※購入先、ダウンロードへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、それらの購入や会員の成約、ダウンロードなどからの収益化を行う場合があります。
知恵袋

妊娠中期のお腹パンパンがつらい!危ないサインとよくある症状の見分け方【知恵袋まとめ】

妊娠中期になると、「お腹がはちきれそうにパンパン」「少し食べただけで苦しくて座っていられない」と感じて不安になる方は少なくありません。
本記事では、妊娠中期にお腹が「はちきれそう」と感じるときの主な原因と、どこまでがよくある症状で、どんなときに受診すべきかの目安、そしてその場でできるセルフケアを整理して解説いたします。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

この記事のまとめ

3つのセルフケア

  1. まずは「休む」を最優先する
    苦しいと感じたら、仕事や家事の手を止めて横になる・座る習慣をつけるようにします。

  2. 食事・姿勢を少し工夫する
    少量頻回の食事と、ゆっくりよく噛んで食べることを心がけることが有効です。
    横向き寝やクッションを使った体勢で、お腹への負担を減らします。

  3. 頑張りすぎない生活に切り替える
    家事や仕事を一人で抱え込まず、「今は助けが必要な時期」と割り切って、周囲に具体的に頼むことが大切です。

迷ったら「遠慮せず相談」を合言葉に

妊娠中期のお腹の「はちきれそう」な感覚は、多くの妊婦さんが経験する一方で、危険なサインと紛らわしいこともあります。

  • 「これくらいで電話するのは大げさかな」

  • 「次の健診まで我慢したほうがいいのかな」

と悩む気持ちは自然なものですが、迷ったら、遠慮せず相談することが、お母さんと赤ちゃんを守る最善の行動です。

目次

妊娠中期でお腹が「はちきれそう」…まず知っておきたいこと

「はちきれそう」「パンパン」の感覚は珍しくない

Yahoo!知恵袋や妊婦向けコミュニティを見ると、

  • 「妊娠20週、お腹がはちきれそうで苦しい」

  • 「7ヶ月、少し食べただけでお腹がパンパンでつらい」

といった相談が多数寄せられています。

つまり、この感覚自体は妊娠中期の妊婦さんにはよくあるものです。
一方で、お腹の張りや強い痛みが「危険なサイン」のこともあり、油断は禁物です。

ポイントは次の2つです。

  • 「よくある不快症状」の範囲かどうかを知る

  • 少しでも迷ったら、自己判断に頼り切らず産院に相談する

本記事ではこの2点を押さえつつ、「はちきれそう」な感覚と上手につきあうための情報を整理してお伝えいたします。

妊娠中期(5〜7ヶ月)のからだの変化とお腹の出方の目安

妊娠中期(一般的に妊娠16〜27週頃)は、赤ちゃんと子宮がぐっと大きくなる時期です。

  • 妊娠6ヶ月頃:赤ちゃんの身長は約25cm、体重は約350gほど

  • 妊娠7ヶ月頃:身長約30cm、体重約1000g(メロン1個分程度)とされることが多いです

赤ちゃんだけでなく、胎盤や羊水の量も増えるため、子宮はどんどん前にせり出し、胃や腸、横隔膜を押し上げていきます。
そのため、

  • 少量の食事でも満腹になりやすい

  • みぞおちがつかえる

  • 横になるとお腹の重みを強く感じる

といった感覚が出やすくなります。

一方で、お腹の出方には非常に大きな個人差があります。

  • 体型(やせ型・ふくよか)

  • 身長

  • 腹筋のつき方

  • 初産か経産婦か(経産婦のほうが早くお腹が目立ちやすい)

などによって、「同じ週数でも見た目が全然違う」ことは珍しくありません。


どこまでが“よくある症状”?主な原因と特徴

ここでは、「お腹がはちきれそう」と感じる主な原因を4つに分け、それぞれの特徴をご説明いたします。

赤ちゃんと子宮が大きくなって胃や腸が圧迫される場合

妊娠中期の終わり頃になると、子宮はおへそのあたり〜それより上まで達し、周囲の臓器を押し上げます。

その結果として起こりやすいのは、

  • 少し食べただけで「お腹がパンパン」「苦しい」

  • みぞおちや胸の下がつかえる感じ

  • 食後に息苦しさを感じる

といった症状です。

この場合、

  • 食後に特に強くなる

  • 体勢(前かがみ・横向き)で楽さが変わる

ことが多いのが特徴です。

ガス・便秘・食べすぎによるお腹パンパン

妊娠すると、黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で腸の動きがゆっくりになり、ガスや便が溜まりやすくなります。

