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OneDrive同期保留中が終わらないときの対処法|原因特定から再発防止まで

OneDriveが「同期保留中」のまま動かない――。
急いでいるほど、再起動やリセットを試したくなりますが、順番を間違えると「どれが最新版か分からない」「共有先に古い版が残る」「競合コピーが増える」といった事故につながることがあります。

このページでは、まずクラウドとPCのどちらが最新かを確認して安全を確保し、そのうえで症状別の切り分け表から原因を最短で絞り込みます。容量不足、ファイル名・パス制限、非表示・一時ファイル、Officeファイルの影響、OneDriveアプリの不調など、よくある詰まりどころを順に整理し、停止/再開→退避→リセット→再リンクの“安全優先ルート”で復旧まで導きます。

「原因ファイルが見つからない」「一部だけ保留になる」「変更の処理中で止まる」といったケースも想定し、直ったあとに再発しない運用ルールまでまとめました。まずは表で、あなたの状況に一番近い行から確認してみてください。

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目次

OneDrive同期保留中の前に確認すべき安全チェック

復旧操作の中には、結果として「同期関係を組み直す」「再同期が走る」ものがあります。やり方自体は正しくても、“どれが最新か”が曖昧なまま実行すると、上書きや取り違えが起きやすいのが落とし穴です。ここだけは先に済ませてください。

クラウド側が最新かを確認する

  1. ブラウザーでOneDrive(職場/学校ならSharePointやTeamsの該当ライブラリ)を開く

  2. 問題のフォルダ/ファイルの更新日時と内容をざっと確認する

  3. 直前に編集した内容がクラウドにあるか、最低限だけ押さえる

ここで分かるのは「クラウドが正(最新版)かもしれない」「PCが正かもしれない」という大きな方向性です。
クラウド側が最新なら、ローカルは“追いつかせれば良い”。クラウド側が古いなら、PC側にしかない更新を守りながら進める必要があります。

ローカル側が最新かを確認する

  1. 同期対象のファイルを開き、内容が最新か確認する

  2. できれば保存して閉じる(アプリで開きっぱなしだとロックで止まることがあります)

  3. 同名ファイルを別端末でも編集していないか思い出す(同時編集やオフライン編集が重なると競合が起きやすい)

“最新版がどこか”の見当がつくだけで、復旧の安心感が変わります。

やってはいけない操作

焦っているほどやりがちですが、次は避けてください。

  • 原因不明のまま大量削除:削除が同期されると、クラウド側や共有相手にも影響が波及することがあります

  • 同じファイルを複数端末で同時に編集し続ける:同期が不安定な状態で重ねると、競合コピーが増えて収拾がつきにくい

  • 同期が止まったフォルダ内で大量リネーム:原因特定が難しくなり、さらに止まりやすくなることがあります

最初は「削除」ではなく、退避(コピー/移動)で安全に切り分けるのが基本です。


OneDrive同期保留中の原因を切り分ける早見表

ここからが本題です。あなたの症状に近い行だけ確認してください。上から全部やる必要はありません。

症状別の原因切り分け表

症状(いま見えていること) 疑う原因 確認する場所 最優先の対処 注意点
「同期保留中」が長時間変わらない Office関連キャッシュ、非表示/一時ファイル、アプリ不調 OneDriveのアクティビティ一覧、最近編集したOfficeファイル ①停止/再開 ②OneDrive終了→起動 ③Office絡みを疑う ⚠重要ファイルは削除せず退避から
保留中なのに原因ファイルが見当たらない 非表示ファイル/一時ファイルが混ざっている エクスプローラーの表示設定(非表示項目) 非表示項目を表示→原因探索 ⚠“見えないのに止まる”典型パターン
一部フォルダだけ保留、他は同期する 特定フォルダ内の1ファイルが原因 そのフォルダの新規/更新ファイル 問題フォルダだけ退避→少しずつ戻す ⚠一気に戻さず小分け
“変更の処理中”や類似表示で止まる 一時/非表示ファイル、アプリ不整合 OneDriveアクティビティ、同期状態 軽い対処→改善しなければリセット/再リンク ⚠重い操作は最新版確認後に
エラー表示やアップロード失敗が出る ファイル名/パス長など制限 ファイル名、フォルダ階層、共有ライブラリ 名前/階層を短くする、禁止パターンを避ける ⚠組織ルールがある場合あり
PCが重い・容量が少ない 空き容量不足、同時処理過多 Windowsの空き容量、同期対象サイズ 容量確保→大容量ファイル退避 ⚠容量不足は根本原因になりやすい
同期は進むが特定ファイルだけ遅い/保留 ファイルロック(開きっぱなし) 開いているアプリ、共同編集状況 ファイルを閉じる→再同期 ⚠“開いたまま”は見落としがち

