Razer Synapse 3が起動しない、あるいは接続しているはずのマウスやキーボードが認識されない──その瞬間、DPI設定やライティング、マクロ、プロファイル切替が一切できなくなり、ゲームも作業も一気に不自由になります。しかも、再起動や再インストールを試しても改善せず、「何から手を付ければよいのか分からない」と迷いやすいのがこのトラブルの厄介な点です。
本記事では、症状を「起動しない」「機器を認識しない」に分け、USBやWindows側の確認から、関連サービスの見直し、修復(Repair)、クリーン再インストールまでを最短で復旧する順番に整理して解説いたします。設定消失の不安を最小限に抑えながら、原因を切り分けて確実に直したい方は、まず本記事の手順どおりに確認してください。
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Razer Synapse3が起動しない時に最初に確認すること
Razer Synapse 3が起動しない場合、原因は大きく分けて「アプリ自体の起動不全」「関連サービスやプロセスの不整合」「権限・互換性の問題」「アップデートやセキュリティ設定による干渉」のいずれかに集約されます。復旧を急ぐ場合にやりがちなのが、いきなり再インストールへ進んでしまうことです。しかし、再インストールは時間がかかるうえ、環境によっては設定の復旧に手間が増える可能性があります。
本章では、短時間で試せて成功率が高い項目から順に確認し、必要最小限の操作で復旧できるよう整理いたします。
WindowsとSynapse3の対応環境を確認する
まず、前提条件として「OSや環境がSynapse 3の動作範囲に入っているか」を確認します。ここが外れている場合、原因が別に見えても根本的に解消しないケースがあります。
OSがWindows 10(64bit)またはWindows 11か
32bit環境では動作要件を満たしません。また、古いWindowsバージョンや特殊なビルドでは起動不良が起きやすくなります。ユーザー権限が極端に制限されていないか
企業PCや学校PCなどで、アプリの変更・修復が制限されていると、起動時に必要なコンポーネントの更新ができず、無反応になることがあります。Windows Updateが途中のまま保留になっていないか
更新が保留の状態で周辺ソフトだけ先に更新すると、依存関係が崩れ、起動不全につながる場合があります。特に大型更新直後や、再起動待ちの状態は注意が必要です。
この段階で実施しておくと効果的な最低限の行動は次の通りです。
PCを一度再起動して状態をリセットする
Windows Updateを「再起動が必要」状態で放置していないか確認する
Synapse関連のインストールや修復が可能な権限でログインしているか確認する
ここで問題が見つからない場合、次は「関連サービス」と「プロセス」に進みます。
Razer Centralと関連サービスが動いているか確認する
Synapse 3は単体アプリとして見えますが、実際にはRazer Centralなどの周辺コンポーネントと連携して動作します。そのため、関連サービスが停止している/起動できていない場合に、Synapseが起動しない、あるいは裏で動いているのに画面が出ないといった症状が起こり得ます。
確認の目的は次の二点です。
サービスが停止していないか(停止なら開始できるか)
サービスが固まっていないか(再起動で復旧するか)
確認手順は一般的に以下です。
タスクバーを右クリックし「タスク マネージャー」を開きます。
表示が簡易の場合は「詳細」をクリックします。
「サービス」タブを開き、Razer関連のサービスが実行中か確認します。
停止している場合、右クリックで開始を試します。
実行中でも挙動が怪しい場合は、サービスを再起動します(可能な範囲で)。
なお、環境によりサービス名は完全一致しないことがありますが、Razer CentralやSynapse関連のサービスが複数存在することが一般的です。ここで改善する場合は、アプリ本体を触るよりも復旧が早く、再発防止にもつながります。
タスクが残っていないか終了して起動し直す
起動しないトラブルで非常に多いのが、「起動できない」のではなく、起動処理が途中で止まり、プロセスだけ残っている状態です。この場合、画面は出ないのにタスクトレイにアイコンが出ていたり、タスクマネージャーにプロセスが残っていたりします。
