PAYDAY 2を起動したら英語表示のままで、メニューやスキル説明が読めずに困っていませんか。Steam版なら言語設定で切り替えられる一方、Epic版は設定項目が見当たらず「どこを触れば日本語になるのか」で詰まりやすいのが実情です。さらに、過去に日本語化MODを入れていた場合は、公式日本語と競合して表示が混ざったり、反映されない原因になったりすることもあります。
本記事では、PAYDAY 2を日本語表示にする方法をSteam版・Epic版で完全に分けて解説し、最短で日本語化する手順から、反映されない・起動しないときの復旧、MODが原因の切り分けまでを一続きで整理します。手順通りに進めれば、初めてでも迷わず日本語化でき、失敗しても元に戻せる状態で安全に設定できます。
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PAYDAY 2は公式で日本語対応している
PAYDAY 2は、PC版(Steam / Epic)で公式に日本語表示が可能です。昔は有志MODでの日本語化が主流でしたが、公式対応後は基本的に「公式の仕組みで日本語を有効化する」ほうが安定します。公式の日本語は、アップデートや整合性チェックなどの仕組みと相性が良く、クラッシュや文字化けの原因になりにくいのが利点です。
とはいえ、公式日本語対応=必ず誰でもワンクリックで日本語になる、というわけではありません。特に迷いやすいのが次の3点です。
入手経路で操作場所が違う(Steamは言語タブ、Epicはファイル編集が必要なことがある)
言語ファイルのダウンロードや反映が途中で止まっている
昔の日本語化MODが残っていて、公式日本語とぶつかっている
まずは「自分のPAYDAY 2はSteam版か、Epic版か」を確認し、そのルートだけを見て進めるのが最短です。
公式発表で確認できる日本語対応の範囲
公式日本語対応は、ざっくり言うと「メニュー」「武器・スキルなどの説明」「ミッション関連表示」「UIテキスト」など、プレイに必要な情報が読めるレベルを目指したものです。一方で、ゲームという性質上、すべてが完全に日本語へ置き換わるとは限りません。たとえば次のようなケースでは英語が残ることがあります。
固有名詞(武器名、キャラクター名、組織名、難易度名など)
アップデート直後の追加要素(翻訳が追いつくまで暫定的に英語のまま)
外部要素(一部のコミュニティ要素、ユーザー生成テキストなど)
「一部が英語のまま=失敗」と決めつけず、どの範囲が日本語になっているかを確認しながら進めると安心です。日本語化が目的なら、最低でもメニュー操作と主要説明が日本語で読める状態になれば実用上は十分です。
日本語化MODは必要か不要か
基本は不要です。特に「初めて日本語化する」「MODに慣れていない」「最近入手した」という場合、最初からMODに頼ると混乱しやすく、原因切り分けが難しくなります。まずは公式手順で日本語にして、それでも足りない部分がある場合にだけ、必要最小限で検討するのが安全です。
ただし、次のような状況では「MODが原因で日本語が変になる」「起動が不安定になる」ことがよくあります。
昔、JPLocalizeなどの日本語化MODを入れて、そのまま放置している
HUD改造やQoL系のMODを多数導入している
フォントや表示を差し替えるMODを入れている
override(差し替え)系のファイルが残っている
この場合は「公式日本語を有効にする」だけでは不具合が解消しないことがあります。後半の「MODが原因の切り分け」を見ながら、一度まっさらにしてから公式日本語へ移行すると安定しやすいです。
Steam版PAYDAY 2を日本語に切り替える手順
Steam版は手順が明快です。ゲーム内設定ではなく、Steamライブラリ側の言語設定で日本語を選びます。ここを間違えてゲーム内を探し回ると時間が溶けるので、最初からSteamのプロパティに向かってください。
Steamの言語設定で日本語を選ぶ
次の手順で切り替えます。操作に慣れていない方でも失敗しにくいよう、確認ポイントも併記します。
Steamを起動し、上部メニューから「ライブラリ」を開きます。
ゲーム一覧から PAYDAY 2 を探し、右クリックします。
表示されたメニューから 「プロパティ」 を開きます。
左側メニュー(またはタブ)の中に 「言語」 があるので開きます。
言語のプルダウンから 「日本語」 を選びます。
言語ファイルのダウンロードが走る場合があります。ダウンロードが終わってからゲームを起動します。
