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講話と講演の違いは何か|意味・使い分け・案内文まで迷わない完全ガイド

学校行事や企業研修、地域イベントの案内文や式次第を作成する際に、「講話」と「講演」のどちらを使うべきかで手が止まった経験はないでしょうか。どちらも人前で話す場面に使われる言葉のため、感覚で選んでしまいがちですが、実は意味や使いどころには明確な違いがあります。

表記を誤ると、内容と名称がちぐはぐに見えたり、社内外から「なぜこの呼び方なのか」と確認が入ったりすることもあります。特に、公的な文書や社外向けの案内では、言葉選びひとつで企画全体の印象が左右されるため、慎重さが求められます。

本記事では、講話と講演の違いを辞書的な意味から丁寧に整理したうえで、どのような場面でどちらを選べばよいのかを具体的に解説します。さらに、学校・企業・地域活動といった場面別の使い分けや、案内文・式次第・依頼メールにそのまま使える考え方も紹介します。

「結局どちらが正解なのか」で迷わず、自信をもって言葉を選べるようになることを目指し、実務で役立つ判断軸を分かりやすくまとめています。講話と講演の使い分けに不安がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

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講話と講演の違いを辞書の意味から押さえる

案内文や式次第を作成していると、「講話」と「講演」のどちらを使うべきかで迷うことがあります。どちらも人前で話す場面に出てくるため、感覚で選んでしまうと、文書全体のトーンや目的とずれて見えたり、社内外の確認で差し戻しになったりすることもあります。

ここでは、まず言葉の核となる意味を押さえ、次に「どの要素が違いとして効くのか」を整理します。言葉選びに確信が持てると、依頼文や告知文の作成スピードも上がり、表記ゆれも防ぎやすくなります。

講話の意味は分かりやすく講義して聞かせること

「講話」は、ある題目について大勢の人に分かりやすく講義して聞かせるというニュアンスが強い言葉です。ここで重要なのは「講義」という要素が含まれている点です。講義という言葉が示すように、聞き手が理解しやすいように、説明の順序を整えたり、専門用語をかみ砕いたり、具体例を交えて納得できる形にしたりする意図が前面に出ます。

たとえば、次のような場面は「講話」と相性が良くなります。

  • ルールや手順、注意事項など「守るべきこと」を伝える

  • 生活指導、情報モラル、交通安全など「望ましい行動」を促す

  • 健康づくり、ハラスメント防止など「理解して実践してほしい」内容

  • 新任者や学生など、前提知識にばらつきがある参加者に向けた話

つまり講話は、聞いたあとに「何を理解し、どう行動すべきか」が比較的はっきりしているテーマで選ばれやすい言葉です。内容が優しい・易しいという意味ではありません。難しいテーマでも、聞き手の理解を第一に組み立てるなら「講話」の呼び名がしっくりきます。

一方で、講話という語は、学校行事や社内研修など「学びの枠」に置かれることが多く、やや公的で堅めの印象を持つ人もいます。案内文のトーンがカジュアルな場合は、後段で触れる「お話」などの中立表現にする選択肢もあります。

講演の意味は題目について多くの人に向けて話すこと

「講演」は、多くの人に向けてある題目について話すことを指す言葉です。講話と同様にテーマ性はありますが、講演は「分かりやすく教える」よりも、「題目に沿ってまとまった話をする」という性格が強く出ます。聞き手が学習者として受け身で理解を積み上げるというより、話し手の経験・見解・研究・提案などを聴き、視点や気づきを得る場面で使われやすい言葉です。

講演が自然になりやすいのは、次のような場面です。

  • 著名人・専門家・経営者などによるテーマトーク

  • 記念行事、周年イベント、公開講座など「特別感」がある企画

  • 体験談、研究の紹介、業界動向など「話し手の内容が中心」になる話

  • 一般募集や外部参加者が多く、「聴講イベント」として成立させたい場

講演という語には、一定のまとまりやスケール感があります。短時間でも講演は成立しますが、内容が「テーマに沿った一連の話」として組まれていることが前提になりやすい点が特徴です。逆に、ルール周知や注意喚起が中心で、参加者の理解確認や実践を目的とする場合は、講演より講話のほうが目的に合って見えることが多いでしょう。

