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OK Googleのデバイスのセットアップが見つからない原因と解決手順|表示されない・検出されないを順番に解消

「OK Googleのデバイスのセットアップが見つからない」と検索している方の多くは、
どこを見ても設定に進めない、またはセットアップ画面までは行けるのにデバイスが検出されないという状態で立ち止まっているのではないでしょうか。

Google Homeアプリの画面構成や権限、Wi-Fi環境は少しでも条件がずれると、
本来表示されるはずの「デバイスのセットアップ」が出てこなかったり、
「デバイスを探しています」のまま先に進まなくなったりします。
その結果、何度も同じ操作を繰り返し、原因が分からないまま時間だけが過ぎてしまうケースも少なくありません。

本記事では、
「セットアップの入口が見つからない場合」と「デバイスが検出されない場合」を最初に切り分け、
スマホの設定・Google Homeアプリ・ネットワーク・デバイス本体の順に、
成功率が高い対処法から順番に分かりやすく解説しています。

専門知識がなくても、上から確認していくだけで
「今の自分はどこでつまずいているのか」「次に何を試せばいいのか」が分かる構成です。
初期設定で止まってしまった方も、機種変更や引っ越し後につながらなくなった方も、
ぜひこのまま読み進めてください。

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OK Googleのデバイスのセットアップが見つからない症状を切り分ける

「ok google デバイスのセットアップ 見つからない」と検索している時点で、すでに“やりたいこと”は明確です。スマホ側からGoogleのデバイス(Nestスピーカー、Chromecast、Google TV、スマート家電など)を追加したいのに、セットアップの導線が見当たらない、または機器そのものが検出されずに止まってしまっている状態です。

この手のトラブルは、いきなり初期化や買い替えに飛びつくより、まず「どこで詰まっているか」を切り分けるだけで、解決までの距離が一気に縮まります。特に今回のキーワードは、原因が大きく2系統(画面の問題/検出の問題)に分かれます。ここを最初に整理してから、対処を優先順で進めていきましょう。

項目が出ないのか、機器が検出されないのか

まず確認したいのは、「デバイスのセットアップ」という言葉の意味が2段階あることです。

  • セットアップに入る“入口”が見当たらない(アプリ内に追加導線がない、通知が出ない)

  • 入口には入れるが“対象デバイスが見つからない”(検出に失敗する、途中で止まる)

この2つは見た目が似ていますが、原因と対処の順番が異なります。以下の表で、いまの状況に近いものを選んでください。

症状タイプ画面の見え方ありがちな原因まずやるべきこと
A:項目が出ないGoogle Homeアプリ内で「追加」「デバイスのセットアップ」に辿り着けないアプリ更新不足、アカウント不一致、権限不足、表示場所の勘違いアプリ更新、権限確認、同じGoogleアカウントでのログイン確認
B:機器が検出されない「デバイスを探しています」「見つかりません」同一Wi-Fiでない、位置情報OFF、Bluetooth OFF、端末間通信の制限位置情報・Bluetooth ON、Wi-Fi確認、再起動、手動SSID接続
C:途中で止まるコード入力・Wi-Fi接続・最終設定で止まるWi-Fi切替失敗、ルーター設定、アプリ不調、機器側の状態ルーター近くで再試行、アプリ再起動、手動接続、別端末でセットアップ

次の章からは、A〜Cのどれに当てはまっていても効果が出やすい「成功率の高い順番」で、確認と対処を並べています。途中で直った時点で止めて構いません。上から順に潰していけば、遠回りになりにくい構成です。

このページで解決できる範囲と対象デバイス

このページで扱うのは、主に「Google Homeアプリ(スマホ)」を起点にして追加・設定するタイプのデバイスです。たとえば、次のような機器が該当します。

  • Google Nest(スピーカー/ディスプレイ)

  • Chromecast、Chromecast with Google TV、Google TV搭載テレビなど

  • Google Homeアプリに追加するスマート家電(照明、プラグ、エアコン連携などの一部)

一方で、次のようなケースでは、本記事の手順をすべて行っても改善が限定的なことがあります。

  • メーカー側の専用アプリで先に初期設定が必要なスマート家電(例:家電メーカーのアプリでWi-Fi登録が先に必要)

  • 会社や学校など、端末やネットワークに制限がある環境(端末間通信ブロック、管理者制限)

  • 機器の故障、電源不良、Wi-Fiモジュール不良などハードウェア要因

ただし、これらも「別端末で試す」「ルーター直下で試す」「手動SSID接続」まで進めれば、原因がどこにあるかの見当がつきやすくなります。最終的にサポートへ相談する場合でも、試した内容を整理できていると解決が早くなります。


