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Switch2プロコン互換性を徹底整理!旧プロコンの注意点と買い替え判断

Switch2へ移行するとき、いちばん現実的な悩みが「手元の旧Switch用Proコントローラー(旧プロコン)をそのまま使えるのか」という点です。買い足しを最小限にしたい人ほど、互換性の“可否”だけでなく、「何が同じで、何が変わるのか」「不便が出るならどの運用が正解か」まで整理しておく必要があります。

結論として、旧プロコンはSwitch2でコントローラーとして利用できます。しかし、体験が完全に同一になるわけではなく、特に混乱が起きやすいのは次の2点です。

  • スリープ解除(本体を起こす操作)が旧プロコンではできないケースがある

  • Switch2で追加された“Cボタン前提”の導線(GameChatの呼び出し)が、旧プロコンでは同じようにできない

この記事では、互換性を「できる/できない」だけで終わらせず、機能単位で分解して、接続手順、トラブル対処、買い替え判断まで一気に整理します。

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Switch2で旧プロコンは使える?互換性の全体像

任天堂公式が示す対応範囲

Switch2で旧プロコンを使う前提として、まず押さえておきたいのは「旧プロコンは“入力デバイスとして”成立する」という点です。つまり、スティック・ボタン操作でゲームを遊ぶ用途は基本的に満たせます。多くの人が求めているのはここなので、最初の不安はまず解消できます。

ただし、周辺機能まで含めて“完全互換”と捉えると、細部でつまずきます。たとえば、同じ「コントローラー」でも、Switch2での新しい導線(チャット呼び出しや起動復帰)と、旧Switch時代の導線(HOMEで起動・復帰する習慣)では、前提がズレることがあります。

そこで、互換性を判断する軸は次の3つに分けるのが安全です。

  • プレイ互換:ゲーム操作ができるか(最重要・多くはOK)

  • 運用互換:起動・スリープ復帰・ユーザー切替など日常運用が同じか(差が出やすい)

  • 機能互換:ショートカットや追加機能(GameChatなど)が同じか(旧プロコンは差が出やすい)

この3軸で整理していけば、「使えるのに不便」「買い足したのに思ったのと違う」を避けられます。

まず押さえる注意点はスリープ解除

Switch2運用で最初に引っかかりやすいのが、スリープ解除です。旧Switchでは、プロコンのHOMEボタンで本体を起こして、そのまま遊び始めるのが自然でした。一方、Switch2では旧Switch用コントローラーのHOME操作が“本体のスリープ解除”として期待どおりに動かない場合があります。

ここを知らないと、次のような誤解が起きます。

  • 「プロコンが認識されない」「壊れたかも」と勘違いする

  • 結局本体ボタンで起動することになり、ストレスが増える

  • 家族がそれぞれ旧コントローラーを持っていると、起動役が固定されて混乱する

対策は後半で具体的に示しますが、まずは「旧プロコンは“遊ぶ”のはできるが、“起動・復帰”は別の手段が要ることがある」と覚えておくだけで、初期トラブルの大半が減ります。


Switch2プロコン互換性を機能別に比較する

互換性の話がややこしくなる理由は、「使える/使えない」が機能によって混ざるからです。ここでは旧プロコンとSwitch2 Proコン(新プロコン)を、実際に困りやすい機能から順に比較します。

できることできないこと早見表

まずは全体像をつかむために、機能別にまとめます。ここで“できない”に該当しても、代替手段がある場合があります。重要なのは「自分の運用で困るかどうか」です。

項目旧プロコン(旧Switch用Proコントローラー)Switch2 Proコン
ゲームの基本操作(スティック・ボタン)できるできる
無線接続でプレイできる(ペアリングが必要)できる(ペアリングが必要)
USB接続で使用・充電できる(ケーブル環境に左右される)できる
本体のスリープ解除(HOME起動)できない/制限が出る場合があるできる前提の設計
GameChatをワンボタンで呼び出しCボタンがないため不可Cボタンで可能
GameChatをメニューから呼び出しできる(導線は増える)できる
背面ボタン(割り当て拡張)なしあり(機種仕様により)
新機能のショートカット適性低め(ボタン不足)高め

