※購入先、ダウンロードへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、それらの購入や会員の成約、ダウンロードなどからの収益化を行う場合があります。
game

PS4でUSBをフォーマットする方法|用途別にFAT32とexFATを迷わず選ぶ

PS4にUSBメモリや外付けSSD、外付けHDDを接続したときに「USBストレージ機器が使えません」と表示されたり、拡張ストレージとして使いたいのにメニューが見当たらなかったりして、「ps4 usb フォーマット」と検索される方は少なくありません。特にフォーマットは、操作自体は数分で終わることが多い一方で、誤るとデータが消えるため心理的なハードルが高い作業です。さらにPS4では、USBの用途が複数あり、同じ「フォーマット」でも“PS4本体で行うべきもの”と“PCで行うべきもの”が混在します。ここを取り違えると、何度やり直しても認識しないという状況に陥りがちです。

本記事では、PS4でUSBを使う目的を最初に切り分け、目的ごとに必要なフォーマット形式と手順を整理します。拡張ストレージとしての使い方、アップデートやバックアップのためのUSB準備、FAT32とexFATの選び方、そして認識しないときの切り分けを一気通貫で解説いたします。読了後には「自分の目的なら、どこで・何を・どの順で実行すべきか」が明確になり、落ち着いて作業できる状態になることを目指します。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

PS4でUSBフォーマットが必要になる場面

PS4でUSBに関する操作が必要になるのは、大きく分けて「容量を増やしたい」「システム更新や復旧をしたい」「データを退避したい・移したい」という状況です。ここで重要なのは、PS4のUSB利用は一種類ではなく、目的に応じて扱いが変わる点です。USBを「拡張ストレージ」として使う場合と、USBメモリを「汎用ストレージ」として使う場合では、求められる形式や作業場所が一致しないことがあります。

また、外付けSSD/HDDとUSBメモリは見た目が似ていても運用が異なります。外付けSSD/HDDは容量拡張の主役になりやすい一方、USBメモリはアップデート用ファイルの受け渡しやバックアップの保存先として使われることが多いです。まずは「いま何をしたいのか」を言語化し、それに合わせて最短手順を選択することが、失敗を防ぐ最も確実な方法です。

拡張ストレージとアップデート用USBは目的が違う

同じUSBでも、次のように目的が違えば、手順も違います。ここを混同しないことが最重要です。

目的A:拡張ストレージとして使う(ゲームの保存先にする)
PS4の本体ストレージが不足し、ゲームや追加コンテンツを外付けに移したい場合、外付けSSD/HDDを「拡張ストレージ」として登録して利用します。この場合は、PS4本体の設定メニューから「拡張ストレージとしてフォーマットする」という操作を行うのが基本です。PCでexFATにしただけでは“拡張ストレージとして使える状態”にならないことがあるため、拡張目的ならPS4側でのフォーマットが中心になります。

目的B:アップデートや再インストールに使うUSBを作る(USB経由の更新・復旧)
ネットワーク経由ではなくUSB経由でアップデートする場合、PCまたはMacでUSBドライブを所定の形式(一般的にFAT32またはexFAT)にフォーマットし、決められたフォルダー構成でアップデートファイルを配置します。ここでは“PS4に挿して認識される汎用USB”であることが重要で、拡張ストレージのようにPS4側で専用化する必要はありません。むしろ拡張ストレージ化してしまうと、目的に合わない状態になります。

目的C:バックアップ/復元の保存先として使う(データ退避)
本体の故障や買い替え、初期化、容量整理などの前に、必要データを外部へ退避したい場合は、PS4のバックアップ/復元機能を使います。バックアップの対象・対象外(例:一部の権利管理、オンラインに紐づく要素など)があり得るため、フォーマット作業の前に「何を守りたいのか」「何が戻せるのか」を把握することが重要です。ここでもUSBは“保存先”として使うので、用途としては汎用USBに近い整理になります。

このように、同じ「フォーマット」でも、拡張ストレージ化=PS4本体で行う専用フォーマットと、アップデート/バックアップ用途=PCで行う汎用フォーマットが混在します。検索で情報を追う際にここが混ざりやすく、結果として「手順どおりにやったのにうまくいかない」と感じることが多い部分です。

フォーマット前に必ず確認すること

フォーマットに進む前に、最低限ここだけは確認してください。フォーマット後に「実は必要な写真や書類が入っていた」「他のドライブを消してしまった」という事故は取り返しがつかない場合があります。