この表を見て、まずは「軽い対処」で動くか確認し、ダメなら「原因の局所化(退避)」へ進みます。

特に多い原因1:Officeファイルとキャッシュの影響

Word/Excel/PowerPointなどのOfficeファイルは、編集・共同編集・自動保存の動きが絡みます。公式サポートでも、「同期保留中」のスタック時にOfficeドキュメントキャッシュの影響が示唆されています。
もし「Officeファイルを編集中に止まった」「Officeファイルが多い」なら、この系統を疑ってください。

できるだけ安全に進めるなら、まずは次を実施します。

  • いま開いているOfficeファイルを保存して閉じる

  • OneDriveの停止/再開、終了→起動で状態を更新する

  • それでも止まる場合に、公式の案内に沿ったキャッシュ対処を検討する(会社PCなら管理者へ相談)

特に多い原因2:非表示/一時ファイルが同期をブロック

公式サポートでは「一時ファイルまたは非表示ファイルが同期をブロックしている可能性」が言及されています。
また、「原因ファイルが見当たらない」ケースについても、公式の対処導線が用意されています。

この系統は、次のような状況で起きやすいです。

  • アプリが生成する一時ファイルが混ざっている

  • 非表示項目がオフで、原因が“見えない”

  • フォルダの中身は少ないのに、なぜか保留が続く

非表示項目を表示し、最近増えたファイルを見つけられれば、原因が一気に確定します。

特に多い原因3:名前・パス長などの制限違反

OneDrive/SharePointには、ファイル名・パス長などの制限があります。公式にまとまった一覧があるため、「長い階層」「部署名が長いフォルダを深く掘っている」「年度フォルダが何段も続く」などに心当たりがあれば要注意です。

ここで大事なのは、完璧な仕様暗記ではなく、“疑わしいときに短くする”判断を迷わずできることです。


OneDrive同期保留中を解消する最短手順

ここからは、実行順を固定した復旧手順です。途中で直ったらそこで終了で構いません。
また、会社/学校アカウントで共有ライブラリ(Teams/SharePoint)が絡む場合は、組織ポリシーの影響もあり得るため、重い手順は慎重に進めます。

復旧手順の優先順位(どれから試すか)

優先 手順 目安時間 データリスク 効きやすい症状
1 同期の一時停止→再開 1〜3分 何となく止まった、軽い詰まり
2 OneDriveを終了→起動 2〜5分 表示が固まっている、更新されない
3 原因フォルダ/ファイルを退避して局所化 10〜30分 低〜中 一部だけ保留、原因が特定できそう
4 リセット(Windowsのリセット手順) 10〜60分 ずっと直らない、アプリ不調が濃厚
5 リンク解除→再サインイン(再リンク) 20〜90分 中〜高 権限/同期関係が壊れていそう

「軽い対処→局所化→重い対処」の順を崩さないのが安全です。

同期を一時停止して再開する

大学IT部門のFAQでも案内されている定番手順です。

  1. タスクバーのOneDrive雲アイコンをクリック

  2. 歯車(ヘルプと設定)→「同期を一時停止」(例:2時間)