違いは分かりやすさ重視か題目発表重視か

講話と講演の違いは、乱暴に言えば「教える寄り」か「語る寄り」か、という軸で整理できます。ただし、実務ではこの一言だけでは判断できないことが多いはずです。なぜなら、同じ内容でも次の条件で呼び名が変わり得るからです。

  • 参加者の立場(受講者か聴講者か)

  • 開催の目的(周知・啓発・習得か、気づき・視点提供か)

  • 企画の位置づけ(研修枠か、特別イベント枠か)

  • 求める成果(理解して行動してほしいのか、知見として持ち帰ってほしいのか)

たとえば、情報セキュリティのテーマでも、「全社員必須の受講」で行動ルールを徹底するなら講話が自然です。一方で、外部有識者を招いて最新の脅威動向を語ってもらい、意識を高める狙いが強いなら講演が自然になります。言葉の意味そのものより、企画設計の意図が呼び名に反映される、と考えると迷いが減ります。

このあと、判断を速くするために「3つの質問」に落とし込みます。どの部署でも使いやすい判断軸にしてありますので、表記を統一したい場合にも役立ちます。

講話と講演の使い分けは3つの質問で決まる

参加者は学ぶ目的か話を聴く目的か

最初の質問は「参加者は何をしに来るのか」です。ここがずれると、告知文の文章も不自然になり、当日の満足度にも影響します。

  • 学ぶ目的が中心:理解して守る、身につける、実践する

  • 話を聴く目的が中心:気づきを得る、視点を広げる、知見として持ち帰る

学ぶ目的が中心なら「講話」が合いやすいです。案内文に「周知」「啓発」「遵守」「理解促進」「受講必須」などの語が入るなら、講話寄りと考えると整合します。逆に、話を聴く目的が中心なら「講演」が合いやすいです。「特別企画」「公開」「記念」「講演会」「聴講」などが並ぶなら、講演のほうが自然です。

ただし、参加者が「学び」と「聴講」を同時に期待していることもあります。その場合は、次の質問(内容の作り)でより精度を上げます。

内容は説明中心か体験や主張中心か

二つ目の質問は、話の構造です。講話と講演の差が最も出やすいのは、ここです。

  • 説明中心:定義→理由→具体例→注意点→手順→まとめ、のように理解を支える構造

  • 体験や主張中心:経験談、問題提起、提案、研究紹介、業界の見立てなど「語り」の比重が高い構造

説明中心で、聞き手が「知らないことを理解する」設計なら講話がしっくりきます。たとえば、ハラスメント防止なら「何が該当するか」「相談ルート」「やってはいけない言動」など、理解と行動に直結する項目が主になります。

一方、体験や主張中心で「話し手の内容を聴く」設計なら講演がしっくりきます。キャリアのテーマでも、制度説明や研修としてのスキル習得が中心なら講話、経営者の経験や挑戦、働き方への提言が中心なら講演、といった具合です。

迷う場合は、当日配布する資料やスライドを想像してみてください。チェックリストや手順、定義の整理が多いなら講話寄り。ストーリーや示唆、提言が多いなら講演寄りです。

場の位置づけは研修寄りかイベント寄りか

三つ目の質問は、開催の「枠」です。同じ話でも、研修枠で実施するのか、イベント枠で実施するのかで、言葉の選び方が変わります。

  • 研修寄り:組織が学習機会として設計し、参加者に一定の受講意義がある

  • イベント寄り:参加者が「聴きたいから来る」性格が強く、企画としての特別感がある

研修寄りなら、講話や講義、研修、説明会などが馴染みます。イベント寄りなら、講演、講演会、特別講演、公開講座などが馴染みます。ここは「参加者の自由度」もヒントになります。参加が必須に近いほど研修寄りで講話が合いやすく、希望者参加で集客するほどイベント寄りで講演が合いやすいです。

また、社内行事でも周年や全社集会のように「イベント色」が強い場合は講演が自然になります。逆に社外向けでも、防災や健康など生活啓発の周知企画で「理解して備える」要素が強いなら、講話が自然になります。

