マウスのカーソルは動くのに、クリックだけが反応しない。左クリックや右クリックが急に効かなくなり、連打しないと反応しない。そんな状態になると、作業が止まってしまい焦ってしまうものです。けれど、原因は大きく分けると「接続の不具合」「電池や受信環境」「Windowsの設定・ドライバー」「マウス本体の劣化」のいずれかで、順番を守って確認すれば短時間で復旧できるケースが少なくありません。
本記事では、クリックできない状況でも進められるキーボード操作を押さえたうえで、有線・USBレシーバー・Bluetoothそれぞれの確認ポイントを整理し、Windows側の設定やドライバーの対処までを手順化して解説します。さらに、直らない場合に「故障かどうか」を迷わず判断できる基準と、再発を防ぐコツもまとめました。今すぐ復旧したい方は、上から順に進めてください。
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マウスのクリックが反応しないとき最初に確認すること
マウスのクリックが反応しないトラブルは、仕事や作業を強制的に止めてしまうため、焦りやすい症状です。ただし、原因は「接続(有線・レシーバー・Bluetooth)」「電源・電池」「Windowsの設定」「ドライバー」「マウス本体の物理不良」に大別でき、順番を守って切り分けることで、短時間で復旧できるケースが多々あります。
ポイントは、いきなり設定を深追いしないことです。クリックが効かない状態で設定を変えようとすると操作ミスが増え、別の問題を重ねてしまうことがあります。まずは“いま何が起きているか”を整理し、次に“クリックができなくても進められる最低限の操作”を確保してから、段階的に対処していきましょう。
まずは症状を3パターンに分ける
最初に、症状を次の3パターンに分類します。分類すると、試すべき手順の優先順位が決まり、迷いが減ります。
| 症状 | よくある状況 | まず疑うべきもの |
|---|---|---|
| カーソルは動くがクリックが効かない | ポインター移動はできるのに、クリックしても反応しない/ドラッグできない | ボタン割り当て、OS側の入力不調、ドライバー、専用ソフト、ボタン物理不良 |
| 左右どちらかのボタンだけ効かない | 左クリックだけ無反応/右クリックだけ無反応/サイドボタンだけ効かない | 割り当て変更、専用ソフト設定、特定スイッチの劣化 |
| クリックはするが不安定 | 連打しないと反応しない/勝手にダブルクリックになる/押し込み感が変 | 汚れ、スイッチ劣化、クリック速度設定、無線干渉(無線・Bluetooth) |
ここで大事なのは、「カーソルが動く=マウスは生きている」とは限らない点です。ボタン部分の入力だけが壊れている場合もありますし、逆にマウスは正常でもWindows側が入力を正しく処理できていない場合もあります。分類したら、次の見出しで紹介する“クリック不要の最低限操作”を押さえ、落ち着いて切り分けを進めてください。
キーボードだけで最低限操作する方法
クリックが効かないと、設定画面やトラブルシューティングに辿り着けず、状況が詰みやすくなります。そこで、次のキーボード操作だけは先に使えるようにしておくと安心です。覚えきれない場合は、画面のメモ帳などに一時的に書いておいても構いません。
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画面の切り替え:Alt + Tab
目的:別のアプリへ移動する、固まっているアプリから抜ける -
設定を開く:Windowsキー + I
目的:マウス設定、Bluetooth設定、システム設定へ移動する -
タスクマネージャー:Ctrl + Shift + Esc
目的:固まったアプリの終了、再起動の準備、負荷確認 -
セキュリティ画面:Ctrl + Alt + Delete
目的:サインアウト、再起動、タスクマネージャーへの導線 -
実行:Windowsキー + R
目的:コマンド入力で各機能を直接起動する -
クイックリンク:Windowsキー + X
目的:デバイスマネージャーや電源メニューへアクセス
クリックできないときに特に役立つ「直接起動」コマンドもいくつか挙げます(Windowsキー + R のあとに入力してEnter)。
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デバイスマネージャー:
devmgmt.msc -
コントロールパネル:
control -
マウス設定(到達が難しい場合あり):
ms-settings:mouse -
Bluetooth設定:
ms-settings:bluetooth
また、ウィンドウ操作の基本として、Tabキーで項目を移動し、Enterで決定、Space(スペース)でチェックのオンオフができることも覚えておくと、クリック不調時に非常に助かります。
マウスのクリックが反応しない原因を切り分ける手順
ここからは「やる順番」が重要です。おすすめは、次の流れで進めることです。
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物理・接続(ケーブル、レシーバー、Bluetooth、電池)
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受信環境(距離、干渉、USBハブ)
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Windows側の再認識(抜き差し、再起動、デバイス再検出)
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設定・ドライバー(割り当て、電源管理、更新・再インストール)
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それでもダメなら故障判断(別PC、症状再現、交換判断)
「どれを先に試すか」が曖昧だと、時間を浪費しやすくなります。以下、接続方式ごとにチェックポイントをまとめますので、該当するところから順に試してください。
有線マウスの確認ポイント
有線マウスは、原因の候補が比較的少ないため、最短で切り分けできます。次の順番で進めてください。
1)USBを抜き差しする(基本)
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いったん抜いて5〜10秒待ってから差し直します。
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可能なら、差し直した後に再起動も試します。Windowsが再認識し直し、改善することがあります。
2)別のUSBポートへ挿す(最重要)
同じPCでも、USBポートごとに電力供給や相性が異なることがあります。
