※購入先、ダウンロードへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、それらの購入や会員の成約、ダウンロードなどからの収益化を行う場合があります。

Snes9x EX+の使い方|ROM導入と保存先設定の基本

“ROMってどこに置けばいいの…? セーブはどこへ消えた?”
Snes9x EX+を入れた直後に、ほとんどの人が最初につまずくのがこの2点。そこで本記事では、ROMの安全な導入手順SRAM/ステートの保存先設定を、はじめての方でも5分で迷わず完了できるよう、実例フォルダと画面用語に合わせて丁寧に解説します。
Android 11以降のフォルダアクセス許可(SAF)や、内部ストレージ運用のコツバックアップの型までまとめて押さえるので、次からは“開いたらすぐ続きから遊べる”快適環境が手に入ります。
※本記事は、自分で所有するカートリッジを自分で吸い出したROMの利用を前提に説明します。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

この記事のまとめ

迷子にならないSnes9x EX+の基本は、実はこれだけ。

  • 置き場所を固定/ROMs/SNES/(ROM)と /Emu/Snes9xEX+/Saves/(セーブ)

  • SAFで許可:その2つのフォルダに**「このフォルダを使用」**を付与

  • Data/Pathsを設定SRAMSave State の保存先を分けて指定

  • SRAMを主軸に:ステートは補助、バックアップは.srmを最優先

  • 定期コピー:SavesフォルダごとPC/クラウドへ

ここまで整えれば、起動→即プレイ→即続きが当たり前に。次は、

  • 入力遅延を感じるならAudio/Videoの軽量化

  • 快適さを上げたいなら自動ステートONゲームパッド割当
    を仕上げて、あなたの端末にベストな“スーファミ環境”を完成させましょう。

Snes9x EX+の使い方

  1. Snes9x EX+をインストール

  2. ストレージにROM用フォルダセーブ用フォルダを用意

  3. 初回起動 → ストレージアクセスを許可

  4. 「Load game」でROMフォルダを指定 → 起動

  5. 「Options(設定)」→「Data/Paths」でSRAMSave Stateの保存先を指定

  6. 入力・映像・音声を微調整して快適化

Snes9x EX+とは?

  • PCで定番の「Snes9x」をベースにしたAndroid向けアプリ

  • 物理コントローラ対応、オンスクリーンボタン、セーブステート、リワインド(巻き戻し)※版による、画面フィルタなど基本が一通り揃う

  • Google Playまたは作者配布ページから入手可能(無料)

事前準備:フォルダを作る

内部ストレージ直下に次の2つを作るのが管理しやすくておすすめです。

  • ROM:/ROMs/SNES/

  • セーブ:/Emu/Snes9xEX+/Saves/

ポイント

  • フォルダ名は任意ですが、ROMとセーブを分けるとバックアップが楽。

  • Android 11以降はストレージアクセスの扱いが厳格。後述の「このフォルダにアクセスを許可(SAF)」手順を必ず行いましょう。

  • 外部SDカード運用は書き込み制限にぶつかりやすいので、まずは内部ストレージで安定運用→慣れたらSDへ。


ROM導入:正しい置き方と読み込み方

1) ROMファイルを用意

  • 拡張子の例:.sfc / .smc(場合により.zipのままでも可。うまくいかない時は解凍してから)

2) 端末へコピー

  • PCとUSB接続して/ROMs/SNES/へドラッグ&ドロップ

  • もしくは端末のファイルマネージャーで移動

3) アプリで読み込む

  • Snes9x EX+を起動 → Load game

  • 初回のみフォルダ選択画面が出たら/ROMs/SNES/を指定

  • 以後は記憶されるので、タイトルをタップすれば起動

うまく見つからない時

  • フォルダが異なる/階層が深すぎると迷子になります。作成した正しい場所を選び直しましょう。

  • Android 11以降は「このフォルダにアクセスを許可」が未設定だと表示されません(次章)。


初回起動時の重要ポイント:ストレージアクセス(SAF)

