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パスポート写真の前髪はどこまでOK?目と影で落ちるNG例と直し方

パスポート写真を撮ったあと、「前髪が少し目にかかっているかも」「シースルーだけど影で暗く見える?」と不安になっていませんか。実はパスポート写真は、前髪があるかどうかよりも、目がはっきり見えるか影で目元が暗くなっていないか輪郭が髪で欠けていないかといった“本人確認に必要なポイント”で合否が分かれやすいのが特徴です。しかも申請方法によっては、写真の写りだけでなく画像データの仕様でも弾かれてしまうことがあります。

この記事では、前髪ありでも通るかどうかを感覚ではなく、目・影・輪郭・正面性の4基準でセルフ判定できるように整理し、よくあるNG例の直し方、撮影手段別の失敗回避、提出前のチェックリストまでまとめます。申請直前で時間がない方も、上から順に確認すれば「これなら通る」と判断できる状態に整えられます。

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目次

パスポート写真で前髪が問題になる理由

パスポート写真は海外での本人確認に直結する

パスポート写真は申請のためだけではなく、渡航先での本人確認にも使われます。外務省は旅券写真の規格が国際民間航空機関(ICAO)の勧告に基づくこと、写真が本人確認に非常に重要であること、また顔認証技術が用いられる国もあることを示しています。
つまり「髪型の好み」より、「誰の顔かが明確に分かる」ことが最優先です。

前髪の論点は眉毛ではなく、目と影と輪郭に集約される

「眉毛が少し隠れるのはNGですか?」という相談は多いのですが、却下の引き金になりやすいのは次の3つです。

  • 目(黒目・まぶた)に髪がかかる:顔認証・本人目視の両方で不利

  • 前髪の影で目元が暗い:写真が不適当と判断されやすい(不適当例で“影”が強調される)

  • 輪郭(頬〜あご)が髪で欠ける:顔の形状情報が弱くなる

前髪があること自体が即NGというより、重要部位の視認性を落とす前髪がNGと考えるほうが安全です。

書面申請とオンライン申請で「写真の作り方」が変わる

ここは見落とされがちですが、申請方法によって“詰まりどころ”が違います。

  • 書面申請:写真そのものの規格(サイズ、顔の写り方、影など)で弾かれやすい

  • オンライン申請(マイナポータル等):写真の写りが適切でも、画像仕様(形式・ピクセル・容量)が合わずアップロードで弾かれやすい

「前髪OK/NG」以前に、データ要件でつまずくと時間を失います。本文中で両方のポイントを明確にしていきます。

まず結論:パスポート写真の前髪OKラインを判断する4つの基準

基準1 目に髪がかかっていない

最重要です。次の状態は撮り直しになりやすいので避けてください。

  • 黒目に髪が1本でも重なって見える

  • まぶたの輪郭が髪で欠けて見える

  • 片目だけ髪で細く見える(左右差が大きい)

安全ラインは「黒目の上に髪がない」「上まぶたの線が左右同じ濃さで見える」です。前髪が長い方は、真ん中で割っても、割れ目の毛束が黒目に落ちやすいので要注意です。

基準2 前髪の影で目元が暗くなっていない

シースルーバングでも影は出ます。影の判定は“感覚”だとぶれやすいので、次の手順で確認します。

  1. 撮影後の画像をスマホで最大拡大する

  2. 黒目の輪郭が左右同じ濃さで見えるか確認

  3. 上まぶたの線が片側だけ薄くなっていないか確認

  4. 目の上に帯状の暗がりが出ていないか確認

1つでも当てはまれば、前髪を薄く分ける・光源を正面寄りにする・前髪を上げる、のいずれかで改善できます。外務省の注意喚起でも“影のない写真”が重要である旨が繰り返し示されています。

基準3 輪郭(頬〜あご〜フェイスライン)が髪で欠けていない

輪郭が欠ける典型は「横髪を小顔目的で残す」「ロングを前に垂らす」です。写真としては不利になりやすいので、撮影時は次を意識してください。

  • 髪はできるだけ肩より後ろへ

  • 必要なら片耳だけでもかけ、頬のラインが見える状態にする

  • もみあげやサイドの毛束が頬に貼り付かないよう整える

輪郭は“自分では見えているつもり”でも写真では欠けやすいので、必ず正面の画像で確認します。

基準4 顔の中心・正面性が崩れていない

前髪に意識が向くと、顔が傾いたり、あごが引けたり、目線がズレたりします。次を守ると正面性が安定します。

  • 背筋を伸ばし、あごを引きすぎない

  • レンズと目の高さを合わせる(写真機なら椅子の高さ調整)

