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オーバークックのクロスプレイ対応まとめ|対応作品・やり方・注意点を完全解説

オーバークック(Overcooked)シリーズで「機種が違う友人とも一緒に遊べるのか」を調べている場合、まず混乱しやすいのが 作品名とエディション差 です。検索時点では「オーバークック」「オーバークック2」「王国のフルコース(All You Can Eat)」が同列に語られていることも多く、購入後に「思っていた遊び方ができない」事態が起きやすいです。

本記事では、クロスプレイの対応状況を整理したうえで、実際の招待手順、うまく接続できないときの対処法までを、同じ記事内で完結できるように詳しく解説いたします。
「友人がSwitch、自分はPS5」「PC(Steam)とPC(Epic)で遊びたい」「招待が届かない」などの状況でも、読了後に迷いが残らないことを目標にしています。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

目次

クロスプレイ対応状況と対象作品

最初に押さえるべきポイントは、「クロスプレイ」と一口に言っても、どの範囲の“機種違い”を指すか で結論が変わる点です。ここでは、混同しやすい範囲を分けて整理いたします。

1) シリーズ別の対応をまず整理する

  • Overcooked(初代)
    初代は「オンラインでのクロスプレイ」というより、作品自体がオンライン協力プレイを前提にしていないため、異なる機種同士でオンライン接続して遊ぶ用途には向きません。
    「まず初代をオンラインで…」という検討は、現実的には成立しづらいと理解しておくのが安全です。

  • Overcooked! 2(オーバークック2)
    オーバークック2はオンライン協力プレイに対応していますが、家庭用ゲーム機(Switch/PlayStation/Xbox)をまたぐクロスプレイ まで広く対応しているわけではありません。
    ただし例外として、PC版同士(例:Steam版とEpic版など)で、特定の仕組みを使った“PC内クロスプレイ”が可能 とされる情報があります。つまり「クロスプレイ=何でもOK」ではなく、“PCストア間に限定されたクロスプレイ” という理解が実態に近いです。

  • Overcooked! All You Can Eat(王国のフルコース / AYCE)
    いわゆる「機種をまたいで一緒に遊ぶ」という意味でのクロスプレイを狙うなら、基本的にこの作品が本命です。Team17のFAQでは、複数プラットフォーム間で一緒に遊べる(クロスプレイ対応) ことが明記されています。

2)どの機種同士で遊べるのか(AYCEの範囲)

Team17のFAQ(更新版)では、AYCEのクロスプレイ対象プラットフォームとして Steam / Nintendo Switch / PS4 / Xbox One / Xbox Series X|S / PS5 などが挙げられています。 
つまり、たとえば次のような組み合わせが成立しやすい、という理解になります。

  • Switch ⇔ PS5

  • PS4 ⇔ Xbox Series X|S

  • Steam(PC) ⇔ Switch

  • Steam(PC) ⇔ PS4/PS5

※実際のマッチングや招待には、後述する Team17(t17)側のフレンド機能 を使うのが基本です。

3) 購入で失敗しないための結論整理

ここまでを「買う前の判断」に落とすと、結論は次のように整理できます。

  • 家庭用ゲーム機どうし(SwitchとPS、PSとXboxなど)でクロスプレイしたい
    Overcooked! All You Can Eat(王国のフルコース)を選ぶ のが最も確実です。

  • PCどうしで、ストアが違う(SteamとEpicなど)だけ
    → オーバークック2でも可能なケースがありますが、分岐設定等の前提が絡むため、確実性重視ならAYCEのほうが迷いが少ないです。

  • 片方がオーバークック2、もう片方が王国のフルコース
    → “同じ作品”で遊ぶ必要があるため、原則として成立しません(クロスプレイ以前にタイトルが違います)。このパターンは購入・起動前に最も注意すべき典型例です。


クロスプレイの仕組みと前提条件

クロスプレイが難しく感じられる主因は、「プラットフォームのフレンド機能(Switchのフレンド、PSのフレンド等)だけでは完結しない」点にあります。AYCEでは、基本的に Team17(t17)側の仕組み を使って、機種を超えたフレンド管理や招待を行います。

ここでは、プレイ前に満たすべき前提条件を、抜け漏れが起きない形で整理いたします。

1) 同じ作品・同じオンラインモードであること

クロスプレイは「作品(タイトル)」が一致していることが前提です。
つまり、Switch側が「王国のフルコース」、PS側が「オーバークック2」では合流できません。ここを取り違えると、設定をいくら見直しても解決しません。

