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四工大とは?4校の違いと難易度、就職までわかる選び方ガイド

「四工大って結局どの大学のこと?」「芝浦工業だけ別格って本当?」「日東駒専理系やGMARCH理系と比べて就職は不利にならない?」——理系の進路を考え始めると、こんな疑問が一気に出てきます。
けれど、四工大は“順位”で語るだけでは、あなたに合う大学を選べません。理工系は学部・学科で学びの中身が大きく変わり、入試方式によって合格の勝ち筋も変わるからです。

本記事では、四工大(芝浦工業・工学院・東京電機・東京都市)の定義と背景を整理したうえで、4校を「志望分野」「学び方」「通学の現実」「就職データの見方」という軸で比較します。さらに、偏差値だけに頼らない難易度の捉え方、併願で崩れない科目設計、学歴フィルター不安を“行動計画”に変える考え方まで、受験生が迷わず決められるようにまとめました。
読み終えた頃には、四工大を「なんとなくの括り」ではなく、あなたの進路を固めるための“選べる比較材料”として使えるようになっているはずです。

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四工大とは何かを正しく理解する

四工大の構成大学と呼ばれ方

「四工大(よんこうだい)」は、首都圏の私立理工系大学のうち、学力帯や進路実績、受験生の併願パターンなどの文脈で“ひとまとめ”に語られることが多い4校を指す呼び名です。一般に、芝浦工業大学・工学院大学・東京電機大学・東京都市大学の4大学を指して使われます。

受験情報サイトや塾・予備校の解説、SNSの受験アカウントなどで頻繁に登場するため、「理系志望なら聞いたことはある」という人が多い一方で、次のような誤解も起きやすい言葉です。

  • 「四工大=序列(順位)」の話だと思ってしまう

  • 4校が同じ特徴・同じ強みを持つ集団だと感じてしまう

  • 偏差値の数字だけで、合う・合わないを判断してしまう

実際には、四工大は“受験生が現実的に比較検討しやすい理工系の選択肢”として括られることが多いだけで、学部・学科、キャンパス、教育方針、入試方式、そして卒業後の進路の色はそれぞれ異なります。だからこそ、四工大を理解する最初のポイントは「4校を順位で並べる」ではなく、「4校を比較するための枠」として使うことです。

東京4理工の成り立ちと制度の要点

四工大という言葉は、単に“受験界で使われる大学群”として語られることがありますが、背景には「東京4理工」という連携の枠組みが知られています。これは、首都圏の理工系教育を担う私立大学が、教育・研究の面で連携し、学生の学びを広げる目的で協力関係を築いてきた文脈です。

重要なのは、東京4理工の制度があるからといって「4校が同じ大学のように扱える」という意味ではない点です。あくまで各大学は独立した大学であり、入試難易度や学部構成、キャンパス、研究領域、学生のカラーも違います。ただ、連携の存在は次のような理解につながります。

  • 4校が“理工系人材育成”の土俵で比較されやすい

  • 学生にとって学びの選択肢が広がる取り組みが意識されてきた

  • 受験生側も「理工系で現実的に狙える上位〜中上位の私大群」として意識しやすい

つまり、四工大は「何となく便利な括り」ではなく、理工系の進学を考えるときに、比較検討の現場で機能している括りと捉えると理解が進みます。

四工大が注目される理由

四工大が注目される理由は、大きく分けると3つあります。

1つ目は、理工系の学びが“学科単位で”充実していることです。理工系は座学だけでなく、実験・演習・設計・制作・プログラミングなど、アウトプット型の学びが欠かせません。四工大はその領域に力を入れているイメージが強く、志望理由を組み立てやすい大学が多いと感じる受験生が増えています。

2つ目は、首都圏で学ぶメリットが進路に直結しやすいことです。通学の利便性に加え、企業との距離が近いことで、インターンや説明会、OB・OGとの接点づくりがしやすいという現実的な利点があります。理系就職は職種理解が重要なので、情報を集めやすい環境はそれだけで強みになります。

3つ目は、「就職で不利にならないか」という不安が、比較検討の中心に置かれやすいことです。理系は文系より専門性が評価されやすい面がある一方で、ネット上では「学歴フィルター」の言葉が一人歩きして不安が増幅されがちです。その不安を整理しやすい対象として、四工大がよく検索されます。

