※購入先、ダウンロードへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、それらの購入や会員の成約、ダウンロードなどからの収益化を行う場合があります。

TRPGが気持ち悪いと感じる理由とは?違和感の正体と地雷回避の始め方

TRPGを見たり誘われたりしたとき、なぜか「気持ち悪い」と感じてしまって戸惑ったことはありませんか。SNSで流れてくる濃いノリ、キャラ同士の関係性の盛り上がり、独特の用語や暗黙ルール――それらが一気に押し寄せると、うまく言葉にできない拒否感が出るのは自然な反応です。

ただ、その感覚は「あなたがおかしい」わけでも、「TRPGが悪い」わけでもありません。多くの場合、原因はシンプルで、期待のズレ・距離感のズレ・合意のズレが重なっているだけです。ズレのポイントが分かれば、合わないものを避ける判断もできますし、試してみたいなら“安全に体験する方法”も選べます。

この記事では、TRPGが気持ち悪いと言われやすい理由を整理しながら、オンセとオフセの違い、参加前に確認すべき項目、セッション0やXカードなどの安全設計まで、初心者でも迷わない形でまとめます。読み終えたときに「自分に合う距離感」が分かり、次に取る行動がはっきりするはずです。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

目次

TRPGとは何かを短く整理する

TRPGは紙・ペン・サイコロなどを使い、参加者の会話とルールに沿って進行する「対話型」のロールプレイングゲームです。プレイヤーはキャラクターとして行動を宣言し、進行役が状況を提示し、判定などで成否が決まります。

GMとPLの役割が、普通のゲームより“人間関係”に近い

一般的なオンラインゲームでは、ルールや画面の制約が強く、プレイヤー間の距離感はシステムがある程度整えてくれます。
一方TRPGは、会話で成立する部分が大きいぶん「説明の仕方」「盛り上げ方」「相槌」「間」「ノリ」までが体験を左右します。だからこそ、同じシナリオでも卓が違えばまったく別の遊びになります。

オンセで“見え方”が変わり、誤解が増えることがある

オンラインセッション(オンセ)は便利ですが、テキスト中心だと熱量が可視化されにくく、画像(立ち絵)や演出(BGM/SE)が強い卓だと、外から見たときに「ノリが濃い」「内輪っぽい」と感じやすい面があります。体験談ベースの指摘として、オンセの演出や立ち絵前提の空気感に違和感が出るという声もあります。

なぜTRPGは気持ち悪いと言われやすいのか:原因をズレで整理する

ここでは、検索でよく語られる理由を「ズレ」として分解し、どういう場面で起き、どう回避できるかまで落とし込みます。競合記事でも、なりきり・うちよそ・暗黙ルール・過剰な愛着などが理由として挙げられています。

まずは全体像:違和感の原因→起きる場面→回避策(一覧表)

違和感の原因(ズレ) 起きやすい場面 回避策(初心者ができること)
なりきりが濃い/ロールプレイ重視 感情台詞が長い、呼称や関係性を強く演出 募集文で「ロールプレイ比率」「シリアス度」を確認。最初は“ライト寄り”卓を選ぶ
うちよそ・カップリング的な話題が多い キャラ同士の関係性で盛り上がる 「関係性遊びOKか」「恋愛要素の有無」を事前に聞く/NGなら明言してOK
暗黙ルールが多い “常識でしょ”の圧、初心者への説明不足 セッション0がある卓、ルール説明を丁寧にするGMの卓を選ぶ
内輪ノリで置いていかれる 固有名詞・身内語・過去卓の延長 初参加歓迎、初心者対応明記の卓に絞る。合わなければ早めに離脱
キャラ設定・立ち絵が前提に見える 立ち絵・設定文が長い、外部ツール必須 “必須/任意”を確認。必須なら自分に負担がない範囲で参加
不快な話題が突然入る(ホラー・性・暴力など) 即興で想定外が出る セーフティツール(Xカード等)を導入、Lines & Veilsで境界を先に合意
マウント・高圧的進行 ルール解釈で責める、失敗を笑う 参加をやめる判断を最優先。ログや募集の雰囲気で予兆を拾う

以降、代表的な原因をもう少し丁寧に見ていきます。

なりきり文化が合わない:恥ずかしさではなく“表現の優先順位”の違い

TRPGでは、キャラクターの口調で話す、感情を乗せる、関係性を演じることが楽しい人がいます。
一方で、あなたが期待しているのが「探索」「推理」「戦術」「世界設定の理解」寄りだと、会話の比重が高い卓は“演技の場”に見えてしまい、拒否感が出ることがあります。

ここでのポイントは、どちらが正しいではなく「どの比率が好きか」です。
募集文に「ロールプレイ多め/控えめ」「茶番あり」「シリアス中心」などの記載がある場合、そこは重要な判断材料になります。競合でも「過度ななりきり」「おままごとに見える」感覚が語られています。

