友人とマイクラを遊ぶ約束をしたのに、「サーバーって結局どう立てるのが正解なのか」で手が止まってしまうことがあります。
Realms、レンタルサーバー、VPS、自宅PC──選択肢が多いだけでなく、Java版と統合版で手順が別物になるため、記事を読み比べるほど混乱しやすいのが実情です。
本記事では、最初に「あなたはどの方法を選ぶべきか」を版別・目的別に整理し、そのうえで接続まで最短で到達する具体手順をまとめます。さらに、よくある失敗(バージョン違い、アドレスやポートのミス、参加制限設定、サーバー停止)をチェックリスト化し、つまずきを先回りで防ぎます。
「今日中に立てて、すぐ遊びたい」「できれば安定運用したい」「将来はプラグインやMODも試したい」──そんな悩みを、この記事だけで解決できるように構成しています。
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マイクラのサーバーはまずJava版と統合版で分けて考える
Java版と統合版の違いを先に確定させる理由
マイクラの「サーバーを立てる」という言葉は同じでも、Java版と統合版では前提となる仕組みが異なります。ここを曖昧にしたまま設定を始めると、途中で手順が噛み合わず、原因の切り分けも難しくなります。たとえば、Java版の解説で頻出する「サーバーソフト(jar)」「Paper」「プラグイン」「EULA」「ポート25565」は、統合版の基本ルートでは登場しません。一方、統合版で代表的なRealmsや、端末ごとのフレンド招待の導線は、Java版の記事だけを読んでも把握しづらい部分です。
まず行うべきは、次の2点の確認です。
自分と友人が遊ぶエディションが「Java版」なのか「統合版」なのか
参加する端末が何か(PC、Switch、PS、Xbox、スマホ、タブレットなど)
一般に、PCで「Minecraft: Java Edition」として購入し、MODやプラグインの話題が身近ならJava版である可能性が高いです。Switch/PS/Xbox/スマホを含めて一緒に遊ぶ場合は統合版である可能性が高くなります。Windows版でも統合版(Bedrock)を使っているケースがあるため、端末だけで決め打ちせず、起動画面や購入情報で確認すると確実です。
どの方法が向くかを版ごとに整理する
版の確認ができたら、次のように選択肢を整理すると迷いが減ります。
統合版:Realms、(統合版対応の)レンタル、(統合版対応の)専用サーバー、無料サーバー
Java版:レンタル、VPS、自宅PC、無料サーバー、公式サーバーソフト+派生(Paper等)
ここで重要なのは「やりたいこと」が何かです。友人と週末に少人数で遊びたいだけなら、運用の手間が少ない方法が向きます。逆に、MODやプラグインで遊び方を拡張したい、複数ワールドを管理したい、プレイヤーが増えても安定させたい場合は、自由度の高い方法が必要になります。以降の章で、目的別に整理していきます。
目的別に選ぶサーバーの立て方4選(Realms・レンタル・VPS・自宅PC)
選び方の軸は「手軽さ」「安定性」「自由度」「運用負荷」
サーバーの立て方は複数ありますが、選ぶ際の軸は大きく4つです。
手軽さ:申し込みから参加までの早さ、設定の少なさ
安定性:落ちにくさ、混雑時の強さ、回線品質
自由度:MOD/プラグイン、設定の細かさ、カスタマイズ性
運用負荷:バックアップ、更新、障害対応、セキュリティ管理の重さ
この4つは、すべてを同時に最大化しにくい関係にあります。たとえば、手軽さを重視するとRealmsやレンタルが候補になり、自由度を最大化するとVPSや自宅PCが候補になります。まずは「何を優先するか」を決め、優先順位が低い軸は割り切ると決断しやすくなります。
統合版で手軽に始めたいならRealms
統合版で、もっとも迷いにくい選択肢のひとつがRealmsです。理由は、サーバー作成・支払い・招待の導線がゲーム側に用意されており、外部の設定が少ないからです。難しいネットワーク設定やポート開放を避けられる点も、初心者にとって大きな利点です。
Realmsが向くケースは、次のような状況です。