次に、実際に生活の中で差が出るところだけを抜き出すと、こうなります。

体験に影響するポイント旧プロコンの現実困りやすい人
起動・復帰スリープ解除ができない/しづらい場合があるTVモード中心で“手元起動”したい人
チャット導線メニュー操作が増えるフレンドと頻繁に会話する人
操作の最適化背面ボタンや追加入力がない対戦・アクションで割り当てを詰めたい人

互換性で迷ったら、ここだけで判断しても大きく外しません。

スリープ解除できない理由と現実的な回避策

スリープ解除は「遊べるかどうか」とは別枠の“運用”です。旧プロコンがゲーム操作として問題なくても、起動復帰が同じとは限りません。ここを割り切ると運用が安定します。

回避策は大きく3つあります。

  1. 本体の電源ボタンで復帰する
    最も確実です。費用も追加機器も不要ですが、TVモード中心だと「本体まで手を伸ばす」「ドック周りまで行く」が手間になりがちです。

  2. Joy-Con 2を起動専用として残す(最小コスト運用)
    起動・復帰だけJoy-Con 2で行い、ゲームプレイは旧プロコンで行います。
    この運用の良い点は、旧プロコンを活かしながら、起動のつまずきを消せることです。家族運用でも「起動役はJoy-Con 2」と決めるだけで揉めません。

  3. Switch2 Proコンを導入して“起動からプレイまで一台完結”させる(快適運用)
    起動、チャット呼び出し、操作をすべて一台に集約できます。費用はかかりますが、日々のストレスが減るので、プレイ頻度が高い人ほど満足度は上がります。

スリープ解除で困ったときの確認チェックリスト

  • 「接続できない」のではなく「起動・復帰だけできない」状況ではないか

  • 本体を起こした後は旧プロコンで操作できるか(操作できるなら故障の可能性は低い)

  • TVモード中心なら、起動担当を決める(本体ボタン/Joy-Con 2/新プロコン)

  • 家族で複数台あるなら、起動導線を共通ルールにしておく

この整理をしておくだけで、旧プロコン継続か買い替えかの判断が一気に楽になります。

GameChatとCボタンの扱い方

Switch2の運用で、もう一つ判断材料になるのがGameChatです。Switch2ではCボタンを起点に、チャット機能へ素早くアクセスできる設計になっています。旧プロコンにはCボタンがないため、同じ操作体験にはなりません。

ただし、重要なのは「旧プロコンだとGameChatが使えない」ではなく、“呼び出しがワンステップ増える”という点です。つまり、使えるが快適性が違います。

旧プロコンでGameChatを使うときの現実的な運用

  • チャット開始・終了はHOMEメニューから呼び出す前提にする

  • 対戦中・アクション中など、瞬間的に切り替えたい場面では不利になりやすい

  • “雑談しながら”より、“必要なときだけ”の利用に向く

GameChat重視の人が気にすべきポイント

  • チャットの開始・切替を頻繁に行うか

  • 片手操作で素早く呼び出したいか

  • ボイスチャットの利便性を優先したいか

ここで「頻繁に使う」「快適性が欲しい」と感じるなら、新プロコン導入の価値が上がります。逆に、チャットが必須でないなら、旧プロコン継続でも不満は出にくいです。


旧プロコンをSwitch2に接続する手順

互換性があるとしても、最初の壁はペアリング(登録)です。ここでは、迷いが起きやすい順番を固定して説明します。基本方針は「無線でつなぐ→うまくいかなければ有線で切り分け→再度無線」という流れです。

無線でペアリングする手順

無線登録は、手順を少しでも飛ばすと失敗しやすいので、“順番”が重要です。

無線ペアリング手順

  1. Switch2のHOMEメニューを開く

  2. コントローラー設定(持ちかた/順番の変更など、登録待受に入る画面)へ進む

  3. 旧プロコンの同期ボタン(シンクロ)を長押しする

  4. 画面にコントローラーが認識された表示が出たら登録完了

  5. 実際にボタン入力し、反応があるか確認する

成功率を上げるコツ

  • 本体側の登録待受画面を先に開いてから、旧プロコンの同期を行う

  • 旧プロコンのバッテリー残量が少ないと不安定になりやすいので、先に充電しておく

  • 近くに無線機器が密集している場合は、少し場所を変える(TV裏やルーター周辺は混雑しやすい)