また、ローカル協力や画面分割(同一端末内)とオンライン協力(ネット接続)は別物です。クロスプレイはオンライン前提ですので、必ずオンラインモードを選びます。

2) コンソールのオンライン加入が必要になる場合がある

一般論として、コンソールでオンライン協力プレイをするには、各プラットフォームのオンラインサービス加入が必要になることが多いです(例:Nintendo Switch Online、PlayStation Plus等)。
AYCEのクロスプレイはオンライン協力が前提ですので、未加入の場合はそもそもオンライン機能が使えない可能性があります。

※例外やキャンペーン等がある場合もありますが、記事としては「必要になる前提で準備する」のが安全です。

3) t17(Team17)アカウントとID(t17 ID)が重要

AYCEでは、機種の壁を越えるために t17 ID を使ってフレンド追加を行います。
具体的には、ゲーム内の「チーム管理」や「オンライン」関連メニューから、自分のID(任意文字列+#数字の形式)が確認でき、相手のIDを検索してフレンド申請する流れになります。

この仕組みのメリットは、SwitchのフレンドコードやPSN IDといった“各機種固有のフレンド管理”に依存しにくい点です。逆にデメリットは、t17側の設定不備や一時的な不調があると、招待が成立しない原因が増える点です(後述のトラブル対処で扱います)。

4) クロスプレイ設定のオン・オフに注意する

Team17のFAQ(更新版)では、クロスプラットフォームプレイを設定でオフにできる旨が示されています。
「招待ができない」「野良マッチが遅い」といったときに、意図せずオフになっているケースがあり得ます。設定画面で関連項目を確認する習慣をつけると、初動の切り分けが速くなります。


クロスプレイのやり方(手順)

ここでは「王国のフルコース(All You Can Eat)」を前提に、実際にクロスプレイで合流するまでの手順を、できるだけ失敗しづらい順番で解説いたします。基本は “t17でフレンドになって、ホストが招待する” です。

手順0:事前チェック(合流前に確認しておくと事故が減ります)

次のチェックを先に済ませると、招待の行き違いが減ります。

  • 両者が 同じ作品(AYCE) を起動している

  • 両者が オンラインモード に入れる状態である(オンライン加入やネット接続)

  • 両者が チュートリアル等の初期導入を終えている(ゲーム側の制限がある場合に備える)

  • 可能なら ゲームを最新の状態にアップデート しておく(バージョン差による不整合の芽を摘む)

手順1:オンラインモードへ入り、t17(Team17)にログインする

  1. ゲームを起動し、オンライン協力プレイに進みます。

  2. ログインが求められた場合、t17(Team17)のアカウントでログインします。

  3. ログイン状態が維持されない場合は、いったんゲームを再起動してログインし直します。

※「ログインできているか」が曖昧な状態でフレンド追加や招待を試すと、現象がぶれやすく切り分けが難しくなります。

手順2:自分のt17 IDを確認し、相手と共有する

t17 IDは、ゲーム内の「チーム管理」→「オンライン」等から確認でき、任意文字列#数字 の形式で表示されます。
このIDを、相手に正確に共有します。

  • 大文字小文字の違い

  • 似た文字(Oと0、Iとlなど)

  • #以降の数字

このあたりが入力ミスの温床ですので、可能ならメッセージでコピペできる形にすると確実です。

手順3:t17側でフレンド申請を送る(相手が承認して成立)

一般的な流れは次のとおりです。

  1. t17タブ(またはフレンド関連メニュー)から「追加」や「検索」を選ぶ

  2. 相手のt17 IDを入力して検索する

  3. 申請を送信する

  4. 相手側が承認してフレンド成立

この「申請→承認」まで終わって初めて、招待の土台が整います。 
フレンド成立前に招待を試しても、リストに出ない、招待できたように見えて届かない、といった現象が起こりがちです。

手順4:ホストがセッションを作成し、フレンドから招待する

フレンドになったら、ホスト側がオンラインセッションを開始し、フレンドリストから相手を招待します。 
相手側は招待通知を承認し、同じセッションへ参加します。

ここで重要なのは、ホストと参加者の役割を固定して試す ことです。
うまくいかない場合でも、毎回ホストを入れ替えてしまうと、ネットワーク条件の差(NATタイプ等)で原因が見えづらくなります。まずは「Aがホスト」で固定して試し、それでも駄目なら「Bがホスト」で試す、と段階的に切り分けると効率が上がります。

参考:ボイスチャットやマッチングについて

Team17の製品ページでは、クロスプラットフォームマルチプレイやボイスチャット等に触れています。 
ただし、ボイスチャットの使い勝手はプラットフォームや設定に左右されることがあるため、確実性重視なら別途Discord等を併用する判断も現実的です(ゲーム内機能に限定したい場合は、まずはゲーム設定と本体設定を確認してください)。