ただし、注目される理由が何であれ、最終的に大切なのは「あなたがどんな理工系の学びをしたいか」「どんな職種に近づきたいか」です。ここからは、4校を“あなたの軸”で比較できるように整理していきます。


四工大4校を比較して自分に合う大学を選ぶ

まずは志望分野で大学を見る

理工系の大学選びで失敗しやすいのは、「大学名」や「偏差値」だけで判断し、入学後に学ぶ中身が想像と違ったというケースです。理工系は学部学科の違いが大きく、同じ大学でも学科が変わると学びの比重や雰囲気がまったく変わります。

そこで最初に行うべきは、「大学比較」ではなく志望分野の言語化です。次のどこに強い関心があるかを、まず自分の中で言葉にしてください。

  • 情報系:プログラミング、AI、データ、セキュリティ、ネットワーク、ソフトウェア開発

  • 機械系:設計、ロボット、航空、車、加工、生産技術、熱・流体

  • 電気電子系:回路、通信、制御、電力、半導体、組込み

  • 建築・都市系:建築設計、構造、施工、都市計画、環境、インテリア

  • 化学・材料系:材料開発、化学反応、バイオ寄り、品質管理、プロセス

この分野軸があると、大学のパンフレットや学科紹介、研究室一覧を見たときに「自分の興味に近いものが多いかどうか」を判断しやすくなります。逆に分野軸が曖昧なまま偏差値で選ぶと、入学後に「思っていたよりプログラム寄りだった」「実験が想像以上に多い」「建築の中でも構造寄りでデザインとは違った」など、ギャップが起きやすくなります。

4校比較表(強い分野・学び方・キャンパス)

ここでは、四工大の比較を「序列」ではなく「意思決定の材料」として使えるよう、比較の型を提示します。細部は学部学科で異なるため、あくまで“考え方のテンプレ”として活用してください。

比較観点 芝浦工業大学 工学院大学 東京電機大学 東京都市大学
学びの印象 工学の王道分野が揃い、研究・実践の両面で設計しやすい 学科領域が幅広く、分野を絞り込みながら選びやすい 情報・電気電子など「技術職」に直結する印象が強い 工学系に加えて情報・環境など、興味軸で広げやすい
向いている人 研究・実験・プロジェクトの中で成長したい 学科の選択肢を比較して納得して決めたい 技術職志向が明確で、積み上げで勝ちたい 学びの幅を確保しつつ出口も見たい
キャンパスの考え方 通学・学年進行での移動などを含め現実的に確認 立地や学年ごとの学び方を事前にチェック どの学科がどこで学ぶか、実験日を想像して確認 通学負担と学外活動のしやすさも含め比較

次に、比較で特に差が出やすい「学び方」と「キャンパス」の観点を、もう少し具体化します。

  • 学び方(アウトプットの種類)

    • プログラムを書いて成果物を出すのか

    • 実験でデータを取り、分析して報告するのか

    • CADや設計で形にしていくのか

    • 建築なら設計課題(作品)中心か、構造・環境中心か

  • キャンパス(学習負担のリアル)

    • 実験や演習は“週のどこに固定で入るか”で生活が決まる

    • 片道90分と片道45分では、テスト前の負担が変わる

    • 研究室配属後は滞在時間が伸びる傾向がある

この2点は偏差値表には出ませんが、入学後の満足度に直結します。可能ならオープンキャンパスや学科説明会で「実験の頻度」「演習の課題量」「研究室の雰囲気」を聞くのが有効です。

迷ったときの選び方チェックリスト

四工大の比較で迷う人の多くは、「全部良さそうに見える」状態に陥ります。そこで、意思決定を前に進めるためのチェックリストを用意します。丸が多い大学が“あなたに合いやすい”候補です。

  • □ 志望分野が学科として明確で、学ぶ中身が想像できる

  • □ 研究室やプロジェクト、制作など、アウトプットの場が多い

  • □ 通学時間が現実的で、実験・演習の週でも無理がない

  • □ 将来やりたい職種がイメージできる(例:SIer、メーカー設計、建築、インフラなど)

  • □ 資格やスキルの積み上げがしやすい(分野に合ったカリキュラムがある)