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デスクトップなら、前面→背面へ変更
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ノートなら、左右の別ポートへ変更
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USB 3.0/3.1より、場合によってはUSB 2.0の方が安定することもあります
3)USBハブ・ドッキングステーションを外す
USBハブ経由だと電力不足や接触不良が起き、クリック不良に見える挙動をすることがあります。
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まずは直挿しで試し、直ればハブ側の問題(電力不足・接点・相性)を疑います。
4)別のマウスを試す、別PCで試す
もし手元に別マウスがあるなら、ここで切り分けが進みます。
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別マウスは正常 → 元のマウスの物理不良や相性の可能性
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別マウスでも同様 → PC側(USB、ドライバー、設定、OS不調)の可能性が高い
5)クリックだけ効かないときの追加確認
カーソルが動くのにクリックだけ効かない場合は、次の可能性もあります。
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ボタンの物理故障(スイッチ劣化、内部接点不良)
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ボタン割り当ての変更(左利き設定、専用ソフト)
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アプリ側の問題(特定アプリだけ反応しない)
まずは「別アプリ(例えばデスクトップ上の何もない場所)で右クリックが開くか」など、シンプルな場所で確認すると切り分けが早いです。
USBレシーバー無線マウスの確認ポイント
USBレシーバー(ドングル)式の無線マウスは便利ですが、クリック不良に見える原因が「電池」「受信」「USB周り」に散らばりやすいのが特徴です。次の順で試してください。
1)電池を交換する(最優先)
“動いているから電池は大丈夫”と思いがちですが、電池残量が少ないとクリックの送信が不安定になったり、ボタン入力だけ落ちることがあります。
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可能なら新品の電池に交換
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充電式の場合は十分に充電してから再確認
2)レシーバーを挿し直し、別ポートへ
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いったん抜いて数秒待ってから差し直す
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別のUSBポートへ変更(前面→背面、左→右)
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USBハブ経由なら、直挿しにする
3)距離と置き場所を見直す
無線は、距離や遮蔽物で急に安定しなくなることがあります。
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レシーバーを本体の近くに挿す
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可能なら、PCの背面に密集している場合は前面へ移す
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金属製の机、PC本体の陰など“電波が遮られる配置”を避ける
4)干渉源を減らす(切り分け目的)
Wi-Fiルーター、Bluetooth機器、別の無線レシーバーなどが近いと干渉する場合があります。
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近くの無線機器を一時的に遠ざける
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同時に複数のUSB無線機器を挿している場合は、不要なものを一時的に抜く
切り分けとして「改善するかどうか」だけ確認し、改善したら配置やUSB構成を最適化します。
5)専用ソフトがある場合は一旦終了
ロジクールなど、専用ソフトでボタン割り当てやジェスチャーを管理している場合、ソフト側設定が原因でクリック不良に見えることがあります。
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タスクマネージャーで専用ソフトを終了
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それで改善するか確認
改善する場合、ソフト設定の見直し(割り当て、プロファイル、ジェスチャー)が本命になります。
Bluetoothマウスの確認ポイント
Bluetoothマウスは、ペアリング情報の乱れや省電力設定の影響で「動くのにクリックだけ不安定」「突然反応が切れる」が起きやすい傾向があります。次の順で確認します。
1)電池(または充電)をまず確認
Bluetoothも電池が弱ると不安定になります。新品電池、または十分な充電を行ってください。
2)Bluetoothをオフ→オンする
設定(Windowsキー + I)からBluetoothのオンオフを切り替え、マウスが再接続されるか確認します。
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もし機内モードがオンならオフにします。
3)再ペアリング(ペアリングのやり直し)
“接続はしているように見えるのに反応が変”というときは、いったん削除して再登録が有効です。
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設定 → Bluetoothとデバイス → デバイス
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マウスを削除
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マウスをペアリングモードにして再追加
4)近距離で試す、USB無線との併用に注意
