Steamでゲームを遊ぼうとしたら、「インターネットに接続されていません」「Steamの更新にはインターネットにアクセスする必要があります」と表示され、更新やダウンロードが一切進まない――そんな状況にお困りではありませんか。
ブラウザや他のアプリは問題なくネットにつながっているのに、なぜかSteamだけがエラーになると、どこから手を付ければよいのか分からず不安になります。
本記事では、原因の切り分けから今すぐ試せる基本対処、環境別のポイント、再発防止策までを、PC初心者の方でも安全に実践できる手順として整理して解説いたします。
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「インターネットに接続されていません」「更新にはインターネットにアクセスする必要があります」といったエラーは、必ずしも回線断だけが原因ではなく、
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ネットワーク・ルーターの一時的な不調
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Steamサーバー側の混雑
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ファイアウォール・セキュリティソフトの設定
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ストレージ不足やキャッシュ破損
など、複数の要因が絡み合って発生します。
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対処は、
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再起動・ルーター電源入れ直し・キャッシュ削除などのレベル1から
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管理者実行・ファイアウォール設定・ライブラリ修復などのレベル2
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再インストールや詳細設定の見直しなどレベル3(要注意)
の順に、段階的に進めることが重要です。
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Steam更新時に「インターネットに接続されていません」と出る状況とは
代表的なエラーメッセージの種類
Steamの更新やゲームのダウンロード時には、以下のようなメッセージが表示されることがあります。
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「インターネットに接続されていません」
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「Steamの更新にはインターネットにアクセスする必要があります」
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「Steamネットワークに接続できませんでした」
これらは、必ずしも「本当にインターネットが切れている」とは限らず、
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PCやルーター側の一時的な不調
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ファイアウォールやセキュリティソフトによるブロック
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Steamサーバー側の混雑や障害
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ストレージやキャッシュの問題
など、複数の要因が組み合わさって発生するエラーです。
更新時/ダウンロード時/起動時で異なる症状
同じような文言でも、「どのタイミングで出るか」によって原因の傾向が異なります。
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クライアント起動前にエラーが出る
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例:「Steamの更新にはインターネットにアクセスする必要があります」
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→ クライアントのアップデートが行えず、ログイン画面まで進めないパターン。
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ゲームのダウンロードや更新中にエラーが出る
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例:ダウンロードバーの下に「インターネットに接続されていません」と表示されたまま進まない
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→ 接続はできているが、ダウンロードセッションが不安定だったり、キャッシュや地域設定に問題があるパターン。
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ログイン後にストアやライブラリが表示されない
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→ ネットワーク全般(DNS・VPN・プロキシなど)の影響が疑われます。
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記事では、この「どこで止まっているか」を手がかりに、段階的な対処方法をご案内いたします。
まず確認したい前提条件(回線・サーバー・アカウント)
作業に入る前に、次の3点を簡単に確認しておくことをおすすめいたします。
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他のサイトやアプリは正常に通信できるか
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ブラウザで複数のサイトを開く、動画サービスを再生するなどして確認します。
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Steamサーバー側に障害やメンテナンスがないか
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Steam公式のステータス情報や、障害情報サイト(例:DownDetector等)を確認します。
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Steamアカウントで同時ログインが多重になっていないか
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他のPCやデバイスでログインしっぱなしになっていないかを確認します。
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これらに問題がなければ、PC・ネットワーク・Steamクライアント側の設定や状態を疑っていきます。
原因別チェックリスト(かんたん診断)
ネットワーク・ルーター側の一時的なトラブル
まずは、最もよくある「一時的な不調」を疑います。
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ルーター・ONUの連続稼働が長く、熱や負荷が高い
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Wi-Fiの電波強度が弱い、頻繁に切断される
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有線ケーブルの抜け・接触不良
チェック項目
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他のデバイス(スマホなど)でも通信が不安定になっていないか
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ルーターとONUのランプに異常(赤点灯・点滅)がないか
