差出人が「order-update@amazon.co.jp」のメールを受け取ると、「Amazonからの連絡なら急いで対応しないと」と焦ってしまいがちです。しかも件名が「お支払い方法が承認されません」「アカウントが停止されます」「配送状況の更新」などだと、放置するのが怖くなり、ついリンクを押したくなるでしょう。
しかし、差出人がそれらしく見えることと、安全であることは別問題です。見た目が本物でも、リンク先が偽サイトで、ログイン情報やカード情報を狙うケースがあります。
本記事では、メールのリンクを一切使わずに、30秒で安全側に倒す確認フローを提示し、公式アプリ・公式サイトでの照合方法、クリックしてしまった場合の止血手順、報告方法までを状況別に整理します。今この瞬間に必要なのは「判断力」ではなく、安全な順番で動くことです。焦りを落ち着かせ、迷わず行動できるように、手順を一つずつ確認していきましょう。
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order-update@amazon.co.jpのメールが届いたら最初にやること
突然、差出人が「order-update@amazon.co.jp」のメールが届くと、誰でも焦ります。件名が「お支払い方法が承認されません」「アカウントが停止されます」「配送状況はこちら」などだと、放置すると損をする気がして、ついリンクを押したくなるからです。ところが、こうした“急がせる”通知は、フィッシング詐欺でよく使われる型でもあります。実際に、差出人表示が order-update@amazon.co.jp の詐欺メールが確認された注意喚起もあります。
ここでは、最初の30秒で安全側に倒す手順から始めます。ポイントは「メールを起点に行動しない」ことです。迷っている間にリンクを押してしまうのが一番危険なので、まずは次だけ実行してください。
30秒でできる安全判定フロー
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メール内のリンクやボタンは押さない
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Amazon公式アプリ、またはブラウザでAmazon公式サイトを自分で開く(メールから飛ばない)
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注文履歴や通知(メッセージ)を確認する
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不審が残る場合は、Amazon公式の報告窓口へ報告する(アカウント有無で窓口が異なります)
この4つで「本物か偽物か判断できないまま入力してしまう」事故をほぼ防げます。
まず避けたい行動
不審メールの被害は、たいてい「リンクを押した」「入力した」から始まります。したがって、以下は最初に封印してください。
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メール内リンクをクリックする
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添付ファイルを開く
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返信する
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メールの指示どおりにパスワードや支払い情報を更新する
order-update@amazon.co.jpが本物に見えても断定できない理由
多くの人が混乱するのは、「@amazon.co.jp」というドメインが本物に見えることです。確かにAmazonからの通知で同様の表示が見える場面はあります。一方で、“差出人表示がそれらしい”ことと、“安全である”ことは別問題です。詐欺メールは、差出人名や表示を本物に寄せ、受信者に「今すぐ」操作させることに力を注ぎます。
ここで大切なのは、「真偽判定」をメール画面の情報だけで完結させないことです。メールは外見が整っていても、リンク先が偽サイトというケースがあります。
差出人表示と“実際のリンク先”は別物
受信画面に表示される差出人は、受け手側のメールアプリが見やすく表示している情報です。そこで信頼してしまいがちですが、詐欺メールの主戦場はリンク先です。リンクを押すと、Amazonそっくりのログイン画面や支払い更新画面が出て、情報を入力させられることがあります。
次の図のような流れを想像すると理解しやすいです。
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メールの見た目(差出人・ロゴ)
→ リンク(ここが罠のことがある)
→ 偽サイト(ログイン/カード入力)
→ 情報窃取・不正利用
だからこそ「メールのリンク」ではなく、「自分で開いた公式アプリ/公式サイト」で確認する、という順番が最も安全です。
フィッシングで多い“焦らせる文面”の例
以下の要素があるメールは、少なくとも“メールから操作する”のは避けるべきです。
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「本日中」「24時間以内」など期限を強調
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「停止」「制限」「返金できない」など損失を示す
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「本人確認」「支払い更新」へ誘導するボタンが大きい
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宛名が「お客様」など曖昧で、注文内容の具体性が薄い
実際に「支払い方法が承認されません」などの件名を使った事例が示されています。
order-update@amazon.co.jpの真偽を安全に確認する方法
ここからは「安全に確認する」ための具体策です。結論はシンプルで、メールの内容を公式側で照合します。
公式アプリ・公式サイトで確認する(最重要)