起動後、メニューや設定画面が日本語になっているか確認します。
ポイントは、言語を選んだあとに裏でダウンロードが必要になる場合があることです。選んだ瞬間に反映されないのは珍しくありません。Steamのダウンロード状況を一度見て、終わっているか確認してください。
反映されないときの確認ポイント
「日本語を選んだのに英語のまま」「途中で英語に戻る」「一部だけ日本語が崩れる」といった場合、原因はだいたい次のどれかです。上から順番に潰すのが近道です。
ゲームを完全に終了していない
タスクトレイに残っていたり、バックグラウンドでプロセスが生きていると反映が遅れることがあります。いったん終了し、必要ならPC再起動も挟むと確実です。言語ファイルのダウンロードが終わっていない/止まっている
Steamの「ダウンロード」画面で進行状況を確認します。回線が不安定だと中断していることがあります。Steamクライアント側の不調
Steam自体が更新待ちで固まっている、ログインし直すと直る、というケースもあります。いったんSteamを再起動して確認します。旧日本語化MODやフォント変更が残っている
公式日本語が読み込まれる前に、MOD側がテキスト表示を上書きしていると、言語が混在します。次の「旧日本語化MODを使っていた場合の注意」も確認してください。
この時点でまだ直らない場合は、後の章「Steam版の復旧:整合性チェックと再ダウンロード」が効果的です。特に、更新が頻繁なゲームではファイルが欠けていたり、差分がズレているだけで反映が不安定になります。
旧日本語化MODを使っていた場合の注意
過去に日本語化MODを使っていた方が最もハマりやすいのが、「公式日本語」と「MODの翻訳」が混ざる状況です。見た目は日本語化できているようでも、途中から表示が崩れたり、クラッシュの原因になることがあります。
安全に移行するために、次の方針で進めるのがおすすめです。
削除ではなく退避(バックアップ)して、戻せる状態にしてから検証する
翻訳差し替え・フォント差し替え・HUD改造は、まず全部外して公式日本語を確認する
問題がなければ、必要なMODだけを少しずつ戻す(1つずつが理想)
具体的には、PAYDAY 2のインストールフォルダ(Steamなら「管理」→「ローカルファイルを閲覧」などから行けます)で次をチェックします。
modsフォルダ:BLT/SuperBLT系のMODが入る場所。日本語化・フォント・HUD関連が残っていないかassetsやoverride系の差し替え:テキストや表示を上書きしている可能性がある以前の手順で追加したファイル:日本語化MODは複数の場所にファイルを置くことがあるため、「昔の導入メモ」があるなら照合
いきなり全消しすると、後で必要なMODまで失う可能性があります。まずはフォルダごと別の場所へ移動して、ゲームが正常に日本語化できるか確認し、問題が消えたら原因を特定する流れが安全です。
Epic版PAYDAY 2を日本語にする手順
Epic版は、Steam版と同じように「プロパティ → 言語」で切り替えられるとは限りません。ゲーム内に言語メニューがなく、ランチャーにも個別の言語項目が見当たらない場合、設定ファイル(context.xml)を編集して日本語を指定する手順が定番になります。
「ファイル編集」と聞くと不安かもしれませんが、やることは単純です。大切なのは、必ずバックアップを取ることと、よくあるミスをチェックリストで潰すことです。
設定項目が出ない理由と方針
Epic Games Launcherにはランチャー全体の言語設定がありますが、ゲームごとの言語切り替えに必ず反映されるわけではありません。ゲーム側が「ランチャー言語を参照して切り替える実装」になっていないと、ランチャーを日本語にしてもゲームが英語のままになります。
そのため、Epic版で言語設定が見当たらない場合は次の方針が最短です。
ゲームフォルダの設定ファイルを編集して、日本語指定を直接追加する
反映されなければ、編集ミス・保存ミス・場所違いを疑い、差分を丁寧に確認する
起動しない場合はバックアップへ戻して復旧する(焦らない)
この順で進めれば、「壊してしまったらどうしよう」という不安も減らせます。
context.xmlの編集手順
作業前に、必ず context.xmlのバックアップを作ります。たとえば context.xml.bak のようにコピーして同じ場所に置くか、別フォルダへ退避してください。バックアップがあれば100%戻せます。
Epic Games LauncherでPAYDAY 2のインストール場所を確認します。