この症状の厄介な点は、ユーザー側から見ると「クリックしても反応しない」ため、再クリックを繰り返して状態が悪化することがある点です。復旧の基本は、プロセスを整理してから再起動です。
推奨手順は以下です。
タスクマネージャーの「プロセス」タブで「Razer」「Synapse」「Central」などで検索します。
関連プロセスが複数存在する場合、いったん終了します(右クリック→タスクの終了)。
終了できない、または終了しても再び現れる場合は、いったんPCを再起動します。
再起動後、まずSynapseだけを起動して挙動を確認します(他の重いアプリは後回しが安全です)。
この段階で起動が安定する場合、原因は「起動時の競合」や「プロセスの不整合」である可能性が高いです。再発する場合に備え、後半の再発防止章の観点も確認しておくとよいでしょう。
管理者として実行と互換モードを確認する
Synapseが起動しない原因として、権限不足や互換設定による不整合も無視できません。特に、Windows側のセキュリティ設定や、過去のトラブル対応のために互換モードを有効にしたままになっている場合、予期せぬ挙動につながります。
ここで実施するのは次の二つです。
管理者として実行(権限不足の切り分け)
互換モードの解除(意図しない設定の除外)
実施手順の考え方は以下です。
ショートカットを右クリックし「管理者として実行」を試します。
それでも改善しない場合、ショートカット右クリック→「プロパティ」→「互換性」を確認します。
「互換モードでこのプログラムを実行する」がオンなら、一度オフにします。
変更後は再起動し、再度起動を試します。
ここで重要なのは「変更したらすぐ戻せる」状態で行うことです。互換設定は他のアプリにも影響する考え方があるため、Synapseだけに対して適用されているか確認しながら進めてください。
Razer Synapse3が機器を認識しない時の切り分け
Synapseが起動するにもかかわらず、マウス・キーボード・ヘッドセット等が認識されない場合、原因は「物理接続」「Windows側の認識」「Synapse側の対応関係」「無線特有の要因」に分類できます。
この問題は、ソフトだけを触っても直らないケースがあるため、先に物理とWindows側を確実に押さえることが最短ルートです。
USBポートとUSBハブの影響を切り分ける
最初に行うべきは、USB接続の経路を単純化することです。USBハブやドッキングステーション、モニター内蔵USBなどは便利ですが、給電不足や通信の不安定化、相性問題が出る場合があります。
実施すべき切り分けは次の通りです。
USBハブを介さず、PC本体へ直挿しする
USBポートを変更する(可能なら背面ポートや別系統ポート)
ケーブルが脱着可能な機器は、別のケーブルで切り分ける(可能な場合)
ノートPCでは電源接続し、省電力状態を避ける
ここで改善する場合、原因はSynapseではなくUSB経路にある可能性が高いです。逆に、直挿しでも改善しない場合は次の「Windows側の認識確認」に進みます。
Windows側でデバイスが見えているか確認する
Synapseが認識しない場合でも、Windowsが正常に認識していれば「ソフト側の問題」に寄せて考えられます。一方、Windowsが認識していない場合は、ソフトをいくら修復しても改善しません。
確認手順は以下の考え方です。
「デバイス マネージャー」を開きます。
目的のカテゴリ(マウス、キーボード、サウンド等)に該当があるか確認します。
不明なデバイスや警告マークがある場合は、抜き差しして変化を見ます。
可能であれば別PCでも認識するか確認すると、故障と相性を切り分けやすくなります。
ここでの判断は次のように整理できます。
Windowsで安定して認識している:Synapse側の修復・再インストールが有効
Windowsで不安定/警告が出る:ドライバーやUSB、場合によっては機器側要因
Windowsでまったく認識しない:接続・電源・故障の可能性が高い
Synapse3の対応機種とバージョン違いを疑う
意外に見落とされがちなのが、機器がSynapse 3の管理対象かという点です。Razer製品でも世代やカテゴリにより、Synapse 2が前提の機器が存在します。また、近年はSynapse 4の情報も増え、どれを入れればよいか混乱しやすくなっています。
この観点で重要なのは、次の二点です。
その機器がSynapse 3で設定可能か