迷ったときに安全な言い方

実務では、どうしても境界が曖昧な企画があります。複数の登壇者がいて一部は説明、一部は体験談、といった構成も珍しくありません。その場合は、無理に講話・講演を決めず、中立な表現に寄せるとトラブルを避けやすくなります。

  • 「〇〇についてお話いただきます」

  • 「〇〇に関するお話を伺います

  • 「〇〇についてご説明いただきます

  • 「〇〇をテーマにお話しいただきます

中立表現の利点は、次のとおりです。

  • 講話・講演の誤用指摘を受けにくい

  • 案内文の文章が柔らかくなり、参加ハードルを下げられる

  • 企画内容が一方向でなくても対応できる

特に社外講師への依頼では、相手が「講話」「講演」にこだわりを持つ場合もあります。相手の活動領域に合わせて呼称を調整する余地を残す意味でも、中立表現は有効です。

講話と講演を場面別に選ぶコツ

学校行事での講話と講演の選び方

学校行事は「学びの場」であるため、講話が多く使われます。ただし、すべてが講話でよいわけではありません。学校の中でも、目的によって適語が変わります。

講話が向く場面は、次のように「理解→行動」に結びつけたい内容です。

  • 交通安全教室、薬物乱用防止、ネットトラブル防止

  • 情報モラル、いじめ防止、SNSの使い方

  • 生活指導、健康管理、食育、睡眠や運動の指導

  • 防災の備え、避難行動の説明

これらは「分かりやすく説く」ことが中心になるため、講話という語が内容と一致します。式次第でも「講話」と書いて違和感が少ないでしょう。

講演が向く場面は、次のように「特別企画」として話を聴く性格が強い内容です。

  • 卒業・入学・創立記念のゲストトーク

  • 著名人やOB/OGによる体験談、進路や夢の話

  • 研究者や専門家によるテーマ講演(科学、文化、歴史など)

学校向けの案内文で迷ったときは、参加者(児童生徒・保護者)が「学習として受ける」のか、「聴講イベントとして楽しむ・学ぶ」のかを基準にすると決めやすいです。前者は講話、後者は講演が合いやすいです。

企業研修での講話と講演の選び方

企業では、講話という言葉が「社内研修の一部」として使われることが多く、特に総務・人事が主催する啓発系の枠で見かけます。企業での使い分けのコツは、「目的が遵守・周知・習得かどうか」です。

講話が向く場面は、次のような「理解して守る」要素が強い内容です。

  • コンプライアンス、個人情報保護、情報セキュリティ

  • ハラスメント防止、メンタルヘルス、健康経営

  • 安全衛生、労災防止、現場の注意喚起

  • 品質管理、業務手順の標準化、事故防止

案内文に「受講必須」「理解促進」「周知徹底」といった語が入るなら、講話と整合しやすくなります。講師の話を聴いたあと、参加者に求める行動が具体的であるほど、講話が自然です。

講演が向く場面は、次のような「視点提供」「特別企画」要素が強い内容です。

  • 周年行事、全社集会の特別企画、社内カンファレンス

  • 外部有識者による市場動向、テクノロジーの未来、業界トレンド

  • 著名人によるキャリア・挑戦・リーダーシップの話

企業の場合、講演と書くと「イベントとしての格」が出ます。社内のモチベーション向上や対外的な発信を意識する場面では講演が適します。一方で、同じテーマでも「研修の一環」として行うなら講話のほうが落ち着きます。

地域活動や公共イベントでの講話と講演の選び方

自治会や公共施設の企画では、参加者の年齢層や前提知識が多様になりやすく、内容も生活に直結しやすい傾向があります。そのため、分かりやすさを前面に出す講話がハマる場面が多いです。

講話が向く場面は、次のような生活啓発・備えの内容です。

  • 防災(備蓄、避難、ハザードマップの読み方)

  • 防犯(特殊詐欺対策、見守り、地域の安全)

  • 健康(生活習慣、フレイル予防、熱中症対策)

  • 消費者トラブル(契約、訪問販売、ネット詐欺)

これらは「今日からできる」「理解して備える」に直結するため、講話のニュアンスが合います。参加者に配布資料を用意する場合も多く、説明中心の構造になりやすい点でも講話が自然です。

