなのに止まらない」という状況を生むことがあります。

見分け方としては、次のような点に注意します。

  • 申込時に通信会社のキャンペーンやセット割を使った

  • 支払いがキャリア明細に統合されている

  • U-NEXTのWeb画面では契約状況が分かりにくい、または契約が見当たらない

  • 申込完了メールがU-NEXTではなく他社名義で来ている

この場合は、U-NEXT側だけで完結しないこともあるため、契約元のマイページ(キャリアの契約管理)も併せて確認します。


身に覚えのないU-NEXT請求のときの安全な対処

身に覚えがない請求は、精神的に最も負担が大きい状況です。ただ、ここで慌ててカード停止や解約を乱発すると、後で「原因が分からないまま証拠が消える」「本来返金できた手続きを逃す」などの不利益につながることがあります。安全で確実な順番は、照合→止血→正式な手続きです。

まず、身に覚えがないと感じる理由は大きく分けて次の4つです。

  • 明細名義が分かりにくく、U-NEXTだと気づいていない

  • 家族や別端末、別メールでの利用がある

  • Apple/Googleなどのプラットフォーム課金で、U-NEXT側に履歴が見えにくい

  • 本当に第三者による不正利用が起きている

このうち、最初の3つは“照合”で解決する可能性が高く、最後の1つは“止血”を急ぐべき領域です。

Apple/Google請求の見分けと確認先

iPhoneやAndroidを使っている場合、U-NEXTの月額がApple/Googleのサブスクリプションとして処理されることがあります。明細が「apple.com/bill」や「Google」系で出ているなら、まずはそのプラットフォーム側の購入履歴や定期購入一覧を確認して、U-NEXTが紐づいていないかを照合します。

この照合を先に行う理由は明確です。アプリ課金は契約の主体がプラットフォーム側にあるため、U-NEXTに問い合わせても「Apple/Google側でご確認ください」という案内になることがあり、最短ルートにならないことがあるからです。

照合するときは、次を意識します。

  • 自分のApple ID/Googleアカウントが複数ないか(仕事用・私用など)

  • 家族が同じアカウントを使っていないか(特に共有端末)

  • 定期購入の一覧にU-NEXTがあるか

  • 解約済みにしたつもりでも、別アカウント側で継続していないか

この確認でU-NEXTが見つかった場合、解約はその管理画面から行い、必要に応じて返金申請も同じ流れで検討します。

不正利用が疑わしいときの止血(支払い手段の保護)

照合しても説明がつかず、心当たりがゼロ、購入履歴にも出ない、金額が不自然に高い、連続している、といった条件が揃う場合は、不正利用の可能性を優先して止血します。

止血とは、被害拡大を防ぐために「支払い手段とアカウントの安全性を確保する」行動です。具体的には次を順番に行います。

  1. クレジットカード会社に連絡し、利用覚えのない請求である旨を相談する

  2. 必要に応じてカードの一時停止、再発行、チャージバック等の案内に従う

  3. Apple ID/Googleアカウントのパスワードを変更し、二要素認証を確認する

  4. 共有端末がある場合は、購入時の認証(パスコード・生体認証)を厳格化する

ここで重要なのは、証拠を消さないことです。明細のスクリーンショット、請求日、金額、名義などは、カード会社や各プラットフォームに相談する際の重要な材料です。慌ててアプリを消す、アカウントを削除する、といった行動は避け、まず記録を取ってください。

家族・サブアカウント・購入制限(Uコイン等)

身に覚えがない請求の“犯人”として多いのは、実は家族の操作や、共有環境の購入です。特にスマホやタブレットを家族で使っている場合、購入時の確認が甘いと、レンタルやコイン購入が成立してしまうことがあります。

対策として有効なのは、次の2つです。

  • 購入を発生させる導線にロックをかける(パスコード必須、生体認証必須、ファミリー共有の設定見直し等)

  • 家族の利用ルールを決める(購入する前に必ず確認する、子ども用端末は決済手段を外す等)

原因が家族利用だった場合でも、請求自体は正規に成立していることが多いため、再発防止の価値が非常に大きいです。「返金されるかどうか」だけに注目すると、同じことが繰り返されるため、環境面の対策まで行うことをおすすめします。


U-NEXTの請求トラブルの問い合わせ先と返金の進め方

請求トラブルは、問い合わせ先を間違えると解決までの時間が一気に延びます。ここでは「どこに連絡するか」を“名義と契約経路”で確定し、必要な手続きを最短化します。

基本方針は次の通りです。

  • U-NEXT起点の請求:U-NEXTの契約情報と請求情報で照合し、U-NEXTへ相談

  • Apple起点の請求:Appleの購入履歴・サブスク管理で確認し、必要なら返金申請

  • Google起点の請求:Google Playの定期購入・支払い管理で確認し、必要なら返金申請

  • キャリア起点の請求:キャリアの明細・契約管理とU-NEXT照合の両輪で確認

決済別:請求主体・解約場所・返金窓口の早見表

ここでは、迷いがちなポイントを「請求主体」「解約場所」「返金窓口」に分けて整理します。重要なのは“どこで解約できるか”であり、“どこで見ているか(U-NEXTアプリ)”ではありません。