  • USB内に残っているデータの要否を確認する
    仕事の資料、写真、バックアップ、各種ファイルなどが残っていないかを確認してください。残っている場合は必ず退避します。

  • フォーマット対象のドライブを誤認していないか確認する
    PCで作業する場合、複数の外付けドライブを接続していると誤って別ドライブを消去するリスクが上がります。容量表示、ドライブ名、接続/取り外しで表示が変わるかなど、複数の観点で確認します。

  • 目的を確定する(拡張ストレージ/アップデート/バックアップ)
    目的が曖昧なままフォーマットすると、後から用途を変えたときに再フォーマットが必要になり、手間もリスクも増えます。

  • 接続環境の安定性を確保する
    外付けSSD/HDDは特に、接触不良があるとフォーマット中に失敗することがあります。USBハブ経由は避け、できる限りPS4本体へ直接接続してください。

  • 作業時間と電源を確保する
    途中で電源が落ちたり、ケーブルが抜けたりすると、ドライブの状態が不安定になり、以後認識しづらくなることがあります。周囲を整理してから実行するのが安全です。


PS4でUSBを拡張ストレージとしてフォーマットする手順

ここからは「ゲームの保存先として外付けSSD/HDDを使いたい」「本体容量が足りないので拡張したい」方向けに、PS4本体での手順を詳しく解説いたします。拡張ストレージは、単にPS4に認識されるだけでは足りず、PS4の運用に合わせた形に整える必要があります。

拡張ストレージ化すると、以後はゲームのインストール先や移動先として活用できます。一方、拡張ストレージとしてフォーマットしたドライブは、PCでの通常利用と相性が悪くなる(専用化される)ケースがあるため、「PCのデータ置き場」と「PS4の拡張ストレージ」を同一のドライブで兼用しようとすると混乱が起きます。基本方針として、PS4拡張ストレージ用の外付けドライブは、PS4用途に専念させるほうがトラブルが少なくなります。

PS4本体メニューでのフォーマット手順

以下は一般的な流れです。PS4の画面表示はシステムソフトウェアのバージョンや言語設定で細部が異なることがありますが、概ね「設定→周辺機器→USBストレージ機器」の導線で進みます。

  1. 外付けSSD/HDDをPS4のUSB端子に接続します
    可能な限りPS4本体のUSBポートへ直接接続してください。延長ケーブルやハブは接触不良の原因になり得ます。

  2. PS4のホーム画面から[設定]を開きます
    設定はツールボックスのアイコンから入ります。

  3. [周辺機器]→[USBストレージ機器]へ進みます
    ここでPS4が認識しているUSBストレージの一覧が表示されます。

  4. 対象のUSBストレージ機器を選びます
    複数のドライブが表示される場合、容量や名称を見て誤選択を避けます。

  5. [拡張ストレージとしてフォーマットする]を選択します
    これが拡張ストレージ化の核となる操作です。ここを選ぶことで、PS4のゲーム保存用として扱える状態に整えられます。

  6. 注意事項を確認し、画面の案内に従って実行します
    フォーマットはデータ消去を伴います。確認画面が出た場合は、内容を読み、問題なければ進めます。

  7. 完了後、拡張ストレージとして認識されているかを確認します
    設定内のストレージ関連の表示で、拡張ストレージが利用可能になっているかを確認してください。

作業中に固まったように見えても、裏で処理している場合があります。完了表示が出る前に抜いたり電源を落としたりしないでください。

安全な取り外しとよくある注意点

拡張ストレージ運用で最も多いトラブルは、「使っている途中で抜いてしまった」「うっかり抜けた」「電源断が起きた」などにより、PS4側で不整合が起きるケースです。これを防ぐため、取り外しは必ず安全な手順を踏みます。

注意点チェックリスト

  • フォーマット中、ゲーム起動中、ダウンロード中は絶対に取り外さない

  • 取り外し前に、PS4側で「使用を停止する」系の操作を実行する

  • 外付けHDDケースやSSDケースが不安定な場合、別のケーブルやケースで試す

  • USBハブ経由は避け、直接接続を基本とする

  • ケーブルが引っ張られない位置に設置する(物理的な事故防止)

また、拡張ストレージを接続したままPS4を長時間利用すると、ドライブが温まることがあります。熱が気になる場合は、通気性のよい場所に置き、密閉空間を避けてください。