うちよそ・関係性の話題が苦手:距離感のズレが“気持ち悪い”になりやすい

「うちよそ」など、キャラクター同士の関係性を深掘りして楽しむ文化があります。これ自体は遊び方の一つですが、関係性の濃さは“距離感”に直結します。
特に恋愛やカップリング要素が絡むと、興味がない人にとっては急に生々しく感じられ、「気持ち悪い」という言葉でしか表現できない状態になりやすいです。

回避策はシンプルで、事前に「恋愛要素は扱うか」「関係性遊びはあるか」を確認し、苦手なら最初から避けることです。TRPGは“その卓の合意”がすべてなので、合わない要素があるのは自然な前提です。

暗黙ルールとマナー:初心者が一番つまずきやすいのはここ

TRPGにはルールブックに書かれたルールのほかに、卓ごとの運用(ハウスルール)や、暗黙の進め方があります。
初心者は「何が公式ルールで、何がこの卓だけの取り決めか」を見分けにくく、そこで置いていかれると一気に“嫌な場”に見えてしまいます。

初心者対応の観点では、ルール説明を明確にするハウスルールを言語化するシナリオのトーンを先に伝えることが重要だと指摘されています。
つまり、あなたが悪いのではなく、説明と合意が不足しているだけのことが多いです。

内輪ノリ・熱量差:楽しいはずなのに置いていかれる理由

TRPGはコミュニティ性が強くなりやすい遊びです。長く遊んでいる卓ほど、過去の卓の話題、身内語、ノリが共有されていて、新規が入りづらいことがあります。
外から見れば「仲良しグループの中に放り込まれた」感覚になり、強い疎外感が“気持ち悪い”へ変換されることがあります。

回避策は「初参加歓迎」「初心者対応あり」「セッション0実施」など、入口が整備された卓に絞ることです。

不快体験が起きたとき:合意不足を“安全設計”で補う

TRPGは即興性が高いため、事前に想定していない話題が出ることがあります。そこで役に立つのが、近年広く共有されているセーフティツールです。
たとえばXカードは、誰でも不快な内容を“説明不要で”止めたり編集したりできる仕組みとして紹介されています。
また、Lines & Veilsは事前に「絶対に入れない(Line)」「入れても画面外にする(Veil)」を決める考え方として解説されています。
同意チェックリストは、ホラーや暴力などの要素について、快・不快の境界を事前に共有するための実務的なフォーマットです。

これらは「繊細な人向けの特別ルール」ではなく、見知らぬ人どうしでも安全に遊ぶための土台として整理されています。

オンセとオフセで気持ち悪さが増幅するポイント

オンセ/オフセで体験は大きく変わります。合う合わないの判断にも直結するため、違いを把握しておくと安心です。

オンセ/オフセ比較表:違いと誤解が起きやすい点

観点 オンセ(オンライン) オフセ(対面) 誤解が起きやすい点
コミュニケーション テキスト中心だと温度感が読みにくい 表情・間で補える 無言=不機嫌に見える、逆に長文=圧に見える
演出(立ち絵/BGM) 画像・SEで“濃く”見えることがある 口頭中心で軽く感じやすい 外から見ると“内輪の劇”に見えやすい
参加ハードル 気軽に参加できるが卓数が多い 予定調整が大変だが空気が掴みやすい 気軽さゆえに相性確認が薄いまま始まりやすい
トラブル対応 ログが残る/離脱しやすい その場の空気で言い出しにくい “言い出せない”が蓄積して嫌悪になる
安全設計 チャットでXカード等が実装しやすい 紙カードで運用しやすい どちらもセッション0がないと事故る

オンセは“視覚化”が進んでいる分、外部の人が見たときの印象が極端になりがちです。逆に言うと、あなたが違和感を持ったとしても、それはオンセ特有の見え方で増幅している可能性があります。

気持ち悪いと感じたときの対処法:やめる/距離を取る/安全に試す

ここからは「どうすればいいか」を具体的に整理します。正解は一つではなく、あなたの目的に合わせて選べます。

まず決めたい3つの選択肢

  1. 今はやらない:嫌悪感が強い/疲れる → 無理に克服しない

  2. 距離を取って観察:配信やリプレイで雰囲気を掴む

  3. 安全に試す:地雷回避をしながら、合う卓だけ体験する

TRPGは趣味なので、「合わないなら離れる」が最も健全です。合わない理由が説明できるようになるだけでも、かなり気持ちは軽くなります。

参加前チェックリスト:地雷を踏みにくくする質問テンプレ

募集文や主催者への確認で使えるチェック項目です(全部聞かなくて大丈夫です)。

  • □ ロールプレイの比率(多め/控えめ)