Bluetoothは距離が伸びるほど不安定になりやすいため、まずはPCの近くで試します。
また、USB 3.0周辺は電磁ノイズの影響が出る場合があります。可能ならマウスを近づけて切り分けてください。
ノートPCのタッチパッドやクリックパッドも確認する
外付けマウスが不調なときに、タッチパッドも同時に不調だと操作不能に陥ります。ノートPCの場合は次も併せて確認してください。
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タッチパッドが無効になっていないか(Fnキーで切り替えがある機種もあります)
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外付けマウス接続時にタッチパッドを無効化する設定になっていないか
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クリックパッド(押し込み式)の物理不良がないか
「外付けマウスが怪しいのか、ノート側の入力全体が怪しいのか」を切り分けるには、タッチパッドでクリックできるかの確認が早道です。タッチパッドでは正常なら、外付けマウス周り(接続方式・設定・本体)が主犯になりやすいです。
Windowsの設定やドライバーでクリックが反応しない場合
接続や電池、ポート変更を試しても改善しない場合、Windows側の設定やドライバーが原因になっている可能性が高くなります。ここで大切なのは、闇雲にドライバーを入れ替えないことです。順序立てて、戻せる範囲で対処していきます。
ボタン割り当てとクリック関連設定を確認する
クリック不良に見える原因の中で、意外に多いのが「設定の変化」です。特に以下は、本人が触った覚えがなくても、アップデートやソフト導入で変わることがあります。
1)左右ボタンの入れ替え(左利き設定)
左クリックが効かないと思ったら、実は左右が入れ替わっていて“左クリックだと思って押しているものが右クリック扱い”になっているケースがあります。
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設定 → Bluetoothとデバイス → マウス
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主に使用するボタン(左/右)を確認
2)クリック速度(ダブルクリック速度)
「ダブルクリックになる」「反応しにくい」は、クリック速度設定が極端になっていると起こりやすくなります。
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コントロールパネル → マウス
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ダブルクリック速度を標準寄りに戻す
※クリックできない場合でも、キーボード操作(Tab/矢印/Enter)で調整可能なことがあります。
3)専用ソフトの割り当て・プロファイル
ロジクール等の専用ソフトで、ボタンに「無効」や別機能が割り当てられると、クリックが効かないように見えます。
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専用ソフトの終了で改善するか確認
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改善するなら、割り当てを初期化・プロファイルを見直す
4)特定アプリだけクリックできない場合
ブラウザだけ、リモートデスクトップだけなど、特定アプリでのみクリック不調が起きる場合は、マウスではなくアプリ側が原因のこともあります。
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まずはデスクトップの何もないところで右クリックが出るか
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別のアプリ(メモ帳など)でクリックできるか
これでアプリ起因かどうかが切り分けやすくなります。
デバイスマネージャーで再認識させる
次に試したいのが「デバイスの再認識」です。Windowsがマウスを正しく扱えていないだけなら、再検出で改善することがあります。
デバイスマネージャーを開く(クリック不要)
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Windowsキー + R →
devmgmt.msc→ Enter
または -
Windowsキー + X → 矢印キーで「デバイスマネージャー」→ Enter
1)該当デバイスを探す
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「マウスとそのほかのポインティング デバイス」
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「ヒューマン インターフェイス デバイス」
このあたりにマウス関連が出ます。Bluetoothマウスの場合はBluetooth配下にも関連項目が出ることがあります。
2)ドライバー更新を試す
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デバイスを選択 → ドライバーの更新
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「ドライバーを自動的に検索」
まずは安全な範囲で実施し、改善するか確認します。
3)一度アンインストールして再起動(再検出させる)
改善しない場合、次を試します。
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デバイスをアンインストール
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その後にPCを再起動
再起動時にWindowsが自動で再検出し、状態がリセットされることがあります。
※Bluetoothの場合は、Bluetoothアダプター側の再起動・再インストールが必要になることもあるため、まずはマウス側の項目から慎重に行ってください。
4)USB/Bluetoothコントローラー側も疑う
マウス自体の項目を触っても改善しない場合、受け側(USBコントローラーやBluetoothアダプター)の不調が関係していることがあります。
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「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」
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「Bluetooth」
