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Steam対応ゲーム機おすすめ7選|Steam Deck・ROG Allyほか失敗しない選び方

「Steamのゲームをもっと気軽に遊びたい。でも、Steam DeckやROG Ally、MSI Claw…正直どれを選べばいいのか分からない。」
多くの方が、この段階で情報を追うだけで疲れてしまっています。

本記事では、2025年時点で日本から購入しやすいSteam対応ゲーム機を厳選し、「プレイスタイル×OS(SteamOS/Windows)×予算」の3軸で整理してご紹介します。単なるスペックの羅列ではなく、「通勤中にインディーを遊びたい」「AAAタイトルをがっつりやり込みたい」「仕事用PCも兼ねたい」といった具体的なニーズ別に、どの機種が最適かをはっきりお伝えする構成です。

読み終えるころには、「自分はこの1台を選べばよい」という答えが見えるよう、メリット・デメリット、注意点、失敗しない買い方までまとめて解説していきます。
Steamゲーム機選びに迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

この記事のまとめ
  • 迷ったらこれ:Steam Deck OLED(512GBクラス)

    • Steam専用機としての完成度が高く、UIも分かりやすい

    • コスパ・携帯性・バッテリー持ちのバランスが非常に良い

  • 性能&自由度重視:ROG Ally X / ROG Xbox Ally X

    • AAAタイトルも本格的に遊びたい

    • Steam以外のPCゲームやGame Passも活用したい

    • 将来的に外部GPUやモニターにつなぎ、デスクトップライクに使いたい

  • 大画面&作業も視野:MSI Claw 8 AI+ or Lenovo Legion Go

    • 8インチ前後の大画面でゲームも動画も快適に楽しみたい

    • Windows PCとして、仕事やクリエイティブ用途にも使いたい

目次

Steamで遊べる「ゲーム機」は大きく3タイプある

まず、「Steam ゲーム機」と検索したときに指している製品は、大きく3タイプに分けられます。ここを整理しておくと、自分が欲しいのはどのタイプかがはっきりします。

Steam Deck(SteamOS搭載の公式携帯ゲーム機)

1つ目は、Valveが公式に販売している携帯ゲーム機「Steam Deck」です。
最新モデルのSteam Deck OLEDは、ゲーム用に設計されたHDR対応の有機ELディスプレイと、省電力なAMD APUを採用し、従来モデルよりバッテリー持ちが30〜50%向上したと公式に案内されています。

  • Steamに最適化された専用OS「SteamOS」を搭載

  • 起動するとすぐに自分のSteamライブラリが表示され、PCに詳しくなくても扱いやすいUI

  • Steam対応タイトルの多くが「Deck Verified」などの互換性評価を受けており、動作の目安が分かりやすい

「とにかくSteamゲームを手軽に携帯機で遊びたい」という目的であれば、まず最初に検討すべき定番モデルです。

Windows搭載ポータブルゲーミングPC

2つ目は、Windows 11を搭載したポータブルゲーミングPCです。ASUSのROG AllyシリーズやLenovo Legion Go、MSI Claw 8 AI+などが代表的です。

  • 一般的なWindows PCとして使えるため、Steam以外にEpic GamesやXboxアプリなども利用可能

  • フルHDかつ120Hz対応の高リフレッシュレート液晶を搭載したモデルが多く、映像が滑らか

  • 代わりに、設定項目が多く、PCにある程度慣れている人向け

「Steamだけでなく、PCゲーム全般を幅広く楽しみたい」「仕事や動画視聴も1台で済ませたい」というニーズに向きます。

据え置き向けの小型PC・Steam Machine系

3つ目が、いわゆる小型デスクトップPCや、最近再び注目されているリビング向けのSteam Machine系PCです。テレビの下に置いてコントローラーで遊ぶ「据え置きゲーム機」的な使い方を想定した製品で、ポータブルではないものの、コンパクトさと性能を両立させたモデルが増えています。

今回のキーワード「steam ゲーム機 おすすめ」では、特に前者2つ――
Steam Deck系Windows搭載ポータブルゲーミングPCが主な検討対象になります。


Steam対応ゲーム機を選ぶ前に決めるべき5つのポイント

機種比較に入る前に、まずは次の5点を決めておくと、自分に合う候補がかなり絞り込めます。

1. 予算とコスパの目安

国内で購入しやすいSteam対応ゲーム機は、おおまかに以下の価格帯に分かれます。

  • エントリー〜ミドル:8万円前後(旧モデル・一部Intel機など)

  • メインストリーム:9〜14万円(Steam Deck OLED、ROG Ally系など)