統合版で、端末が混在している(Switch/スマホ/Windows等)
できるだけ短時間で始めたい
管理は最小限にして、遊ぶことを優先したい
MOD/プラグインの深い拡張は当面考えていない
注意点として、Realmsは「手軽さ」と引き換えに、自由度に制約が出やすい傾向があります。たとえば、細かなサーバーソフト選択や高度なカスタマイズは一般に行いにくく、人数やプランに応じた費用が発生します。また、参加者側のアカウント状態やフレンド導線など、ゲーム内の設定でつまずくこともあるため、招待・参加の手順はあらかじめ共有しておくとスムーズです。
初心者が最短で安定を取りたいならレンタルサーバー
「とにかく早く遊びたい」「ポート開放が不安」「落ちない環境がほしい」という場合、レンタルサーバーが最短ルートになりやすいです。レンタルは、サーバー本体(計算資源・回線・稼働)を事業者側が提供し、利用者は管理画面で設定する形式が一般的です。サーバーの起動・停止、バックアップ、バージョン変更などがボタン操作で行えることが多く、サーバー初心者が最初に選びやすい選択肢です。
レンタルが向くケースは次のとおりです。
友人2〜10人程度で、安定して遊びたい
ポート開放やルーター設定など、ネットワーク作業を避けたい
将来的に設定や拡張を少しずつ試したい
自宅PCを長時間稼働させたくない(電気代・騒音・家族の利用等)
注意点は、サービスごとに対応エディション(Java/統合)やサーバーソフトの選択肢が異なる点です。申し込み前に「自分が遊ぶ版」「導入したい拡張(プラグイン等)」「想定人数」を照らし合わせて選ぶ必要があります。また、費用は発生しますが、作業時間や失敗リスクを減らせるという意味で、結果としてコストパフォーマンスが良いケースも多いです。
Java版で自由度と安定を両立したいならVPS
VPSは、仮想専用サーバーを借りて自分で環境を構築する方式です。レンタルより自由度が高く、自宅PCより安定しやすい位置づけになりやすいです。OSの更新やファイアウォール設定、サーバーソフトの導入などを自分で行うため、一定の学習コストはありますが、その分「自分の思い通りに作れる」メリットが大きくなります。
VPSが向くケースは次のとおりです。
Java版で、プラグインや設定を柔軟に調整したい
参加者が増える可能性がある、または長期運用したい
サーバー運用の基礎(更新、バックアップ、ログ管理)を身につけたい
自宅の回線や機材に依存したくない
注意点として、自由度はメリットである一方、トラブル時に自力で対応する範囲が増えます。サーバーが落ちた、更新で動かなくなった、容量が足りない、権限設定を誤った、といったときに、原因を切り分ける力が必要になります。最初は「最小構成で動かす」「変更履歴を残す」「バックアップを定期化する」といった基本を押さえると、運用が安定します。
費用を抑えたいなら自宅PC(ただし条件つき)
自宅PCでの運用は、月額費用を抑えやすい反面、運用上の負担とリスクが増えやすい方法です。特に外部公開する場合、ポート開放やファイアウォール、公開IP、ルーター設定など、ネットワーク周りの作業が必要になります。設定を誤るとセキュリティ上の不安が増えるため、慎重な運用が求められます。
自宅PCが向くのは次のようなケースです。
ごく少人数で、短期間だけ試したい
同一LAN内(家の中)で遊ぶのが中心で、外部公開をしない
PCを長時間稼働させても問題がない(電源・回線・設置環境)
学習目的でサーバー構築を試したい
外部公開まで行う場合は、後述する「安全対策」を必ず実施し、公開範囲を限定することが重要です。不安がある場合は、レンタルやVPSへ切り替えたほうが安全に進められます。
レンタルサーバーで立てる手順(初心者の最短ルート)
1. Java版か統合版か、遊ぶバージョンを決める
レンタルサーバーを使う場合でも、最初に「エディション」と「バージョン」を確定させる必要があります。ここがズレると、接続時に「互換性がない」「バージョンが違う」といったエラーになりやすいからです。
確認のポイントは次のとおりです。
自分と友人がJava版か統合版か
今遊んでいるマイクラのバージョン(最新か、特定バージョン固定か)