よくあるエラーと対処法

クロスプレイの不具合は「原因が1つ」とは限らず、ネットワーク・アカウント・設定・サーバー状況 が絡み合って発生します。ここでは、よくある症状ごとに、切り分けの順番を示します。

症状A:招待が届かない/フレンドが表示されない

まず確認すべきは次の3点です。

  • t17フレンドが“成立”しているか(申請中のままではないか)

  • 相手のt17 IDを正確に入力したか(#以降の数字、文字の見間違い)

  • 両者がオンラインモードに入り、t17ログイン済みか

対処の優先順位は、次の順が推奨です。

  1. 相手側の「フレンド承認」を確認(承認待ちの通知がないか)

  2. いったんゲームを終了し、再起動してt17ログイン状態を作り直す

  3. フレンドを一度削除し、IDを再確認して再申請(入力ミス疑いが強い場合)

症状B:セッション作成中にネットワークエラーが出る/参加直前に落ちる

代表的には、セッション作成時にネットワークエラーが出る、招待を押した瞬間に落ちる、参加直前で弾かれる、といった症状です。コミュニティでも類似報告は見られます。

この場合は、次の順で切り分けると原因に近づきます。

1) 回線の安定性を上げる(最短で効果が出やすい)

  • 可能なら 有線接続 に切り替える

  • ルーター・モデムを再起動する(電源断→数十秒→再投入)

  • 同一回線で動画配信や大容量ダウンロードが走っていないか確認する

回線が不安定だと、招待が通ってもセッション維持で落ちやすくなります。

2) 本体・ソフトを再起動し、状態をリセットする

オンライン周りの不調は、一時的な状態不整合が原因になることがあります。いったん全て終了し、次の順で再起動すると改善する場合があります。

  1. ゲーム終了

  2. 本体再起動(スリープ復帰ではなく再起動)

  3. ルーター再起動(必要に応じて)

  4. ゲーム起動→t17ログイン→招待再試行

3) クロスプレイ設定がオフになっていないか確認する

Team17のFAQではクロスプレイをオフにできるとされています。 
意図せずオフにしていると、同一プラットフォームでは遊べても、機種をまたぐと成立しない原因になり得ます。

4) サーバー側の不調・障害情報を疑う

公式がオンライン不具合の修正を告知した事例もあり、ユーザー側の努力だけでは解決しないタイミングが存在します。
「昨日までできたのに急にできない」「複数人が同時に同じ現象」という場合は、サーバー側の問題である可能性を考え、時間をおいて再試行するのも合理的です。

症状C:片方だけオンラインに入れない/ゲストアカウント周りで問題が出る

家庭用ゲーム機では、アカウント種別(メイン/サブ、ファミリー設定等)やオンライン加入状況が影響して、片方だけオンラインに入れないことがあります。
また、Steamコミュニティでは、クロスプレイ時の切断やアカウント/加入に絡む不具合が話題になった例も見られます。

この系統は個別条件が絡むため、次のチェックが有効です。

  • 参加者側も、オンラインサービス要件を満たしているか(コンソールの場合)

  • 本体の年齢制限・ファミリー設定がオンライン機能を制限していないか

  • 同一回線内で複数台接続している場合、ルーターの設定(NAT等)で弾かれていないか


まとめとおすすめ購入ガイド

最後に、本記事の要点を「迷いが残らない形」にまとめます。

  • 機種が違う友人と“確実に”クロスプレイしたい場合の第一候補は、Overcooked! All You Can Eat(王国のフルコース)です。
    Team17のFAQでもクロスプレイ対応が明記されています。

  • オーバークック2は、家庭用ゲーム機をまたぐクロスプレイまで広く対応しているとは言いにくく、例外的にPC内(ストア間)でのクロスプレイが語られることがあります。
    「Switchの友人とSteamの自分」など、機種をまたぐ目的なら、最初からAYCEを選ぶほうが購入ミスが減ります。

  • クロスプレイの実作業は、t17 IDでのフレンド追加→招待が基本です。 
    招待が届かない場合は、t17フレンド成立・ログイン状態・クロスプレイ設定・回線安定性の順に切り分けると解決率が上がります。

次に取る行動としては、以下を推奨いたします。

  1. 遊びたい相手と「作品名(AYCEかどうか)」を先に統一する

  2. 両者でt17 IDを確認し、フレンド申請→承認まで済ませる

  3. うまくいかなければ、回線・設定・サーバー状況の順に切り分ける

なお、オンライン周りはアップデートや運営側の障害対応で挙動が変化することがあります。違和感が出た場合は、まずは同日中の公式アナウンスやFAQ更新も確認する姿勢が安全です。