X(旧Twitter)を利用していると、ロック画面に頻繁に通知が表示されたり、作業中に通知音が鳴ったりして、集中が途切れてしまうことがあります。さらに厄介なのは、通知が多すぎることで「本当に必要な通知(DMや重要なメンション)」まで埋もれてしまい、見逃しのリスクが高まる点です。
一方で、通知をすべて切ってしまうと、連絡や反応に気づけず不便になる場合もあります。そのため本記事では、「X通知を消す」という目的に対して、通知の種類を整理し、アプリ内で不要な通知だけを止める方法、端末側で完全停止する方法、そして「通知が消えない」「バッジが残る」などのトラブル対処までを、順番に詳しく解説いたします。
本記事の進め方は次のとおりです。
まず「通知の種類」を把握し、どの操作がどの通知に効くかを整理します
次に「アプリ内設定」で不要通知を減らし、必要な通知は残す設計にします
それでも止まらない場合に「端末側設定」で強制的に止めます
仕上げに「通知が消えない」問題を切り分け、原因に応じて解消します
以降は、読者様が迷わないよう、典型ケースごとに要点も併記して説明いたします。
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X(旧Twitter)の通知を消す前に確認する通知の種類
通知を確実に止めるには、「どの通知を消したいのか」を最初に分類することが重要です。
Xの通知は、同じ“通知”でも出る場所や制御方法が異なり、対策を間違えると「設定を切ったのに通知が来る」といった状況になりやすいためです。
ここでは、最低限押さえるべき3分類(プッシュ通知・アプリ内通知・メール通知)と、混同しやすい「おすすめ通知」「特定アカウント通知」を整理いたします。
プッシュ通知とアプリ内通知とメール通知の違い
通知の代表例と「止め方の主戦場」を、まず表で整理いたします。
| 通知の種類 | 表示される場所 | 代表例 | 止め方の主戦場 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| プッシュ通知 | ロック画面、通知センター、バナー、通知音 | いいね、リポスト、フォロー、メンション、DM、おすすめ | アプリ内設定 → 端末設定 | “外に出る通知”。端末側で止めると強い |
| アプリ内通知 | アプリの通知タブ、未読バッジ | 通知一覧、バッジ(1など) | アプリ内の確認・既読化 | “中だけの通知”。端末の通知OFFでは消えない場合あり |
| メール通知 | メール受信箱 | おすすめ、反応、運用・お知らせ | アカウント(X側)設定 | アプリ削除しても届く場合がある |
ポイントは次のとおりです。
ロック画面や上から降ってくる通知を消したい
→ プッシュ通知対策が中心です(アプリ内設定+端末設定)。アプリの通知タブの数字(バッジ)を消したい
→ 未確認項目の解消や通知タブの確認が中心です。メールで届く通知を止めたい
→ 端末ではなく、Xアカウント側のメール通知設定が中心です。
ここを混同すると、「端末の通知を切ったのにバッジが消えない」「アプリを消したのにメールが来る」といった状態になりやすいです。
おすすめ通知と特定アカウント通知の見分け方
通知が増えやすい原因として多いのが、次の2つです。
おすすめ通知(推奨・トピック系)
興味関心やトレンド、閲覧傾向などに基づいて表示される通知です。フォローしていない話題や、必ずしも必要ではない内容が混ざりやすく、「うるさい」と感じる主因になりがちです。特定アカウント通知(ベル通知)
特定アカウントのプロフィールで通知(ベル)を有効にしている場合、そのアカウントの投稿が通知として届きます。重要な発信者だけ通知を受けたい場合には便利ですが、意図せずオンになっていると通知が増えます。
見分け方のコツは次のとおりです。
通知文面に「おすすめ」「トピック」「話題」「~に興味があるかもしれません」のようなニュアンスがある
→ おすすめ通知の可能性が高いです。特定の人の投稿が毎回通知される、あるいは同じアカウントが頻繁に出てくる
→ 特定アカウント通知の可能性が高いです。
以降は、この分類を前提に「まずアプリ内→次に端末側」の順で解決していきます。
X(旧Twitter)の通知を消す方法 まずはアプリ内でオフにする
最初にアプリ内設定から調整する理由は明確です。
端末側で一括停止すると確実ではあるものの、「必要な通知まで止まってしまう」ことが多く、後から戻す時に整理が崩れやすいからです。
したがって、次の方針を推奨いたします。
不要な通知を減らしたい:アプリ内で種類別にオフ
どうしても止まらない/完全停止したい:端末側で通知許可をオフ
特定の人だけ止めたい:アカウント単位で通知オフ