  • ハイエンド:15〜20万円クラス(大画面モデル、ハイエンドAYANEO/GPDなど)

「絶対にこの金額以内」と決めておくと、不要に高いモデルを検討し続けて疲れてしまうことを防げます。

2. 遊びたいゲームの種類(AAAかインディー中心か)

  • 『ELDEN RING』『Cyberpunk 2077』のようなAAA級タイトルを高画質で遊びたいのか

  • インディーゲームや2Dタイトル中心なのか

  • オンライン対戦ゲームをどの程度真剣にプレイするのか

AAAタイトルを高設定で快適に遊びたい場合は、より強力なAPU(Ryzen Z1 Extreme / Z2 Extreme / Core Ultraクラス)や十分な冷却性能が必要です。

一方でインディー中心であれば、そこまでの性能は不要で、価格や軽さを優先しても問題ありません。

3. OSと使い方(ゲーム専用か、PCとしても使うか)

  • ゲーム専用機として割り切る → Steam DeckなどSteamOS機が候補

  • ブラウジング/動画視聴/Officeや軽作業もこなしたい → Windows機が有利

Steam Deckでもデスクトップモードを使えばある程度PC的な用途もこなせますが、本格的なOfficeワークやWindows専用ソフトの利用まで視野に入れるなら、Windows搭載機を選んだほうがシンプルです。

4. サイズ・重量・バッテリー(どこで遊ぶか)

  • 通勤電車や出張先のホテルなど、外出先メイン

  • 家の中での移動(ソファ・ベッド)メイン

  • ほとんど据え置きで、たまに持ち運ぶ程度

Steam Deck OLEDは約640gクラス、7〜8インチWindows機も600〜800g程度の重量があります。

長時間手に持つ前提なら、
「軽めのモデル+バッテリー持ちの良さ」を優先したほうが疲れにくいです。

5. 日本での購入性・保証やサポート

  • 国内正規販売かどうか(公式代理店や大手量販店で購入できるか)

  • 保証期間・延長保証の有無

  • 修理時の窓口(国内で完結するか、海外送りになるか)

Steam Deckは日本ではKOMODO公式ストア経由で販売されており、国内保証が受けられます。
一方で、一部ハイエンドUMPCは並行輸入が中心で、保証条件が製品やショップによって異なります。


2025年版|Steamゲーム機おすすめ7選【まずはここから】

ここからは、2025年時点で日本から入手しやすい代表的なSteam対応ゲーム機を7モデル紹介します。

1. Steam Deck OLED:コスパと携帯性のバランスに優れた定番モデル

こんな人におすすめです

  • 「とにかくSteamゲームを手軽に遊びたい」

  • PCに詳しくないが、携帯機でPCゲームを始めてみたい

  • 予算は10万円前後で、コスパ重視

特徴のポイント

  • Steam純正の携帯ゲーム機で、SteamOSとUIがゲームパッド前提で最適化されている

  • OLEDモデルでは、画面サイズが7.4インチになり、有機ELによる高コントラスト・HDR表示に対応

  • 内部設計の見直しにより、従来モデルよりバッテリー持ちが30〜50%向上し、発熱も抑えられている

メリット

  • UIが分かりやすく、初めての携帯ゲーミングPCとして扱いやすい

  • Steamストア上で互換性の目安が表示されるため、対応状況を確認しやすい

  • 国内正規販売があり、保証・サポート面で安心感が高い

注意点

  • Steam以外のランチャーやWindows専用ソフトを使うには追加の設定や工夫が必要

  • 非対応タイトルでは設定調整や互換レイヤーの利用が必要な場合がある

2. ASUS ROG Ally / Ally X / ROG Xbox Ally X:高性能なWindows携帯ゲーミングPC

こんな人におすすめです

  • Steamだけでなく、Epic Games・Xbox Game Passなど複数のランチャーを使いたい

  • AAAタイトルを高フレームレートで遊びたい

  • 将来まで見据えて長く運用したい

特徴のポイント

  • AMD Ryzen Z1 / Z1 Extreme、さらに新世代のZ2 Extremeを搭載したモデルも登場しており、携帯機としては非常に高いゲーム性能を持つ