  • □ 進路情報(就職先、業界、大学院進学など)を自分で確認できる

最後に、迷いを減らす“決め方のコツ”です。
「大学名」ではなく「学科で選ぶ」→「通学の現実」→「進路の納得感」の順で絞ると、後悔が少なくなります。


四工大の難易度は偏差値だけで決めない

偏差値レンジと学部差の注意点

四工大の難易度を調べると、偏差値や共通テスト得点率などが一覧で紹介されていることが多いでしょう。ただし、その数字は“入口の目安”であって、あなたが受ける学部学科や方式によって体感難易度は大きく変わります。

注意すべきポイントは次の3つです。

  • 大学平均の数字は、学部学科差を隠してしまう
    情報系・建築系など人気が集中しやすい領域は、同じ大学の中でも相対的に難しくなりやすい傾向があります。

  • 入試方式の違いで、勝ち筋が変わる
    数学の配点が高い方式、英語の比重が重い方式、共通テスト利用など、方式が違うと「得意を活かせるか」が変わります。

  • 年度や方式変更で数字は揺れる
    入試は毎年同じではありません。募集人数や方式、問題傾向の変化で難易度の印象は変わり得ます。

だからこそ、難易度は「偏差値を見て終わり」ではなく、志望学科×入試方式まで落として確認するのが重要です。

入試方式で“体感難易度”が変わる

理工系の入試では、とくに次の要素で合否が動きます。

  • 数学の比重が高い
    数学で点差がつく設計の入試は、得意な人にとって有利ですが、苦手な人は一気に苦しくなります。逆に数学が得意なら、偏差値以上に勝ちやすい場合があります。

  • 理科の選択(物理・化学)の相性
    物理で伸びるタイプなのか、化学で安定して点を取れるのかで、併願先の相性が変わります。

  • 英語の位置づけ
    英語は「伸ばす」というより「落とさない」設計が合う人も多いです。長文中心で時間配分が難しいタイプの試験なら、対策の方向性も変わります。

同じ四工大の中でも、方式が変わると“勝ち筋”が変わります。たとえば、数学が武器なら数学重視型を中心に、英語が武器なら英語で取り返せる方式を混ぜる、といった設計が現実的です。

併願で崩れない科目設計

四工大を軸に併願を組むとき、もっとも大切なのは「併願が増えるほど、科目対策が分散して崩れる」問題を避けることです。理系は科目数が多いので、併願の組み方が雑だと、全部が中途半端になりやすいです。

崩れない科目設計の基本は次の順番です。

  1. 第一志望の“配点が大きい科目”に全力を置く
    多くの場合、数学が最重要になります。数学が安定すると、他科目の波を吸収できます。

  2. 理科は“伸びる方”を先に固める
    物理が得意なら物理を、化学が安定するなら化学を先に固め、もう一方は後追いで積み上げます。

  3. 英語は「落とさない」戦略で継続する
    単語・熟語、構文、長文の読み方を固定し、毎日少しずつ積み上げる方が安定します。

そして、併願校の選び方は次のルールが有効です。

  • 方式が似ている大学を優先する(科目・配点・時間配分)

  • 問題傾向が大きく違う併願を増やしすぎない

  • 安全校は“相性の良い方式”で確保する

偏差値表の上下よりも、あなたが点を取りやすい設計かどうかを優先すると、結果的に合格確率が上がります。


四工大の就職実績を一次情報で確認する

就職率・内定率の見方と注意点

就職面の不安は、大学選びでとても現実的なテーマです。ただし、就職関連の数字(就職率・内定率など)は、見方を間違えると誤解につながります。特に注意したいのは次の点です。

  • 分母が違うと数字の意味が変わる
    「就職希望者に対する就職率」なのか、「卒業者全体に対する就職率」なのかで解釈が変わります。大学院進学者が多い学科では、就職率の印象も変わり得ます。

  • 年度・学科で傾向が違う
    景気や採用市場で変動しますし、学科の専門性によって業界の分布も変わります。

  • “数字の高さ”より“中身”が大事
    どの業界に行っているのか、どんな職種に近いのか、学科の学びと一致しているのかを見る方が、本当の安心につながります。

就職データを見るときは、次の観点でチェックすると納得しやすいです。

  • 主な就職先(企業名そのものより、業界と職種)

  • 学科の専門と就職先の整合性

  • 大学院進学の割合(専門性を深めるルートが多いか)

  • キャリア支援の仕組み(学内イベント、サポート体制など)