この順番で進めると、取りこぼしを最小化しながら通知量を落とせます。
Xアプリのプッシュ通知をオフにする手順
Xアプリ内では、プッシュ通知を種類ごとに管理できます。表示名はアップデートで変わる場合がありますが、概ね次の流れで辿れます。
Xアプリを開く
メニューから「設定とプライバシー」を開く
「通知」を開く
「設定」または「環境設定」に進む
「プッシュ通知」を開く
不要な項目をオフにする
ここで重要なのは、「全部止める」か「必要なものだけ残す」かを先に決めることです。判断の目安は次のとおりです。
全部止めたい(通知ゼロ)
→ いったん項目を広めにオフにし、後で必要なものがあれば戻す運用が安全です。必要な通知だけ残したい
→ まず「おすすめ系」を落とし、次に「反応通知(メンション・DMなど)」を残す設計が効果的です。
また、通知が多い方ほど「何が原因か分からない」状態になりがちです。その場合は、最初におすすめ系をオフにし、1日程度様子を見てから追加で絞ると、原因を特定しやすくなります。
特定アカウントの通知をオフにする手順
「このアカウントの投稿通知だけ止めたい」という場合は、プッシュ通知の一括調整ではなく、アカウント単位で解除する方が早いです。
通知を止めたいアカウントのプロフィールを開く
通知アイコン(ベル)をタップする
「オフ」を選択する
この操作を行うと、当該アカウントの投稿通知が届かなくなります。
なお、重要アカウントだけ通知を残したい場合は逆に「オン」にして運用できます(後段で整理します)。
おすすめ通知やトピック通知を減らす設定の考え方
「おすすめ通知だけ消したい」という相談は非常に多いです。
おすすめ通知は便利な側面もありますが、通知としては過剰になりやすく、精神的な負担や集中力低下につながりやすい傾向があります。
進め方としては、次の順番が最も失敗しにくいです。
プッシュ通知設定で“おすすめ・トピック系”に該当する項目をオフ
それでも通知が多い場合、反応通知以外を追加でオフ
最後に、必要な反応通知(メンション、DM等)だけオンに戻す
おすすめ系は、名称として「おすすめ」「トピック」「ニュース」「スペース」「人気」など、似たカテゴリに分散していることがあります。
そのため、「おすすめだけ」と思っていても、実際には複数項目を落とす必要がある場合があります。
また、通知を絞る際は、次のように“残す通知の基準”を決めておくとブレません。
連絡に直結するもの(DM、メンション)→ 残す
拡散・反応の把握に必要なもの(リポスト、引用)→ 必要に応じて残す
自動提案・おすすめ → 原則オフ
この基準で設定すると、通知の価値が明確になり、必要な情報だけ拾える状態にしやすいです。
メール通知を停止する手順
メール通知が不要な場合は、Xのアカウント設定側で停止します。
ここを端末だけで解決しようとしても止まらないことがあるため、必ずX側の設定を確認してください。
一般的な導線は次のとおりです。
Xアプリを開く
「設定とプライバシー」→「通知」へ進む
「設定」または「環境設定」へ進む
「メール通知」を開く
不要なメール通知をオフ、もしくは一括停止(可能な場合)する
注意点として、メール通知は「アプリをアンインストールしたかどうか」とは独立している場合があります。
そのため、アプリを削除したのにメールが届く場合は、ほぼ確実にこのメール通知設定が原因です。
X(旧Twitter)の通知を消す方法 端末側で完全停止する
アプリ内で設定を切っても通知が届く場合、あるいは「完全に通知をゼロにしたい」場合は、端末側でXの通知許可をオフにする方法が最も確実です。
端末側の通知設定は強力で、アプリ内設定より優先して効くことが多いです。
ただし、その分「必要な通知」も止まるため、目的に応じて使い分けてください。
iPhoneでXの通知をオフにする手順
iPhoneの場合、アプリごとに通知許可をオフにできます。手順は次のとおりです。
iPhoneの「設定」を開く
「通知」を開く
一覧から「X」を選ぶ
「通知を許可」をオフにする
これで、ロック画面・バナー・通知センターなどにXの通知が表示されなくなります。
「通知は出したいが表示方法だけ変えたい」という場合は、許可をオフにせず、表示方法(ロック画面、バナー等)だけを調整する運用も可能です。
また、通知の扱いを厳密にしたい場合は、次も併せて見直すと安定します。
通知のプレビュー表示(ロック画面に内容を出すか)
サウンド(通知音の有無)
バッジ(アプリアイコンの数字)
通知の目的が「作業中の邪魔を減らす」場合、必ずしも通知許可を完全オフにせず、表示と音だけ絞る方が適切なこともあります。
AndroidでXの通知をオフにする手順
AndroidはメーカーやOSバージョンで表記が異なりますが、概ね次のどちらかの流れで設定できます。