ライブラリのPAYDAY 2から「管理」や「インストール先を表示」等の項目を探します。
分からない場合は、Windows検索で「PAYDAY 2」フォルダを探すのではなく、Epicのインストール先(例:Epic Gamesフォルダ)から辿ると見つけやすいです。
インストールフォルダ内にある context.xml を探します。
context.xmlを右クリックし、メモ帳などのテキストエディタで開きます。
ファイル内で
<scriptから始まる行を探します。多くの場合、次のように属性が並んでいます。例:
exec="..."やcore="core"などが含まれる行
その
<script .../>の行の中へ、属性としてlanguage="japanese"を追加します。上書き保存し、ゲームを起動して日本語になっているか確認します。
変更例は次の通りです。重要なのは「タグの外に書かない」「別行に勝手に増やさない」「引用符を崩さない」ことです。
変更前
<script update_extensions_last="true" exec="core/lib/CoreEntry" editor="false" core="core"/>変更後
<script update_extensions_last="true" exec="core/lib/CoreEntry" editor="false" core="core" language="japanese"/>
もし同じような <script 行が複数ある場合は、上の例のように exec="core/lib/CoreEntry" といった 起点になっていそうな行を優先し、まずは1か所だけ変更して確認します。複数箇所を一気に触ると、原因が分からなくなります。
よくある編集ミスを防ぐチェックリスト
Epic版がうまくいかない原因の大半は「編集ミス」です。反映されないだけでなく、最悪の場合起動しなくなります。以下のチェックリストを、保存前と保存後に必ず確認してください。
バックアップを作成した(context.xmlをコピーして退避した)
language="japanese"の 綴りが正しい(japaneseのスペルミスがない)language=の前に 半角スペースがある(属性として正しく追加できている)ダブルクォーテーションが 半角の ” “ で、左右が揃っている(“ ” になっていない)
language="japanese"を タグの外に書いていない(<script .../>の中に入っている)拡張子が変わっていない(
context.xml.txtになっていない)メモ帳で保存したときに、勝手に別形式になっていない(通常の上書き保存でOK)
編集した箇所が1か所で、変更点が把握できる(いきなり複数を触らない)
起動しなくなった場合でも、バックアップに戻せば復旧できます。焦って別の場所を触る前に、次の「Epic版の復旧:差分確認と元に戻す方法」で一度落ち着いて戻しましょう。
PAYDAY 2が日本語にならないときの直し方
ここからは、設定は合っているはずなのに日本語にならない、起動しない、途中で戻る、表示が混ざる――といった「トラブル時の復旧手順」です。原因を当てずっぽうで探すと泥沼化します。症状→原因候補→対処の順で、手順通りに切り分けるのが最短です。
まずは、Steam版かEpic版かでやるべき対処が変わります。該当する方だけを実施してください。
Steam版の復旧:整合性チェックと再ダウンロード
Steam版で反映されない場合、最も効果が高いのが「整合性チェック」です。言語ファイルや更新差分が欠けていると、設定は日本語でも表示が英語のままになることがあります。
SteamライブラリでPAYDAY 2を右クリックし、「プロパティ」 を開きます。
「インストール済みファイル」(環境によって表記が異なる場合があります)を開きます。
「ゲームファイルの整合性を確認」 を実行します。
チェックが終わったら、修復や再ダウンロードが走る場合があります。完了まで待ちます。
Steamを再起動し、ゲームも再起動して日本語表示を確認します。
さらに改善しない場合は、次の追加手順も有効です。
言語を一度英語に戻してから日本語へ戻す
言語ファイルの再取得を促す効果があります。ダウンロードキャッシュのクリア(Steam側の設定にあります)
ダウンロードが詰まっているときに効くことがあります。MODを一時的に外して確認
公式日本語が反映される前にMODが上書きしているケースを排除できます。