  • カメラを見て、目線を左右に泳がせない

  • 表情は口を強く開けない自然な状態(規格上の注意点として示される)

前髪で落ちやすいNG例と直し方(症状別に即改善できる)

黒目に1本かかる

起きやすい原因

  • 分け目の“割れ”が不安定で撮影中に落ちる

  • ワックスで束が太くなり、毛束が黒目に乗る

  • 静電気や湿気で毛先が顔に貼り付く

直し方(最短)

  1. 前髪を「黒目の上で止まる」位置まで上げるか、横へ流す

  2. キープは毛先ではなく根元側を中心に(束感を作らない)

  3. 30秒だけ試し撮りし、黒目に重なりがないか拡大確認

迷ったら「前髪を上げる」が最も安全です。見た目の好みより合格優先なら、ここで割り切るのが最短ルートになります。

シースルーなのに目元が暗い(影が帯状)

起きやすい原因

  • 上からの照明(写真機で特に多い)

  • 窓が横にあり、片側だけ暗い

  • 前髪の束が太く、透けていても影が濃くなる

直し方

  • 光源を正面寄りへ(窓の正面・リングライト等)

  • 影が出る束をなくすため、前髪を“薄く分ける”か上げる

  • 顔を前に突き出すのではなく、姿勢を正して顔面に光が当たる位置へ

影のチェックは「左右の目の明るさ」が合っているかで判断し、少しでも不安なら撮り直すのが安全です。

横髪で頬や輪郭が隠れる

起きやすい原因

  • 顔周りを残すヘアスタイル

  • ロングが前に落ちる

  • 服の襟やマフラーで髪が前に押し出される

直し方

  • 肩より後ろへ流す/片耳にかける

  • 首回りが詰まった服は髪が前に落ちやすいので注意

  • 撮影直前に肩を軽く動かし、髪が前に落ちない状態を作る

前髪を整えたのに撮影中に動く(写真機で多い)

起きやすい原因

  • 撮影の緊張で眉が動く

  • 息が上がって髪が揺れる

  • セットが弱く、固定が足りない

直し方

  • 撮影前に深呼吸し、表情を固定してからシャッター

  • 固定は「スプレー少量+手で押さえる」程度で十分

  • どうしても動くなら、ピンで内側固定(写らない留め方)に切り替える

申請方法別:書面申請とオンライン申請で注意点が違う

書面申請は写真規格(サイズ・写り)が最重要

外務省の写真規格ページに従い、サイズ・無背景・影・鮮明さ等の要件を満たす必要があります。
一般に案内される代表値として、写真サイズ(縦45mm×横35mm)、申請日前6か月以内撮影などが挙げられます。

前髪観点で落ちやすいのは

  • 目が髪で欠ける

  • 影が目元に落ちる

  • 輪郭が髪で欠ける
    です。本文の4基準に沿ってチェックしてください。

オンライン申請は「写り+データ仕様」の二重チェックが必要

オンライン申請では、写真として適切でも、アップロード要件を満たさないと進めません。マイナポータル申請のFAQでは、顔写真の仕様としてJPG形式、サイズ(例:横600×縦730ピクセル)、容量(例:600KB以内)などが示されています。
また外務省はオンライン申請における顔写真・自署画像の注意点を案内しており、自署画像のフォーマット等も示しています。

オンライン申請でありがちな失敗

  • ピクセル比率が違う(縦横の比率が書面写真と違うため混同しやすい)

  • 容量が大きすぎる(高画質のまま保存して超過)

  • 加工アプリの自動補正で輪郭が変わる(本人確認の観点で不利)

対策(最短)

  • まず“無加工の原画像”を保存

  • 仕様に合わせてトリミング(比率を合わせる)

