「楽天銀行はやめた方がいい」——知恵袋などでこんな言葉を見かけると、口座開設やメインバンクの切り替えを考えている人ほど不安になります。
ただ、その評判の多くは「楽天銀行が悪い」よりも、手数料の条件を外していた、認証メールが受け取れない設定だった、解約前の整理をしていなかったといった“使い方のズレ”で起きているケースが少なくありません。
そこで本記事では、知恵袋で語られやすい不満を感情論で終わらせず、
①手数料で損しやすい条件、②セキュリティ認証で詰まりやすいポイント、③やめる時に困る落とし穴(引落・デビット・残高処理)
の3つに分解して整理します。
さらに、あなたの生活スタイルに合わせて「向いている/向いていない」が分かるチェック項目と、もし合わない場合に損せず安全に解約・乗り換えする手順までまとめました。
読み終えたときには、口コミに振り回されず「自分はどうするべきか」を根拠をもって決められるはずです。
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楽天銀行はやめた方がいいと言われる主な理由
楽天銀行の不満が出やすいのは手数料条件の誤解
「やめた方がいい」と言われる背景で最も多いのが、手数料に対する不満です。楽天銀行に限らずネット銀行は、うまく使うと安く便利ですが、条件から外れるとコストが発生します。問題は、開設時にその条件を理解しないまま使い始め、ある月から突然手数料がかかり始めて「聞いてない」と感じることです。
不満が出やすい典型は、次の2つです。
他行宛振込が多いのに、無料回数が足りない
ATM入出金が多いのに、無料回数が足りない
特に家計管理で「家賃はA口座、積立はB口座、習い事はC口座」のように支払い先が分散していると、月の振込回数が自然に増えます。1回あたりの金額が小さいほど「ちょこちょこ振り込む」癖がつき、回数が増えがちです。この状況で無料回数を確保できていないと、手数料が積み上がって不満につながります。
また、ネット上では「無料になる」「優遇がある」といった話が先行し、無料回数が“自動的にずっと維持される”と誤解されることがあります。実際には、会員ステージや条件(給与受取など)により無料回数が変動します。つまり、同じ人でも生活状況や取引状況が変われば、無料回数が減る可能性があります。ここを理解せずに使うと「以前は無料だったのに最近高い」という印象になりやすいのです。
さらにもう一つ、地味に効くのが「手数料の痛み方」です。たとえば月に5回の他行宛振込がある場合、無料回数が0なら毎月数百円の差になります。これは単体では大きくなくても、1年・2年で見ると家計に効いてきます。特に、もともと手数料が少ない環境(職場の都合でメガバンクの振込が無料、など)から移ると、相対的に「高い」と感じやすくなります。
楽天銀行は対面サポートが前提の人に不向き
楽天銀行はネット銀行なので、基本はアプリやWebで手続きが完結します。これは利点でもありますが、次のようなタイプの方にはストレスになりがちです。
困ったら窓口で相談して、その場で一緒に解決したい
書類の書き方や手順を対面で確認しながら進めたい
端末操作が苦手で、画面を見ただけで不安になる
家族の手続き(相続、名義関連など)をまとめて相談したい
ネット銀行のサポートは、問い合わせフォームやチャット、電話などの非対面が中心になります。もちろんサポートが弱いという意味ではなく、「自分が求める支援の形」と合わない場合がある、ということです。特に、手続きが複雑なケース(相続や特殊な事情)では、本人確認や必要書類のやり取りが増えるため、対面窓口がある銀行のほうが心理的に安心しやすい傾向があります。
したがって、日常の送金・入出金だけなら問題がなくても、「例外対応が必要になった時に不安」という方は、最初からメインバンクにせずサブ運用から始めるほうが安全です。
楽天銀行の認証強化が「面倒」に感じやすい