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有線接続の場合はLANケーブルを別ポート・別ケーブルに変えてみる
これらは、再起動や配線の確認だけで改善するケースが多く見られます。
Steamサーバー側の障害・メンテナンス
特に大型セール(サマーセール・ウィンターセール)やアップデート集中時には、Steamサーバー側が混雑する場合があります。
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ストアページ全体の表示が遅い
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どのゲームのダウンロードも一様に遅い/止まる
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SNS上で同様の報告が複数上がっている
この場合、ユーザー側でできることは限られますが、
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ダウンロード地域を変更する
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混雑しにくい時間帯にやり直す
といった工夫で改善するケースがあります。
Windowsファイアウォールやセキュリティソフトによるブロック
Windows標準のファイアウォールや、サードパーティ製セキュリティソフトが、Steamの通信を「不審なもの」と判断してブロックしている場合があります。
ありがちな状況
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Steamをインストール・更新した直後から接続できなくなった
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セキュリティソフトを変更・アップデートした直後からエラーが出る
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会社支給PCや、管理者権限が制限されたPCを使用している
ストレージ不足・キャッシュ破損などPC側の問題
意外と見落とされがちなのが、ディスク容量やキャッシュの問題です。
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システムドライブ(Cドライブ)の空き容量が極端に少ない
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長期間Steamを使用しており、ダウンロードキャッシュが溜まりすぎている
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ディスクにエラーが発生している
ストレージ不足は、ダウンロード時・更新時に特に影響しやすく、「接続エラー」に見える形で表れる場合もあります。
初心者でもできる基本の対処手順(レベル1)
ここからは、リスクが低く、ほとんどの環境で試しやすい「レベル1」の対処をご紹介いたします。
PCとSteamクライアントの再起動
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Steamクライアントを終了します。
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タスクマネージャーで「Steam関連プロセス」が残っていないか確認し、残っていれば終了します。
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PCを再起動します。
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再起動後、再度Steamを起動し、更新やダウンロードを試します。
公式サポートでも、最初の手順として「SteamクライアントとPCの再起動」が推奨されています。
ルーター・ONUの電源入れ直し
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ルーターとONU(モデム)の電源を切ります。
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30秒〜1分程度待ちます。
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ONU → ルーターの順に電源を入れ、ランプが安定するまで待ちます。
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PCをネットワークに再接続し、Steamを起動します。
特にホームルーター・モバイルルーター利用時は、電波状態や接続数により不安定になりやすいため、定期的な再起動が有効です。
Steamのダウンロードキャッシュの削除
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Steamを起動します。
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左上の「Steam」メニューから「設定」を開きます。
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「ダウンロード」項目を選択します。
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「ダウンロードキャッシュをクリア」ボタンをクリックします。
キャッシュ削除後は、再ログインが必要になりますが、破損したキャッシュが原因の場合はこれだけで改善することがあります。
ダウンロード地域と帯域幅設定の見直し
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Steamの「設定」→「ダウンロード」を開きます。
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「ダウンロード地域」を別の地域(例:混雑していなさそうな海外サーバー)に変更します。
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同画面でダウンロード帯域幅が極端に制限されていないか確認します。
ダウンロード地域を変更するだけで改善したという報告も多く、簡単かつリスクも低い対処です。
状況別の具体的な解決方法(レベル2)
クライアント起動前に「更新にはインターネットにアクセスする必要があります」と出る場合
このケースでは、Steamクライアント自体の更新が正常に行えない状態です。
試すべき手順
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管理者として実行
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Steamのショートカットまたは
Steam.exeを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
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WindowsファイアウォールでSteamを許可
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「Windows Defenderファイアウォール」→「アプリケーションの許可」から、
Steamがプライベート・パブリックネットワークの両方で許可されているか確認します。
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セキュリティソフトの一時停止(可能な範囲で)
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セキュリティソフトのガイドに従い、「一時的に保護を停止」して更新を試します。
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その後、必ず保護を再有効化します。
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Steamフォルダの一部リセット