Synapse 3と別世代のソフトが混在して不整合を起こしていないか
混在の典型例としては、過去にSynapse 2を使用していた環境でSynapse 3を追加し、さらに別のRazerソフト(Central等)が更新されて不整合が表面化するケースが挙げられます。
まずは「製品名+Synapse 3 対応」などで公式の対応情報に当たり、対象であることを確認したうえで、後述の修復・再インストールへ進むことを推奨いたします。
ワイヤレス機器はドングルと充電状態も確認する
ワイヤレス機器の未認識は、USB接続の問題に加えて、無線特有の要因が絡みます。代表的には次の通りです。
接続方式の混在
2.4GHzドングル接続のつもりがBluetooth接続になっている、またはその逆など。OS上では「つながっている」ように見えても、Synapseが前提とする接続方式と異なる場合があります。電波干渉
無線ルーター、USB 3.0機器、周辺の電波環境によって通信が不安定になることがあります。ドングルを延長ケーブルで机上に出すだけで安定する場合があります。充電不足・省電力
バッテリー残量が少ない状態や、Windowsの省電力設定でUSBが節電される状態では、接続が不安定になり、認識が外れる場合があります。
ワイヤレスの場合は「ドングルを直挿し」「別ポート」「充電」「再ペアリング(必要な機種)」をセットで切り分けると、復旧が早くなります。
Razer Synapse3を修復して復旧させる手順
ここまでで「起動はする/Windows側で認識している」など、ソフト側の不具合が疑われる場合は、まず修復(Repair)を試すのが合理的です。修復は、再インストールほど大きな変更を伴わず、短時間で実行できることが多いためです。
修復で直るケースと直らないケース
修復が有効なケースは、主に「ファイル破損」「更新の不整合」「サービス登録のズレ」など、インストール状態の軽度な崩れです。よくある兆候は次の通りです。
修復が効きやすい兆候
起動できるが機器だけ認識しない
以前は動いていたのに突然認識が消えた
更新後から挙動がおかしい
設定画面が表示されない、ロードが終わらない
一方、修復だけで厳しいのは、インストールが中断して「半端な状態」になっているケースです。
修復で改善しにくい兆候
起動直後に毎回クラッシュする
起動しない状態が長く続き、複数回の更新や失敗が重なっている
アンインストールすら正常に進まない
この場合は、次章のクリーン再インストールを視野に入れます。
Windowsのアプリ設定から修復する手順
修復は、Windowsの「アプリ」設定から行うのが基本です。実施のポイントは「修復後に再起動すること」と「修復対象がSynapseだけでなく関連コンポーネントも含む可能性があること」を理解することです。
手順は次の通りです。
Windowsの「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開きます。
一覧から「Razer Synapse 3」を探します。
右側のメニューから「変更」または「修復」相当の項目を選択します。
表示された選択肢で「修復(Repair)」を実行します。
完了後にPCを再起動します。
再起動後、Synapseを起動して認識を確認します。
ここで重要なのは、修復を実行しただけで満足せず、必ず再起動して状態を揃えることです。サービスやドライバーに関わるソフトは、再起動で初めて反映される要素が残ることがあります。
修復後に確認するポイント
修復後は、単に「起動したか」だけではなく、次の観点で確認すると再発や見落としを減らせます。
対象デバイスがSynapse上に表示されるか
設定変更(DPI、ライティング、マクロ)が反映されるか
再起動後も状態が維持されるか(一時的に直っただけでないか)
機器の接続方法を変えると挙動が変わるか(USBや無線の問題が残っていないか)
もし修復直後は改善しても、翌日再発するなどの症状がある場合は、次章の「クリーン再インストール」や再発防止の観点まで進めると安定しやすくなります。
Razer Synapse3をクリーン再インストールする手順
修復で改善しない場合、最も効果が期待できるのがクリーン再インストールです。これは単に削除して入れ直すのではなく、環境をできる限り「新規に近い状態」に戻して不整合を解消する考え方です。
再インストール前に準備するチェックリスト