ネット銀行では、不正送金やアカウント乗っ取りへの対策として認証が強化されています。楽天銀行でも、取引内容によってワンタイム認証などが求められる場面があります。安全性が上がる一方で、次のような状況だと「面倒」「詰まった」と感じやすくなります。
登録メールアドレスが昔のままで、今は見ていない
迷惑メール設定が厳しく、認証メールが届かない
仕事用スマホ・私用スマホを使い分けていて、受信端末が分からなくなる
端末変更のタイミングで、設定が未整理のまま大きな振込をしてしまう
メールの遅延や通信状況で、期限内に認証できない
特に多いのが「メールが届かない」問題です。本人としては正しい操作をしているのに、受信側の設定(迷惑メール・ドメイン指定・容量・アプリ通知)が原因で認証が完了できず、強いストレスにつながります。こうした体験が、知恵袋では短い文で強い言葉になりやすく、「使えない」「やめた方がいい」に変換されがちです。
ここで大切なのは、認証が厳しいこと自体は“欠点”ではなく、安全を買っているという理解です。そのうえで、自分の生活動線(どの端末で、どのメールを、どれくらいの頻度で確認できるか)と合うように整備すると、面倒はかなり減らせます。
楽天銀行の口コミは極端な体験談が目立つ
知恵袋や口コミサイトの性質として、「うまくいっている人」より「困っている人」が投稿しやすい傾向があります。さらに、困っている時は感情が強くなり、言葉も過激になりがちです。したがって、口コミを読む時は次の視点が必要です。
その人は月に何回ATMを使っているのか
他行宛振込が多いのか少ないのか
楽天サービスをどの程度使っているのか
端末・メール環境はどんな状態か
そもそも何がトリガーで怒っているのか(手数料、認証、サポートなど)
「やめた方がいい」という結論だけを見ると不安になりますが、原因が「無料回数を知らなかった」「認証メールを受け取れない設定だった」というケースもあります。つまり、口コミは“結論”ではなく“論点のヒント”として扱うのが適切です。
楽天銀行が向いていない人と向いている人
楽天銀行が向いていない人のチェック項目
まずは、楽天銀行が合わない可能性が高い人の特徴をチェックします。次のうち当てはまる数が多いほど、「使い続けると不満が溜まりやすい」側に寄ります。
月の他行宛振込が多い(目安:5回以上)
ATMでの入出金が多い(目安:週1回以上)
無料回数や会員ステージの管理が苦手、確認する習慣がない
仕事が忙しく、認証メールをすぐ確認できないことが多い
端末変更やメール設定などの環境整備が苦手
困ったら窓口で対面相談したい(非対面だと不安が強い)
家族の手続きや例外的な手続きが近いうちに発生しそう
ここで重要なのは、「ネット銀行が悪い」のではなく、利用スタイルが“条件型の優遇”と噛み合っていないことです。回数が多い人ほど、無料回数の管理が必須になります。管理できないなら、最初から回数が多い人向けに設計された銀行を選ぶほうがストレスが少なくなります。
楽天銀行が向いている人のチェック項目
次に、楽天銀行が向いている人の特徴です。こちらに当てはまるほど、メリットを享受しやすくなります。
楽天市場や楽天カードなど、楽天サービスを日常的に利用している
振込回数は少なめ、または無料回数を確保できる見込みがある
ATMは必要最小限で、キャッシュレス比率が高い
セキュリティ重視で、認証の手間は許容できる
アプリで残高確認・振込・明細管理を完結したい
取引のルールを決めて「毎月の無料回数内に収める」運用ができる
特に、家計の設計をシンプルにできる人(振込先が少ない、支払いが集約されている)は、無料回数の範囲で運用しやすく、「不満が出にくい」状態を作りやすいです。
楽天銀行をメインにするかサブにするかの考え方
「やめた方がいい」という評判が気になる段階で、いきなり給与受取や主要な引落を全部移すのはリスクがあります。おすすめは、次のように段階を分ける考え方です。
サブ運用から開始:少額を入れて、アプリ、ATM、振込、認証を一通り試す
メイン化の条件を決める:無料回数が確保できた/認証のストレスがない/生活圏ATMが使いやすい