  • 容量は保存品質で調整し、上限以内にする

  • 最後に、前髪4基準で「目・影・輪郭」を再チェック

写真の準備を最短で終わらせる意思決定フロー(期限別)

申請期限が迫っている(最短で通す優先)

  • 前髪は「上げる」か「横に流して固定」を基本にする

  • 撮影手段は、可能なら写真館が最短(その場で写りのNGを潰せる)

  • 写真館に行けないなら、影が出にくい場所でスマホ撮影→仕様調整(オンライン)

  • 提出前に必ず拡大チェック(黒目・まぶた・影・輪郭)

期限に余裕がある(費用を抑えたい・自作したい)

  • 写真機でも可能だが、影と前髪の動きが弱点

  • スマホは環境を整えれば成功率が高い(ただし加工はしない)

  • どの手段でも、最後は4基準で判定する

撮影手段別:前髪で失敗しない撮り方(実践ノウハウを具体化)

証明写真機で失敗しやすいポイントと対策

弱点:光源が固定で、前髪の影が出ると逃げにくい。
対策の型

  1. 入る前に鏡かインカメで、前髪の影が出ない位置に整える

  2. 前髪は“束を作らず”固定(太い束は影の原因)

  3. 1枚目は表情より「目・影・輪郭」チェックに使う

  4. NGなら、前髪を上げる方向に寄せる(写真機はこれが最短)

スマホ撮影・アプリ作成での注意(加工・画質・影)

スマホは調整自由度が高い反面、やり過ぎが失敗の原因になります。

  • NGになりやすい“やり過ぎ”

    • 美肌補正で肌の質感が不自然

    • 輪郭補正で顔の形が変わる

    • 目を大きくする加工で本人性が落ちる

  • 成功の型

    1. 背景は白〜薄い単色(柄・影なし)

    2. 光は正面寄り、左右差を作らない

    3. カメラは顔の正面、歪みを避けるため少し距離を取る

    4. 撮影後に拡大して、黒目・影・輪郭を確認

    5. オンライン申請なら仕様に合わせてトリミング・容量調整

マイナポータル等の仕様は変更され得るため、申請直前に公式案内を確認してください。

写真館で頼むときのオーダー文例(失敗しない伝え方)

写真館は「規格写真」に慣れているため、前髪が不安な人ほど向きます。依頼時は次のように伝えると通りやすいです。

  • 「前髪の影が目に入らないよう、目元を明るくしてください」

  • 「黒目に髪がかからない状態でお願いします」

  • 「輪郭が欠けないよう、頬〜あごのラインが見える髪の置き方にしてください」

  • 「撮影後に拡大して、目の見え方と影を一緒に確認したいです」

この“確認の同席”ができるだけで、撮り直し確率は下がります。

前髪の状態別 OK/NG目安が分かる一覧表(改善版)

前髪の状態 目(黒目・まぶた) 輪郭 判定の目安 まずやる対策
眉にかかるが目は完全に出ている 問題なし 影なし 見える OK寄り そのまま拡大チェック
毛先が黒目に1本でもかかる 欠ける 出やすい 見えても危険 NG寄り 前髪を上げる/流して固定
シースルーで目は見えるが暗い 不鮮明 影あり 見える 注意 光源を正面へ、束を減らす
横髪で頬〜輪郭が隠れる 見える 影はなくても 欠ける NG寄り 髪を後ろへ/耳にかける
前髪なし(上げる) 見える 出にくい 見える 安全寄り テカり・反射だけ注意

※最終判断は、外務省の規格(サイズ、背景、鮮明さ等)も含めて行ってください。

申請前に確認するチェックリスト(提出直前の5分で潰す)

撮影直後の拡大チェックリスト(前髪特化)

  • 黒目に髪が1本も重なっていない

  • 上まぶたの線が左右同じ濃さで見える

  • 目の上に帯状の影がない

  • 左右の目の明るさが揃っている

  • 頬〜あごの輪郭が髪で欠けていない

  • 顔が傾いていない(正面)

写真全体の共通チェック(書面/オンライン共通)

  • 背景に影や柄がない

  • ピンボケ・ブレ・ノイズがない

  • 表情が極端でない(口の開きすぎ等に注意)