講演が向く場面は、次のように公開イベントとして成立させたい内容です。

  • 記念イベント、文化祭、地域フェスでのゲスト登壇

  • 歴史・文化・観光など、テーマを深掘りする公開講座

  • 専門家の研究紹介や、著者による講演会

集客を重視する場合、講演会のほうが一般的に伝わりやすいことがあります。その場合は、本文で「分かりやすくお話します」「初めての方にも理解できる内容です」などと補うと、期待値の調整がしやすくなります。

宗教行事や道徳的テーマでの言い換え

宗教行事や道徳・倫理的なテーマでは、用語の選び方が場の雰囲気に大きく影響します。一般に、宗教行事では「法話」「説法」など固有の言葉が使われる場合がありますが、場を中立にしたい、幅広い参加者に向けたいといった意図があるなら、表現を工夫するのが無難です。

  • 宗教色を明確にするなら:法話、説法(行事の慣例に合わせる)

  • 中立性を保つなら:講演、お話、講座

  • 生活啓発に寄せるなら:講話(分かりやすく説く印象が合うことがある)

この領域では、言葉の意味だけでなく、参加者の受け取り方が大切になります。告知文が対象者を限定していない場合は、より中立な「お話」「講座」などを選ぶと安心です。

講話と講演に近い言葉との違いが一目で分かる比較表

講義と講話と講演の違い

「講義」「講話」「講演」は似ていますが、焦点が少しずつ異なります。講義は、体系的に教えるニュアンスが強く、授業や研修の形式として使われやすい言葉です。講話は、講義ほど硬く体系的でなくてもよく、聞き手に分かりやすく説くことに重心があります。講演は、話し手のテーマトークとしてまとまりを持たせる印象が強く、公開イベントに向きます。

実務での整理としては、次のように捉えると運用しやすくなります。

  • 講義:学習として体系的に教える(授業・講座の印象)

  • 講話:理解を助けるために分かりやすく説く(啓発・周知の印象)

  • 講演:題目についてまとまった話をする(イベント・聴講の印象)

同じ内容でも、講師がスライドで体系立てて教えるなら講義寄り、具体例中心で分かりやすく伝えるなら講話寄り、体験や見解を中心に語るなら講演寄り、という見立てができます。

研修とセミナーと講演会の違い

「研修」「セミナー」「講演会」は、開催の目的と参加者の関わり方が違います。

  • 研修:組織内での習得・訓練・周知が目的。参加が必須に近いことも多い

  • セミナー:学びの場だが、一般募集や交流要素が入り、質疑やワークがあることも多い

  • 講演会:テーマに沿った話を聴く会として成立。イベント性や特別感が出やすい

この違いを押さえると、「講話」と「講演」をどの枠に置くかも判断しやすくなります。研修の一部として実施するなら講話、講演会として集客するなら講演、と整合が取りやすいです。

スピーチと挨拶と講演の違い

「スピーチ」「挨拶」「講演」も混同しやすい領域です。見分けるポイントは、テーマ性とまとまりの強さです。

  • 挨拶:開会・閉会・祝辞など、儀礼的な役割が中心。目的は場を整えること

  • スピーチ:短い時間でメッセージを伝える。テーマはあっても、凝った構成は必須ではない

  • 講演:題目に沿って、ある程度まとまった話をする。聴衆がそのテーマを聴きに来る構図が強い

時間の長さだけで決まりませんが、一般的には講演のほうがテーマの深さや構成のまとまりが求められやすいです。式典での短い登壇でも、題目が明確で話がまとまっていれば「講演」として扱うことはあります。逆に、メッセージ中心で簡潔に伝えるならスピーチやご挨拶のほうが自然です。

比較表

呼び方主目的内容の傾向対象双方向性よくある場面
講話分かりやすく説いて理解を促す説明・周知・啓発、具体例が多い組織内や特定集団質疑が入ることもある学校指導、社内啓発、生活教育
講演題目について話し、視点や気づきを与える体験・見解・研究紹介、ストーリー性不特定多数も可一方向+質疑が多い講演会、記念行事、公開イベント
講義体系的に教える理論・手順・定義、順序立てた説明受講者形式によりあり得る授業、講座、研修
研修習得・訓練演習、ワーク、ロールプレイ組織内双方向になりやすい新人研修、管理職研修
セミナー学びと交流講義+質疑+実践一般募集も多い双方向が多い企業セミナー、勉強会
スピーチメッセージを短く伝える要点、感情、呼びかけ参加者一方向祝辞、開会挨拶、表彰

