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【Steam返金】ゲームを返金する方法と2つの返金条件とは?ギフトの返金方法も紹介

Steamでゲームを購入して、ゲーム内容が思っていたものと違ったりゲーム内容が酷いと返金してくれとなります。
Steamの返金には条件がありますので、返金条件や返金手順をギフトの紹介とともに解説します。
返金はプレイ時間も条件になりますので、ゲームをする前には条件を知っておくことが大切になります。

目次

返金対象になるのはどんな購入か(ゲーム・DLC・ゲーム内購入など)

Steamの返金対象となる代表的なカテゴリは次のとおりです。

  • ゲーム本体・ソフトウェア

  • DLC(ダウンロードコンテンツ)

  • 一部のゲーム内購入アイテム

  • バンドル(複数タイトルのセット)

  • Steamウォレットへのチャージ(条件付き)

  • 予約購入したタイトル(条件付き)

ただし、それぞれに個別の条件があります。たとえば、DLCの場合は「購入から14日以内かつDLCが消費されていないこと」「DLC購入後のベースゲームのプレイ時間が2時間未満であること」などのルールがあります。

ゲーム内購入は、Valve製タイトルでは「購入から48時間以内かつ未消費」であれば返金可能ですが、サードパーティタイトルでは対応するかどうかを開発元が決めており、ストアページに明記されます。

14日・2時間ルールとは?基本条件を整理

Steamの返金ポリシーの中心となるのが、いわゆる「14日・2時間ルール」です。

  • 購入から14日以内であること

  • そのタイトルのプレイ時間が2時間未満であること

この2つを満たしていれば、理由を問わず返金リクエストを送ることができます。よくあるケースとしては、次のようなものがあります。

  • 間違えて別のエディションを購入してしまった

  • 実際に遊んでみたら、想像していた内容と違った

  • 自分のPCスペックでは快適に動作しなかった

なお、14日・2時間の条件を外れていても、返金リクエスト自体を送ることは可能です。その場合は個別に審査されるため、必ず返金が通るわけではありませんが、「動作不良でほとんど遊べなかった」など正当な理由がある場合、認められるケースもあります。

返金が認められない主なケース(映画・VAC BANなど)

どれだけ早く購入しても、基本的に返金対象外とされているものもあります。

  • 映画・映像作品

  • VAC(Valve Anti-Cheat)によってBANされたゲーム

  • サードパーティのCDキーやウォレットカードなど、Steam外で購入したもの

また、返金ポリシーは「ゲームを無料で試すための仕組みではない」と明記されており、短期間に何度も返金を繰り返すなど、明らかに濫用と見なされる使い方をすると、将来的に返金を断られる可能性があります。この点は長期的なアカウント運用の観点でも重要です。


Steamで返金リクエストを送る手順

基本ルールを理解したら、次に実際の返金リクエスト手順を確認します。ここではPCブラウザ、Steamクライアントのどちらからでもほぼ共通の流れで進められる方法を解説します。

事前にチェックしておくべきこと(プレイ時間・購入日など)

返金リクエストを送る前に、次の点を確認してください。

  • 該当タイトルの「購入日」:14日以内かどうか

  • 該当タイトルの「プレイ時間」:2時間未満かどうか

  • DLCの場合:DLCが消費済みでないか、ベースゲームのプレイ時間が2時間未満か

  • ゲーム内購入の場合:購入から48時間以内で、アイテムを消費していないか(対応タイトルのみ)

これらはSteamの「アカウント明細」や「購入履歴」の画面から確認できます。条件を満たしていない場合でも、正当な理由があればリクエストしてみる価値はありますが、「必ず返金される」とは言えない点にご注意ください。

PCブラウザ/クライアントからの返金手順

  1. Steamサポートページを開く

    • ブラウザから「Steamサポート」にアクセスし、ログインします。

  2. 「購入」または「ゲーム、ソフトウェア等」を選択

    • 最近購入したタイトルの一覧が表示されるので、返金したいゲームをクリックします。

  3. 問題の種類として「返品を希望します」を選ぶ

    • 「思っていた内容と違う」「技術的な問題がある」など、近い内容を選択し、「返品を希望します」または「返金を受けたい」をクリックします。

  4. 返金先を選択する

    • 「Steamウォレットに返金」または「元の支払方法に返金」を選びます。支払方法によって選択肢が変わる場合があります。

  5. 返金理由を入力してリクエストを送信

    • テキスト欄がある場合は、簡潔に状況を説明します(例文は後述)。

    • 最後に「リクエストを提出」ボタンを押せば完了です。

返金申請後の流れと、結果が分かるまでの目安

返金リクエストを送信すると、通常は以下の流れになります。

  • リクエスト受付のメールが届く

  • 審査が行われ、承認または却下の結果がメールで通知される

  • 承認された場合、通常は1週間以内に返金が行われる

返金の反映までの具体的な日数は、支払方法やクレジットカード会社によって異なります。カード明細には、購入の取消として反映される場合もあれば、返金として別枠で表示される場合もあります。


