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同じ時間に4時に目が覚めるのはなぜ?原因チェックと再入眠の手順

「また4時だ……」。アラーム前なのに毎日同じ時間に目が覚めてしまうと、眠れないつらさ以上に、「このまま体が壊れるのでは」「何か病気なのでは」と不安が膨らみやすくなります。
実は、4時に固定される早朝覚醒には、体内時計の前倒しやストレスによる覚醒の条件づけ、いびき・胸やけ・頻尿などの身体要因が関わっていることが多く、原因を絞れれば打ち手もはっきりしてきます。

本記事では、まず5分のチェックであなたのタイプを切り分け、次に4時に起きた直後の再入眠手順を「やること/やらないこと」で具体的に整理します。さらに、2週間で整える改善プランと、迷いがちな受診の目安・相談先まで一気通貫でまとめました。今日の夜から、できることは必ずあります。焦りを減らし、眠りを取り戻すために、順番に確認していきましょう。

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目次

同じ時間に4時に目が覚めるときに最初に知っておきたいこと

毎日4時に目が覚めるのは珍しくないが、放置するとつらくなる

「ここ最近、毎日ほぼ同じ4時に目が覚める」「目が冴えて二度寝できない」。この状態が続くと、睡眠時間そのものが短くなるだけでなく、「また4時に起きるのでは」という不安が強くなって、眠りをさらに浅くしてしまうことがあります。

不眠は、寝つきだけが問題ではありません。途中で何度も目が覚める中途覚醒、早朝に目が覚めて眠れない早朝覚醒も不眠の典型です。そして不眠が続くと、眠れないことへの恐怖や緊張が増し、悪循環に入りやすいとされています。まずは「危険なサインがないか」を確認し、次に「自分がどのタイプに近いか」を切り分け、今日からの行動を決めていきましょう(この順番が、最短ルートです)。

先に安全確認:今すぐ相談したいサイン

次の項目がある場合は、睡眠の工夫よりも先に医療機関への相談を優先してください(夜間の覚醒が“結果”で、背景に治療が必要な原因が隠れていることがあります)。

  • 強い息苦しさ、窒息感、同居者から「呼吸が止まっている」と言われる

  • 運転中や会議中など、危険な状況で耐えがたい眠気がある

  • 胸の痛み、激しい動悸、強いめまいがある

  • 気分の落ち込みが強く、日常生活が回らない(希死念慮を含む)

  • 糖尿病治療中で、夜間に冷汗・震え・強い動悸がある(低血糖の可能性)

上に当てはまらない場合は、次の「切り分けチェック」に進んで大丈夫です。


同じ時間に4時に目が覚める原因を5分で切り分けるチェック

4時固定は「体内時計」「条件づけ」「身体要因」のどれかが多い

毎日ほぼ同じ時刻に目が覚めるとき、よくある柱は3つです。

  1. 体内時計(概日リズム)の前倒し:眠くなる時刻・起きる時刻が全体に早まっている

  2. ストレスによる過覚醒+条件づけ:4時に起きる体験が繰り返され、「4時=起きて不安になる」が学習される

  3. 身体要因:いびき・無呼吸、胸やけ(逆流)、頻尿、痛み、薬の影響などで明け方に起こされる

ここから先は「診断」ではなく、「自分の可能性を絞り込む」ためのチェックです。複数が重なることも多いので、当てはまるものに印をつけてください。

チェックA:体内時計が前倒しになっていないか

  • 21〜22時台に強い眠気が来て、そのまま寝落ちすることが増えた

  • 休日も同じように早く目が覚める(寝だめできない)

  • 夕方以降にうたた寝が増えた

  • 夜に強い光(明るい照明・スマホ)を浴びる一方、朝の光が少ない

  • 起床時刻が日によってバラついている(休日だけ極端に遅い等)

体内時計は光の影響を強く受けます。朝の光は「体内時計を合わせる」スイッチになり、夜の強い光は眠気を遅らせたり、リズムを乱す要因になります。睡眠ガイドでも、睡眠に関連する不調は生活習慣・嗜好品・睡眠環境の影響を受け、改善の土台として光環境が重要であることが示されています。

チェックB:ストレス反応と条件づけが強くなっていないか

  • 4時に起きた瞬間、「まただ」と焦る/イライラする

  • 時計を見てしまい、そこから眠れなくなる

  • 布団の中で仕事や家庭の問題を考え始める

  • 「眠らないと終わる」と自分を追い込む

  • 寝る前から「4時に起きたらどうしよう」と心配している

不眠が続くと「眠れないことへの恐怖」が生まれ、緊張が高まってさらに眠れなくなる悪循環に入りやすいとされています。これは意志の弱さではなく、脳が“危険を避ける”ために覚醒してしまう仕組みです。