PCでPS4用にUSBをFAT32またはexFATへフォーマットする手順

ここでは「アップデート用USBを作りたい」「バックアップ保存先にしたい」「画像・動画・ファイルをPS4とPCでやり取りしたい」方向けに、PCでのフォーマット手順を整理します。PS4で扱いやすいファイルシステムとして、一般にFAT32またはexFATが使われることが多く、PS4の用途によって選択が変わります。

PCでのフォーマットは簡単に見えますが、最大のリスクは誤って別のドライブを初期化してしまうことです。特に「ディスクの管理」や「ディスクユーティリティ」を触る際は、対象ディスクの容量・接続状況・名称を複数の方法で確認し、確信が持てる状態で実行してください。

Windowsでフォーマットする手順

Windowsでは、一般的にエクスプローラーからのフォーマットが最も手軽です。以下に基本手順を示します。

  1. USBをWindows PCに接続します
    接続後、エクスプローラーに新しいドライブとして表示されるか確認します。

  2. エクスプローラーでUSBドライブを右クリックし、[フォーマット]を選びます
    右クリックメニューから実行できます。

  3. ファイルシステムを選びます(FAT32またはexFAT)
    目的に合わせて選択します。迷う場合は後述の「FAT32とexFATの選び方」を参照してください。

  4. ボリュームラベル(名前)を必要に応じて設定します
    例:PS4_UPDATE、PS4_BACKUPなど、用途が分かる名前にすると管理しやすくなります。

  5. フォーマットを実行し、完了を待ちます
    実行後は完了まで抜かないでください。

Windowsでうまくいかないときの考え方

  • FAT32が選択肢に出ない環境があります。その場合、exFATを選ぶ、または別の手段を検討します。

  • ドライブにエラーがある場合、クイックフォーマットでは解消しないことがあります。時間に余裕があるなら、より丁寧な処理を検討してください(ただし環境により選択肢が異なります)。

Macでフォーマットする手順

Macでは「ディスクユーティリティ」を用います。操作に不慣れな場合は特に、対象ディスクを誤らないよう慎重に行ってください。

  1. USBをMacに接続します
    Finderに表示されるか確認します。

  2. 「ディスクユーティリティ」を開きます
    アプリケーション→ユーティリティから起動できます。

  3. 左側の一覧からUSBドライブを選択します
    “ボリューム”ではなく“デバイス”の階層が表示されることもあります。容量と名前で識別してください。

  4. 「消去」または同等の操作を選びます
    フォーマット操作は「消去」から行うのが一般的です。

  5. 形式を選びます(exFAT、またはMS-DOS(FAT))

    • exFAT:大きいファイルも扱いやすい傾向

    • MS-DOS(FAT):FAT32相当として扱われることが多い選択肢

  6. 実行し、完了を待ちます

Macで注意したい点

  • 表示される「方式」(GUIDパーティションマップ等)は環境や目的で違いが出る場合があります。迷う場合は、まず“汎用USBとしてPS4に認識させたい”という目的を最優先し、過度に複雑な設定に踏み込まない方が安全です。

  • 実行後、PS4に接続して認識されるかを確認し、認識されない場合は「認識しない時のチェック手順」に戻って切り分けます。

アップデート用USBのフォルダー構成の要点

アップデート用USBは「フォーマットしただけ」で終わらない点が重要です。一般に、USB内に決められたフォルダーを作り、その中にアップデートファイルを所定の名前で置く必要があります。ここでフォルダー名の大文字・小文字や階層がずれると、PS4がファイルを見つけられず失敗することがあります。

基本の考え方は次のとおりです。

  • USBをFAT32またはexFATでフォーマットする

  • USB直下に、指定されたフォルダー構成を作成する

  • アップデートファイルを所定の場所に置き、ファイル名も指示どおりにする

  • PS4側でUSB経由のアップデート手順に進む

本記事ではフォーマットを中心に扱いますが、アップデート目的の方は「フォルダー構成とファイル名の正確性」も必ずセットで確認してください。フォーマットが正しくても、配置が違えば同じく失敗します。


PS4向けにFAT32とexFATを選ぶ基準

FAT32とexFATは、どちらもUSBメモリなどでよく使われるファイルシステムですが、違いがあります。PS4用途で重要なのは「PS4で認識されるか」「用途に必要なファイルを扱えるか」「運用がシンプルか」です。結局のところ、迷いやすいのは「どちらが正解か」ではなく、「自分の用途ではどちらが事故が少ないか」という観点です。