最初にやることは、メールに触れることではなく、Amazonを自分で開くことです。
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スマホ:Amazon公式アプリを起動
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PC:ブラウザでAmazon公式サイトを開く(ブックマーク推奨)
そして、次を確認してください。
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注文履歴:該当する注文や発送が本当にあるか
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支払い方法:更新が必要な表示があるか
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不審な操作の有無:身に覚えのない注文・配送先変更がないか
この時点で「メールの内容と一致する公式情報」が見つからなければ、少なくともメールのリンクから操作する必要はありません。
メッセージ(通知)の照合で安心材料を増やす
About Amazon Japanでは、不審メール対策として「リンクをクリックしない」ことに加えて、報告先も含めた注意点が整理されています。
ただし、メッセージ表示の仕様は通知種別やタイミングで変わる可能性があります。したがって、ここは「見当たらない=絶対偽物」と断定せず、“メールから操作しない”という安全側の行動を維持するのが重要です。
メール内リンクを開かずにURLを確認する(どうしても気になる人向け)
どうしてもリンク先が気になる場合でも、クリックして遷移するのではなく、まずは表示だけ確認します。
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PC:リンクにマウスカーソルを当て、ブラウザ下部などに表示されるURLを見る
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スマホ:リンクを長押ししてプレビューやURL表示を確認(押して開かない)
見慣れないドメイン、短縮URL、意味不明な文字列が長いURLなどは要警戒です。ただし、URL判断にも限界があるため、「気になる→公式アプリで確認」に戻すのが最も安全です。
order-update@amazon.co.jpのメールに対してやってよい行動と危険な行動
ここでは、行動ごとの安全度を表で整理します。「何をしてよいか」が明確になると、焦りが減ります。
| 行動 | 安全度 | 理由 | 次の一手 |
|---|---|---|---|
| Amazon公式アプリ/公式サイトを自分で開く | 高 | メールを起点にしないため安全 | 注文履歴・支払い状況を確認 |
| 注文履歴・支払い方法を確認する | 高 | 公式情報で照合できる | 一致しないならメールは放置 |
| 不審メールを報告する | 高 | 今後の被害予防に有効 | 公式窓口を利用 |
| メール内リンクをクリックする | 低 | 偽サイト誘導の可能性 | クリックしない |
| 添付ファイルを開く | 低 | マルウェア等のリスク | 開かない |
| メールの指示通りにログイン/カード入力 | 最低 | 情報窃取・不正利用の恐れ | 公式側からのみ実施 |
クリックしてしまった後の止血チェックリスト(状況別)
ここからが最重要パートです。「やってしまったかも」と感じたら、落ち着いて、あなたの状況に合う手順だけ行ってください。全部やる必要はありません。
状況別:最優先でやること(一覧表)
| 状況 | 最優先 | 次にやる | 目安 |
|---|---|---|---|
| リンクを開いただけ(入力なし) | ページを閉じる | 公式アプリで確認・報告 | 数分 |
| ログイン情報を入力した可能性 | パスワード変更 | 2段階認証・不審注文確認 | すぐ |
| カード情報/個人情報を入力した可能性 | カード会社へ連絡 | Amazon側の設定確認・報告 | すぐ |
Amazon公式も、不審な連絡を受けた場合は報告を促しています。
リンクを開いただけの場合(入力していない)
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ブラウザのタブを閉じる
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ダウンロードが始まっていないか確認する(不審ファイルは開かない)
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Amazon公式アプリ/公式サイトで、注文履歴・支払い状況・配送先に異常がないか確認する
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不審メールとして報告する
「開いただけ」で止まっているなら、被害は起きていないことも多いです。次の行動を“公式”に寄せることで安心材料を増やせます。
ログインしてしまった場合(ID/パスワード入力)
この場合は、パスワードが漏れた前提で動くのが安全です。
優先度1:今すぐ
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Amazonのパスワードを変更する
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使い回している場合は、同じメールアドレスで登録している他サービスも変更する
優先度2:続けて
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2段階認証などのセキュリティ設定を見直す(可能なら有効化)
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注文履歴・配送先住所・支払い方法に「身に覚えのない変更」がないか確認する
優先度3:仕上げ
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不審メールをAmazonへ報告する