4校の公式就職データの探し方

ネット記事のまとめ情報は便利ですが、最終判断の精度を上げるなら、各大学の公式サイトにある「就職・進路」ページを必ず確認してください。公式ページには、年度別のデータ、就職先の傾向、支援内容が載っていることが多く、情報の信頼度が高いからです。

公式データを探すときのコツは、次の検索ワードを使うことです。

  • 「大学名 就職実績」

  • 「大学名 進路実績」

  • 「大学名 キャリア 支援」

  • 「大学名 学部 就職(または学科名 就職)」

そして、確認したいのは最低でも次の4点です。

  1. 就職率・進路の内訳(就職・進学・その他)

  2. 主な就職先や業界分布

  3. 学内の支援(ガイダンス、説明会、個別相談など)

  4. データの対象年度(最新年度かどうか)

この手順で見ると、ネットの評判よりも「あなたにとって安心できる材料」が手に入ります。

学歴フィルター不安を行動に変える

「学歴フィルター」という言葉は、受験期の不安を刺激しやすいテーマです。しかし、理系就職は文系就職と比べて、次の点で状況が変わりやすい側面があります。

  • 職種で評価軸が変わる(研究開発、設計、生産技術、ITエンジニア、建築系など)

  • 専門性や成果物が評価材料になる(研究、制作、開発経験、ポートフォリオなど)

  • 院進で専門性を強める選択肢がある(学部だけで完結しないルートが現実的)

不安を“行動”に変えるために、四工大を目指す受験生・入学後の学生が押さえておきたいポイントをまとめます。

就職で強くなる行動チェックリスト

  • □ 研究・制作・開発の成果物を残す(レポート、作品、コード、設計資料)

  • □ インターンに参加し、職種理解を深める(合う・合わないを早めに確認)

  • □ 学外のコンテストやハッカソン、設計課題に挑戦する

  • □ 資格が効く分野なら計画的に取る(建築、電気、情報など)

  • □ 大学院進学も含め、専門性をどう深めるか考える

結局のところ、就職の不安は「大学名だけで消える」ものではありません。一方で、行動計画を持つことで「自分はこれを積み上げれば良い」という納得が得られ、焦りが減ります。四工大は理工系として学びの土台を作りやすい環境があるため、入学後の動き方次第で差が出ると理解しておくと良いでしょう。


四工大を目指す受験戦略と併願パターン

数学・物理で差がつく勉強順

四工大を狙う層で差がつきやすいのは、やはり数学と物理(または化学)です。ここで重要なのは、勉強量そのものよりも「順番」と「復習の質」です。

数学:伸びる人の順番

  1. 典型問題を“型”として覚える(まずは解ける状態を作る)

  2. 解法の理由を説明できるようにする(なぜその式変形か、なぜその定理か)

  3. ミスの原因を分類する(計算ミス、条件の読み落とし、発想不足など)

  4. 時間制限を入れて回す(本番のスピードに合わせる)

数学は「理解したつもり」で止まると伸びません。解けなかった問題に対して、どこで詰まったかを言語化するだけで、次に同じタイプが出たときの再現性が上がります。

物理:点が伸びる学習の型

  • 図を書く(力学なら力の向き、電磁気なら回路や場のイメージ)

  • 何が既知で、何が未知かを整理する

  • 立式→単位確認→近い値になっているか確認する

物理は公式を覚えるより、状況を整理して立式する力で点が伸びます。ここが固まると、過去問演習の吸収が速くなります。

化学:安定させる順番

  • 理論の基本(計算と概念)を固める

  • 無機・有機は“暗記”ではなく“関連づけ”で覚える

  • 問題演習で抜けを炙り出し、短い復習で回す

化学は取りこぼしが減ると安定しやすい科目です。得意科目に育てるより「失点を減らす」意識が合う人も多いです。

併願モデル(上振れ・標準・安全)

併願を組むときは、偏差値の上下だけで決めるのではなく、入試方式と科目相性で組むのが成功しやすいです。ここでは典型的な併願モデルの考え方を示します。

上振れ(挑戦枠)

  • より難易度が高い理工系私大の“相性の良い方式”

  • 数学が武器なら数学重視型、英語が武器なら英語で取り返せる方式など

挑戦枠は、むやみに増やすと学習が散らばります。1〜2校に絞って深く対策する方が、結果につながりやすいです。

標準(本命圏)