Steam版は、ここまでやると多くのケースで復旧します。逆に言えば、これで直らない場合はMOD干渉や環境要因(ファイル権限、セキュリティソフトの隔離など)を疑う段階です。
Epic版の復旧:差分確認と元に戻す方法
Epic版で「日本語にならない」「起動しない」場合、まず疑うべきは context.xmlの編集ミスです。編集ミスは小さくても致命的になりやすいので、次の流れで確実に戻します。
context.xmlを開き、追加した
language="japanese"が<script .../>の行の中に入っているか確認します。引用符が崩れていないか、余計な記号が増えていないか確認します。
おかしいと感じたら、バックアップへ戻します。
例:バックアップ(context.xml.bak)を context.xml に戻す
まずは 「起動する状態」 に戻ったか確認します。ここが最優先です。
起動が確認できたら、もう一度
language="japanese"の追加をやり直します。その際、変更は1か所だけ、完成形の例に寄せて実施します。
保存後は、前の章のチェックリストを使ってミスがないか確認します。
「元に戻すと起動する=編集ミスが原因」という判断ができます。ここで別のファイルを触り始めると、復旧が難しくなります。必ず、変更→確認→戻す→再変更のサイクルで進めてください。
MODが原因の切り分け
公式日本語にしても表示が混ざる、文字化けする、起動が不安定、という場合、最終的に多いのがMOD干渉です。特にHUD系、フォント系、翻訳差し替え系は、見た目の言語表示に直結します。
切り分けの基本は「一度すべて外して、素の状態で確認する」ことです。削除ではなく退避で進めましょう。
PAYDAY 2のインストールフォルダを開きます。
modsフォルダがある場合、フォルダごと別の場所へ移動(退避)します。例:デスクトップに
mods_backupとして置く
overrideなど差し替え系フォルダがある場合も、同様に退避します。ゲームを起動し、日本語表示や安定性(クラッシュしないか、メニュー表示が崩れないか)を確認します。
問題が消えた場合、MODが原因です。退避したMODを少しずつ戻し、原因MODを特定します。
最も確実なのは「1つ戻して起動確認」を繰り返す方法です。手間でも、最終的に一番早く解決します。
原因になりやすいMODの傾向は次の通りです。
翻訳差し替え(テキスト・字幕の置換)
フォント変更、UI表示の改造
大型HUD(多数の表示要素を差し替えるタイプ)
古い前提MOD(更新が止まっているもの)
「どれが言語関連か分からない」という場合は、導入時期が古いもの、またはUIを大きく変えるものから疑うと当たりやすいです。
PAYDAY 2の日本語表示に関する注意点
日本語化に成功しても、仕様上「全部が完璧に日本語になる」とは限りません。ここを知らないと「また失敗したのでは」と不安になりがちです。起こりやすい現象と、心配しなくて良い境界線を整理します。
固有名詞が英語のままのケース
PAYDAY 2では、固有名詞が英語表記のまま残ることがあります。これは翻訳の未対応というより、表記方針や認知性(海外コミュニティと同じ呼び方で通じるようにする等)の影響で、あえて訳さない場合もあります。
たとえば次が英語のままでも、必ずしも異常ではありません。
キャラクター名、組織名
武器名、アタッチメント名
一部の難易度名やスキル名(コミュニティで通称が固定しているもの)
「メニューが日本語で読める」「操作や育成判断に必要な説明が理解できる」状態なら、まずはOKと考えて大丈夫です。逆に、説明がまったく読めないほど英語が大量に残るなら、設定反映やMOD競合を疑ってください。
マルチプレイやチャット表示の注意
マルチプレイは参加者の環境がバラバラです。自分の画面が日本語でも、他人の画面が英語だったり、チャットの表示が相手側で崩れていたりすることがあります。これは自分の日本語化手順が間違っているというより、環境差やフォント差、MOD差の影響で起こることが多いです。
また、HUD改造やフォント変更をしていると、チャット欄だけ文字化けする、改行が崩れる、という症状が出やすくなります。マルチで不具合が気になる場合は、まずはMODなしで再現するかを確認してください。素の状態で問題が起きないなら、原因はMOD側に寄っている可能性が高いです。
アップデートで表記が変わる可能性
PAYDAY 2はアップデートでテキストやUIが変わることがあります。日本語化したはずなのに突然一部が英語に戻った、表示が変になった、というときは「設定が消えた」のではなく、更新の差分で表示が変わった可能性もあります。