チェックC:身体要因のサインがないか

  • いびきが大きい/息苦しい:睡眠時無呼吸の可能性

  • 胸やけ・咳・のどの違和感:逆流性食道炎などの可能性

  • 夜中のトイレが増えた:頻尿・水分・利尿飲料・前立腺等

  • 痛みで目が覚める:腰痛、肩痛、関節痛

  • 薬を飲み始めてから悪化:一部の薬は睡眠を浅くすることがあります

  • お酒で寝つきはいいが、明け方に起きる:アルコールは睡眠後半を乱しやすい

このチェックで「身体要因が濃い」場合は、睡眠テクニックだけで粘らず、症状に応じた相談先を選ぶことが近道です。


症状から原因候補と次の一手が分かる比較表

症状→原因候補→まずやること→相談先

4時覚醒とセットで起きること よくある原因候補 まずやること(今日から3日) 相談先の目安
大きないびき/息苦しさ/起床時の口の渇き/日中の強い眠気 睡眠時無呼吸など いびきの指摘・眠気の時間帯をメモ。飲酒での対処は避ける 睡眠外来、呼吸器、耳鼻科
胸やけ/酸っぱいものが上がる/咳やのど違和感で目が覚める 逆流性食道炎など 夕食を就寝3時間前までに。寝る前の脂っこい物・アルコールを控える 内科、消化器内科
2〜4時に冷汗・動悸・震えがある(糖尿病治療中など) 低血糖など 自己判断で薬調整しない。症状と食事・服薬を記録 主治医、内科
夜間トイレが毎晩ある/量が多い 頻尿、飲水、利尿飲料、前立腺等 夕方以降の水分・カフェイン・アルコールを見直す 泌尿器、内科
4時に起きて頭が回り続ける/時計確認で悪化 過覚醒+条件づけ 後述の「時計を見ない」「刺激制御」「20分判断」を実行 睡眠外来、心療内科
夕方から眠い/早寝が増えた/休日も早朝覚醒 体内時計の前倒し 起床時刻を固定+朝の光。夜の光を減らす 睡眠外来(必要時)

表を読んだら次にやること

  • 当てはまった行の「まずやること」を3日だけ試す

  • 改善が薄い/危険サインがある/日中支障が強い →「受診目安」へ


4時に起きた直後にやるべき再入眠の手順

ゴールは「寝ようと頑張らないで、眠気を待つ」こと

4時に目が覚めた直後、やってしまいがちな失敗は「眠ろうと力む」「時計を見る」「スマホで時間つぶし」です。これらは脳を覚醒させやすく、翌日以降の“固定化”を強めることがあります。

ここでは、今夜そのまま使える形で手順をまとめます。

ステップ1:起きた瞬間の3原則(30秒)

  • 時計を見ない(時刻確認が焦りを増やしやすい)

  • 強い光を避ける(照明・スマホ画面は特に避ける)

  • 体を冷やさない(寒さは覚醒の引き金になりやすい)

この「最初の30秒」で、再入眠の難易度が変わります。

ステップ2:OK/NG対比で覚える(表)

4時に起きたとき OK(眠気を戻す) NG(目が冴える)
時刻が気になる 時計を見ない/カバーする スマホで時刻確認→そのまま情報閲覧
眠れない焦り 「眠気が来たら寝る」と割り切る 「眠らなきゃ」と自分を追い込む
体の状態 呼吸を整える/力を抜く 明るい照明をつける/活動を始める
布団の中で長引く 次のステップ3へ移行 布団で1時間以上粘る

ステップ3:20分の考え方(刺激制御)で「一度離床」を判断

眠気がないまま布団にとどまるほど、「布団=眠れない場所」と脳が学習しやすくなります。そこで役に立つのが、不眠の認知行動療法(CBT-I)で重視される刺激制御の考え方です。

目安として、眠気が戻らない状態が続くなら、いったん布団を出ます。

  • 部屋は暗めのまま(最小限の灯り)

  • やることは単調(紙の本、静かな音、軽いストレッチなど)

  • 眠気が戻ったら布団へ戻る

  • 眠気が来ないなら、同じサイクルを繰り返す

「寝ようと頑張る」より、「眠気が来たときだけ布団にいる」を積み重ねたほうが、固定化を弱めやすいです。

ステップ4:再入眠を助ける“短い”リラックス(3分)