OK Googleのデバイスのセットアップが見つからないとき最初に確認すること

ここでは、最も多い“初歩のつまずき”を確実に潰します。ポイントは「スマホ」「アプリ」「デバイス」の3つを同時に整えることです。どれか1つだけが整っていても、検出が始まらないことがあります。

また、焦って何度もボタンを押すより、最短で効く確認をしていく方が成功率が上がります。以下を上から順に確認してください。

スマホ側の必須設定(Bluetooth・位置情報・権限)

デバイス検出は、Wi-Fiだけではなく、近距離通信(Bluetooth)や位置情報の許可が絡むことが多いです。特にAndroidでは、位置情報がOFFだと検出の入口で弾かれることがあります。

まずは次のチェックリストを、迷わず全部満たしてください。

スマホ側チェックリスト(必須)

  • 機内モードがOFF

  • BluetoothがON

  • 位置情報がON

  • Google Homeアプリに必要権限が許可されている(位置情報、Bluetooth、付近のデバイス等)

  • 省電力モードを一時的にOFF(通信が制限されることがあります)

  • VPNを使っている場合は一時的にOFF(LAN検出が不安定になることがあります)

権限の確認のコツ

  • Androidの場合:設定 → アプリ → Google Home → 権限

    • 位置情報が「許可しない」になっていないか

    • 「付近のデバイス」やBluetooth関連の許可が必要になっていないか(機種やOSで表示が違います)

  • iPhoneの場合:設定 → Google Home

    • Bluetooth、ローカルネットワーク、位置情報などがオフになっていないか

「どこを触ったか分からない」「以前はできたのに急にできない」というときは、権限がOS更新やアプリ更新で変わっているケースがよくあります。

最短で効く小技

  • 位置情報をONにしたら、Google Homeアプリを開き直し、10〜15秒待ってください。
    すぐに反映されないことがあります。

Google Homeアプリの状態(更新・再起動・再インストール)

次に多いのが、アプリの一時的な不調、バックグラウンドで固まっている状態、古いバージョンのままになっているケースです。ここは“雑に”見えて、実は成功率が高い対処が揃っています。

やること(優先順)

  1. Google Homeアプリを完全に終了する(タスクからスワイプで消す)

  2. アプリを起動し直し、ホーム画面が安定するまで少し待つ

  3. アプリストアでGoogle Homeを更新する

  4. それでも改善しない場合、再インストールする

再インストールを迷わない判断基準

  • アプリ画面が重い、固まる、メニュー表示が不自然

  • 「追加」ボタンが出たり出なかったりする

  • セットアップの途中で必ず落ちる/戻る

再インストールは手間に見えますが、設定の詰まりが一気に解消することがあり、結果的に最短になることも多いです。

アカウントの確認も重要
Google Homeアプリは、ログインしているGoogleアカウントにひもづいて家(Home)を管理します。複数アカウントを使っている場合、違うアカウントで開いていると「追加できない」「見つからない」状態に見えることがあります。

  • いつも使っているGoogleアカウントでGoogle Homeを開いているか

  • 既存の家(Home)が表示されているか(別アカウントだと家が空のように見えることがあります)

デバイス側の基本(電源・初回状態・再起動)

スマホ側を整えても、デバイス側が“セットアップ待ち状態”になっていないと検出できません。特に中古品、長期間放置していた機器、引っ越し後の再設定では、機器が中途半端な状態になっていることがあります。

デバイス側チェックリスト

  • 電源ランプが点灯している(または画面が表示されている)

  • ルーターから遠すぎない(まずは近くで実施)

  • 起動してから数十秒以上経っている(起動直後は不安定なことがあります)

  • 一度電源を抜き、10秒待って差し直す(再起動)

「再起動」が効く理由
ネットワーク機器は、内部でWi-Fi接続や探索サービスが固まると、スマホ側がどれだけ整っていても見つかりません。電源の抜き差しは、いちばん手軽で確実なリフレッシュです。


デバイスのセットアップが見つからないときのネットワーク対策

ここからは、検出に失敗しやすい“ネットワーク要因”を潰します。難しく見えても、ポイントは次の3つに集約できます。

  1. スマホとデバイスが同じネットワークにいるか

  2. 端末同士の通信が遮断されていないか

  3. デバイスが出しているセットアップ用SSIDを使えるか

同一Wi-Fiになっているか確認する

「同じ家のWi-Fiに繋がっているのに見つからない」という相談は多いのですが、実際には“同じに見えて違う”ことがよくあります。以下を一つずつ確認してください。

同一Wi-Fi確認チェック

  • スマホがモバイルデータ通信になっていない(Wi-Fiアイコンが出ているか)