追加したい要素(プラグイン、MOD、配布ワールド等)の対応バージョン
特にJava版では、プラグインやMODが特定バージョンでのみ安定することがあります。最初から欲張って複雑な環境にせず、まずは「みんなが確実に入れるバージョン」で作り、後から拡張するのが失敗しにくい進め方です。
また、友人が複数いる場合は「参加する人の版とバージョン」を簡単にヒアリングしておくと、後々の混乱が減ります。たとえば「Switch勢がいるなら統合版ルート」「Java版PC勢だけならJava版ルート」という判断ができるからです。
2. サーバーを作成して起動する
レンタルサーバーでは、一般に次の流れで作成します。
サービスに登録し、プラン(メモリやCPU、人数目安)を選ぶ
マイクラの種類(Java/統合)やテンプレートを選択する
サーバー名、バージョン、初期設定を指定して作成する
起動ボタンでサーバーを起動する
起動ログやステータスが「稼働中」になったことを確認する
ここでのコツは「最初は最小構成で動作確認する」ことです。いきなり難しい設定(細かな難易度調整、複数プラグイン同時導入、複雑な権限制御)を行うと、動かない原因が分からなくなりがちです。まずは初期設定のまま起動し、管理画面に表示されるサーバーアドレスで自分が入れることを確認してから、設定を増やしていきます。
プラン選択については、人数が少なくても、建築量が増えたり、常時稼働で負荷が上がると、余裕があるほど安定しやすくなります。ただし、最初から過剰に高いプランを選ぶ必要はありません。まずは人数目安に合うプランで始め、重くなったときに増強できるサービスを選ぶと合理的です。
3. サーバーアドレスを確認し、マイクラ側で追加する
レンタルサーバーを起動すると、管理画面に「サーバーアドレス(IPまたはドメイン)」と「ポート」が表示されることが一般的です。参加者にはこの情報を共有します。共有の際は、誤入力が多いので、コピー&ペーストできる形で渡すとトラブルが減ります。
Java版側の基本操作は次の流れです。
マインクラフト起動
「マルチプレイ」へ進む
「サーバーを追加」または「ダイレクト接続」
サーバーアドレスを入力
接続して入れるか確認
統合版側の基本操作は、端末やUIによって表記が多少異なりますが、概ね次の流れです。
「遊ぶ」→「サーバー」タブ
サーバー追加(アドレス、ポート)
追加したサーバーへ接続
ここで多いミスは、次のようなものです。
Java版に統合版用アドレスを入れる、またはその逆
アドレス末尾の空白や全角文字が混ざる
ポート番号の入力が必要なのに省略している、または不要なのに入れている
サーバーが起動していない状態で接続を試みる
対策としては、まず自分が接続できるかを確認し、その後に友人へ情報を共有するとスムーズです。友人が入れない場合も、サーバー側の不具合なのか、参加者側の入力ミスなのかを切り分けやすくなります。
4. 運用の最低限だけ決める(バックアップ・権限・参加制限)
サーバーが立った直後は、テンションが上がってすぐ遊び始めがちですが、最低限の運用ルールを先に決めると、後で揉めたり詰んだりするリスクが下がります。特に重要なのは「バックアップ」「権限」「参加制限」の3点です。
バックアップについては、最低でも次のどちらかを実施します。
サービス側の自動バックアップ機能を有効化する
定期的に手動バックアップを取り、世代管理する(例:日次で数世代残す)
バックアップがないと、誤ってワールドを消した、設定を壊した、荒らし被害を受けた、といったときに復旧ができません。小さな手間で大きな損失を防げるため、最初に設定しておく価値が高い項目です。
権限(OP)については、管理者権限を持つ人を最小限にし、必要な操作だけ委ねる形が安全です。たとえば、全員に管理権限を付与すると、コマンド操作や設定変更を誤って実行してしまうリスクが増えます。信頼できる1〜2名に限定し、残りは通常プレイヤーとして遊ぶ形が無難です。
参加制限については、身内サーバーの場合、次の方針が基本になります。
サーバーアドレスを不特定多数に公開しない
ホワイトリスト機能がある場合は有効化し、参加者だけを許可する