  • □ シナリオの雰囲気(シリアス/コメディ/ホラー)

  • □ 恋愛・カップリング要素の有無

  • □ 立ち絵や外部ツールは必須か任意か

  • □ ルールブック未所持でも参加可能か

  • □ セッション0(事前すり合わせ)の有無

  • □ ハウスルールの共有方法(事前資料/当日説明)

  • □ セーフティツール(Xカード等)の採用有無

  • □ 初心者対応(用語説明、進行のゆっくりさ)

これで「合わない卓」をかなり弾けます。

卓の途中でしんどくなったとき:その場で自分を守る方法

しんどくなったときに必要なのは、正論で勝つことではなく“安全に止める”ことです。

  • 一時停止:「少し休憩ください」「確認したいことがあります」

  • 話題を変える:描写が苦手なら「カメラを引いて進行できますか」と頼む(Veil的な発想)

  • 合図で中断:Xカードのように、説明なしで止める取り決めがあると強い

  • 退出:どうしても無理なら「体調都合で失礼します」で十分

TRPGでは“場を壊さない”より“人を守る”が優先です。セーフティツールがまさにその前提を明文化します。

卓の後でモヤモヤが残ったとき:角を立てずに離れる言い方

合わなかったときは、相手の人格を否定せず「自分の好み」を主語にすると楽です。

  • 「自分は推理や探索寄りが好きで、ドラマ寄りの卓は合わないみたいです」

  • 「恋愛要素が入るのが苦手でした。次は避けようと思います」

  • 「テンポが速くてついていけませんでした。初心者向け卓から試します」

これが言えるだけで、“気持ち悪い”という感情が「自分の条件」に変換され、次の判断がしやすくなります。

セーフティツールで不安を減らす:初心者ほど知っておきたい標準装備

ここでは代表的なツールを、目的とタイミングで整理します。海外では安全に遊ぶためのツールをまとめたリソースが整備されています。

セーフティツール一覧表:目的/タイミング/言い出しやすさ

ツール 目的 使うタイミング 言い出しやすさ 初心者向きポイント
セッション0 期待合わせ・NG共有 開始前 事故の大半を事前に潰せる
Lines & Veils NGの線引き(排除/画面外) 開始前+随時更新 言語化が苦手でも選びやすい
Xカード その場で停止・巻き戻し 卓中 理由説明が不要になりやすい
同意チェックリスト 苦手要素を事前に可視化 開始前 ホラーや暴力の許容が揃えやすい
Stars & Wishes等 振り返りで改善点共有 卓後 次回の相性調整に効く

「セーフティがある卓」を選べば、初心者の不安はかなり減ります。逆に、事前すり合わせを嫌がる卓は、相性以前に事故率が上がりやすいので注意が必要です。

TRPGを嫌いにならないために:合う卓の見つけ方

TRPGが合わないのではなく、「最初に当たった卓が合わなかった」だけのケースも多いです。特に初心者は比較対象がないので、1回の体験で全体を判断しやすくなります。

“合う卓”の特徴は、だいたい募集文に書いてある

次のような文言がある卓は、初心者が安心しやすい傾向があります。

  • 「初心者歓迎」「用語説明します」

  • 「セッション0あり」「事前にハウスルール共有」

  • 「ロールプレイ控えめ/多め」など比率が明記

  • 「NG確認します」「セーフティツール使用」

逆に、「身内卓の延長」「ノリがわかる人向け」などの空気がある場合は、最初の一歩には向きにくいです。

どうしても怖い人向け:まずは公式・解説から入る

いきなり野良卓が怖い場合は、公式の「TRPGとは」解説や、基本の流れ(役割分担、準備、物語を作る)を先に読むだけでも不安が下がります。
「知らないものへの嫌悪」は、構造が見えるだけで薄まります。

よくある質問

TRPGが気持ち悪いと思うのは偏見ですか?

偏見になってしまう場合もありますが、多くは「自分に合わない体験」を言語化できていない状態です。人を裁く方向ではなく、何が苦手か(恋愛要素、内輪ノリ、暗黙ルールなど)を条件に落とすと建設的です。

TRPGプレイヤーって変な人が多いの?

母数が大きく、遊び方の幅も広いので一概には言えません。むしろ、すり合わせや安全設計が整っている卓ほど、初心者でも安心しやすいです。

断るのが苦手です。どう言えばいい?

「自分の好み」を主語にすると角が立ちにくいです。「ロールプレイ濃い卓が苦手でした」「ホラーが合いませんでした」など、相手の正しさと切り離して伝えるのがコツです。

セーフティツールって大げさじゃない?

即興性が高いからこそ、想定外が起きます。XカードやLines & Veilsは、トラブルを“起きないようにする”というより、起きたときに安全に扱うための標準手段として紹介されています。