日本の支払い方法別:返金される場所と注意点

日本では、クレジットカード以外にもコンビニ払いや電子マネーなどさまざまな決済手段が利用できます。支払い方法によって「どこに返金されるのか」が変わるため、事前に知っておくと安心です。

クレジットカード・PayPal・電子マネーの場合

日本向けの公式ページによると、以下の支払い方法は原則として元の支払方法への返金に対応しています。

  • クレジットカード(Visa / MasterCard / JCB / 国内カードなど)

  • PayPal

  • 一部の電子マネー・スマホ決済(Merpay、PayPay、au PAY など)

この場合、返金が承認されると、カード会社や決済事業者側の明細に反映されます。過去の明細が「取り消し」として修正されるパターンと、新たに「返金」としてマイナス表示されるパターンがあります。

コンビニ払い・銀行振込・プリペイドカードの場合

一方、日本では次のような支払方法は、元の支払方法への返金に対応していません

  • コンビニ払い

  • 銀行振込(日本)

  • ペイジー

  • WebMoney

  • Steamプリペイドカード

  • 一部のキオスク支払い 等

これらの方法で支払った購入について返金が承認された場合、返金先はSteamウォレット残高となります。Steamウォレットは、今後のSteam内の購入に利用できる「チャージ残高」のようなものです。現金として引き出すことはできないため、「今後もSteamで購入する予定があるか」を踏まえて判断してください。

Steamウォレット返金になるケースと注意点

Steamウォレットに返金される代表的なケースは次のとおりです。

  • 元の支払方法が返金に対応していない

  • システム上の理由などで元の支払方法に返金できない場合

  • もともとSteamウォレットで支払った購入

ウォレットに返金された金額については、有効期限は特に設けられていませんが、現金に戻すことはできません。今後Steamでの購入予定が少ない場合は、今後の支払い方法をクレジットカードやPayPalに切り替えておくと柔軟性が高まります。


ケース別:この場合は返金できる?判断とコツ

ここからは、実際によくあるシチュエーションごとに、返金の可能性や注意点をまとめます。

間違えて購入してしまった/予想と違った

もっとも典型的なケースがこちらです。

  • 間違って別エディションを購入した

  • セール中に似たタイトルを勘違いして購入した

  • プレイしてみたら、想像していたジャンル・難易度と違った

この場合、14日以内かつ2時間未満であれば、基本的には返金が認められる可能性が高いです。

説明欄には、たとえば次のように率直に書くとよいでしょう。

「別エディションと勘違いして購入してしまいました。プレイ時間は◯分程度です。」

過度に長い説明は不要ですが、「間違えて購入した」「自分の期待と大きく異なっていた」など、簡潔に状況を伝えると審査の参考になります。

PCスペック不足・バグやクラッシュでまともに遊べない

  • 推奨スペックを満たしていなかった

  • 起動しない・頻繁にクラッシュする

  • 重大なバグでまともに進行できない

このような場合も、ほとんど遊べていないのであれば返金が認められる可能性があります。公式ポリシーでも、PCが最低要件を満たしていなかったケースや技術的な問題に触れています。

説明例:

「推奨スペックを満たしているはずですが、頻繁にクラッシュして進行不能です。◯分程度しかプレイできていません。」

技術的な問題の場合、可能であれば最低限のトラブルシューティング(ドライバ更新、ファイル整合性チェックなど)を行ったうえで、その旨も簡潔に書くと誠実な印象になります。

プレイ時間が2時間を少し超えてしまった場合

  • セール中にじっくり試していたら、気づいたら2時間を超えていた

  • マッチング待ちや放置時間が長く、実際に遊んだ時間は短い

「2時間をわずかに超えている」場合でも、返金リクエストを送ること自体は可能です。ただし、公式ポリシーの範囲外なので、結果は完全に裁量判断となり、必ず通るとは言えません。

この場合は、次のようなポイントを押さえて説明するとよいでしょう。

  • 実際に遊べた時間が短い理由(マッチング待ちが長い、バグが多い 等)

  • 返金を頻繁に利用していないこと(あくまで例外的な申し出であること)

なお、2時間を大きく超えて遊んだうえで「合わなかったから返金してほしい」という使い方を繰り返していると、システムの濫用と見なされる可能性が高まり、将来的な返金が難しくなるおそれがあります。

