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SEKIROは難しすぎるのに評価され人気作となっているのは何故?

SEKIROは難しすぎるのに何故評価され人気作となったのか考察していきます。
ソウルライクではなくSEKIROはSEKIROという新たなジャンルかもしれません。

ソウルシリーズとSEKIROの違い

ソウルシリーズとSEKIROでは何が大きく異なるか、それはレベルシステムとマッチシステムだ。

ソウルシリーズにはレベルの概念があり敵を倒してソウルを入手することでレベルを上げていくことができる。
ソウルは死んでしまうとその場に失われるためソウルを取り戻すにはもう一度そこまで進める必要がある。
レベルを上げることでステータスを強化できるので、プレイヤーはレベリングをすることで自分だけのキャラクターを作り上げていくことが出来る。
また、序盤からレベリングを行うことで下手なプレイヤーも体力と攻撃力を上げることで簡単にボス攻略が可能になる。
このレベルシステムがSEKIROには存在しない。
プレイヤーは与えられた忍具と刀で戦い敵を倒してもレベルは上がることがない。
つまりレベリングという概念すら無い世界なので、難易度はどれだけ敵を狩っても変わらないという状態だ。

マッチシステムは、ソウルシリーズはオンライン機能があり味方と敵としてプレイヤーが介入できる仕組みだ。
味方として呼ぶと一緒にボスまで討伐を手伝っくれる(手伝える)し、敵としてはPvPを楽しむことが出来る。
この味方として呼ぶ際には援軍として非常に重要な役割を果たすことになる。
ボス戦においては敵のヘイトを一人の場合は常に受けることになるが、二人になるとどちらかにしかヘイトが向かない。
ヘイトが無い方が一方的に殴れるし、2倍の速度で敵の体力を減らすことが出来る。
レベリングを行わなくてもソウルシリーズなら見ず知らずの人に手伝ってもらうことが出来るのだ。
ただ、SEKIROはこのマッチシステムも除外され1人限定のゲームになってしまった。
頼れるのは自分だけでありクリアに必要なのは自分のプレイスキルだけである

ソウルシリーズとSEKIROの類似点

ソウルシリーズとSEKIROの類似点は、アクションと達成感だ。

アクションはどちらも緻密に計算されており、ボスを倒すことも敵の動きを覚えることができタイミングを合わせることで攻撃をくらわずに倒すことが出来る。
このアクションの概念はデモンズソウルから設計されておりRTAや縛りプレイも行える素晴らしいシステムだ。
単に理不尽な攻撃がくるのではなく、理解することでソウルシリーズもSEKIROも攻略することが出来るようになっている。

達成感はフロム・ソフトウェアの作品は素晴らしい。
敵の攻撃を何度も受け死んで、やっとのことで倒せるわけだから倒せたときの達成感はなんとも言えない。
単に理不尽で初見殺しの攻撃もあるだろうが、それでも何度も諦めずに挑戦し続けることで自分の成長を感じることが出来るはずだ。
ただ、アクションが苦手な場合は分かっていても避けられない、ガードできないという悲しいことにもなるだろう。

SEKIROが評価されているわけ

SEKIROが評価されているわけは、ソウルシリーズと同じ理由と貫き通りしたことにある。

ソウルシリーズと同じように達成感がありボスの難易度も挑戦する、理解するごとに簡単に自分がレベルアップすることを実感することが出来る。
コツコツレベルを上げてクリアするのではなく、自分自身がレベルアップするのを時間出来るのは死にゲーの魅力と言えるだろう。

突き通したというのは、難易度をユーザーに合わせて下げるのではなく上げたことにある。
普通のゲームでは、難易度をそのままにするかある程度ユーザーの意見を聞いて難易度を下げることになるだろう。
ところがフロム・ソフトウェアは難易度を極端に上げアクション要素を少し変化させ新たな作品を発売した。
評価されるポイントとしては十分すぎる理由だ。

記事執筆時点で発売から約1年半経っているが、Steamでの評価は13万件のうち94%が好評で非常に好評となっている。

個人的に思うこと

個人的に思うことは、ここまで評価されるとは思わなかった。
アクションゲームが苦手な筆者は、アドベンチャーゲームで難しいアクションを何度も要求されてもストーリーを読みたいから数時間かけてクリアしたこともある。
ただ、SEKIROにはそれを生み出せなかった。

Steamのおすすめしない理由の人は高難易度すぎるという人が大半を占める。
これはクリアできない人が書いたわけではなく、クリアした人も書いている。
高難易度もいいが、難易度調整を行えるような何かしらの一工夫は欲しかった。

単に難しすぎただけと最初は思っていたが、アクションの重要性で一気に世界が変わってくるだろう。
ただ、これは今のネットがある限定の話で(あるからいいのだが)昔に発売されていたら酷評されていたかもしれない。
発売日から公式サイトで序盤の攻略法が発表される異例の出来事もあった。
配信者はトイレに行くと言って攻略動画を参考にしてクリアして炎上した。
情報をすぐに見れることもあり攻略サイトで敵の動きやポイントを抑えることで攻略している人がほとんどだと思う。
何も見ずに敵を倒したい、進めたいという人がどれだけいるのかを知りたいゲームだ。
見るのが悪いというわけでなく、何も見ずに勝ちたいと思えた人はどれくらいだろうと思う。