  • 眼鏡の反射がない(該当者のみ)

オンライン申請の追加チェック(データ仕様)

  • ファイル形式が指定どおり(例:JPG)

  • ピクセルサイズ・容量が上限以内

  • トリミングで顔が切れていない(頭頂〜あごの範囲)

  • 自署画像が必要な場合は仕様どおり(容量・サイズ等)

よくある質問(前髪・ピン・おでこ・切るべきか・子ども)

眉毛が少し隠れるのはアウトですか

眉毛そのものより、目の視認性(黒目・まぶた)と影が重要です。眉毛を出すために前髪を無理に動かして黒目にかかったり、束が太くなって影が出るほうが危険です。迷ったら4基準で「目と影」を優先してください。

ヘアピンは使えますか

「髪を固定して目を出す」目的で、目立たない方法なら実務上は有効です。ただし、装飾が目立つものは避け、できれば写り込みを最小にします。最も安全なのは、前髪を上げて固定し、ピンが目立たない位置にすることです。

おでこは全部出さないとダメですか

必須ではありません。重要なのは、目・影・輪郭・正面性です。おでこを出すと影が減ることが多いため「迷ったときの安全策」として有効、という位置づけです。

前髪は切ったほうがいいですか

期限が迫るほど、カットはリスクになり得ます。まずは「上げる/流す/固定」「光源を正面へ」「束を作らない」で解決できることが多いです。それでも黒目に必ずかかる長さなら、最小限整えるのが現実的です。

子どもの場合はどうすればいいですか

子どもは撮影中に前髪が動きやすく、黒目にかかりやすいです。

  • 撮影直前に固定(スプレー少量、必要ならピン)

  • 連写できる環境で撮り、良いコマを選ぶ

  • 選んだ写真は必ず拡大し、黒目へのかかりを確認する
    書面/オンラインの要件も同様に満たす必要があるため、先に申請方法を決めてから撮影すると手戻りが減ります。

撮り直しになったときの最短リカバリー(原因→対策を固定する)

原因の切り分けは4分類で行う

撮り直しが発生したら、まず原因を次のどれかに固定してください。

  1. :黒目・まぶたが髪で欠けた

  2. :前髪や照明で目元が暗い

  3. 輪郭:頬〜あごが髪で隠れた

  4. 仕様/画質:サイズ、容量、ブレ、ノイズ、背景など(オンラインで多い)

最短で直すテンプレ

  • 目が原因 → 前髪を上げる/流して固定で再撮影

  • 影が原因 → 光源を正面へ、束を減らす、前髪を上げる

  • 輪郭が原因 → 髪を後ろへ、耳にかける、首回りをすっきり

  • 仕様が原因(オンライン) → 形式/ピクセル/容量を合わせ、再アップロード

「なんとなく撮り直す」をやめ、原因→対策を固定すると、2回連続の失敗を防げます。

パスポート写真の前髪で迷ったときの最適解(最後はこれだけ覚える)

迷ったら優先順位はこの順番

  1. 黒目に髪がかからない

  2. 影で目元を暗くしない

  3. 輪郭を欠けさせない

  4. 正面性を守る

この順番は、外務省が示す「本人確認に適した国際規格に従う」趣旨と整合します。

申請期限が迫る人の“安全策”

  • 前髪は上げる(または横に流して強めに固定)

  • 影が出やすい写真機で悩むより、可能なら写真館へ

  • オンライン申請なら、早めにアップロード仕様を確認し、弾かれない形式で作る

参考にした情報源

外務省:パスポート申請用写真の規格(令和7年3月3日更新)

https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/ic_photo.html

外務省:旅券(パスポート)用写真についてのお知らせ(PDF)

https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100171389.pdf

外務省:オンライン申請における顔写真および自署画像の注意点

https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/page24_002222.html

マイナポータルFAQ:パスポート申請の顔写真の規格(仕様)

https://faq.myna.go.jp/faq/show/8043

岐阜県公式:旅券センター 写真の規格について

https://www.pref.gifu.lg.jp/page/13379.html

GOV.UK:Guidance for photographers(目がはっきり見える等の一般原則)

https://www.gov.uk/government/publications/passport-photos-guide-for-photographers/guidance-for-photographers