この場合は、

  • お腹の表面がカチカチに張るというより、「中に空気や水が溜まっている感じ」

  • おならや便が出ると少し楽になる

  • 揚げ物や甘いもの、炭酸飲料のあとに悪化しやすい

といった特徴が見られます。

ガスや便秘が原因の場合でも、お腹の圧迫感はかなりつらく、「はちきれそう」と表現する方も多いです。

子宮の「張り」によるカチカチ感

妊娠中、お腹が一時的にカチカチに硬くなることがあります。これがいわゆる「お腹の張り」です。

  • 数十秒〜数分ほどキューッと硬くなり、その後ふっと緩む

  • 歩きすぎ・立ちっぱなし・疲労・ストレスなどで出やすい

といった特徴があり、妊娠中期以降、多くの妊婦さんが経験します。

一方で、

  • 短い間隔で繰り返す張り

  • 痛みを伴う強い張り

  • 休んでも治らない張り

は、切迫早産などのサインである可能性もあります。これについては後ほど「危険なサイン」として詳しくご説明いたします。

服の締め付け・姿勢・体重増加も影響する

「マタニティウェアに切り替えるのが遅かった」「ゴムがきつめのボトムスをはいている」といった場合、外からの締め付けも「はちきれそう」な感覚を強めます。

また、

  • 長時間同じ姿勢で座りっぱなし

  • 猫背気味でお腹を折り曲げる姿勢が多い

  • 体重増加によって体が重くなっている

ことも、胃や腸の圧迫感・お腹の張りを悪化させる要因となります。


危険なサインと受診の目安をチェック

ここでは、「ひとまず様子を見てもよいことが多い症状」と「すぐに連絡・受診すべき症状」の例を整理いたします。
あくまで一般的な目安ですので、少しでも不安な場合や、これに当てはまらないが気になる症状がある場合は、遠慮なく産院へ相談してください。

「様子見でよいことが多い」サインの例

以下は、多くの場合すぐに緊急受診が必要というより、「まずは休んで様子を見る」ことが勧められる状況の例です。

チェックリスト(当てはまる項目が多いほど、様子見の可能性が高い目安):

  • □ 横になったり座ったりしてしばらく休むと、苦しさや張りが軽くなる

  • □ 張りは1日に数回程度で、不規則に起こる

  • □ 痛みは軽く、我慢できる範囲の違和感〜重さである

  • □ 出血や破水のような水っぽいものは出ていない

  • □ 胎動はいつも通り、または最近感じ始めた通りにある

これらに当てはまる場合には、まずは

  • 無理のない体勢で休む

  • 仕事や家事の手を止める

  • 水分を取る

  • 苦しさが続くようなら早めに横になって睡眠を取る

といった対応を行い、様子を見ることが多いです。

すぐに病院へ連絡・受診すべきサイン

次のような症状がある場合は、時間帯にかかわらず、かかりつけの産院に連絡することが勧められます。

「危険なサイン」の例

  • 強い腹痛・生理痛以上の痛みが続く、または波のように繰り返す

  • お腹の張りが1時間に3〜4回以上、規則的に起こる

  • 張りが続いて、なかなか柔らかく戻らない

  • 出血(鮮血・茶色い血)がある

  • 破水を思わせる、水っぽい液体が流れ出る

  • 胎動が急に弱くなった、あるいは感じられなくなった

  • めまい・頭痛・視界のチカチカ・激しいむくみなど、全身状態の悪化がある

比較表:よくある症状と受診が必要な症状

項目よくある症状の例受診が必要な症状の例
お腹の硬さ時々カチッと固くなるが、数分で柔らかく戻るずっとカチカチで戻らない
頻度1日に数回、不規則1時間に3〜4回以上、規則的に繰り返す
痛み我慢できる違和感〜軽い生理痛程度歩けない・しゃべれないほどの強い痛み
出血なし鮮血・茶色い血・水っぽい出血がある
胎動いつも通り、もしくは感じ始めたばかりでまだ不安定昨日まであった胎動が明らかに減った・感じられない
全身症状特になしめまい・頭痛・目のチカチカ・急なむくみ・息苦しさなどがある