この表は、どの呼び方が「正しいか」を決めつけるものではありません。目的と場の設計に対して、最も整合が取れる言葉を選ぶための目安として使うのがコツです。文書の中で表記を統一したい場合は、まずこの表で軸を揃え、そのうえで案内文のトーンに合わせて調整すると失敗が減ります。

講話と講演を案内文で正しく書く例文集

タイトルの付け方の型

イベント名や告知タイトルは、参加者が一瞬で内容を理解できる形にするのが重要です。おすすめは「テーマ+形式」の型です。形式を先に置くか後に置くかは自由ですが、どちらかに統一すると見栄えが整います。

講話寄りのタイトル例(理解・周知を意識)

  • 「情報モラルに関する講話」

  • 「安全衛生講話」

  • 「ハラスメント防止に関する講話」

  • 「災害への備えを学ぶ講話」

講演寄りのタイトル例(聴講イベントを意識)

  • 「地域防災をテーマにした講演会」

  • 「キャリア形成に関する講演」

  • 「業界動向を知るための講演会」

  • 「挑戦を続ける力を学ぶ講演」

境界が曖昧なら、形式を外して中立化できます。

  • 「〇〇について学ぶお話」

  • 「〇〇に関するお話会」

  • 「〇〇をテーマにした講座」

「お話会」は柔らかい印象になりやすいので、公的文書で堅さが必要な場合は「お話」「講座」などに寄せるとバランスが取りやすいです。

式次第での表記例

式次第は文字数が限られ、表記の統一が特に求められます。迷いを減らすため、式次第では「短く」「形を揃える」ことがポイントです。

  • 「〇〇氏 講話」

  • 「〇〇氏 講演」

  • 「〇〇氏 特別講演」

題目を併記する場合は、次の形にすると読みやすいです。

  • 「〇〇氏 講話 題目:情報モラル」

  • 「〇〇氏 講演 題目:地域防災のこれから」

なお、題目と形式の位置を逆にする(題目→形式)と、式次第全体の見た目が崩れやすいので、どちらかに統一するのがおすすめです。

依頼メールの例文

件名:講話のご依頼(〇月〇日 社内研修)

〇〇株式会社 〇〇様
いつもお世話になっております。〇〇株式会社の〇〇でございます。

このたび弊社では、社員の〇〇に関する理解を深め、日々の行動に活かすことを目的として研修を実施することとなりました。つきましては、〇〇の基本事項と注意点について、分かりやすくご説明いただきたく、当日ご講話を賜れますと幸いです。

  • 日時:〇月〇日(〇)〇時〜〇時

  • 形式:対面(必要に応じてオンライン併用可)

  • 会場:〇〇

  • 想定参加者:〇〇名

  • ご講話いただきたい主な内容:

    • 〇〇の概要

    • よくある事例と注意点

    • 相談・報告の流れ(社内ルールに合わせて)

    • 質疑応答(〇分程度)

ご多忙の折誠に恐れ入りますが、ご検討のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

署名

講演として依頼する場合の調整ポイント
講演で依頼する場合は、「研修」「周知徹底」という語を減らし、「特別企画」「視点提供」「最新動向」など、講演らしい目的に寄せると整合が取れます。たとえば「社員の視野を広げ、今後の取り組みのヒントを得ることを目的として」といった言い方が合わせやすいです。