万一のため、荒らし対策の設定(ログ、権限、バックアップ)を整える
この3点を先に整えるだけで、サーバー運用は格段に安定します。
自宅PCやVPSで立てる手順(Java版で自由度を取る)
1. 目的に合うサーバーソフトを選ぶ(バニラ/Paper等)
Java版でサーバーを立てる場合、最初の分岐は「どのサーバーソフトを使うか」です。代表的な考え方は次のとおりです。
できるだけ公式に近い動作で良い:バニラ(公式サーバー)
プラグインを使って便利機能を追加したい:Spigot系(Paper等)
さらに調整を詰めたい:派生(Purpur等)
初心者がつまずきにくいのは「まずバニラで動作確認」→「必要に応じてPaperへ移行」という流れです。いきなりプラグインを大量に入れると、互換性の問題や設定ミスで起動しない原因が増えます。最初はシンプルに動かし、段階的に拡張してください。
また、導入したいプラグインがある場合は、事前に「対応バージョン」「依存関係(必要なライブラリ)」「競合しやすい設定」を確認します。サーバーはワールドデータを蓄積していくため、途中で大幅に環境を変えるほど、移行作業が重くなりやすいからです。
2. サーバー設定を行い、起動する
自宅PCでもVPSでも、Java版サーバーの基本的な起動手順は共通しています。概念として押さえるべきポイントは次のとおりです。
サーバーを実行するJava(JRE/JDK)環境が必要
サーバーソフト(jar)を配置し、初回起動で設定ファイルが生成される
EULA(利用規約)への同意が必要
server.propertiesなどで基本設定を行う
起動ログを確認して、正常起動かどうか判断する
特にEULA同意は、初回起動時につまずきやすい項目です。EULA同意が済んでいないと起動が止まるため、初回はログをよく確認し、指示に従って設定を整えます。
server.propertiesでは、難易度、ゲームモード、最大人数、オンラインモード、スポーン保護など多くの項目がありますが、最初からすべてを触る必要はありません。初期値のまま起動→接続確認→必要な項目だけ調整、という順序が安全です。
また、VPSではサーバーを常時稼働させる前提になることが多いため、次のような運用も意識すると安定します。
サーバーを止めるときは安全に停止する(強制終了を避ける)
メモリ不足やディスク不足の兆候がないか監視する
更新前にバックアップを取る
変更内容(設定やプラグイン)をメモしておく
運用は地味ですが、長く遊ぶほど効いてきます。
3. 外部公開するならポートとファイアウォールを整える
自宅PCやVPSで外部公開する場合、参加者がインターネット越しに接続できるよう、通信の入口を用意する必要があります。一般に「ポート」と「ファイアウォール」が関わります。
ポート:サーバーが待ち受ける番号(Java版は既定で25565が多い)
ファイアウォール:そのポートへの通信を許可する仕組み
ルーター設定(自宅PCの場合):外部からの通信を自宅内PCへ転送する設定
VPSの場合は、管理画面やOSのファイアウォールで許可設定を行う形が多く、自宅PCの場合はルーターのポート開放(ポートフォワード)が必要になることがあります。ここは設定を誤ると、接続できないだけでなく、不要な公開につながる可能性があります。そのため、公開するポートは最小限にし、アクセス範囲を身内に限定し、不要になったら閉じることが重要です。
また、回線の契約やプロバイダの仕様で、外部公開が難しい場合もあります。原因がネットワーク側にあると、サーバー設定だけでは解決しません。切り分けが難しい場合は、レンタルサーバーに切り替える判断が現実的です。
4. プラグインやMODは“動作条件の一致”が最重要
Java版の楽しみとして、プラグインやMODで遊びを拡張する方法があります。ただし、最も多い失敗は「条件の不一致」です。具体的には次の一致が必要です。
マイクラ本体のバージョン(例:1.xx)
サーバーソフトの種類(バニラ、Paper等)
プラグイン/MODの対応バージョン
クライアント側(参加者側)に必要な導入物の有無(MODは特に注意)