これらに警告マークが出ていないかも確認し、必要なら更新や再起動を行います。
高速スタートアップと省電力設定を見直す
「再起動したのに直らない」「スリープ復帰後からおかしい」というときに疑いたいのが、省電力関連です。Windowsは省電力のためにUSBやBluetoothの電源管理を積極的に行うため、環境によってはマウスが不安定になります。
1)高速スタートアップを無効化して切り分ける
高速スタートアップが有効だと、シャットダウンしても一部状態が保持され、問題が残ることがあります。切り分けのために一度無効化して再起動すると、状態がクリアされる場合があります。
一般的な流れは次のとおりです。
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コントロールパネル → 電源オプション
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電源ボタンの動作を選択
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現在利用可能ではない設定を変更します
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高速スタートアップを有効にする(推奨)のチェックを外す
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保存 → 再起動
2)USBの電源管理を見直す
デバイスマネージャーでUSB関連に対して、電源オフを許可する設定が効きすぎていることがあります。
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USBルートハブ等のプロパティ
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「電源の管理」タブ
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「電力の節約のために、このデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外す
※項目名や表示は環境で異なることがあります。
3)Bluetoothの省電力も確認する
Bluetoothマウスでスリープ復帰後に不調になる場合、Bluetoothアダプター側の電源管理が影響していることがあります。USBと同様に、電源管理設定を確認し、必要なら省電力を緩めて切り分けます。
マウスの故障かどうかを判断する基準
ここまでの手順を試しても改善しない場合、「故障かどうか」を判断し、次の行動(交換・修理・代替手段)へ移るのが合理的です。判断が曖昧だと、延々と再設定を繰り返し、作業が止まり続けてしまいます。
別のパソコンで試して切り分ける
最も強い判断材料は、別のPCで同じ症状が再現するかどうかです。
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別PCでも同じ
→ マウス本体(ボタン、基板、レシーバー)の故障が濃厚 -
別PCでは正常
→ 元のPC側(USB、Bluetooth、ドライバー、設定、OS不調)の可能性が濃厚
別PCが用意できない場合は、家族のPCや職場の予備端末など、短時間だけでも借りられれば切り分けが一気に進みます。どうしても無理なら「別のマウスを元のPCで試す」でも、同様の切り分けが可能です。
ボタン入れ替えで問題が移動するか確認する
専用ソフトがあるマウスでは、ボタン機能を入れ替えて症状の出方を見ることで、原因が「ソフト設定」か「物理ボタン」かを判断しやすくなります。
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入れ替えた結果、“効かない”が別ボタンへ移動
→ ソフト設定や割り当てが原因の可能性が高い -
入れ替えても、同じ物理ボタンだけがダメ
→ 物理不良(スイッチ劣化)の可能性が高い
専用ソフトがない場合でも、Windows側の左右入れ替え設定を使って切り分けられることがあります。例えば「左クリックだけダメ」なら、一時的に主ボタンを右にして改善するかを見れば、物理故障か設定・入力経路かの判断材料になります。
交換や修理を検討する目安
次のチェックに多く当てはまるほど、交換・修理を検討するタイミングです。
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別PCでも同症状が再現する
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クリックの感触が明らかに変(軽すぎる/引っかかる/戻りが遅い)
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清掃しても改善しない
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電池交換・再接続・再ペアリング・別ポートでも改善しない
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一時的に直ってもすぐ再発する
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保証期間内である(早めにサポートへ)
特に「勝手にダブルクリックになる」「押し込まないと反応しない」は、スイッチ劣化が疑われます。消耗品として割り切って交換した方が、作業効率の観点で得になることも少なくありません。保証が残っている場合は、購入証明(レシートや注文履歴)を確認し、先にメーカーサポートへ相談するのが無駄がありません。
マウスのクリック不良を再発させないコツ
一度直っても、同じ環境のままだと再発することがあります。再発防止は「掃除」「電池・接続の安定」「ソフト・ドライバーの管理」の3本柱で考えると整理しやすいです。
清掃と設置環境で起きる不具合を避ける
クリック不良の背景に、意外と多いのが物理的な汚れや環境要因です。
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ボタンの隙間のゴミ
ほこり、皮脂、食べカスなどがボタンの動きを阻害し、反応が鈍くなることがあります。エアダスターや綿棒で優しく清掃し、液体が内部に入らないよう注意します。 -
机やマウスパッドの状態
マウス本体のガタつきや、設置面の滑りが悪いと、クリック時にマウスが動いて意図した場所を押せず「効いていない」と感じることがあります。マウスパッドを変えるだけで改善する例もあります。 -
無線干渉の起きやすい配置
レシーバーがPC背面の奥にあり、周囲にケーブルや金属が密集していると不安定になりやすいです。配置を少し変えるだけで改善することがあります。