  • ゲストWi-Fiに繋いでいない(ゲストは端末間通信が遮断されがち)

  • 2.4GHzと5GHzでSSIDが分かれている場合、スマホとデバイスが同じ帯域に揃っている

  • メッシュWi-Fi/中継器を使っている場合、まずはルーター直下(親機の近く)で試す

よくある落とし穴

  • スマホは親機、デバイスは中継器、のように繋がっていても、ルーター設定次第で端末探索が通らないことがあります。最初のセットアップだけは、可能な限り“親機の近くで、シンプルな状態”に寄せるのが成功への近道です。

手動でSSIDに接続して進める

「探しても出ない」「何度やっても検出しない」場合は、手動SSID接続が強力です。多くのGoogle系デバイスは、初期設定時に専用のWi-Fi(例:GoogleHomeXXXX、ChromecastXXXX)を一時的に出します。そこにスマホを直接つなぎ、セットアップを進める流れです。

手動SSID接続の手順(基本)

  1. スマホの設定アプリを開く

  2. Wi-Fi一覧を表示する

  3. GoogleHomeXXXX / ChromecastXXXX / 機器名に近いSSIDが出ていないか探す

  4. それに接続する(パスワード不要の場合が多い)

  5. Google Homeアプリに戻って、セットアップを続ける

SSIDが表示されない場合の対処

  • デバイスを再起動して、1分ほど待つ

  • ルーターの近くに持っていく(電波が弱いとSSIDが見えにくい)

  • すでに別のWi-Fiに繋がって中途半端な状態になっている可能性があるため、必要に応じて初期化を検討する(最終手段の章で判断します)

手動SSID接続は「ネットワークが複雑」「自動検出がうまくいかない」時に特に効果的です。迷っている場合は、ネットワーク対策の中でも優先度が高い手段として試してみてください。

ルーター側で起きやすい制限の見直し

最後に、ルーター側の設定で端末探索が妨げられているケースです。これは機種によって名称が違うのですが、要するに「同じWi-Fi内の端末同士が会話できない」状態になっていると、Google Homeがデバイスを見つけにいけません。

起きやすい制限の例

  • ゲストネットワーク利用(端末間通信が遮断される設計が一般的)

  • 端末間通信をブロックする機能(AP分離、プライバシーセパレーター等)

  • 高度なセキュリティ機能が探索通信を遮断している

  • 企業・集合住宅の共有Wi-Fiで端末間が分離されている

難しい設定を触らずにできる“現実的な回避策”

  • 最初のセットアップは、スマホとデバイスをルーター親機の近くに置く

  • ゲストWi-Fiを使わず、通常のSSIDに揃える

  • 可能なら中継器を一時的に外す

  • ルーターを再起動する(電源を抜いて10秒待って差し直す)

これだけでも改善することが多いです。設定を深追いする前に、まずは“環境を単純化”して成功させ、その後に通常環境へ戻す流れが失敗しにくいです。


デバイスのセットアップが見つからない問題を解決する手順

ここは実際に手を動かすパートです。「たくさんある対処法のうち、どれを先にやるべきか分からない」という迷いをなくすため、成功率が高い順に10ステップにまとめています。

成功率が高い順に試す10ステップ

次の10ステップを、上から順に試してください。途中で直ったら、そこで終了で問題ありません。

  1. 機内モードをOFFにする

    • まず通信の大前提です。OFFにしたつもりでも、Wi-FiだけONなど中途半端な状態になっていることがあります。

  2. BluetoothをONにする

    • 近距離検出や初期連携で使われることがあります。

  3. 位置情報をONにし、Google Homeの権限も許可する

    • Androidでは特に重要です。

  4. Google Homeアプリを完全終了→起動し直す

    • バックグラウンドで固まっていると探索が走りません。

  5. スマホのWi-FiをOFF→ONし、正しいSSIDに接続し直す

    • “繋がっているつもり”をリセットできます。

  6. デバイスの電源を抜き、10秒待って差し直す(再起動)