メイン化するなら一気に集約:支払い先を増やしすぎないように設計する
サブ運用の利点は、合わなかった時に「戻すコスト」が小さいことです。反対に、最初から給与受取や公共料金引落を移すと、乗り換え時に変更手続きが大量に発生し、「やめたいのにやめにくい」状態になります。評判が気になる人ほど、段階移行が合理的です。
楽天銀行の手数料と優遇を損しない形で使う
楽天銀行の振込手数料と無料回数の仕組み
手数料対策は、「仕組みを知る」→「自分の回数を把握する」→「回数を設計する」の順で進めると失敗しにくくなります。
まず振込の考え方です。一般にネット銀行では、他行宛振込に無料回数が設定されていることが多く、楽天銀行も条件により無料回数が付与されます。ただし、無料回数がない場合は、他行宛振込に手数料がかかります。つまり、月の振込回数が多い人は「無料回数の確保」が最優先になります。
次にATMです。ATMは便利ですが、「少額を頻繁に引き出す」ほど、無料回数の枠を消費しやすくなります。たとえば毎週少しずつ引き出す癖があると、月に4〜6回は簡単に到達します。無料回数が少ない月だと、ここでコストが発生し、不満の大きな原因になります。
ここで一度、現実的な棚卸しをします。次の2つを紙に書くと、改善の余地が見えます。
月の他行宛振込回数(家賃、積立、仕送り、別口座移動なども含む)
月のATM入出金回数(引出だけでなく入金も)
この数字が分からないまま「無料っぽいから使う」は、ほぼ確実に失敗します。
楽天銀行のハッピープログラムの条件と無料回数
無料回数を左右するのが、会員ステージや条件です。ここが難しく感じられがちですが、ポイントは「全部理解する」ではなく、「自分が狙うラインだけ決める」ことです。
考え方としては、次のどちらかに寄せると運用が簡単になります。
残高でステージを取りに行く:ある程度まとまった資金を置ける人向け
取引でステージを取りに行く:取引件数を作れる人向け(ただし無理に作ると本末転倒)
ここで注意したいのは、「ステージを上げるために余計な取引を増やす」ことです。ステージアップのために振込回数を増やしたり、ATMを使ったりすると、無料回数のために無料回数を消費する矛盾が起きます。狙うべきは、生活の流れを変えずに達成できるラインです。
もし達成が難しいなら、無理にメインバンクにせず、楽天関連の目的(ポイント、連携)に絞ってサブ運用するほうが満足度が高くなります。
楽天銀行で損しやすい典型パターンと回避策
損しやすいパターンは、だいたい次の4つに集約できます。ここを避けるだけで、不満は大幅に減ります。
振込先が多すぎる(回数が増える)
回避策:支払い先を集約する、同一支払いはまとめる、月1回に寄せる
例:積立を毎週ではなく月1回にする、複数の小口送金を月末にまとめる
ATMを“財布代わり”にしている
回避策:引出回数を減らす(引出額を調整する、キャッシュレス比率を上げる)
例:週1回を月2回にするだけで無料回数の消費が減る
無料回数の確認をしない
回避策:毎月のルーティン化(給料日後に無料回数を確認、枠内に収める)
例:月初に「今月の無料回数」を確認してから振込計画を立てる
家族や仕事の例外対応を想定せずメイン化する
回避策:まずサブ運用、例外対応が発生しそうな時期はメインを避ける
例:転職・引越し・相続などが近いなら、生活が落ち着いてから集約する
「損するかどうか」は、銀行というより運用設計の問題であることが多いです。運用設計を先に決めると、口コミに振り回されにくくなります。
比較表:楽天銀行でコストが出る行動と代替策(表)
| コストが出やすい行動 | 何が起きるか | 代替策の方向性 | 具体例 |
|---|---|---|---|
| 他行宛振込が多い | 無料回数を超えると手数料が発生 | 振込回数を減らす/無料回数内に収める | 支払いを月1回に集約、送金をまとめる |
| ATM入出金が多い | 無料回数を超えると手数料が発生 | 引出頻度を下げる/キャッシュレス化 | 週1回→月2回、引出額を増やして回数を減らす |