明細の傾向請求主体の目安解約する場所の目安返金・相談の入口
U-NEXT名義、サービス利用料などU-NEXT側または決済代行U-NEXTの契約管理(Web/アプリ内導線)U-NEXTの問い合わせ
apple.com/bill 等AppleiPhone/iPadのサブスク管理Appleの購入履歴・返金
Google/GOOGLE* 等GoogleGoogle Playの定期購入管理Googleの支払い関連窓口
キャリア明細に統合キャリアキャリア側の管理 + U-NEXT照合キャリア/必要に応じU-NEXT

この表の目的は、“まずどこを開くか”を即決することです。表の列を見れば、U-NEXTに問い合わせるべきか、Apple/Googleの画面で止めるべきかが判断しやすくなります。

U-NEXT問い合わせフォームとカテゴリ選択

U-NEXTに問い合わせる場合、状況説明の質が解決速度に直結します。請求系の問い合わせで避けたいのは、「おかしいです。確認してください」だけで終わることです。これだとサポート側は照合のための追加質問を返す必要があり、1往復で終わるものが3往復になります。

問い合わせでは、次の要素を必ず含めます。

  • 明細名義

  • 請求日と金額(複数あるなら全部)

  • 契約経路の心当たり(Web/アプリ/キャリア)

  • U-NEXTの契約状況(有効/解約済/不明)

  • 何を確認したいか(内訳、二重請求の有無、返金可否、解約状況の確認など)

カテゴリ選択は、状況に近いものを選ぶほど担当部署への到達が早くなります。特に「同月複数回」「解約後」「身に覚えなし」は混同されやすいので、ここまでの章で切り分けた結果を反映して選びます。

Apple/Google経由の返金導線

Apple/Google経由の課金は、返金や定期購入の停止がプラットフォーム側のルールに沿って行われます。ここで重要なのは「U-NEXTに連絡しても返金処理ができない場合がある」という点です。契約主体がApple/Googleであれば、購入履歴・定期購入管理・返金申請のいずれも、原則としてそのプラットフォームの手順に沿うことになります。

そのため、明細名義がApple/Google系の場合は、次の順番で進めると合理的です。

  1. 購入履歴でU-NEXTの課金が存在するか照合

  2. 定期購入が継続しているなら停止する

  3. 解約後に請求が来たように見えるなら、請求タイミングのズレや更新日を確認

  4. 説明がつかない場合のみ、返金申請の可否を確認する

返金の可否はケースによって異なるため、「返金が必ずできる」と決めつけず、事実の照合を先に行うことが結果的に早道になります。

解決を早める書き方(例文)

最後に、問い合わせ文の例を示します。これをベースに、あなたの状況に合わせて数字と日付を入れ替えてください。文章が短くても、必要情報が揃っていれば1回で終わる確率が上がります。

  • 事象:同じ月に2回請求があり、想定と違います

  • 明細名義:〇〇〇〇(例:U-NEXT/apple.com/bill等)

  • 請求1:2025/12/05 2,189円

  • 請求2:2025/12/20 2,189円

  • 契約経路の心当たり:Webで登録/iPhoneアプリで登録の可能性あり

  • U-NEXT契約状況:ログイン可。契約・決済情報では月額サービスが有効(または解約済)

  • 確認したいこと:未払い分の請求なのか、複数契約があるのか、内訳と解約・返金可否を教えてください

この書き方にしておくと、サポート側が照合しやすく、追加で聞かれがちな「どの請求のことですか」「いつの請求ですか」といった往復が減ります。


U-NEXT請求に関するよくある質問

最後に、請求の混乱を生みやすい“ありがちな誤解”をFAQ形式で整理します。ここで該当するものがあれば、前章の切り分けに戻って確認すると解決が早くなります。

アプリを削除で解約になりますか

アプリを削除しても解約にはなりません。サブスクの契約は、アプリそのものではなく「契約した場所」に紐づいています。Web契約ならU-NEXT側の契約管理、アプリ課金ならApple/Google側の定期購入管理で手続きが必要です。
「アプリを消したのに請求が来た」という相談は非常に多いのですが、これは手続きの前提が違うだけで、請求の仕組みとしては通常通り動いていることがほとんどです。削除前に必ず契約の状態を確認し、解約完了の表示やメール等で手続き完了を確認することが安全です。

更新日と請求日の違いは

更新日(次の利用期間が始まる日)と請求日(明細に載る日)は一致しないことがあります。決済の処理はカード会社・キャリア・プラットフォーム側の都合も絡むため、ユーザーが「更新日に引き落とされるはず」と思っていても、数日~数週間ずれることがあります。
したがって、請求の異常を判断するときは“請求日だけ”で決めず、「その請求はどの利用期間に対応しているか」という観点で回数と期間の整合を見るのが基本です。

二重請求だった場合は返金されますか

本当に二重請求なのか、“二重に見える”だけなのかで対応は変わります。未払い分の回収、複数契約、請求タイミングのズレなどで説明がつく場合、返金の対象にならないことがあります。一方で、照合しても説明がつかない場合は、請求主体に合わせて相談し、状況と証拠を提示して判断を仰ぐことになります。
返金を目指す場合でも、最初にやるべきことは「原因の確定」です。原因が確定していない状態で手続きを急ぐと、窓口違いで時間を失ったり、必要な証拠が揃わずに不利になったりします。まずは本記事の手順に沿って、名義→契約経路→請求回数の整合を確認し、そのうえで最短の窓口へ進めてください。