  • 四工大の志望学科を中心に、方式を複数持つ

  • 同じ学科でも方式が複数あるなら、勝ち筋が増えます

本命圏は、過去問の分析を丁寧に行い、点の取り方を固定します。ここを雑にすると、合格の再現性が落ちます。

安全(確保枠)

  • 科目負担が増えない範囲で、相性の良い方式

  • 受験日程の負担が少ない

  • “確実に合格を取りに行ける”ラインで選ぶ

安全校は「気持ちの保険」ではなく、合格を確保する戦略パーツです。安全校が機能すると、上振れや本命に落ち着いて挑めます。

入学後に伸ばす人の共通点

四工大に限らず、理工系で「入学後に伸びる人」には共通点があります。これは就職にも直結するので、受験段階から意識しておくと強いです。

  • 学外・学内のプロジェクトに早く触れる
    受け身で授業をこなすだけだと、差がつきにくい分野です。制作や研究の場に早めに入る人は伸びやすいです。

  • 成果物を積み上げる
    プログラム、設計、実験、レポート、作品、研究発表など、「見せられるもの」が増えるほど、成長も評価も加速します。

  • 職種理解を早く進める
    インターンや企業研究を通して、「自分は何をしたいのか」を具体化すると、授業や研究の取り組み方が変わります。

理工系は、努力が“形”になりやすい分野です。だからこそ、大学名だけで勝負するのではなく、入学後に何を積み上げるかを早い段階で考えておくと、四工大という選択がより強い意味を持ちます。


四工大に関するよくある質問

四工大と日東駒専理系はどちらが上?

この質問はとても多いのですが、「どちらが上か」を一言で決めるのは難しいです。理由はシンプルで、大学群はあくまで便宜的な括りであり、理工系は学科差が大きいからです。

比較で失敗しないための考え方は次の通りです。

  • 志望分野が“主役”として学べる学科があるか

  • 入試方式が自分に合っているか(勝ち筋があるか)

  • 通学や学習負担が現実的か

  • 入学後の学び(研究室、制作、資格など)を積み上げやすいか

たとえば、あなたが情報系で開発経験を積みたいなら、情報系の環境が手厚い学科を優先すべきです。建築なら、設計課題が多いのか、構造・環境寄りなのかで向き不向きも変わります。大学群のイメージより、学科の中身と自分の軸で判断するのが後悔しない選び方です。

四工大から大手メーカーに行ける?

行けます。ただし、ここで大切なのは「行けるかどうか」より、「行くために何を積み上げるか」です。理系就職は職種で評価軸が変わり、次の要素が効きやすいです。

  • 研究や制作の成果(卒研テーマ、設計、開発経験)

  • インターン経験と職種理解(志望動機の具体性が上がる)

  • 基礎学力(授業内容が仕事の土台になる職種も多い)

  • 院進で専門性を深める選択肢(研究開発職などで有利になる場合も)

「大手メーカーに行けるか」という問いは、裏側に「不利にならないか」という不安があります。その不安は、大学名で消すより、行動計画で小さくしていく方が確実です。大学は“環境”であって、結果はその環境をどう使うかで変わります。

芝浦工業だけ別格と言われるのはなぜ?

四工大の文脈では、芝浦工業大学が最難関側として語られることがあります。その理由としては、受験情報での難易度の見え方や、志望者層、学科の人気などが影響していると考えられます。

ただし注意点があります。
「芝浦なら全部別格」という捉え方は危険で、理工系は学部学科差が大きいため、あなたの志望分野で見たときにどの大学・どの学科が最も合うかは別問題です。大学名のイメージに引っ張られず、「学びの中身」「入試方式の相性」「通学の現実」「卒業後の進路」を並べて判断してください。

東京四大学と四工大は同じ?

同じではありません。名称が似ているため混同が起きやすいですが、「東京四大学」と「四工大(東京理工系四大学)」は別の括りとして扱われることが一般的です。

混同を避けるために、覚え方としては次のイメージが役立ちます。

  • 四工大:理工系の4校の括り(理系受験で登場しやすい)

  • 東京四大学:別の大学群として語られることが多い

受験情報を集めるときは、検索ワードに「理工」や「四工大」を入れて調べると、意図した情報に辿り着きやすくなります。