「登録はできたのに、翌日から反応が悪い」場合は、充電不足・電波干渉・接続が複数台で混線していることが多いので、後半のトラブルシュートも併用してください。

有線接続と充電の手順

無線がうまくいかないとき、切り分けに役立つのが有線接続です。有線で認識するなら、コントローラー自体は生きていて、無線周りの問題に絞れます。

有線接続・充電の手順

  1. 本体またはドックのUSB端子にケーブルを挿す

  2. 旧プロコンにUSBケーブルを接続する

  3. 画面上で入力が反応するか、充電が進むかを確認する

  4. 有線で安定するなら、無線側は電波干渉や登録状態の問題を疑う

ここでつまずくポイント

  • ケーブルの品質(充電専用ケーブルや劣化ケーブルだと認識しないことがある)

  • 端子の接触不良(挿し込みが甘い、ホコリなど)

  • USBハブ等を経由して不安定になる(まずは直挿しで試す)

有線で認識できたら、いったん登録情報が整うこともあり、再度無線に戻すと通るケースがあります。

複数台運用と家族プレイのコツ

家族・友人と複数台運用する場合、互換性の問題は“人間側の運用”でこじれがちです。おすすめは、以下の役割分担を先に決めることです。

おすすめ運用(混乱を減らす)

  • 起動・復帰担当:Joy-Con 2またはSwitch2 Proコン

  • プレイ担当:旧プロコン(人数分)

  • 充電担当:USBケーブルを定位置に設置し、使い終わったら必ず挿すルールにする

複数台運用で起きやすい失敗

  • だれかが旧プロコンで起動しようとして「反応しない」と混乱する

  • 登録の順番が入れ替わり、プレイヤー1がズレる

  • 充電不足で「急に切れる」「遅延が出る」

このあたりは機械の問題より運用ルールで解決する方が早いです。「起動はこのコントローラー」「プレイはこれ」と決めておけば、互換性の差が日常ストレスになりません。


つながらない反応しないときの原因別チェックリスト

「互換性はあるはずなのに、うまくいかない」場面では、原因を一つずつ潰すのが最短です。ここでは、発生頻度が高い順にチェック項目を並べます。

登録できないときの切り分け

登録(ペアリング)できないときは、次の順番で確認してください。いきなり初期化や買い替えに走る必要はありません。

チェックリスト(登録できない)

  • 本体側が登録待受画面になっている(待受に入っていないと見つからない)

  • 旧プロコンの同期ボタンを十分に長押しした(短いと登録モードに入らない)

  • 旧プロコンのバッテリー残量が十分にある(低残量は不安定)

  • いったんUSB有線で認識するか試した(切り分けに有効)

  • 別のUSBケーブルでも試した(ケーブル要因は意外と多い)

  • 周辺に無線機器が密集していない(ルーター直近、TV裏の配線密集など)

  • すでに多くのコントローラーを登録していないか(家族運用で混雑しやすい)

ここまでで解決しない場合

  • 本体を再起動してから再登録

  • コントローラーの登録情報が混線していそうなら、不要な登録を整理してから再試行

  • それでもダメなら、別のコントローラーは問題なく登録できるかを確認し、本体側かコントローラー側かを切り分ける

遅延や誤動作があるときの見直し

登録できても、「遅延」「勝手に入力される」「ボタンが抜ける」などが起きる場合は、無線環境か電力(充電)か、どちらかであることが多いです。

チェックリスト(遅延・誤動作)

  • 旧プロコンを十分に充電した状態で再確認する(低残量は不安定になりやすい)

  • 有線接続で症状が消えるか試す(消えるなら無線環境の可能性が高い)

  • 本体やドックの位置を少し動かす(電波の通り道が変わる)

  • TV裏の配線密集を避ける(ノイズ源になりやすい)

  • ルーターのすぐ近くで使っていないか(混雑しやすい)

  • 同時に多くのBluetooth機器を使っていないか(干渉の切り分け)