| 無料回数を把握しない | “あると思った無料”がない月が出る | 月初に確認する習慣を作る | 給料日後に無料回数と振込予定を見直す |
| 目的が曖昧なままメイン化 | 不満が出た時に戻すのが大変 | サブ→メインの段階移行 | 最初はサブで動作確認、問題なければ集約 |
表の通り、対策は派手な裏技ではなく「回数の管理」「支払いの集約」「段階移行」です。これだけで、体験はかなり改善します。
楽天銀行のセキュリティと「面倒」を減らす設定
楽天銀行のワンタイム認証の仕組みと詰まりどころ
ワンタイム認証は、不正ログインや不正送金を防ぐための仕組みです。多くの場合、取引のタイミングでワンタイムキー(一定時間のみ有効な認証コード)を入力して本人確認を追加します。安全性は上がりますが、詰まりやすいのは次の場面です。
受信できない:迷惑メール、ドメイン指定、メール容量、アプリ通知OFF
受信できても気づけない:通知が出ない、別端末に届いている
時間切れ:メール遅延、操作中断、通信不安定
環境が変わった:機種変更、メールアドレス変更、仕事用端末への切替
「面倒」は、操作自体よりも、こうした“環境のズレ”から発生します。だからこそ、対策の中心は「操作手順」ではなく「受信環境の整備」です。
楽天銀行でワンタイムキーが届かない時の基本対処
届かない時は、焦って何度も再送を繰り返すより、原因を切り分けるほうが近道です。次の順に確認します。
迷惑メールフォルダを確認
メールアプリのフィルタ・振り分け設定を確認(特定ドメインを弾いていないか)
ドメイン指定受信を見直す(携帯キャリアメールの場合は特に重要)
登録メールアドレスが現役か確認(昔のフリーメールや使っていないアドレスになっていないか)
通信環境を変えて再試行(Wi-Fi→モバイル回線など)
端末の通知設定を確認(通知OFFだと“届いているのに気づかない”が起きる)
この手順を踏むと、「届いていない」のか「届いているが見えていない」のかが分かります。体感では、実際には後者がかなり多いです。
また、大きな振込や重要な手続きは、移動中や通信が不安定な場所では避け、落ち着いた環境で行うだけでも失敗が減ります。
楽天銀行を安全に使うための最低限設定チェックリスト(チェックリスト)
最後に、日常運用で「面倒」を減らしつつ安全性も担保する最低限のチェックリストです。月1回の点検でも効果があります。
ワンタイム認証用のメールアドレスは、普段必ず確認するアドレスになっている
迷惑メール設定で、銀行関連メールが弾かれないようになっている
メール通知が端末で有効になっている(通知OFFになっていない)
機種変更・メール変更の前後に、ログインと認証の動作確認をしている
大きな振込は、通信が安定した場所で行う
パスワードを使い回さない、端末ロックを有効にしている
不審なメールやSMSのリンクからログインしない(公式アプリ・公式ブックマークから入る)
セキュリティは、強化されるほど「一手間」が増えます。ただ、その一手間は“事故を避ける保険”でもあります。環境さえ整えておけば、日々のストレスは最小化できます。
楽天銀行をやめる前の確認リストと乗り換え先の考え方
楽天銀行の引落・入金・ログイン手段を棚卸しする
「やめよう」と決める前に、必ず棚卸しをしてください。ここを省略すると、解約後に「支払いが落ちない」「入金先がなくなった」など生活に直撃するトラブルになります。
棚卸しは、次の3カテゴリで行うと漏れが減ります。
1)入金(入ってくるお金)
給与・賞与
公的年金
副業報酬
家族からの送金
返金(通販の返品返金など)
2)引落(出ていくお金)
クレジットカード
スマホ代・ネット回線
電気・ガス・水道
家賃(口座振替や振込)
保険料
サブスク(動画、音楽、クラウド、アプリ)
3)ログイン手段(口座に入る鍵)
登録メールアドレス
登録電話番号
利用端末(アプリ)
二段階認証の受信環境
引落は特に、年1回や数カ月に1回の支払いが盲点になります。通帳明細だけでは追い切れないことがあるので、「契約一覧(支払い方法)」から辿るのが確実です。