長い瞑想ができなくても大丈夫です。3分で十分です。

  • 吐く息を長めに(吸うより吐くを意識)

  • あご・肩・手の力を抜く(力んでいる箇所から緩める)

  • 目は閉じたまま(視覚刺激を減らす)

CBT-Iの実践マニュアルでも、筋弛緩などのリラクゼーションがセッションに含まれています。

やってはいけない行動チェックリスト

  • スマホで時刻を確認し、そのままSNSやニュースを見る

  • 布団の中で予定や不安を反芻し続ける

  • お酒で寝直そうとする(明け方覚醒を悪化させることがある)

  • 明るい照明をつけて活動モードに入る

  • 眠れないのに布団で粘り続ける


4時覚醒を固定化させない2週間の改善プラン

まず押さえる2本柱:体内時計と睡眠圧

改善の考え方は、ざっくり言うと次の2つです。

  • 体内時計(概日リズム):光と起床時刻で整う

  • 睡眠圧(眠気のたまり):活動量と昼寝、布団にいる時間で変わる

「4時に起きる」問題は、どちらか一方だけでなく、両方が少しずつ崩れて起きることが多いです。だからこそ、2週間という単位で“整える設計”をすると成功率が上がります。

起床時刻を固定する(就寝時刻より優先)

早く寝れば解決しそうに見えますが、早寝を強めると体内時計がさらに前倒しになり、結局4時に起きるまま…ということもあります。まずは、起床時刻を固定します。

  • 平日7:00に起きるなら、休日も±1時間以内

  • 4時に起きて眠れなくても、起床時刻を極端に前倒ししない

  • 日中がつらい日は、後述の「短い昼寝」で補う

朝の光と夜の光を“設計”する

睡眠ガイドでも、睡眠の不調は生活習慣や睡眠環境の見直しで改善し得ること、改善しない場合は睡眠障害が潜む可能性があることが示されています。
日常で取り入れやすい形にすると、次のようになります。

  • :起床後できるだけ早く明るい光(カーテンを開ける、ベランダ、散歩)

  • :就寝前は照明を落とし、スマホは短時間・暗め(できれば見ない)

  • 明け方:4時に起きても、強い光を浴びない(覚醒が強まるため)

昼寝・カフェイン・アルコール・運動を整える

  • 昼寝:するなら短時間に(長い昼寝は夜の眠りを削りやすい)

  • カフェイン:午後遅い時間は控える(体質差が大きい)

  • アルコール:寝つきは良くても睡眠後半が崩れやすい

  • 運動:日中の軽い運動はプラス。就寝直前の激しい運動は避ける

「4時に起きるから夜は早く寝る→夕方に眠い→夕方にうたた寝→夜に眠りが浅い」というループに入っている場合は、まず昼寝・夕方のうたた寝を整えるだけで改善が出ることもあります。

刺激制御と睡眠スケジュール(CBT-Iの核)を生活に落とす

CBT-I(不眠の認知行動療法)では、睡眠衛生、刺激制御、睡眠制限(睡眠スケジュール)などを組み合わせて不眠の維持要因を外していきます。実践マニュアルや患者向け資料でも、薬だけでなく認知行動療法が有効な治療選択肢として示されています。

ここでは、家庭で安全に取り入れやすい形に変換します。

  • 布団は“眠気があるときだけ”使う(眠れないときは一度離れる)

  • 布団で考え事をしない(考え事はメモに出して、朝に回す)

  • 布団にいる時間を伸ばしすぎない(長くいるほど眠れない時間が増えやすい)

※本格的な睡眠制限(就床時間の厳密調整)は、眠気が強い人や持病のある人は安全面の配慮が必要な場合があるため、必要なら専門家と一緒に行うほうが安心です。

2週間改善プラン(チェック付き)

期間 目標 やること できたらチェック
1〜3日目 現状把握 起床・就寝・4時覚醒・日中眠気をメモ(1分でOK)
4〜7日目 体内時計の土台 起床時刻固定+起床後の光+夜の照明を落とす
8〜10日目 条件づけを弱める 4時覚醒で時計を見ない+20分判断で一度離床
11〜14日目 睡眠圧を整える 夕方のうたた寝を避ける/昼寝は短く/日中活動を少し増やす

よくあるつまずき

  • 「1日で効果が出ない」と焦る → 4時覚醒は“学習”も関係するので、2週間で傾向を見る

  • 途中で崩れる → まず「起床固定」と「朝の光」だけは残す(優先順位を下げない)


更年期・加齢・生活パターン別に見直すポイント

更年期が疑われるとき(ほてり・寝汗・動悸)