判断のポイント

  • 有線だと安定する → 無線環境の調整で改善が見込める

  • 有線でも症状が残る → コントローラー側の物理的な不調(スティック劣化など)や、本体側設定・周辺環境を疑う

旧プロコンは長年使っているほどスティックの摩耗や接点の劣化が出やすいので、「互換性の問題」と「経年劣化の問題」を混同しないことが重要です。

スリープ解除できないのは故障ではない

最後に、もっとも誤解されやすい点を改めて整理します。旧プロコンがSwitch2で“プレイ操作”として使えているのに、スリープ解除だけできない場合、それは故障とは限りません。運用の設計差として割り切ると、最短で解決できます。

スリープ解除で迷ったときの判断

  • 本体を起こした後に旧プロコンで操作できる → 互換性は成立している可能性が高い

  • 旧プロコンで起動復帰だけできない → 起動担当を別にする運用で解消する

  • どの状況でも入力が一切ない → 登録・電池・ケーブル・故障の順で切り分ける

この整理ができると、「買い替えたのに初日から詰んだ」という不安を避けられます。


買い替えは必要?Switch2 Proコンを選ぶ基準

最後は最重要の判断です。旧プロコンを活かすのが正解なのか、Switch2 Proコンに乗り換えるべきなのか。ここは「どちらが上」ではなく、あなたの遊び方・運用ストレスの許容度で決まります。

買い替え推奨の人

次の項目に当てはまるほど、新プロコンの価値が上がります。目安として、2つ以上当てはまるなら買い替えで満足しやすいです。

  • TVモード中心で、ソファから“手元で起動・復帰”したい

  • GameChatを頻繁に使い、チャット呼び出しを最短にしたい

  • 追加入力(背面ボタンなど)で操作を最適化したい

  • 友人・家族が使うことも多く、運用を簡単にしたい

  • 「結局いつか買う」と感じている(ストレスが積み上がっている)

買い替えの本質は、ゲームの操作性そのものよりも、日常の“面倒”を減らすことです。起動・チャット・運用が快適になると、結果としてプレイ体験が上がります。

旧プロコン継続で十分な人

一方で、旧プロコン継続が合理的な人も多いです。次に当てはまるなら、まずは旧プロコン中心の運用で問題ありません。

  • 起動・復帰は本体ボタンで構わない(またはJoy-Con 2を起動用に残せる)

  • GameChatは使わない、またはメニューから呼び出せれば十分

  • 旧プロコンの握り心地に慣れていて、変えたくない

  • 予算を抑えたい(まずは買い足さずに様子を見たい)

  • 家に旧プロコンが複数あり、すでに足りている

この場合のおすすめは「起動だけ別手段にする」ことです。旧プロコンの価値を最大化しながら、不満点だけを運用で消せます。

購入前確認(旧プロコン継続派のチェックリスト)

  • 起動担当(本体ボタン/Joy-Con 2/新プロコン)を決めた

  • 充電環境(ケーブル・置き場)を整えた

  • 家族運用なら、プレイヤー順番が混線しないルールを決めた

  • GameChatの利用頻度を現実的に見積もった(頻繁なら買い替え検討)

サードパーティを選ぶなら外せない条件

サードパーティ製コントローラーは価格面で魅力がある一方、互換性のトラブルが増えやすい領域です。「安いから」で選ぶと、結局買い直しになりがちなので、最低限の条件を明確にしておくのが安全です。

サードパーティ選定の必須条件

  • Switch2対応の明記があること(Switch対応だけでは判断しない)

  • 必要機能が揃っていること(ジャイロ、振動、連射、背面ボタンなど目的に合わせる)

  • 接続方式が用途に合うこと(無線の安定性を重視するならレビューも確認する)

  • サポート情報が確認できること(ファーム更新や不具合案内があるメーカーは安心材料)

そして最重要は、サードパーティに“起動復帰の快適さ”まで期待するかどうかです。起動復帰や新機能ショートカットまで含めて快適さを求めるなら、純正側に寄せた方が失敗が減ります。

買い替え判断の最終まとめ(分岐の考え方)

  • 起動復帰の不便が致命的 → 新プロコンが有力

  • チャット切替の頻度が高い → 新プロコンが有力

  • それ以外でプレイは満足している → 旧プロコン継続が合理的

  • 価格優先で代替を探す → サードパーティは条件を満たすものだけに絞る