設定 → 通知 → アプリの通知 → X → オフ
設定 → アプリ → X → 通知 → オフ
加えてAndroidは、通知を「カテゴリ単位」で細かく制御できる端末も多いです。
その場合、Xの通知をすべて切るのではなく、カテゴリごとに「DMだけ残す」「おすすめを切る」といった運用ができます。
「アプリ内で切ったつもりなのに通知が来る」という場合、OS側で通知許可が残っている、またはカテゴリが許可されたままになっていることが原因のケースがあります。
したがって、完全に止めたい場合は、Android側でも通知許可をオフにするのが確実です。
通知音だけ消したい場合の方針
「通知自体は必要だが、音やバイブだけが不要」という場合は、次の順番で対応してください。
端末側のX通知設定で、サウンド(通知音)やバイブの項目が調整できるか確認する
Xアプリ内に通知音に関する項目がある場合はオフにする
端末のサウンド設定や集中モード等で、通知音を抑制する運用に切り替える
ここでの注意点は、通知音の制御は端末依存になりやすいことです。
そのため「最短で確実」に行くなら、まず端末側のX通知設定(サウンド/バイブ)を確認するのが合理的です。
X(旧Twitter)の通知が消えない時の原因と対処
「通知を消したのに来る」「バッジが消えない」という問題は、設定のミスだけでなく、未確認項目や表示のズレが原因のこともあります。
ここでは、よくある原因を列挙し、潰す順番を提示いたします。
通知バッジが消えない典型原因
バッジ(アプリアイコンの数字)が残る場合、典型原因は次のとおりです。
DMに未読が残っている
メッセージリクエスト(承認待ち)がある
フォローリクエストが未処理
通知フィルターで一部が見えなくなっており、未確認が残っている
複数端末でログインしており、どこかの端末で未読扱いが残っている
一時的なアプリ不具合(キャッシュ、同期の遅れなど)
特に多いのが「通知タブは見たのに消えない」ケースで、この場合はDMやリクエスト系が未処理であることが多いです。
DMやリクエストの見落としを潰す手順
バッジが消えない場合は、次の順番で“未確認の可能性が高い箇所”を潰してください。上から順に行うほど効率的です。
通知タブを上から下までスクロールし、未読・未確認がないか確認する
メッセージ(DM)を開いて未読がないか確認する
メッセージリクエストがある場合、開いて内容を確認し、必要に応じて承認・削除する
フォローリクエスト(非公開アカウントの場合)を確認し、承認・拒否・保留を整理する
通知フィルターを使用している場合、一時的に緩める/オフにするなどして見落としがないか確認する
この手順で多くのケースは解消します。
なお、未確認項目を“完全にゼロ”にするには、通知だけでなくDM・リクエストまで確認する必要がある点が重要です。
複数端末やWeb版確認で解決するケース
複数端末(スマホ+タブレット、スマホ2台、PCブラウザ等)でログインしている場合、未読状態が同期されず、バッジが残ることがあります。
この場合は、次の対応が効果的です。
PCブラウザ版でログインし、通知・DM・リクエストを確認する
端末をまたいで未読がない状態にする
アプリを再起動する(タスクキル後に再起動)
必要に応じてログアウト→ログインを実施する
「スマホでは消えないが、PCで見ると未確認が見つかる」というパターンも現実的に起こり得ます。
特にDMやリクエストが絡む場合は、Web版での確認が近道になることがあります。
設定を切っても来る時の最終チェック
最後に、「設定を切ったのに通知が来る」場合の最終チェックリストを提示いたします。チェックが付かない箇所があれば、そこが原因である可能性が高いです。
Xアプリ内のプッシュ通知設定で、不要カテゴリがオフになっている
おすすめ通知・トピック系の項目が複数ある場合、該当項目を一通りオフにしている
特定アカウントのベル通知が意図せずオンになっていない
端末側でXの通知許可がオンのままになっていない(完全停止したい場合)
Androidの場合、通知カテゴリが個別に許可されたままになっていない
メール通知がアカウント側でオフになっている(メールが来る場合)
DM・リクエストの未確認が残っていない(バッジ問題の場合)
複数端末・Web版で未確認が残っていない
アプリの再起動を行った(同期ズレの可能性を排除)
それでも解消しない場合は、以下の順で追加対応を検討します。
アプリのアップデート
端末の再起動
アプリの再インストール(ただしメール通知は別管理のため要注意)
この順番で進めると、必要以上に手間を増やさずに解決へ寄せられます。
X(旧Twitter)の通知を整理して必要な通知だけ残すコツ
通知は「消す」だけでなく、「必要なものを残す」設計にしておくと、ストレスを下げつつ利便性を維持できます。