Android 11以降では、アプリに対して特定フォルダへのアクセス権を明示的に付与する必要があります。

  1. Snes9x EX+起動

  2. ROMやセーブの保存先を指定する際、システムのフォルダ選択ダイアログが表示

  3. …/ROMs/SNES/…/Emu/Snes9xEX+/Saves/を開いて「このフォルダを使用」→「許可」

  4. 設定画面に戻ると、そのパスが表示されます

注意

  • 端末メーカー独自のファイルアプリだと場所が分かりにくい場合あり。Googleファイル等のシンプルなファイルアプリを使うとスムーズ。

  • SDカード直下や特殊フォルダは許可が通らないことがあります。内部ストレージを推奨。


セーブの基礎知識:SRAMとステートの違い

Snes9x系は2種類の保存が存在します。

  • SRAM(ゲーム内セーブ)
    ゲームのセーブ機能そのもの。ゲーム名.srmとして保存され、エミュ間でも互換性が高め。

  • セーブステート(高速スナップショット)
    その瞬間を丸ごと保存。ゲーム名.000.frzのような拡張子が一般的。便利ですがバージョン差・他機種差で互換NGになりやすいので、本命はSRAM、補助としてステートが安全策。


保存先設定:Data / Paths を確実に押さえる

  1. Snes9x EX+ → Options(設定)Data / Paths

  2. 以下をそれぞれ指定

    • SRAM Saves/Emu/Snes9xEX+/Saves/SRAM/(例)

    • Save States/Emu/Snes9xEX+/Saves/States/(例)

    • (必要なら)Screenshots / Cheats / Patches も同様に整理

ベストプラクティス

内部ストレージの任意フォルダに固定 → 定期的にフォルダごとバックアップ

SDカード保存はSAFで通しても端末差で不安定なことがあるため、慣れるまでは避ける

「自動ステート保存(Auto save state)」をONにすると、うっかり落ちても復帰しやすい(後述)


最初に済ませたい快適化設定

Options →

  • Input / Controls

    • オンスクリーンボタンのサイズ/透明度/配置を端末に合わせて調整

    • **Gamepad(Bluetooth/USB)**接続 → Key mappingで割当

  • Video

    • 画面のアスペクト比固定(引き伸ばし歪み防止)

    • フィルタやスキャンラインは好みで。重いと感じたら描画負荷を下げる

  • Audio

    • 音ズレや遅延を感じたらバッファ値を調整

  • Advanced / System(ある場合)

    • Fast-forwardSlowdownのショートカット設定

    • Auto save state on exit:終了時に自動ステート保存

    • Autosave interval:一定間隔での自動保存(ある場合)


バックアップ運用:トラブルに強い習慣を作る

  • 定期コピー/Emu/Snes9xEX+/Saves/をPCやクラウドへ

  • 乗り換え/機種変

    1. 新端末にも同じフォルダ構成を作成

    2. 旧端末の*.srm(SRAM)と*.frz(ステート)を同名ROMに戻す

    3. 互換が怪しい時はSRAM中心で移行(ステートは同一バージョン以外だと失敗しやすい)


よくあるつまずきと対処

Q. ROMがアプリから見えません
A. フォルダ場所の勘違いが最多。/ROMs/SNES/を作った内部ストレージ側か要確認。Android 11以降は「このフォルダを使用」許可が必須です。

Q. セーブが消えた/読み込めない
A. SRAM(.srm)ステート(.frz)は別物。ステートからの復帰ばかりだと、ゲーム内セーブが古いままになることがあります。節目でゲーム内セーブもしましょう。

Q. SDカードに書き込めません
A. Androidの仕様で制約が出る場合あり。まずは内部ストレージに保存先を固定し、どうしてもSD運用したい場合のみSAFで個別許可を与え、動作を確認しましょう。

Q. ZIPのまま読み込めますか?
A. 端末やバージョンによって挙動が異なることがあります。読み込めない場合は解凍して .sfc / .smc を配置すれば確実です。