クリーン再インストールは成功率が高い一方、作業中の中断や準備不足で失敗すると、状況が悪化することがあります。事前準備として最低限押さえるべき点をチェックリスト化します。
作業時間を確保できる(途中で中断しない)
ノートPCは電源接続し、スリープを避ける
重要なRazerデバイス以外は一度外し、最小構成で作業する
セキュリティソフトがインストールを妨げる可能性を理解する(必要なら切り分けで一時停止)
症状と試行済み対処をメモしておく(サポートに引き継げる)
また、後で困りやすいのが「どの段階で改善したか分からない」ことです。できれば、手順を区切って確認し、改善点が見えた時点でそれ以上の作業は止めるのが安全です。
アンインストールと残存ファイル整理の考え方
クリーン再インストールの中核は、「削除して終わり」ではなく、残存要素を整理して不整合の原因を残さないことです。ただし、やり過ぎると別のRazerソフトや周辺ソフトへ影響する可能性もあります。したがって、基本方針は次の通りです。
Windowsの正規手順でアンインストールする
必要に応じて再起動する
残存要素の整理は、過剰にならない範囲で行う
再インストール後に再起動し、認識を確認する
アンインストールが途中で止まる、削除できない場合は、プロセスやサービスが残っていることが多いため、先にタスクマネージャーで停止し、再起動後に再度試すと進む場合があります。
再インストール後に機器認識を戻す手順
再インストール後は、「いきなり全機器を接続する」よりも、段階的に確認するほうがトラブルを切り分けやすくなります。
推奨する流れは以下です。
Synapse 3をインストールしたら、まずPCを再起動します。
起動後、Synapseを立ち上げ、初期状態で正常に起動するか確認します。
次に、対象デバイスをUSB直挿しで接続します(ハブは避けます)。
Synapse上に表示されるか、設定変更が反映されるか確認します。
ワイヤレスはドングル直挿しから開始し、必要に応じて延長ケーブルで干渉を避けます。
表示されない場合は、USBポート変更→再起動→再確認の順に行います。
ここで重要なのは「順序」です。再インストール後に一気に複数デバイスをつなぐと、どれが原因か特定できず、結果として再び大掛かりな作業に戻ってしまうことがあります。
それでも直らない場合の次の打ち手
クリーン再インストールまで実施して改善しない場合、原因は次のいずれかに寄ります。
サービス層の不整合が残っている
サービスが停止している、起動に失敗している、起動直後に落ちるなど。改めてサービス状態を確認します。互換モードや権限など、Windows側設定が原因
互換モードの解除、管理者実行、セキュリティ設定の切り分けを再確認します。対応関係や製品側要因
Synapse 3対象でない、または製品固有の手順(ペアリング等)が必要な可能性があります。USB/ハードウェアの問題
Windowsでも不安定な場合は、ケーブル・ドングル・本体故障の可能性が高まります。
ここまで到達した段階では、サポートに連絡する準備を整えることが合理的です。次章でテンプレートを提示いたします。
再発防止とサポートへ連絡する前の準備
復旧できたとしても、同じ症状が繰り返されると、毎回大きな時間損失になります。再発防止では「更新の扱い」「セキュリティとの関係」「切り分け情報の記録」を重視すると安定しやすくなります。
更新タイミングで不具合が出た時の対処方針
SynapseやRazer Central、Windowsはそれぞれ更新されます。更新が重なると、次のような状況が発生しやすくなります。
OS更新直後に周辺ソフトの一部が未対応状態になり、起動不良が起こる
Synapseの更新でコンポーネントが入れ替わり、サービスの登録にズレが出る
途中で再起動を挟まずに更新を連続すると、状態が揃わない
そのため、更新後の不具合は「いきなり大きく戻す」よりも、次の順で段階的に進めるのが安全です。
再起動で状態を揃える
Windows Updateの保留を解消する
Synapseを起動して挙動を確認する
不調なら修復(Repair)
改善しない場合のみクリーン再インストール
この方針にしておくと、不要な再インストールを減らし、復旧時間も短くなります。
セキュリティソフトとネットワークの影響を疑う
Razer関連ソフトは、ログインや更新、モジュール取得などの場面で通信を行うことがあります。セキュリティソフトやファイアウォールが厳しい環境では、起動はするがロードが終わらない、更新が失敗する、デバイス認識が不安定になるなどが起こり得ます。