    • デバイス側の探索機能が復活することが多いです。

  7. Google Homeアプリを開いたら15秒待つ

    • 起動直後は探索が終わっていないことがあります。待つだけで出てくるケースがあります。

  8. 手動でGoogleHomeXXXX / ChromecastXXXX などのSSIDへ接続して進める

    • 自動検出に頼らず、強制的にセットアップ経路に乗せます。

  9. Google Homeアプリをアンインストール→再インストールする

    • 表示不具合、内部データの不整合が解消することがあります。

  10. 別のスマホ(可能なら別OS)でセットアップを試す

  • 端末固有の権限やOS相性が原因だった場合に一気に解決します。

途中で止まりやすいポイント別メモ

  • コード入力の直前で止まる:Bluetooth・位置情報・権限の不足が多い

  • Wi-Fi接続で止まる:2.4/5GHzの不一致、中継器、ルーター設定が多い

  • “見つかりません”が続く:手動SSID接続、デバイス再起動、ルーター直下で試行が効きやすい

この順番は「誰の環境でも起こりやすい原因」から先に潰す並びです。特に1〜7は、深い知識がなくても短時間ででき、効果が出やすいので飛ばさないでください。

iPhoneとAndroidで違うポイント

同じGoogle Homeアプリでも、iPhoneとAndroidでは“止まり方”が少し変わります。ポイントだけ押さえておけば大丈夫です。

Androidで差が出やすい点

  • 位置情報のON/OFFが検出に直結しやすい

  • 権限の種類が多く、OSバージョンによって表示が違う

  • 省電力設定でバックグラウンド通信が止められることがある

Androidで困ったときの最短チェック

  • 位置情報がONか

  • Google Homeアプリの権限に「許可しない」が混ざっていないか

  • 省電力モードをOFFにできるか

  • アプリ再インストールで改善するか

iPhoneで差が出やすい点

  • 設定アプリ側の許可(ローカルネットワーク、Bluetoothなど)が影響する

  • アプリの切替や再起動で復活することがある

  • VPNやプロファイル設定がネットワーク探索を邪魔することがある

iPhoneで困ったときの最短チェック

  • 設定アプリ → Google Home の許可が適切か

  • VPNを切って改善するか

  • ルーター直下で試すと検出されるか

どちらのOSでも共通して言えるのは、「権限」「近距離通信」「同一Wi-Fi」を同時に満たして初めて探索が安定する、という点です。

別のスマホでセットアップする判断基準

「別のスマホで試す」と聞くと大げさに感じるかもしれませんが、実は非常に有効です。なぜなら、原因がスマホ固有(OS相性、権限制限、端末の不具合)に寄っている場合、別端末で一瞬で決着がつくからです。

別端末を試すべき目安

  • 10ステップの1〜9までやっても検出できない

  • スマホが古く、OS更新が止まっている

  • 会社支給端末など管理が入っていて、権限が自由に変更できない

  • Wi-Fiは問題なさそうなのに、どうしてもデバイスだけ見つからない

別端末で成功したら、その後どうする?

  • セットアップが完了したデバイスは、同じ家(Home)に招待すれば、元のスマホからも操作できるようになります。

  • まずは“機器をオンラインにする”ことを優先し、環境を整えてから共有設定を進める方がスムーズです。


デバイスのセットアップが見つからないときの最終手段

ここまでの手順で解決するケースが多い一方、どうしても抜けないときは「最終手段」に進みます。ただし、最終手段は闇雲にやるものではなく、やる前に確認すべき条件があります。ここを押さえておくと、余計な作業や設定のやり直しを避けられます。

工場出荷状態へのリセットの前に確認すること

初期化(工場出荷状態へのリセット)は強力ですが、次のようなデメリットもあります。

  • 以前の設定、Wi-Fi情報、紐づけ情報が消える

  • 再度セットアップが必要になる

  • 家族共有や連携サービスを再設定する必要が出ることがある

だからこそ、初期化の前に「初期化が必要な状況か」をチェックしましょう。

初期化前チェックリスト

  • ルーター親機の近くで試した(中継器・メッシュの影響を減らした)

  • スマホの位置情報・Bluetooth・権限をすべて整えた

  • Google Homeアプリを再インストールして試した

  • 手動SSID接続を試した

  • 可能なら別端末で試した

このチェックを満たしても改善しない場合、デバイスが“中途半端に過去のネットワーク情報を保持している”“探索モードに入れていない”“内部状態が固まっている”などが疑われます。そうした場合は、初期化が有効になりやすいです。