よくある混乱として、拡張ストレージにする場合にFAT32/exFATを悩むケースがありますが、拡張ストレージはPS4側で専用の扱いにするのが基本であり、PCでのFAT32/exFAT選択がそのまま成功を保証するわけではありません。FAT32/exFATの議論は主に、アップデート用USBやバックアップ用USBなどの“汎用USB”で役立ちます。

比較表で分かる違い

以下は、PS4の周辺で起きやすい観点に寄せた比較です。

比較項目FAT32exFAT
扱えるファイルサイズの感覚大きいファイルで制限に当たりやすい傾向大きいファイルを扱いやすい傾向
互換性の感覚幅広い機器で扱えることが多い比較的新しい環境で扱いやすいことが多い
PS4周辺の用途アップデート用USB、軽めのデータ受け渡し大きいファイルを扱う受け渡し、柔軟性重視
迷ったときの選択とにかく互換性を重視したい場合大きいファイルが出そうな場合

注意点として、ここでいう「扱いやすい」は一般論の整理です。PS4の用途では「目的の手順に合う形式」を選ぶのが優先です。アップデートやバックアップで特定形式が要求される場合、そこに合わせるのが最も安全です。

迷った時の選び方の結論

迷ったときは、次のように考えると決めやすくなります。

  • アップデート用USBが目的の場合
    まずは「USB経由アップデートの手順に合う形式」を選びます。一般にFAT32またはexFATが候補になりますが、重要なのは“フォーマット後のフォルダー構成とファイル配置まで含めて正確に作れること”です。形式だけに意識を集中させず、作業全体をセットで考えてください。

  • バックアップ保存先として使う場合
    バックアップファイルが大きくなる可能性があります。容量に余裕のあるメディアを用意し、形式は運用が安定しやすいものを選びます。ここでも「PS4側のバックアップ手順に沿って作業できること」が重要です。

  • 画像や動画など大きいファイルをPCとやり取りする可能性がある場合
    大きいファイルに触れる可能性があるならexFATが扱いやすい場面があります。動画素材などを移動する方はこの観点で選ぶと合理的です。

  • 古い機器との互換性も気になる場合
    複数機器で使い回す予定があり、互換性を重視するならFAT32を検討します。ただし大きいファイルで困る可能性もあるため、用途のファイルサイズを想定して判断してください。

また、繰り返しになりますが、拡張ストレージ目的であれば、PS4本体側で拡張ストレージとしてフォーマットするのが基本です。FAT32/exFATの選択に悩む前に、目的が拡張ストレージかどうかを再確認してください。


PS4がUSBを認識しない時のチェック手順

USBが認識されない原因は、ファイルシステムだけとは限りません。接続、ケーブル、電力供給、ドライブの故障、PS4側の状態、フォルダー構成の誤りなど、複数の可能性があります。ここでは、やみくもにフォーマットを繰り返すのではなく、優先度の高い項目から順に切り分ける手順を提示します。

なお、外付けSSD/HDDの場合は「ストレージ機器としては見えているが拡張ストレージとしてフォーマットできない」、USBメモリの場合は「USBに入れたファイルをPS4が見つけない」など、症状が分かれます。ご自身の症状に近い項目から確認してください。

最初に確認する設定と接続

最初に、物理・接続面を潰すのが最短です。形式が正しくても、接触不良なら認識しません。

  • USBを本体へ直接挿しているか
    USBハブや延長ケーブルは避け、まずは本体直挿しで試します。

  • 別のUSBポートを試す
    ポート側の問題切り分けになります。片方が不調でも、もう片方で認識する場合があります。

  • ケーブルを交換する(外付けSSD/HDDの場合)
    外付けドライブはケーブル由来の不調が多いです。交換して改善するなら原因が絞れます。

  • 別の機器でUSBが認識されるか確認する(PC等)
    PCでも認識されない場合、USBメディア自体の故障や重大な論理障害の可能性があります。

  • PS4を再起動してから試す
    一時的な不具合の場合、再起動で解消することがあります。

この段階で改善することも多いため、いきなりフォーマットに走らず、まず接続を疑うのが合理的です。

ファイルシステムとフォーマットの見直し

接続面に問題が見当たらない場合、次に形式と手順の整合性を確認します。ここでのポイントは「目的に対して正しい場所でフォーマットしているか」です。

  • 拡張ストレージ目的なのに、PCで汎用フォーマットだけしていないか
    拡張ストレージとして使うなら、PS4本体側で拡張ストレージとしてフォーマットする手順を優先します。