一つでも「受診が必要な症状」に当てはまる場合は、自己判断せずに、すぐに連絡してください。

夜間・休日のときの相談先と、電話で伝えるポイント

「夜だから迷惑では…」「明日の朝まで我慢した方がいいのでは」と遠慮する方は多いですが、妊娠中の異常が疑われるときは、時間帯にかかわらず相談してよいと考えてください。

まずは、

  • 妊婦健診に通っている産婦人科・分娩予定の病院

  • 母子健康手帳などに記載されている緊急連絡先

に電話するのが基本です。

電話で伝えるとよいポイント:

  • 妊娠週数(〇週〇日)

  • いつから症状があるか(何時頃から・何時間続いているか)

  • 症状の内容(お腹のどのあたりが、どんなふうに苦しいか/張りの間隔など)

  • 出血や破水が疑われる症状の有無

  • 胎動の様子(いつ頃から感じていて、今はどうか)

メモを見ながらでも構いませんので、落ち着いてこれらを伝えましょう。


その場でできる!お腹がはちきれそうなときのセルフケア

ここからは、緊急性が高い症状がなさそうな場合に、日常生活の中で試せるセルフケアをご紹介いたします。
これらはあくまで「楽になる工夫」であり、症状が重いときには受診を優先してください。

楽になる体勢・クッションの使い方

  1. 横向き(左側を下)で寝る

    • 子宮の圧迫がやわらぎ、血流も保ちやすい体勢です。

    • 膝の間やお腹の下にクッションや丸めたタオルを挟むと、さらに楽になります。

  2. 背もたれを倒して座る

    • 直角に座るとお腹が折り曲げられて苦しくなりやすいため、やや背もたれを倒して上体を起こし気味にします。

    • 腰の後ろにクッションを挟み、骨盤を立てるように意識すると楽になることがあります。

  3. 立ち仕事中はこまめに座る・一歩前に出る

    • 同じ姿勢で立ち続けると、張りが出やすくなります。

    • 一歩前に足を出して、片足ずつ重心を移すだけでも負担が軽くなることがあります。

食べ方・飲み方を少し変える工夫

  • 一度の量を減らして、回数を増やす(少量頻回)
    一度にたくさん食べると、圧迫された胃はすぐに「満杯」になります。1日3回を4〜5回に分け、少なめにするだけでも変わることがあります。

  • ゆっくり、よく噛んで食べる
    早食いは空気も一緒に飲み込みやすく、ガスが溜まりやすくなります。

  • 炭酸飲料や脂っこいものを控えめに
    これらは胃もたれやガスの原因になりやすいため、「どうしても食べたい日以外は控えめに」を意識すると安心です。

  • 寝る直前の食事を避ける
    食後すぐに横になると、逆流性の胸やけやムカムカが悪化しやすくなります。

ガスや便秘をためない生活習慣

妊娠中の便秘・ガスは、多くの妊婦さんが経験する「マイナートラブル」です。

  • 水分をしっかりとる(カフェインの少ない飲み物を中心に)

  • 野菜・海藻・きのこ・果物など、食物繊維を意識してとる

  • ヨーグルトや発酵食品を取り入れる

  • 医師の許可の範囲で、散歩やストレッチなど軽い運動をする

便秘薬などを使用する場合は、自己判断ではなく必ず主治医に相談してください。

マタニティウェア・腹帯の選び方のポイント

  • ウエストゴムが「おへその下で食い込む」デザインは避け、お腹全体をやさしく包むマタニティボトムスを選ぶ

  • きついブラジャーやガードルは、血流やリンパの流れを妨げ、むくみや不快感を強めることがあります

  • 腹帯は、支えになって楽になる方もいれば、余計に締め付け感を感じる方もいます

    • 「苦しい」と感じる場合は無理に使用せず、助産師や医師に合うタイプを相談すると安心です


仕事・家事・上の子ケアとどう付き合うか

立ち仕事・デスクワーク別の負担軽減アイデア

立ち仕事の場合:

  • 30分〜1時間に一度は椅子に座って休む

  • 可能であれば、勤務シフトの短縮や休憩の回数を増やすことを相談する

  • 足元はヒールではなく、クッション性の高いスニーカーなどに変える

デスクワークの場合:

  • 1時間ごとに立ち上がり、軽く背筋を伸ばす

  • 椅子の高さと机の高さを調整し、お腹が机に当たらないようにする

  • 腰と背中の間にクッションを挟み、背筋が丸まりすぎないようにする

職場によっては、「母性健康管理指導事項連絡カード」(医師が記入する指示書)などを利用して、通勤時間や勤務内容の調整を依頼できる場合があります。

家事の「やめていいこと」「人に任せること」

妊娠中期は「安定期」と言われますが、それは「無理をしていい時期」という意味ではありません。

  • 毎日しなくてもよい掃除や片付けは頻度を減らす

  • 重い洗濯物を運ぶ・高いところのものを取るなどの作業は、できるだけパートナーや家族に任せる

  • 宅配スーパーやネット通販、ミールキットなどを活用し、買い物や料理の負担を減らす

「今は赤ちゃんと自分の体を守ることが最優先」と考え、「完璧な家事」を一時的に手放すことを自分に許してあげてください。

パートナーや家族への伝え方の例文

身近な人に理解してもらうためには、具体的な言葉で伝えることが大切です。

  • 「お腹がただ大きいだけじゃなくて、皮がピンと張って痛い感じなんだ」

  • 「立っていると5分に1回くらいお腹がカチカチになってしまう」

  • 「今日は階段を上ると息切れとお腹の張りが強いから、洗濯物をお願いできる?」

「どのくらい」「どんなふうに」つらいのかを具体的に伝えることで、周囲も動きやすくなります。


知恵袋でよくある質問と専門情報のギャップ整理(FAQ)

Q「お腹がはちきれそうでも赤ちゃんは苦しくないですか?」

子宮の中には羊水があり、赤ちゃんはその中で浮かぶように守られています。
お母さんがお腹の張りや圧迫感を感じていても、それだけで赤ちゃんが窒息したり潰れたりするわけではありません。

ただし、

  • お母さんの血圧が非常に高くなる

  • 強い痛みや出血を伴う異常がある

といった場合には、赤ちゃんにも影響が及ぶ可能性があります。

お母さんが「おかしい」「いつもと違う」と感じるときは、赤ちゃんを守るためにも、遠慮なく受診・相談することが大切です。

Q「少し食べただけでパンパン…太りすぎでしょうか?」

「少し食べただけでお腹がはちきれそう」という感覚は、

  • 子宮が大きくなって胃が押し上げられている

  • ガスや便秘で腸に空気や便が溜まっている

といった理由で起きることも多く、必ずしも体重増加=太りすぎという意味ではありません。

ただし、

  • 妊娠前と比べて急激な体重増加がある

  • 毎回の健診で医師から体重について指摘されている

場合には、主治医や助産師と相談しながら、食事内容や食べ方を見直していくと安心です。

Q「何回くらい張ったら病院に行くべきですか?」

一般的な目安としては、

  • 1時間に3〜4回以上、お腹の張りが規則的に繰り返される

  • 張りの間隔がだんだん短くなっていく

  • 張りとともに痛みが強くなっていく

といった場合には、早めの受診が勧められます。

ただし、張りの感じ方は非常に個人差が大きく、「回数だけ」で判断することはできません。
「回数は少ないけれど痛みが強い」「いつもと様子が違う」と感じる場合も、迷わず相談してください。

Q「受診したら『問題なし』と言われました。また同じ症状が出たらどうする?」

受診して検査を受け、「今のところ問題なし」と言われることはよくあります。
それでも再び同じような症状が出ると、「また行くのは迷惑では?」と遠慮してしまう方も多いようです。

妊娠中は状況が日々変化しますので、

  • 前回と痛み・張りの強さや頻度が違う

  • 前よりもつらく感じる

  • 別の症状(出血・むくみ・頭痛など)が加わっている

といった場合は、同じ病院に再度相談してまったく問題ありません。
前回の受診時期・診察内容・医師からの説明を簡単に伝えると、状況を把握してもらいやすくなります。