  • 7インチ・フルHD(1920×1080)・120Hzの高リフレッシュレート液晶を採用し、映像が滑らか

  • ROG独自のArmoury Crate SEにより、ゲームランチャーやTDP設定、ファン制御などをまとめて管理可能

メリット

  • Windows 11搭載のため、ほぼPCそのものとして使用できる

  • Xbox Game Passや他社ランチャーも利用しやすく、遊べるタイトルの幅が広い

  • 上位モデル(Ally X / ROG Xbox Ally X)は大容量バッテリーと24GBメモリ構成で、長時間プレイや動画編集にも対応

注意点

  • 高負荷時の発熱・ファン音が大きくなりがちで、冷却設定の調整が必要

  • 設定項目が多く、PCやWindowsの扱いに慣れている人向け

3. Lenovo Legion Go:8.8インチ大画面&着脱コントローラーの多機能モデル

こんな人におすすめです

  • 大画面で迫力ある映像を楽しみたい

  • ドック接続して、Nintendo Switchのようにテーブルモード・携帯モードを切り替えたい

  • WindowsでPCゲームも仕事もこなしたい

特徴のポイント

  • 8.8インチの大画面ディスプレイを採用し、視認性が高い

  • コントローラーが着脱式で、テーブルモードやマウスライクな操作など、多彩なスタイルに対応

  • Ryzen Z1 Extreme搭載構成では、AAAタイトルも十分こなせる性能

注意点

  • 本体サイズと重量が増えるため、片手持ちでの長時間プレイにはやや不向き

  • 携帯性よりも「どこでも据え置き風プレイ」を重視する人向け

4. MSI Claw 8 AI+:最新Core Ultra搭載・8インチ画面で動画や作業にも強い1台

こんな人におすすめです

  • 8インチの大きめ画面でゲームも動画も楽しみたい

  • 最新世代のIntel Core UltraによるAI処理や省電力性に興味がある

  • 長時間の据え置きプレイも視野に入れている

特徴のポイント

  • 8インチ・フルHD・120Hzのディスプレイを搭載し、滑らかな映像表示が可能

  • Intel Core Ultraや、上位モデルではCore Ultra 7 258Vと2TB SSDを搭載した構成もあり、動画編集やAI処理にも強い

  • MSI独自の冷却機構「Cooler Boost HyperFlow」で、長時間プレイ時のパフォーマンス維持に配慮

注意点

  • 初期のClawシリーズは最適化不足が指摘されていた経緯もあり、最新モデルを選ぶことが重要

  • 8インチ級・やや重量級なので、常時携帯より「持ち運べる小型PC」として捉えるとギャップが少ない

5. GPD WINシリーズ:コンパクト重視の上級者向けUMPC

GPD WINシリーズは、超コンパクトなUMPC形状が特徴のハンドヘルドPCです。キーボードやタッチパッドを備えたモデルもあり、「ミニノートにもなるゲーム機」として人気があります。

  • 強み:サイズの小ささ・構成の自由度・ニッチな用途に対応

  • 向いている人:PCの設定に慣れていて、細かなチューニングを楽しめる上級者

初めてのSteamゲーム機としてはややハードルが高いため、本記事では「2台目候補」として位置づけます。

6. AYANEOシリーズ:高画質・高級路線のハイエンドモデル

AYANEOシリーズは、OLEDディスプレイや高性能APU、大容量メモリ・ストレージなどを組み合わせたハイエンド路線のポータブルゲーミングPCです。

  • 強み:画質や質感、スペックに妥協したくない人向け

  • 注意点:価格が高めで、国内でのサポート・保証はモデルや販売店によって条件が異なる

「好きなゲームに最高の環境を用意したい」「すでに1台持っており、さらに良いものに乗り換えたい」といった、こだわり派向けです。

7. 据え置き中心なら小型デスクトップPC+コントローラーという選択肢も

「携帯性にはこだわらず、リビングのテレビでSteamゲームを遊びたい」という場合、小型デスクトップPCや新世代のSteam Machine系PCをテレビに接続する方法もあります。

  • メリット:デスクトップ向けCPU/GPUを選べるため、性能を確保しやすい

  • デメリット:携帯性はなく、設置スペースが必要

あくまで「持ち運べるSteamゲーム機」を求める人には、前述の携帯機のほうが目的に合います。


プレイスタイル別|あなたに合うSteamゲーム機の選び方

ここからは、プレイスタイルごとに「この条件ならこのタイプ」という形で整理します。

携帯性と気軽さ重視:通勤・ベッド・ソファで遊びたい人

  • 本命:Steam Deck OLED

  • 理由:

    • UIがシンプルで、スリープからの復帰が早く、据え置き機感覚で遊べる

    • バッテリー持ちが向上し、携帯プレイとの相性が良い

「PCの設定はなるべく少なく、ゲームを起動したらすぐ遊びたい」という人には、やはりSteam Deck系が最もストレスが少ない選択肢です。

性能重視:家でも外でもAAAタイトルを快適に遊びたい人

  • 本命:ROG Ally X / ROG Xbox Ally X

  • 対抗:Lenovo Legion Go, MSI Claw 8 AI+

上位モデルは、Ryzen Z1 ExtremeやZ2 Extreme、あるいはCore Ultra 7などを搭載し、メモリも24GB以上の構成が用意されています。