ただし、ここで注意すべきは「恒久的に無効化しない」ことです。切り分けとして短時間だけ停止し、改善の有無を確認し、改善した場合は例外設定などで安全側へ戻すのが基本です。
安全な切り分けの考え方は以下です。
一時停止は「数分〜十数分」の短時間に留める
改善したら、恒久停止ではなく例外設定や許可設定へ移行する
何を変更したかを記録し、元に戻せるようにする
また、VPNやプロキシ環境、社内ネットワークの制限などがある場合も同様に影響が出る可能性があります。自宅回線に切り替えて改善するかを見るなど、切り分けの観点として覚えておくと有効です。
問い合わせ用に整理する情報テンプレート
サポートへ連絡する場合、必要情報が揃っているほど解決が早くなります。以下はそのままコピーペーストして使える形式で整理いたします。
| 項目 | 記入内容(例) |
|---|---|
| OS | Windows 11 / Windows 10(64bit) |
| PC種別 | デスクトップ / ノート |
| 症状 | 起動しない / 起動するが認識しない / 起動後にクラッシュ |
| 発生時期 | 例:Windows Update後、Synapse更新後、突然 |
| 対象デバイス | 製品名、可能なら型番 |
| 接続方式 | 有線 / 2.4GHzドングル / Bluetooth |
| Windows側の認識 | デバイスマネージャーで見える・見えない、警告有無 |
| 試した対処 | 再起動、USB直挿し、ポート変更、サービス確認、管理者実行、互換モード解除、修復、再インストール |
| 結果 | どこまで改善したか、再発するか |
この情報があると、サポート側が「追加で何を試すべきか」を判断しやすくなります。また、記事内で実施した対策と結果を記録しておけば、同様の不具合が起きた際も再現性高く対応できます。
交換や修理を疑うべきサイン
最後に、ソフト側の対策を尽くしても改善しない場合、ハード故障や物理要因を疑うべきサインを整理します。
別PCでも同じように認識しない
ケーブルや端子が不安定で、接触角度で認識が変わる
USB抜き差し時の接続音が安定しない
ドングルを変えても改善しない、またはドングル自体が発熱・破損している
Windowsでも不明なデバイス扱いが続く
この場合は、保証期間や購入店のサポートも含め、交換・修理の選択肢を検討することが合理的です。
よくある質問
Synapse3とSynapse4はどちらを使うべきですか
原則は「使用しているデバイスがどちらに対応しているか」で判断いたします。Synapse 3で管理する前提の機器に対して、別世代のソフトを導入すると、認識や設定反映が不安定になる場合があります。
まずは対象機器がSynapse 3で管理可能であることを確認し、Synapse 3で安定動作させることを優先してください。複数世代のRazerソフトが混在している場合は、修復やクリーン再インストールで状態を揃えるのが効果的です。
Windowsでは使えるのにSynapseだけ認識しません
Windowsで認識しているのにSynapseで出ない場合、原因は主に次のいずれかです。
Synapse側のモジュール不整合や設定破損
サービスやRazer Central周りの不調
Synapse世代の対応違い
無線機器の接続方式(ドングル/Bluetooth)の不一致
対処の基本は、USB直挿しとポート変更で物理要因を除外したうえで、修復(Repair)を実行し、それでも改善しなければクリーン再インストールへ進む流れです。
修復と再インストールはどちらが先ですか
原則としては、修復(Repair)が先です。理由は次の通りです。
修復は短時間で実施でき、影響範囲が比較的小さい
再インストールは時間がかかり、環境によっては再設定が増える
修復で直る典型ケースが一定数存在する
したがって、本記事の手順でも「修復→クリーン再インストール」を推奨しております。
設定やマクロは消えますか
環境や同期状況により変動しますが、一般論として、修復は再インストールよりも設定への影響が小さい傾向があります。一方、クリーン再インストールでは状態を新規に近づけるため、再ログインや再設定が必要になる可能性があります。
本記事では、いきなり再インストールへ進まず、まず修復を試し、再インストール前には準備チェックリストでリスクを下げる方針を提示しております。