  • アップデート用USB目的なのに、拡張ストレージ化してしまっていないか
    アップデート用USBは汎用USBとして準備し、フォルダー構成とファイル配置が必要です。拡張ストレージ化は目的に合いません。

  • USBがFAT32/exFAT以外になっていないか
    他用途で使っていたUSBは、別の形式でフォーマットされていることがあります。PS4用途に合わせて整え直します。

  • フォルダー構成・ファイル名が違っていないか(アップデート用途)
    形式が正しくても、配置が違うとPS4はファイルを見つけません。特にフォルダー階層と名称は慎重に確認します。

また、フォーマットをやり直す場合は、その前に必要データを確実に退避してください。バックアップ/復元を目的にしている方は、バックアップ対象の整理(何を残すべきか)も同時に見直すと安心です。

それでもだめな時の最終手段

上記を確認しても認識しない場合は、原因がより深い層にある可能性が高いです。以下の順で追加切り分けを行います。

  1. 別のUSBメモリ、または別の外付けSSD/HDDで試す
    これで認識するなら、元のメディア側の問題が濃厚です。

  2. 外付けケースを変える、または別ケーブルで試す(外付けの場合)
    ケースやケーブルがボトルネックになっていることがあります。

  3. PS4本体のシステム状態を確認する
    再起動、必要ならセーフモードなど、PS4側の復旧手段が必要な場合もあります。ただし操作に不安がある場合は、公式サポートの手順に沿うのが安全です。

  4. 最終的に、PS4側のUSBポート不良や本体故障も疑う
    他のUSB機器(コントローラー充電など)は正常か、ポートに物理損傷がないかも確認してください。

この段階まで来たら、「USB側の問題」か「PS4側の問題」かを切り分けたうえで、必要に応じて修理相談やメディア交換を検討するのが現実的です。


よくある質問

PS4はNTFSのUSBを使えますか?

NTFSはWindowsで一般的な形式ですが、PS4用途としてはFAT32またはexFATを選ぶ情報が多く、アップデート用USBなどの場面でもFAT32/exFATが前提になることが多いです。迷う場合は、まずFAT32またはexFATで準備し、目的の手順が成立するかを確認する方が安全です。特にアップデート用途は「形式+フォルダー構成+ファイル名」がセットですので、そこまで含めて整合させてください。

拡張ストレージにしたUSBはPCでも読めますか?

拡張ストレージとしてフォーマットしたドライブは、PS4用途に合わせた状態になり、PCで通常のデータドライブとして扱いにくくなることがあります。運用方針としては、拡張ストレージ用の外付けSSD/HDDはPS4専用にし、PCとの受け渡しは別のUSBメモリ等に分けるとトラブルが減ります。兼用を前提にすると、用途変更のたびに再フォーマットが必要になり、データ消失リスクも上がります。

フォーマットすると何が消えますか?

原則として、フォーマットしたドライブ内のデータは消去されます。重要なデータが残っている場合は、フォーマット前に必ず退避してください。PS4のバックアップ/復元機能を使う場合は、バックアップ対象・対象外があるため、「何を守る必要があるか」を先に整理してから作業するのが安全です。


まとめ

  • PS4の「USBフォーマット」は、最初に目的(拡張ストレージ/アップデート/バックアップ)を切り分けることが最重要です。

  • 拡張ストレージ目的なら、PS4本体の設定メニューから「拡張ストレージとしてフォーマットする」流れを優先してください。

  • アップデート用USBやバックアップ用途なら、PCでUSBをFAT32またはexFATに整えたうえで、必要なフォルダー構成や運用手順まで含めて正確に準備します。

  • 認識しない場合は、フォーマットを繰り返す前に、接続・ポート・ケーブル・別機器での認識から順に切り分けるのが最短です。

  • フォーマットはデータ消去を伴います。作業前の退避と、対象ドライブの誤選択防止が最大のリスク対策です。

次の行動としては、まず「自分は拡張ストレージにしたいのか、アップデート用USBを作りたいのか、バックアップの保存先にしたいのか」を決め、その目的に対応するセクションの手順を上から順に実行してください。将来的に仕様や表示が更新される可能性があるため、違和感がある場合はPS4の画面表示に合わせて「目的→手順→確認」の順で再点検すると、無理なく解決に近づけます。