  3. すぐに「同期の再開」を実行

  4. 進み始めたか確認

これで動き出すなら、アプリ側の軽い詰まりだった可能性が高いです。

OneDriveを終了して起動し直す

  1. OneDrive雲アイコン →(ヘルプと設定)→ OneDriveを終了(閉じる)

  2. Windowsの検索からOneDriveを起動

  3. 同期状況が更新されるか確認

“表示が固まっているだけ”のケースもあるため、早めに試す価値があります。

問題ファイルを退避して同期を進める

「一部フォルダだけ保留」「原因がその中にいる気がする」場合、最も強力なのが退避による局所化です。大学の案内でも、OneDrive外へ移動→同期再開→戻す流れが示されています。

安全に進めるコツは、削除ではなく“退避”から始めることです。

  1. OneDrive同期フォルダの外(例:デスクトップやC:\tempなど)に「退避」フォルダを作る

  2. 保留が出ているフォルダ内の“最近追加/更新したもの”から、退避フォルダへ移動(不安ならコピーでも可)

  3. OneDriveを再開し、同期が進むか確認

  4. 進むなら、退避したものを“小分けに”戻して、どれが原因か特定する

小分けに戻す理由:犯人が1つでも混ざると再び止まるためです。10個ずつ、フォルダ単位など、戻す粒度をコントロールすると特定が早くなります。

非表示ファイルの可能性をつぶす(原因が見えないとき)

原因ファイルが見当たらないときは「非表示項目」を疑います。公式でもこの系統の導線が用意されています。

  • エクスプローラーで「表示」設定から非表示項目を表示

  • 問題フォルダ内で、最近生成されたファイルや一時ファイルっぽいものがないか確認

  • 見つけたら退避して同期を再試行

ここで原因が掴めると、重い手順へ行かずに済みます。

名前・パスが長い/複雑なときの直し方

公式の制限事項には、パス長や制約の考え方が整理されています。

直し方の基本は次の2つです。

  • 階層を浅くする:深いフォルダを1〜2段減らすだけで通ることがあります

  • 名前を短くする:部署名や年度を詰める(例:2025年度→2025、総務部→GAなど)

“何文字だからOK”を厳密に計算するより、疑わしいならまず短くして再同期、が現実的です。

命名・階層の置き換え例(運用しやすい形)

やりがち なぜ詰まりやすい 置き換え例
2025年度_第1四半期_請求書_最終版_確定版 名前が長くなりがちで、階層が深いと合算で限界に近づく 2025Q1_請求書_確定
部署名・案件名を毎階層に入れる 1段ごとの増分が大きく、深いほど不利 上位階層にまとめ、下位は短縮
共有フォルダ内で個人流儀の命名 チーム運用で揺れる、同名衝突が起きる 命名ルールを1つに固定

OneDriveをリセットする(Windowsでの代表例)

軽い対処と退避でも直らない場合、クライアント状態の不整合を疑い、リセットを検討します。
Windowsのリセット方法は、メーカーFAQや大学IT部門の手順としても具体例が公開されています(実行後、アイコンが戻らない場合の起動手順まで案内されることがあります)。

重要:リセットは“ファイルを消す操作”ではありませんが、再同期や設定影響が出ることがあります。
不安な場合は、必ず先に「クラウドが最新か/ローカルが最新か」を確認し、重要ファイルは退避してから実施してください。

実行の流れ(代表例)

  1. OneDriveを終了する(雲アイコンから閉じる)

  2. Windowsキー + R で「ファイル名を指定して実行」を開く

  3. 例:%localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe /reset を実行(環境により場所が異なる場合があります)

  4. 数分待ち、OneDriveアイコンが戻るか確認

  5. 戻らない場合はOneDriveを起動し直す(同FAQで案内されることが多い)

※職場PCでアプリの場所や権限が異なる場合があります。組織の手順があればそちらを優先してください。

PCのリンク解除と再サインイン(再リンク)

最後に検討するのが再リンクです。これは「同期関係そのものを組み直す」方向の対処で、効くこともありますが、再同期に時間がかかったり、共有ライブラリが多いと負荷が大きくなりがちです。

実施前に次を満たしているか確認してください。

  • クラウド側の最新版確認ができている

  • 重要データは退避している(特にローカルだけにある更新が疑わしい場合)