こういうときに有効なのは、次の基本に戻ることです。
Steam版:整合性チェックでファイルを修復する
Epic版:context.xmlの編集が保たれているか確認する(元に戻っていないか)
MOD使用:MODを外して素の状態で再現するか確認する
アップデート直後は、表示の揺れが出ることがあります。落ち着いて切り分ければ、多くは復旧できます。
PAYDAY 2の日本語設定でよくある質問
日本語が選択肢に出ない
まず、Steam版かEpic版かで状況が変わります。
Steam版
通常は「プロパティ → 言語」で日本語を選べます。言語タブ自体が見当たらない場合は、Steamクライアントが古い、表示モードが違う、またはSteamの不調の可能性があります。Steamを更新・再起動し、それでも出ない場合は整合性チェックや再インストールも選択肢です。Epic版
ゲーム内やランチャー内に言語項目が出ないことがあり、その場合はcontext.xmlの編集手順が必要です。言語項目を探し回るより、早めにファイル編集へ切り替えたほうが解決が早いです。
日本語にすると文字化けする
文字化けの多くは、フォントやUIの置換、HUD改造、古いMODが原因です。次の順で確認してください。
MODを外して素の状態で起動する(mods / overrideを退避)
素の状態で文字化けが消えるなら、原因はMOD
どのMODが原因か、戻しながら特定する
フォント変更やHUDを使いたい場合は、更新が継続しているMODへ切り替える、または言語関連の機能を無効化する
なお、文字化けを「日本語化の失敗」と誤認しやすいですが、公式日本語が原因で起こるより、MOD由来で起こることのほうが一般的です。
日本語化すると重くなるか
表示言語を変えるだけで、極端に重くなることは通常ありません。もし重く感じる場合は、別の要因を疑うのが現実的です。
HUD改造や表示要素増加(常時描画が増える)
高負荷な録画・配信ソフトの同時起動
解像度や描画設定が高すぎる
MODの競合でログが大量に出ている(裏で負荷が増えるケース)
まずはMODを外して確認し、素の状態で軽いならMOD側の最適化や取捨選択が効果的です。
コンソール版はどうなるか
ここで扱っているのはPC(Steam / Epic)を前提とした日本語化の話です。コンソール版は、販売形態や地域、パッチ状況で言語の扱いが変わり得ます。コンソールで日本語が必要な場合は、購入したストア情報、ゲーム内設定、パッチ適用状況を確認するのが確実です。PC版と同じ手順(ファイル編集やSteamプロパティ)は適用できません。
Steam版とEpic版の日本語化比較表
| 入手経路 | 日本語化の操作場所 | 難易度 | 失敗しやすい点 | まずやること |
|---|---|---|---|---|
| Steam版 | Steamライブラリのプロパティ → 言語 | 低 | ダウンロード未完了、旧日本語化MOD残り | 言語を日本語に切替 → ダウンロード完了 → 再起動 |
| Epic版 | インストールフォルダのcontext.xml編集 | 中 | 編集ミス(引用符/スペース/拡張子)、バックアップなし | context.xmlをバックアップ → language=”japanese”追加 → チェックリスト確認 |
まとめ
PAYDAY 2を日本語で遊ぶための最短ルートは、最初に「Steam版かEpic版か」を切り分けることです。Steam版はSteamの言語設定で日本語を選び、反映が怪しければ整合性チェックで修復します。Epic版は言語項目が出ないことがあるため、context.xmlに language="japanese" を追加する手順が有効です。
うまくいかないときほど、闇雲に別の方法へ飛びつくより、バックアップを取り、変更点を1つに絞って確認し、必要なら元に戻すという基本が効きます。特に過去の日本語化MODやHUD改造を入れている場合、公式日本語と競合して表示が混ざったり、文字化けやクラッシュが起きることがあります。その場合は一度MODを外して素の状態で日本語化を確認し、問題が消えたら原因MODを特定して取捨選択するのが確実です。
最後に、アップデートで表記や挙動が変わることもあります。昨日まで正常でも、更新後に揺れることは珍しくありません。困ったら、Steamは整合性チェック、Epicはcontext.xmlの差分確認、MODは退避して切り分け――この順に戻れば、ほとんどのトラブルは整理できます。