プラグインはサーバー側だけで完結するものが多い一方、MODは参加者側にも同じMODの導入が必要になるケースが多く、全員の環境を揃える負担が増えます。友人と気軽に遊ぶ目的なら、最初はプラグイン中心、またはバニラ中心で始め、慣れてからMODへ進むほうがトラブルを抑えやすいです。
導入は一度に大量に行わず、次のように段階を踏むと原因が追いやすくなります。
まずサーバー単体で起動確認
プラグイン/MODを1つ入れて起動確認
ログでエラーがないか確認
問題がなければ次の1つを追加
この積み重ねが、結果的に最短で安定した環境に到達します。
接続できないときの確認ポイントと安全対策
バージョンが一致しているか
接続トラブルで最初に確認すべきは、版とバージョンの一致です。サーバー側と参加者側が一致していない場合、正しいアドレスを入力しても入れません。次の順で確認すると整理しやすいです。
Java版/統合版が一致しているか
マイクラ本体のバージョンが一致しているか
サーバーソフトやMOD/プラグインの前提が一致しているか
友人が複数いる場合、誰か1人だけ入れないのか、全員が入れないのかで原因の見当が変わります。全員が入れないならサーバー側(起動状態、公開設定、アドレス共有ミス)を疑い、特定の人だけ入れないならその人の版やバージョン、入力ミス、ネットワーク制限を疑うと効率的です。
アドレスとポートは正しいか
次に確認すべきは、接続先情報の正確性です。アドレスは、1文字違うだけで別物になります。よくあるミスは次のとおりです。
似た文字の見間違い(lと1、Oと0など)
末尾に不要な記号や空白が混ざる
ポート番号の入力が必要なのに省略している
Java版と統合版で入力形式が異なるのに同じように入れている
対策としては、主催者が「コピペ用の文字列」を用意し、参加者にはそれを貼り付けてもらう形が確実です。可能なら、スクリーンショットでアドレス表記を共有し、入力ミスを防ぐのも有効です。
VPSや自宅PCの場合は、ファイアウォールやルーター設定の影響で、外部からの通信が遮断されていることがあります。サーバーが動いているのに入れない場合は、ポート許可が正しいか、公開IPが変わっていないかを確認してください。
参加制限(ホワイトリスト等)をかけていないか
サーバーを身内限定にするために、ホワイトリストや参加制限を有効にしている場合、許可されていないプレイヤーは接続できません。主催者側は、次の点を確認します。
ホワイトリストが有効か
参加者のユーザー名(Java版のID等)が正確に登録されているか
権限やBAN設定でブロックされていないか
統合版の場合、フレンドや招待周りの条件が満たされているか
特にユーザー名の入力は、大小文字やスペルミスで弾かれることがあります。参加者本人から正確な表記を受け取り、登録するのが安全です。
サーバーが起動状態か
基本に立ち返って、サーバーが起動しているかを確認します。レンタルの場合は、管理画面のステータスが「稼働中」になっているか、起動ログがエラーで止まっていないかを確認します。無料サーバーの場合は、一定時間で停止する、起動に待ちがある、といった仕様があるため、遊ぶ直前に起動する必要があります。
自宅PCやVPSの場合は、サーバープロセスが落ちていないか、ログに致命的なエラーが出ていないかを確認します。更新直後やプラグイン追加直後に落ちる場合、追加した変更が原因の可能性が高いため、一度元に戻して起動確認を行うと切り分けが進みます。
安全対策の最低限
最後に、安全対策です。サーバーは「ネットワーク上に公開するサービス」になり得るため、最低限の防御を行うことが重要です。特に自宅PCで外部公開する場合は、次の対策を強く推奨します。
不特定多数にサーバー情報を公開しない
参加者を限定する(ホワイトリストの活用など)
管理権限(OP)を必要最小限にする
定期バックアップを取る(復旧できる状態を作る)
使わないときは停止し、公開時間を短くする
ファイアウォールで不要な通信を閉じる
何か異常が起きたら、ログを確認し、早めに切り戻す
身内サーバーでも、アドレスがどこかに流出すれば第三者が接続を試みる可能性はゼロではありません。設定を固めるほど安心して遊べるため、最初に最低限を整え、必要に応じて強化していく方針が現実的です。