お礼状の例文

〇〇様
先日はご多忙のところ、弊社〇〇にて貴重なお話を賜り、誠にありがとうございました。

分かりやすいご説明と具体例により、参加者一同、理解を深めることができました。いただいた内容を踏まえ、社内の取り組みを一層進めてまいります。

末筆ながら、〇〇様のますますのご健勝とご発展をお祈り申し上げます。

署名

※講演のお礼状であれば、「視点を得られた」「大変示唆に富んだ内容であった」など、気づきや学びを強調すると自然です。

よくある誤用と避け方

誤用で多いのは「呼称と企画の中身がずれる」ケースです。言葉そのものが間違いというより、読者(参加者)が受け取る印象と実態が噛み合わない状態が問題になります。

よくあるズレの例と対策

  • タイトルは「講演会」なのに、本文が「受講必須の研修です」

    • 対策:研修なら「講話」「研修会」「説明会」に寄せる

    • どうしても講演会としたいなら、本文から「必須」「受講」を減らし、参加意義を「聴講」に寄せる

  • 「特別講演」と書いているのに、内容が社内ルールの周知中心

    • 対策:「講話」「説明会」「周知会」へ変更するか、内容を特別企画として再設計する

  • 「講話」と書いているのに、内容が著名人の体験談中心でイベント色が強い

    • 対策:「講演」「講演会」に寄せ、参加者の期待(聴講イベント)に合わせる

表記ゆれ防止の小技
複数の文書(社内告知、申込フォーム、式次第、当日スライド)を作ると、表記が揺れやすくなります。先に「呼称を一つ決めて、全媒体で統一する」運用にすると、確認コストが下がります。迷うなら中立の「お話」を採用し、形式語を使わない統一も有効です。

講話と講演でよくある質問

講話会と講演会はどう違うか

「講演会」は一般に広く使われ、募集チラシや公共イベントでも見かけやすい言葉です。一方、「講話会」は日常ではやや見かけにくく、学校や特定の団体内で使われる印象が強いかもしれません。

ただし、言葉の自然さだけで選ぶと、内容の目的と合わなくなることがあります。内容が「分かりやすく説く」「理解して実践につなげる」性格が強いなら、講話を選ぶ合理性があります。逆に、聴講イベントとして打ち出したい、特別企画として集客したいなら、講演会が分かりやすいです。

運用のコツは、「タイトルは講演会で集客し、本文で分かりやすさを補う」か、「全体を講話として学習企画に寄せる」かを先に決めることです。中途半端に混ぜると、参加者の期待値がずれやすくなります。

講師紹介文での安全な表現は

講師紹介文は、形式語を無理に入れなくても丁寧に仕上げられます。特に迷いやすい場合は、次の表現が安全です。

  • 「〇〇についてお話しいただきます」

  • 「〇〇に関するお話を伺います」

  • 「〇〇について分かりやすくご説明いただきます」

  • 「〇〇をテーマにお話しいただき、理解を深めます」

この書き方なら、講話・講演のどちらに分類されても大きく外れません。社外講師が「講演として活動している」「講話として実施している」など、こだわりを持っている場合にも調整がしやすいです。

短時間ならスピーチになるのか

短時間=スピーチ、長時間=講演、と単純に分けるのは危険です。時間の長短よりも、「題目に沿ったまとまりがあるか」「構成があるか」「聞き手がそのテーマを聴きに来る形になっているか」が重要です。

  • 5〜10分でも、題目が明確で構成があるなら「講演」と呼べることがあります

  • 20分以上でも、開会の挨拶やメッセージ中心であれば「挨拶」「スピーチ」のほうが自然です

式典では「祝辞」「ご挨拶」といった儀礼の言葉が優先されることもあります。形式を誤ると違和感が出るので、式典の慣例に合わせることも大切です。

社内向けは講話、社外向けは講演でよいか

目安としては使えますが、万能ではありません。社内向けでも、周年行事や全社集会の特別企画として外部ゲストが登壇するなら講演が自然です。逆に社外向けでも、防災や健康などの啓発企画で「理解して備える」要素が強いなら講話が自然です。

最終的には、次の3点で判断すると安定します。

  • 参加者は学ぶ目的か、話を聴く目的か

  • 内容は説明中心か、体験や主張中心か

  • 場の位置づけは研修寄りか、イベント寄りか

この3点が一致していれば、講話・講演の選択で大きく外しにくくなります。

また、社内ルールとして「研修系=講話」「イベント系=講演」のようにガイドライン化しておくと、担当者が変わっても表記がぶれにくくなります。迷う余地を減らすことが、運用上の大きなメリットになります。