楽天銀行デビットの月次払いは停止後も要注意
デビットカードを支払いに使っている場合、注意点があります。多くの月次払い(サブスク等)は、カードを止めるだけでは契約が止まりません。支払い方法の変更、もしくはサービス側の解約が必要です。
ここでよくある落とし穴は、「カードを解約した=請求も止まる」と思い込むことです。実際には、サービス側が別の手段で請求を継続したり、未払い扱いになって督促が来たりする可能性があります。したがって、解約前に次を必ず行ってください。
月次払いにデビットを使っているサービスを洗い出す
各サービスで支払い方法を変更する(クレジットカードや別口座へ)
不要なサービスは支払い方法変更ではなく“契約自体を解約”する
「止めたのに請求が来る」という不満は、銀行というより契約の問題で起きやすい典型です。ここを整理しておくと、解約後の不安が激減します。
乗り換え先選びの軸(無料回数・ATM網・アプリ・認証)
乗り換えで失敗しないためには、銀行名の評判よりも「自分の使い方に必要な条件」を明確にすることが重要です。次の軸で比較すると判断が速くなります。
他行宛振込の無料回数:自分の月回数を満たすか
ATMの使いやすさ:生活圏のコンビニ・提携ATMの使い勝手、無料条件
アプリの操作性:明細確認、振込、通知の分かりやすさ
認証方式:メール中心か、アプリ認証中心か、SMS併用か
目的:メインバンク(給与受取・引落集中)か、サブ(貯蓄・連携)か
また、乗り換えは「一気に全部移す」より、「支払いから順に移す」ほうが安全です。優先順位は、生活に影響が大きい順です。
給与受取(会社の締め日に間に合うように)
公共料金・家賃など必須支払い
クレジットカード引落
サブスク・小口支払い
この順に移行すると、途中で合わないと感じても戻しやすく、トラブルも最小化できます。
楽天銀行の解約手順とよくある質問
楽天銀行の解約手順(ログインできる場合)
解約をスムーズに進める最大のポイントは、「解約手続き」そのものよりも、解約前の準備です。準備さえできていれば、手続きは比較的淡々と進みます。
解約前の準備は、次の順で行うと安全です。
ステップ1:入出金の移行が完了しているか確認
給与受取先の変更が完了している
引落先の変更が完了している
返金先に指定しているサービス(通販等)がないか確認する
ステップ2:支払い契約を整理
デビットの月次払いを別の支払い方法へ変更
不要なサブスクを解約
ステップ3:残高を整理
残高を0円に近づけるか、移動先を決める
定期預金や積立などがある場合は満期や解約条件を確認
ステップ4:ログイン環境を確認
登録メール・電話が現役で、認証が通ることを確認
解約直前にログインできないと詰まるため、事前に動作確認する
ログインできる状態であれば、手続きの案内に従って進められます。逆に、ログインできない状態で解約しようとすると本人確認や追加手続きが増え、時間もストレスも大きくなります。解約を決めたら、まずログイン環境を整えてください。
楽天銀行の解約時に残高がある場合の扱い
解約でよくある不満が「残高が減った」「最後に手数料が取られた」というものです。これは、解約時に残高がある場合、本人名義の他行口座へ資金を移すプロセスが絡むためです。
対策として最も確実なのは、解約前に残高を整理し、可能なら残高を限りなく少なくすることです。特に少額残高のまま解約すると、最終処理で手数料が差し引かれた印象が強く残りやすく、「やめた方がいい」という感情につながりやすくなります。
残高整理のコツは、次の3つです。
解約の数日前までに、必要なお金は移動しておく
残高は生活防衛費ではなく“整理対象”として扱い、最終的に0円に近づける
定期預金・積立がある場合は、解約条件やタイミングを確認してから動く
「解約する」と決めた瞬間に慌てて手続きするのではなく、1〜2週間かけて支払いと残高を整理すると、損もストレスも減らせます。
FAQ:楽天銀行が破綻したらどうなる?
