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thumbnails(サムネイル)の意味と作り方:YouTube推奨サイズと規定

YouTubeで伸びるかどうかは、動画の中身だけで決まりません。最初の1秒で「見たい」を引き出すサムネイルこそ、再生の入口。
この記事では推奨サイズ1280×720/2MB上限/NG表現などの基本から、縦動画で4:5に置き換わる表示の落とし穴、そしてA/Bテスト(Test & Compare)による検証手順まで、実務に直結するコツを一気に解説します。
“感情を動かす設計”דルール遵守”ד検証”で、クリック率と満足度を両立させましょう。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

この記事のまとめ
  • まずは基本仕様:1280×720/16:9/2MB(ポッドキャストは10MB)

  • 次に見え方:縦動画は一部面で4:5に置換される前提で中央に要素を集約

  • 最後に検証Test & Compareで最大3案を出し、視聴時間シェアで勝者を決める
    → “正しく作る×崩れない×測って改善”のループが、クリックと満足度を同時に伸ばします。

thumbnails(サムネイル)の意味

サムネイルは動画の“表紙”。検索・ホーム・関連動画などの一覧で最初に目に入り、クリック前の期待値を形づくる要素です。
カスタムサムネイルはアカウント確認(電話番号認証)を済ませれば設定でき、内容はコミュニティ ガイドラインの対象になります。
サムネイル単体でも違反すれば削除や制限の対象です。

thumbnails(サムネイル)の公式仕様

  • 推奨解像度1280×720px(最小幅 640px)

  • アスペクト比16:9

  • 対応形式JPG / PNG / GIF

  • ファイルサイズ上限2MB(通常の動画)/10MB(ポッドキャスト)

  • 補足縦動画16:9 のカスタムサムネを付けても、ホーム/探索/登録チャンネルでは自動で 4:5 に置き換えられます(視聴ページや非モバイルでは16:9が表示)。

規定・ポリシー:NGとなるサムネイル表現

サムネイルも動画やタイトル等と同様に、誤解を招く表現・性的/暴力的・差別/憎悪・危険行為の助長などは違反です。
繰り返せばストライク・収益化停止・チャンネル停止の可能性も。“釣り”の強い煽りも対象になり得ます。

thumbnails(サムネイル)の作り方

① 企画:動画の“約束”を一言に

視聴者が得るベネフィット(何が分かる・解決する・驚けるか)を短いフレーズに落とし込みます。タイトルより抽象度を一段上げ、「感情」と「約束」を担当させるのがコツ。

② 構図ラフ:視線誘導を設計

  • 主被写体は大きく、顔なら目が判別できるサイズへ

  • 視線/指差し/矢印/図形で読み順を作る

  • テキストは3〜5語程度。被写体 → テキスト → ロゴ等の優先順位を固定

③ デザイン制作(Photoshop / Canva / Figma など)

  • キャンバスは**1280×720px(16:9)**で開始(最小 640px 幅)

  • スマホの安全帯を意識(左右・下端ギリギリに重要要素を置かない)

  • 背景は整理(単色/グラデ/軽いぼかし)→ 主役のコントラストを最大化

  • 文字は極太アウトライン/シャドウで可読性UP

  • 縦動画の予定がある場合、中央寄せで4:5置換でも崩れにくくする(後述の注意点参照)。

④ 書き出し

  • まずはJPGで品質を調整し2MB以下に。劣化が気になる場合だけPNGを検討

  • ポッドキャストは10MBまで可(1:1の1280×1280推奨)

⑤ アップロード & A/Bテスト(Test & Compare)

YouTube Studioの「テストと比較」機能で最大3案まで同時検証が可能。評価は視聴時間シェアを重視する仕組みで、単純なCTR偏重の“釣り勝ち”を抑制できます。


縦動画のサムネイル注意点(超重要)

  • 16:9 のカスタムサムネを設定しても、ホーム/探索/登録チャンネルでは自動生成の 4:5置き換えられます

  • あくまで視聴ページや非モバイルでは16:9が表示される想定

  • 対策:中心に主要要素を集約し、縦方向に強い絵作り(上1/3に主役、下に補助テキストなど)

  • 長めの縦動画やShorts以外の“縦長”運用でも同様の挙動が確認されています(公式ヘルプの注記を参照)


デザイン原則:CTRと満足度を両立させる

  1. 主役を巨大に:小さな端末でも“誰/何”か即判別

  2. 強いコントラスト:被写体と背景・文字と背景をはっきり分離

  3. 短い言葉 × 太字:3〜5語/1サムネ。数字・矢印・?!(使い過ぎ注意)

  4. 色に役割を持たせる:注目喚起(記号)と情報(テキスト)を分担

  5. タイトルと分業:サムネ=感情と約束、タイトル=具体と検索性

  6. 安全帯の徹底:縦動画置換(4:5)やPCのUI被りに耐える配置


A/Bテスト運用の実践ノウハウ

  • 仮説の粒度を1つに:文字量、被写体、色相、構図など一変数ずつ検証

  • 載せ替え過多は禁物:インプレッションが十分に溜まるまで待ち、有意差が出るまで粘る

  • 評価指標:YouTube公式の視聴時間シェアを主で判断(CTR単独は不可)


ありがちなトラブルと対処

  • 「サムネが設定できない」
    → アカウントの電話番号確認が必要。アップロードの日次上限も確認。

  • 「2MBを超えてしまう」
    → JPG品質(画質)を段階的に下げて調整。上限50MBの正式展開までは 2MB 厳守が安全。

  • 「縦動画でサムネが勝手に変わる」
    → 仕様です(ホーム等では4:5に置換)。中心寄せのデザインに。