カード情報や個人情報を入力した場合(最優先で止血)
カード情報を入力した可能性がある場合は、Amazon側の操作だけで完結しないことがあります。カード会社へ連絡し、不正利用の停止・監視・再発行などを相談してください。
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カード会社へ連絡(利用停止・不正利用の確認・再発行相談)
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Amazonのパスワードを変更
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注文履歴・支払い方法の確認
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不審メールとして報告
「自分のせいだ」と考える必要はありません。詐欺は“焦り”を利用してくる設計です。止血を優先すれば、損失を抑えられます。
不審メールの報告方法(アカウント有無で違う)
「報告」は再発防止の効果が高く、公式の案内も明確です。窓口は大きく2つに分かれます。
Amazonアカウントを持っている場合
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Amazon公式ヘルプ「不審な連絡について報告する」から報告します。
Amazonアカウントを持っていない場合
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Amazon公式ヘルプ「詐欺目的の連絡を見分ける」に記載の受信専用アドレスへ転送します(受信専用)。
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About Amazon Japanでも同様の案内が確認できます。
再発防止の設定と習慣(迷惑メールが止まらない人向け)
「また来た…」を減らすには、設定と習慣の2本立てが効きます。
迷惑メールフィルターを有効にする
メールアプリや携帯キャリアの迷惑メールフィルターは、受信数を減らす助けになります。Trend Microも一般的な対策としてフィルター設定を挙げています。
ただし、送信元の偽装や文面の変化で完全には防げないため、フィルターは「補助輪」と捉えるのが現実的です。
“メールを起点にしない”をルール化する
最も効果が高いのは、次の1行を習慣にすることです。
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通知を見たら、メールではなく公式アプリで確認する
これだけで、詐欺側が用意した入口(メールリンク)を踏まなくなります。結果的に、被害リスクが大きく下がります。
パスワードと2段階認証を整える
フィッシングの怖さは「一度漏れると連鎖する」点です。Amazon公式でも、アカウント保護の観点からセキュリティ対策の重要性が示されています。
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パスワードは使い回さない
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可能なら2段階認証を有効化
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不審なログインや注文を定期的に確認
この3点は、フィッシングの再被害を減らす基礎体力になります。
よくある質問
order-update@amazon.co.jpを受信拒否すると安全ですか?
一部のメールは減りますが、正規通知まで届かなくなる可能性があります。受信拒否は最終手段として、まずは「メールから操作しない」「公式アプリで確認」を優先すると安全です。
メッセージに見当たらなければ偽物ですか?
見当たらない場合は要警戒ですが、通知種別や条件で表示が異なる可能性もあります。断定よりも、「メールのリンクから操作しない」「公式アプリで確認する」を徹底してください。
クリックしてしまいました。入力していません。何をすべきですか?
ページを閉じ、公式アプリ/公式サイトで注文履歴・支払い方法・配送先に異常がないか確認します。必要なら不審メールとして報告してください。
カード情報を入れたかもしれません。最優先は何ですか?
最優先はカード会社への連絡です。次にAmazonのパスワード変更と不審注文の確認、そして報告を行います。
参考にした情報源
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Amazonカスタマーサービス「詐欺目的の連絡を見分ける」
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=G4YFYCCNUSENA23B -
Amazonカスタマーサービス「不審な連絡について報告する」
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=GRGRY7AQ3LMPXVCV -
About Amazon Japan「Amazonを装ったフィッシング詐欺メールによる被害を防ぐ3つのポイント」
https://www.aboutamazon.jp/news/guide/3-key-points-to-prevent-phishing-scam-emails -
Amazonカスタマーサービス「詐欺の被害から身を守る」
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=G3KGTPA8B42CKBJ4 -
電気通信大学 セキュリティ情報「Amazonを騙る詐欺メールに関する注意喚起」
https://www.cc.uec.ac.jp/blogs/news/2024/06/20240606amazonphishing.html -
Trend Micro ヘルプセンター「Amazon を装う迷惑メールの実例や対処法」
https://helpcenter.trendmicro.com/ja-jp/article/tmka-12701