初期化で失敗しにくくするコツ

  • 初期化後は、必ずルーター親機の近くでセットアップを始める

  • スマホは省電力モードを切り、他のアプリを閉じて集中させる

  • 途中でWi-Fiが切り替わるタイミングで失敗しやすいので、画面を放置せず案内に従う

初期化の具体手順(ボタン長押し秒数など)は機器ごとに異なるため、製品名に合わせて公式の案内を参照するのが安全です。

サポートに連絡する前に用意する情報

サポートに相談する場合、準備があるだけで解決までが早くなります。特に「何をどこまで試したか」を言語化できると、同じ作業の繰り返しを避けられます。

用意しておくと良い情報

  • 機器名と型番(分かる範囲で)

  • 購入時期(新品か中古か、譲渡品か)

  • スマホのOS(Android/iOS)とバージョン

  • Google Homeアプリのバージョン(分からなければ「最新に更新した」でも可)

  • ルーター環境(メッシュか、中継器ありか、ゲストWi-Fiを使っているか)

  • 試した内容(本記事の「成功率が高い順に試す10ステップ」の何番まで実施したか)

症状の伝え方のテンプレ

  • 「デバイスのセットアップの入口が見当たりません(Aタイプ)」

  • 「入口はありますが、デバイスが見つからない表示になります(Bタイプ)」

  • 「検出はするが、Wi-Fi接続のところで止まります(Cタイプ)」

このように整理して伝えると、サポート側も原因を絞り込みやすくなります。


よくある質問

最後に、よく引っかかる疑問をまとめます。ここを読むだけでも、やみくもに操作して疲れてしまうのを防げます。

位置情報はなぜ必要ですか

「家の中で使うのに位置情報が必要なの?」と感じるのは自然です。ただ、スマートデバイスのセットアップでは、近距離検出やネットワーク探索の仕組み上、位置情報の許可が関連づけられていることがあります。特にAndroidは、周辺機器の探索や接続の一部が位置情報権限とセットで扱われる場面があり、OFFだとデバイスを見つけられない原因になりがちです。

不安な場合は、セットアップが完了した後に、必要最小限の権限に戻すかどうか検討すれば問題ありません。まずは「セットアップを通す」ことを優先した方が、結果的に早く安心できます。

Wi-Fiは2.4GHzが必要ですか

必須かどうかはデバイスやルーター構成によって変わります。ただし、初期設定では2.4GHzの方が安定しやすい場面が多いのは事実です。理由は次の通りです。

  • 2.4GHzは到達距離が長く、壁越しでもつながりやすい

  • 一部のスマート家電は2.4GHzのみ対応のことがある

  • 5GHzは高速ですが距離・障害物の影響を受けやすい

迷う場合は、セットアップ時だけ2.4GHzに揃え、完了後に必要に応じて見直すのが現実的です。まずはスマホとデバイスが確実に同一ネットワークで安定している状態を作ることが重要です。

機器のSSIDが出てこない場合はどうしますか

手動SSID接続を試そうとしても、Wi-Fi一覧に GoogleHomeXXXXChromecastXXXX のようなSSIDが出てこないことがあります。その場合は、次の順番で確認してください。

SSIDが出ないときの優先順

  1. デバイスの電源を抜いて10秒待ち、差し直す(再起動)

  2. ルーター親機の近くに移動して、再度Wi-Fi一覧を開き直す

  3. スマホのWi-Fiを一度OFF→ONして一覧を更新する

  4. それでも出ない場合、デバイスがセットアップ待ち状態ではない可能性があるため、初期化を検討する

また、スマホ側が自動で別のWi-Fiに再接続してしまい、一覧の更新が遅れることがあります。Wi-Fi一覧を開いたまま数秒待つ、または一度画面を閉じて開き直すだけで表示されることもあります。

アプリを入れ直してもダメなときは何を疑うべきですか

アプリの再インストールまで試して改善しない場合は、次の3つを疑うのが効率的です。

  1. ネットワークの問題(端末間通信が遮断されている)

  • ゲストWi-Fi、中継器・メッシュ構成、ルーターの端末分離設定など

  • 対策:ルーター直下で試す、ゲストWi-Fiを避ける、中継器を外して試す

  1. スマホ固有の問題(権限制限、OS相性、管理端末)

  • 会社支給端末、古いOS、権限が変更できない状態

  • 対策:別端末でセットアップを試す(可能なら別OS)

  1. デバイス側の状態不良(中途半端な設定保持、探索モードに入れない)

  • 以前のWi-Fi情報を保持している、探索が開始されない

  • 対策:再起動、手動SSID接続、必要なら初期化

この段階では、原因が“スマホ・ネットワーク・デバイスのどれに寄っているか”を切り分けることが大切です。別端末で成功するかどうか、ルーター直下で成功するかどうかは、切り分けの強力な判断材料になります。