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一般的な方法として、
steamappsフォルダとSteam.exeを残し、それ以外のファイルを削除してから起動する手順が知られています(自己責任範囲)。
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ゲームのダウンロード・更新だけが失敗する場合
ログインやストア表示は問題なく、特定ゲームのダウンロード・更新時のみエラーが出るケースです。
有効な対処例
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ダウンロードキャッシュの削除(前述)
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ライブラリフォルダーの修復(Steam設定の「ダウンロード」→「ライブラリフォルダー」から)
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ゲームファイルの整合性チェック(ライブラリのゲームを右クリック→「プロパティ」→「ローカルファイル」)
ホームルーターや共有Wi-Fi環境で発生する場合
日本国内では、ホームルーターやマンション共用回線で特定のポートが制限されている/プロトコルが安定しないといった事例も報告されています。
ポイント
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可能であれば、一時的にスマホのテザリングなど別回線に接続し、症状が変わるか確認する
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ルーターのファームウェア更新や再起動を定期的に行う
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プロバイダや回線事業者に、ゲーム通信への制限がないか問い合わせる
VPN・プロキシ・会社PC利用時の注意点
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会社提供のVPNやプロキシ経由では、Steamのゲームダウンロードが制限されている場合があります。
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セキュリティポリシーにより、個人で設定を変更することが禁止されているケースもあります。
推奨対応
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会社PCや業務ネットワークを使っている場合、自分で設定をいじる前に情報システム部門へ相談する
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個人利用のVPNは、一時的に切断して状況が変わるか確認する
それでも直らないときの上級者向け対処(レベル3・要注意)
ここから先は、ある程度PCに慣れた方向け、かつ自己責任要素を含む手順です。無理に実施せず、必要に応じて公式サポートや詳しい方に相談してください。
Windowsファイアウォール詳細設定での許可ルール確認
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受信・送信の両方で、
Steamや関連ポートがブロックされていないか確認します。 -
独自にポート制限をかけている場合は、一時的に緩和して確認します。
セキュリティソフトの例外設定と一時無効化
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セキュリティソフトの「例外(ホワイトリスト)」機能で、
Steam.exeとインストールフォルダを登録します。 -
一時的に保護を停止して試す場合は、必ずオフライン作業に限定し、作業後すぐに有効化してください。
Steam再インストール時にゲームデータを残す方法
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steamappsフォルダ(既定ではC:\Program Files (x86)\Steam\steamapps)をバックアップします。 -
Steamをアンインストールします。
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再インストール後、バックアップした
steamappsフォルダを元の場所に戻します。 -
ライブラリからゲームを「インストール」とすると、ファイルの検証のみで使える場合があります。
再発防止のためにできる設定と日常的な心がけ
安定した接続にするためのネットワーク設定のポイント
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可能なら、ゲームのダウンロード時は有線接続を利用する
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ルーターは定期的に再起動し、ファームウェアを最新に保つ
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PCの省電力設定で、ネットワークアダプターの省電力機能が過剰に働いていないか確認する
Steamのメンテナンス・大型セール時の混雑対策
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サマーセール・ウィンターセール開始直後は特に混雑しやすいため、時間帯をずらす
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混雑時は、ダウンロード地域を変更することで改善することがあります。
トラブル時に控えておくべき情報(スクリーンショットなど)
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エラー画面のスクリーンショット
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発生日時・回数・試した対処内容のメモ
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利用中の回線種別(光・ホームルーター・モバイル回線など)
これらを控えておけば、公式サポートやプロバイダに問い合わせる際にスムーズです。
よくある質問(FAQ)
インターネットにはつながっているのに、なぜSteamだけダメなのか?
アプリケーションごとに利用するポートや通信方式が異なるため、ブラウザは問題なくても、Steamだけ特定のポートやプロトコルがブロックされている場合があります。ファイアウォール・セキュリティソフト・VPN・ルーター設定などが原因となることが多いです。
オフラインモードとの違いは?
Steamの「オフラインモード」は、ユーザーが意図して切り替える機能であり、インターネット接続がなくてもプレイできるタイトル用のモードです。一方、「インターネットに接続されていません」エラーは、オンライン接続が必要な処理(更新・認証など)が失敗している状態を意味します。
再インストールするとゲームは消えますか?
Steamクライアントのみを再インストールし、steamappsフォルダを退避しておけば、ゲームデータを残したまま再セットアップできるケースが多いです。ただし、ディスク障害などでファイルが破損している場合は、再ダウンロードが必要になることもあります。
ダウンロード地域はどこを選べばよいですか?
基本的には現在地に近い地域(日本在住なら日本)で問題ありませんが、混雑時にエラーや極端な速度低下が出る場合は、近隣地域や空いていそうな地域(アジア・オセアニアなど)を試すと改善することがあります。
どのタイミングで公式サポートに問い合わせるべきですか?
以下のような場合は、公式サポートに相談することをおすすめいたします。
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本記事のレベル1〜2の対処を一通り試しても改善しない
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他のオンラインサービスは正常だが、Steamだけ長期間接続できない
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エラーが特定の購入タイトルや支払いに関連している