  • 会社/学校アカウントなら、必要に応じて管理者へ相談する準備がある


OneDrive同期保留中が再発しない運用ルール

いったん直っても、同じ条件が残っていると再発します。特に仕事では“再発しないこと”が価値です。ここは5分だけでも見直すと、次回のストレスが減ります。

命名ルールをチームで固定する

チーム運用で多いのは「人ごとに命名が違う」問題です。長い名前、深い階層、同名の多発は、同期のトラブルだけでなく検索性も落とします。

おすすめは、次のような最低限のルールです。

  • 日付は YYYYMMDDYYYY-MM に統一

  • “最終”“確定”の乱発をやめ、状態はフォルダ/版管理で表現

  • 個人しか分からない略語を避ける(引き継ぎ事故が起きる)

公式の制限事項を踏まえるなら、長さを増やす運用は避けるのが安全です。

大容量ファイルは同期設計を分ける

動画、巨大な圧縮ファイル、重いCAD/デザインデータなどは、同期が遅くなり、途中で止まる体験につながりやすいです。扱う必要があるなら、次のどれかに寄せると安定します。

  • 大容量専用フォルダを作り、同期対象や保存場所を明確化

  • 共有の仕方を決める(例:完成物だけ置く、作業中は別の置き場)

  • PCの空き容量を常に余裕を持たせる(容量不足は根本原因になりやすい)

共同編集時のルール(競合コピーを増やさない)

同期保留中の状態で複数人が同じファイルを編集すると、競合コピーが生まれやすくなり、復旧後の整理が大変になります。

最低限、次をおすすめします。

  • 同期が怪しいときは「編集を止める人」を決め、復旧後に再開

  • 重要ファイルは、編集担当やレビュー順を簡単に決める

  • “同名のコピーが増えた”ら、最新版の特定(内容確認)を優先し、むやみに削除しない


OneDrive同期保留中で解決しないときのFAQ

原因ファイルが表示されない

非表示/一時ファイルが原因の可能性があります。公式でも、この系統が同期をブロックし得るとされています。
非表示項目を表示し、最近生成されたファイルを探して退避してください。見つからない場合は、問題フォルダを丸ごと退避→小分けで戻す方法が確実です。

“変更の処理中”や類似表示のまま止まる

公式では、一時/非表示ファイルの可能性や、同期状態の確認導線が示されています。
軽い対処で改善しなければ、退避で原因を局所化し、それでもダメならリセットや再リンクを検討します。

会社アカウントで管理者が必要な場合はある?

あります。特にSharePoint/Teamsのライブラリ、組織ポリシー、セキュリティソフト、端末管理などが関係する場合、自己対応より管理者が早いことがあります。
また、制限事項(パス長等)は環境・構成で影響が変わることがあるため、組織の標準手順があるならそれを優先してください。

どこまで自己対応し、いつ問い合わせるべきか

次のチェックに1つでも当てはまるなら、自己対応を止めて管理者/サポートへ相談するのが安全です。

  • □ 共有ライブラリ(Teams/SharePoint)で、同僚にも影響が出ている

  • □ 重要データで、上書きや削除のリスクを取りたくない

  • □ リセット/再リンクが必要そうだが、最新版がどれか確信がない

  • □ 同期対象が膨大で、再同期に業務影響が出る

「直す」より「事故らない」が優先です。


まとめ

OneDriveの「同期保留中」は、何かが同期処理を止めているサインです。最短で直すには、全部試すのではなく、次の順番を守るのがコツです。

  • まず、クラウドとローカルのどちらが最新かを確認して事故を防ぐ

  • 症状別の表で、原因の当たりをつける(非表示/一時ファイル、Office関連、制限、容量、ロック)

  • 軽い対処(停止/再開、終了→起動)→退避で局所化→リセット→再リンクの順で進める

  • 直った後は、命名と階層、共同編集ルール、大容量データの置き方を整えて再発を防ぐ

最後に、公式や大学IT部門の情報をまとめました。手順が必要なときは、必ず参照して安全に進めてください。


参考情報