破綻への不安は、ネット上で特に刺激されやすいポイントです。ここは感情で判断するより、制度で切り分けると冷静になれます。
一般に、日本の預金には預金保険制度があり、対象となる預金は一定額まで保護されます。一方で、外貨預金など保護対象外のものもあります。したがって、心配が強い場合は次の整理が有効です。
自分の資産のうち「制度で保護される対象」は何か
対象外の商品(外貨など)をどの程度持っているか
生活防衛費は、保護対象の範囲で分散して置くか
不安が強い時ほど、「円預金」「外貨」「投資」を一緒くたにしがちです。種類ごとに性質が違うので、分けて考えるだけで安心感が増します。
FAQ:楽天銀行を放置すると年会費や維持費はかかる?
口座を持っているだけで固定費が発生するかどうかは、多くの人が気にする点です。多くの銀行口座は維持費がかからないことが一般的ですが、注意したいのは「口座」ではなく「口座に紐づく契約」です。
デビットで支払っている月次契約
口座振替の契約
何らかの有料サービスに申し込んでいる場合
「口座を放置しても平気」と思っていても、支払い契約が残っていれば請求や未払いが発生する可能性があります。放置するなら、少なくとも支払い契約がゼロであることを確認し、残高も最小限にするのが安全です。
FAQ:楽天銀行の口座を作っても信用情報に影響する?
銀行口座の開設そのものは、一般的にクレジットカードやローンの審査とは別の領域です。信用情報に影響が出やすいのは、借入やクレジットの与信取引です。
ただし、口座開設と同時にクレジットカードやローン商品に申し込むと、そちらは審査の対象になります。影響が気になる場合は、次のように段階を分けると分かりやすくなります。
まず口座だけ作って使い勝手を確認する
必要があれば、後日カードやローンを検討する
目的がない与信申込はしない(“ついで申込”を避ける)
口座の利便性確認と、与信取引の検討は切り分けると安心です。
まとめ
楽天銀行が「やめた方がいい」と言われるのは、主に手数料条件の理解不足、対面サポート前提の人とのミスマッチ、認証(セキュリティ)に対する環境未整備によるストレスが重なった結果であることが多いです。口コミや知恵袋の意見は刺激が強い一方で、背景条件が省略されがちなので、結論だけを受け取ると必要以上に不安になります。
判断の軸はシンプルです。
月の他行宛振込回数とATM回数が多いなら、無料回数の確保ができるか
認証メールを確実に受け取れる環境に整えられるか
対面相談が必須か、それともオンライン完結がむしろ楽か
いきなりメインにせず、サブ運用から試せるか
もし「合わない」と感じた場合は、解約そのものよりも、解約前の棚卸し(入金・引落・ログイン手段)と、デビットの月次払いなど支払い契約の整理を優先してください。準備を丁寧に行えば、損やトラブルを避けて安全に乗り換えできます。
評判に振り回されず、自分の利用スタイルで判断することが、最も後悔の少ない選び方です。