清掃は“やりすぎない”のも大切です。強い力でこすったり、液体を使ったりすると故障につながるため、乾いた清掃を基本にし、無理はしないのが安全です。
電池と接続の安定化で予防する
無線・Bluetoothは、電池と接続の安定が体感品質を左右します。
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電池は早めに交換する
「まだ動くから」と粘るほど不安定になりやすく、クリック不良に見える症状が出やすくなります。 -
USBレシーバーは直挿しを基本にする
ハブ経由が必要な場合は、電力供給が安定したハブを使い、接触が緩くなっていないかも定期的に確認します。 -
Bluetoothは不調の兆しが出たら再ペアリング
接続が不安定になったら、放置せずに削除→再追加を行うと、長期的に安定することがあります。
また、会議や締切前など「止まると困る場面」がある場合は、予備のマウス(安価なもので十分)を1つ用意しておくと、精神的にも運用的にも安心です。
ドライバーと周辺ソフトを最新に保つ
マウスのトラブルは、OS更新のタイミングや専用ソフト更新の後に起きることがあります。逆に、更新で改善することもあります。そこで、次の方針で管理すると安定しやすいです。
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OSアップデート後に不調が出たら、まずは再起動・再認識で切り分け
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専用ソフトを使っている場合、プロファイルや割り当てを定期的に見直す
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不調のときは、専用ソフトを一時停止(終了)して影響を確認する
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ドライバーを手動で大量に入れ替える前に、デバイスマネージャーの再検出など安全な手順から試す
「いつからおかしくなったか(更新後、スリープ後、席替え後など)」をメモしておくと、再発時にも原因を絞りやすくなります。
よくある質問
カーソルは動くのにクリックだけ効かないのはなぜ
カーソル移動とクリックは、同じマウスでも内部的には別の入力として扱われます。そのため、ボタンの物理故障、ボタン割り当ての変更、専用ソフトの設定、Windows側の入力処理の乱れなどで「動くのに押せない」が起こりえます。
対処としては、次の順番が効率的です。
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別アプリやデスクトップで反応するか確認(アプリ起因の切り分け)
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有線なら別USBポート、無線なら電池交換とレシーバー差し替え、Bluetoothなら再接続
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専用ソフトを終了して改善するか確認
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デバイスマネージャーで再認識(アンインストール→再起動含む)
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別PCで同症状が出るか確認(故障判断)
右クリックだけ反応しないときはどうする
右クリックだけ効かない場合は、設定・割り当てが原因の可能性が上がります。
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Windowsの「主に使用するボタン」が入れ替わっていないか確認
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専用ソフトで右クリックに別機能が割り当てられていないか確認
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ボタン割り当てを入れ替えられる機種なら、入れ替えて“効かない側が移動するか”を確認
移動するなら設定起因、移動しないなら物理故障の可能性が高くなります。
クリックが二重になるときはどうする
ダブルクリックが勝手に発生する場合、まずは設定を確認し、そのうえで物理劣化を疑います。
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ダブルクリック速度を標準に戻す
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別PCで再現するか確認
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清掃して改善するか確認
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再現が強い、改善しない場合はスイッチ劣化が濃厚
重要なのは「設定だけで解決するのか」「どのPCでも起きるのか」を早めに切り分けることです。どのPCでも再現するなら、修理や交換を検討する方が早い場合が多いです。
クリックできないときに買い替え前にやることは
買い替え前に、次のチェックだけは行うことをおすすめします。これだけで「実は故障ではなかった」を避けやすくなります。
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無線・Bluetooth:電池交換(または十分な充電)
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すべて:別USBポート、USBハブを外して直挿し
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Bluetooth:削除→再ペアリング
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専用ソフト:一時終了して改善するか確認
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Windows:デバイスマネージャーで再認識(アンインストール→再起動)
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最終確認:別PCで再現するか、別マウスを元PCで試す
ここまで試しても改善しないなら、時間をかけ続けるより、保証利用や交換に進んだ方が結果的に得になることが多いです。特に仕事で使う場合は、止まる時間そのものがコストになるため、判断を先延ばしにしないのがポイントです。