予約購入・事前プレイ特典を使った場合の注意点

近年のアップデートにより、「予約購入したタイトル」や「発売日前に事前プレイできる特典」についてのルールが一部変更されています。

おおまかな考え方は次のとおりです。

  • リリース前に予約購入したタイトルは、原則としてリリース日まで返金リクエストが可能

  • ただし、事前プレイ特典などでリリース前に長時間遊んだ場合、そのプレイ時間も判断材料となる

  • リリース後は、通常の「14日・2時間ルール」が適用される

特に「予約特典で発売日前に2時間以上プレイしていた場合」の扱いは、アップデートにより注意喚起がなされています。発売前に長時間遊んだタイトルを、発売後に「合わなかったので返金したい」と申し出るのは、認められにくいと考えてよいでしょう。


返金が通らないときに見直すポイントとよくある質問

返金が拒否される主な理由

返金リクエストが却下される場合、次のような要因が考えられます。

  • 購入からかなり時間が経っている(14日を大きく超えている)

  • プレイ時間が長く、作品を十分に楽しんだと判断されるレベルである

  • 返金対象外のカテゴリ(映画など)である

  • 過去に短期間で何度も返金を繰り返している

まずは、購入日とプレイ時間、カテゴリが公式ポリシーと合致しているかを確認してください。

何度も返金しているとアカウント制限はある?

公式ポリシーでは、返金システムの濫用が確認された場合、返金リクエストに応じられなくなる可能性があると明記されています。

具体的な基準は公開されていませんが、次のような使い方は避けるべきです。

  • 新作を毎回購入しては、短時間遊んで片っ端から返金する

  • セールのたびに多数のタイトルを購入し、何本も返金を繰り返す

「どうしても合わなかった」「技術的に遊べなかった」といったやむを得ないケースでのみ、返金を検討するのが安全です。

サポートに状況を説明するメッセージ例

返金理由を入力する欄には、次のようなポイントを押さえて記載するとよいでしょう。

  • 事実を簡潔に、感情的になりすぎず書く

  • 技術的な問題がある場合は、試した対処も簡単に記載

例文1:間違えて購入した場合

「別バージョンのタイトルと勘違いして購入してしまいました。プレイ時間は◯分程度です。お手数ですが返金をご検討いただけますと幸いです。」

例文2:動作不良の場合

「ゲーム起動後すぐにクラッシュしてしまい、正常にプレイできません。グラフィックドライバの更新やファイル整合性チェックは試しましたが改善しませんでした。プレイ時間は◯分程度です。返金をご検討いただけますでしょうか。」

例文3:2時間をわずかに超えた場合

「マッチング待ち時間が長く、実際のプレイ時間は短いのですが、合計プレイ時間が2時間を少し超えてしまいました。ゲーム内容が想像と大きく異なり、継続プレイは難しいと判断しました。ポリシー範囲外であることは理解しておりますが、一度ご検討いただけますと幸いです。」


賢くSteam返金を使うための考え方

最後に、トラブルなく長くSteamを利用していくための、返金との付き合い方を整理します。

返金ポリシーは「お試し」ではなくトラブル時のセーフティネット

Steam自身が明記しているとおり、返金ポリシーは「ゲームを無料で試すためのシステム」ではありません。ファミ通.com+1

  • 購入ミス

  • 技術的な問題

  • 想像と大きく異なっていた場合のセーフティネット

として位置づけられていることを意識しておくと、返金利用が健全な範囲に収まります。

トラブルを減らすための購入前チェックリスト

返金はあくまで最後の手段です。購入前に次の点を確認しておくと、そもそも返金が必要になる場面を減らせます。

  • 最低・推奨動作環境が、自分のPCスペックを満たしているか

  • ユーザーレビューや配信動画をチェックして、ゲーム内容のイメージをつかんでいるか

  • マルチプレイの場合、自分のプレイスタイルに合うか(対戦中心か、協力中心か 等)

  • セールやバンドルの場合、「本当に遊ぶ予定があるタイトルか」

これらを確認してから購入することで、「思っていたのと違った」という理由の返金を減らせます。

返金を検討すべきか迷ったときの目安

次のような基準で考えるとよいでしょう。

  • 技術的にまともに遊べない
    → 早めに返金を検討。サポートに状況を伝えつつ、必要なら返金リクエスト。

  • 内容が合わなかったが、少しは楽しめた
    → 14日・2時間以内なら、一度だけ返金を検討。それ以降は今後の購入前リサーチを強化。

  • 2時間を大きく超えて遊んでいる
    → 原則として返金依頼は控え、次回以降の購入判断に活かす。

このように、自分なりの基準を持っておくと、「とりあえず買って合わなかったら返金」という使い方を避けられ、アカウントの信頼性も守ることができます。