ほてり、寝汗、動悸で目が覚める場合、ホルモン変動が睡眠に影響している可能性があります。この場合、睡眠テクニックだけでなく、日中の体温調整や医療相談(婦人科含む)で改善するケースもあります。「年齢のせい」で片づけず、症状として扱うのが近道です。

加齢で浅眠になりやすいとき

年齢とともに睡眠は浅くなり、明け方に目が覚めやすい傾向が出ます。ただし、日中に支障がないなら“許容できる範囲”のこともあります。逆に、日中の眠気や集中力低下が強い、いびきがある、夜間のトイレが増えたなどがある場合は、原因の見直しが必要です。

シフト勤務・時差・在宅で生活リズムが崩れたとき

起床時刻が日ごとに変わると、体内時計が安定しにくくなります。可能なら「次の休みの日でも起床時刻だけは近づける」「夜の光を下げる」を優先してください。生活上難しい場合は、無理に自己流で調整せず、睡眠外来で相談すると設計が早くなります。


受診の目安と、行くなら何科が近いか

3つのカードで判断する(今すぐ/2〜3週間/様子見)

今すぐ受診・相談

  • 息苦しさ・呼吸停止の指摘、危険な日中の眠気、胸痛・強い動悸、重い抑うつなど

2〜3週間続くなら相談

  • 4時覚醒が週3回以上

  • 日中の支障(眠気・集中力低下)が明確

  • いびき、胸やけ、頻尿、痛みなどの身体症状がセット

  • 家庭での対処(光・刺激制御・嗜好品調整)を試しても改善が薄い

様子見でもよいことが多い

  • たまに起きるが日中の支障がほぼない

  • 原因がはっきりしていて(飲酒・夜更かし等)、行動を戻すと改善する

e-ヘルスネットでも、不眠症は睡眠問題に加えて日中の不調が出る病気であり、原因に応じた対処が必要、家庭での対処で効果が出ないときは専門医に相談することが示されています。

相談先の目安

  • 睡眠外来:全体評価(無呼吸、体内時計、行動療法の相談など)

  • 心療内科・精神科:不安・抑うつ、強いストレス反応が中心のとき

  • 内科/呼吸器/耳鼻科:いびき・無呼吸疑い

  • 消化器内科:胸やけ・逆流症状

  • 泌尿器科:頻尿が中心

受診前にメモしておくと一気に進む項目

  • 就寝時刻/起床時刻(平日・休日)

  • 4時覚醒の頻度と、その後眠れたか

  • 日中の眠気が強い時間帯

  • いびき・胸やけ・頻尿・寝汗・動悸

  • カフェイン・飲酒・服薬状況


よくある質問:同じ時間に4時に目が覚める悩み

二度寝してもいい?

二度寝が悪いわけではありません。ただ、改善したい時期は起床時刻がぶれるほど体内時計が安定しにくくなります。できる範囲で起床時刻を固定し、どうしてもつらい日は短い昼寝で調整するほうが整いやすいです。

早寝すれば治る?

早寝が必要な人もいますが、早寝を強めるほど体内時計が前倒しになって、結局4時に起きるまま…ということもあります。まずは起床固定と光の調整、4時覚醒時の行動(刺激制御)で固定化を弱めるのが基本です。

市販薬やサプリで何とかしていい?

自己判断で“眠らせる”対処はおすすめできません。原因が無呼吸や逆流などの場合、根本が残ります。薬やサプリは持病薬との相互作用もあり得ます。使うなら医師・薬剤師に相談し、特に「息苦しさ・強い日中眠気・ふらつき」がある場合は先に受診を検討してください。

4時覚醒が続くと、将来の健康にも影響する?

睡眠不足や睡眠の不調は、心身の健康に幅広く関係します。睡眠ガイドでも、睡眠に関連する症状は生活習慣や睡眠環境の影響を受け、必要に応じて医療機関受診が推奨されています。まずは「日中の支障を減らす」ことを目標に、整え方を続けてください。


今日からの行動まとめ:最短でラクになる順番

  • 危険サインの確認(息苦しさ・危険な眠気・胸痛など)

  • 症状チェックでタイプを絞る(体内時計/条件づけ/身体要因)

  • 今夜の再入眠手順(時計を見ない・光を避ける・眠気がなければ一度離床)

  • 2週間プラン(起床固定+朝の光+夜の光+昼寝/嗜好品の調整)

  • 続くなら相談(2〜3週間、日中支障、身体症状がセットなら受診)


参考にした情報源