ここでは、用途別のおすすめ設定プリセットと、重要アカウント通知の運用、再発防止のポイントをまとめます。
用途別おすすめ設定プリセット
目的別に、考え方がぶれないようプリセット例を表にいたします。
| 用途 | 残す通知の例 | 消す通知の例 | 推奨の進め方 |
|---|---|---|---|
| 閲覧中心で静かに使いたい | DM(必要ならメンション) | おすすめ、トピック、ニュース、人気系 | おすすめ系を優先的にオフ→必要分だけオン |
| 発信もするが通知は絞りたい | メンション、引用、DM | おすすめ系、スペース系、ニュース系 | 反応通知を残し、提案系は原則オフ |
| 完全に通知不要 | なし | すべて | 端末側で通知許可をオフ(最も確実) |
ここでの実務的なコツは、「残す通知の数は最小限にする」ことです。
通知が増えると、結局見なくなり、価値が下がるためです。たとえば、発信者であっても「メンション+DM」だけ残す運用で十分なケースは多いです。
重要アカウントだけ通知を残す運用
重要な発信者(仕事関係、緊急連絡、特定分野の一次情報など)だけ通知を受けたい場合、次のように運用すると安定します。
全体のプッシュ通知は広めにオフ(おすすめ・一般反応など)
重要アカウントだけ、プロフィールのベル通知をオン
通知が増えてきたら、重要アカウントの範囲を再調整
この方式の利点は、通知を「自分のルール」でコントロールできる点です。
おすすめ通知のような自動提案は外し、必要な一次情報だけを拾う導線を作れます。
再発防止のポイント
通知設定は、次のタイミングで崩れやすいため注意が必要です。
機種変更・端末買い替え(通知許可が初期化されることがある)
OSアップデート(通知の扱いが変わることがある)
Xアプリの大型アップデート(項目名や配置が変わることがある)
再発防止としては、次を推奨いたします。
端末側の「Xの通知許可」が意図どおりか、月1回程度で確認する
おすすめ通知が増えたと感じたら、まず“おすすめ系カテゴリ”を再点検する
重要通知を残したい場合は、ベル通知のアカウント数を増やしすぎない
特に、ベル通知は便利な一方、増やしすぎると結局通知が多くなり本末転倒になりやすいです。重要度の高いものに絞るのがポイントです。
よくある質問
最後に、実際に発生しやすい疑問を3点に絞って整理いたします。
アプリを削除しても通知やメールが来る理由は?
プッシュ通知については、アプリ削除により端末に表示されなくなるのが一般的です。
一方、メール通知は端末ではなく、Xアカウント側の設定で配信されるため、アプリを削除しても届くことがあります。
この場合は、Xの「メール通知」をオフにする必要があります(本文の手順をご確認ください)。
また、端末の通知が止まったのに「メールだけ来る」場合は、ほぼメール通知設定が原因と考えて差し支えありません。
おすすめ通知だけが消えないのはなぜ?
おすすめ通知は、プッシュ通知の中で複数カテゴリに分散していることがあります。
そのため「おすすめ」をオフにしたつもりでも、関連カテゴリ(トピック、ニュース、人気、スペース等)がオンのままだと、類似の通知が届き続ける場合があります。
対策は次の順番が確実です。
プッシュ通知設定でおすすめ系の関連項目を一通りオフ
まだ残る場合、反応通知以外を追加でオフ
どうしても止めたい場合、端末側でXの通知許可をオフ
「おすすめだけ」にこだわりすぎると沼にはまりやすいため、まず広めに落としてから必要分だけ戻す方が結果的に早いです。
通知を戻したい場合はどうする?
通知を戻す場合は、「止めた場所の逆手順」で復元します。
端末側で止めた場合:端末の設定でXの通知許可をオンに戻す
Xアプリ内で止めた場合:通知 → プッシュ通知で必要項目をオンにする
特定アカウント通知:当該アカウントのプロフィールでベル通知をオンにする
戻す際は、一気に全部オンにせず、まず必要最小限(DM・メンションなど)からオンにすると、通知が再び多くなることを防げます。
まとめ
X通知を消すには、「通知の種類を見極め、止める場所を間違えない」ことが最重要です。進め方としては、次が最も確実です。
まず、Xアプリ内で不要なプッシュ通知(特におすすめ・トピック系)をオフにする
特定アカウントの通知が原因なら、プロフィールのベル通知をオフにする
完全に止めたい場合は、iPhone/Androidの端末設定でXの通知許可をオフにする
バッジが消えない場合は、DM・リクエスト・フィルター・複数端末の未確認を切り分けて潰す
また、通知設定はアプリ更新やOS更新で項目名・配置が変わる可能性があります。見つからない場合でも、「通知」→「プッシュ通知」→「おすすめ系」という機能の考え方で辿ると迷いにくいです。