「画質設定を上げても快適に遊びたい」「外でも家でも同じ感覚でAAAタイトルをプレイしたい」という場合はこちらが有力候補です。

PC用途も兼ねたい:仕事やクリエイティブにも使いたい人

  • 本命:MSI Claw 8 AI+

  • 対抗:ROG Allyシリーズ, Lenovo Legion Go

理由:

  • フルHD以上の解像度と8インチクラスの画面は、画面分割や作業にも向いている

  • Windows 11搭載のため、Officeやブラウザ、開発環境など一般的なPC作業がしやすい

  • 最新Core UltraやRyzen Zシリーズは、動画編集やAI処理もある程度こなせる

できるだけ安くSteamデビューしたい人

  • 本命:予算に応じたSteam Deck OLEDの容量違いモデル

  • 対抗:一部エントリークラスのWindows機(セール品や前世代モデル)

Steam Deckは、同価格帯のWindows機と比べて「Steamゲームを遊ぶ」という一点に最適化されており、UIや互換性情報が整っているため、トータルの満足度が高くなりやすいです。


Steam DeckとWindows携帯ゲーミングPCの違い

同じ「Steamゲーム機」でも、Steam DeckとWindows携帯機では性格が大きく異なります。

対応ゲーム・互換性の違い

  • Steam Deck

    • Steamのタイトルについては、Deck対応状況が「Verified」などのラベルで表示され、動作の目安が分かりやすい

    • 一部のWindows専用タイトルやアンチチート系ゲームは非対応・要調整

  • Windows携帯機

    • 通常のWindows PCと同様に、ほとんどのPCゲームをインストール可能

    • その代わり、ゲームごとの設定最適化やドライバー更新など、ユーザー側の管理が必要

設定の手間と使い勝手の違い

  • Steam Deckは、起動するとすぐゲームライブラリにアクセスでき、設定画面もゲームパッド前提で設計されています。

  • Windows機は柔軟性が高い一方で、

    • アンチウイルス

    • Windows Update

    • ドライバー更新
      など、PCならではのタスクが発生します。

「PCの世話をするのが好きかどうか」が、OS選びの分かれ目と言ってもよいレベルです。

周辺機器・外部ディスプレイとの相性

  • 両者ともUSB Type-Cからの映像出力やドック接続に対応したモデルが多く、テレビやモニターにつないで据え置き風に遊べます。

  • Windows機は、キーボード・マウス・外部GPUボックスなどPC向け周辺機器との相性が良く、「持ち運べるデスクトップ」としての拡張性が高いです。

将来性とアップデートの方向性

  • Steam Deckは、SteamOSとともに長期的なアップデートが想定されており、公式からの最適化が継続的に行われています。

  • Windows機は、ハードウェアの進化が早く、1〜2年ごとに新APU・新GPUを搭載したモデルが出てくるため、「常に最新が欲しい人」はこちらが向きます。


購入前にチェックしたい注意点とよくある失敗例

タイトルが動かない/重くて遊べないケース

  • 購入前に、自分が遊びたいタイトルの

    • Steam Deck対応状況

    • 必要/推奨スペック
      を必ず確認してください。

特にオンライン対戦ゲームや一部のMMOは、携帯機向けには最適化されていない場合があります。

ストレージ容量・メモリ不足による後悔

  • 近年のAAAタイトルは1本で100GB近い容量を占めることも珍しくありません。

  • 512GB SSDでは、OS領域を差し引くと、大型タイトルを数本入れるだけで残り容量が心もとない場合があります。

可能であれば、1TB以上のモデルか、後からSSDを増設可能な構成を選ぶと安心です。

充電器・ドック・ケースなど必須アクセサリーの見落とし

  • 65WクラスのUSB PD充電器

  • ケーブルの長さ違い(自宅用・持ち運び用)

  • 持ち運び用ケース

  • ドック(外部ディスプレイ接続・有線LAN用)

これらは後から買い足すと地味にコストがかさむため、予算にあらかじめ含めておくと良いです。

中古・並行輸入品を選ぶ際の注意点

  • 保証期間がどの程度残っているか

  • 正規代理店保証か、ショップ独自保証か

  • OSやキーボード設定が海外向けのままになっていないか

価格の安さだけで飛びつくと、故障時に修理が困難・高額になるケースがあります。