高齢のご家族の携帯電話について、「通話だけできればいいのに、料金が高い」「スマホは難しそうで心配」「機種変更と言われたけれど何から確認すればいいのか分からない」と悩んでいないでしょうか。通話中心の携帯選びは、安さだけで決めると“つながらない”“操作できない”“手続きが進まない”といった失敗につながりやすい一方、押さえる順番さえ間違えなければ、本人が迷わず使えて、家族も安心できる形に整えられます。
本記事では、通話のみ用途でまず確認すべき3G終了や対応端末の見分け方から、4Gケータイ・かんたんスマホ・スマホの通話専用化の選び分け、通話量に応じたかけ放題の要否、番号そのまま乗り換え手順、迷惑電話対策のチェックリストまで、家族目線で分かりやすく解説します。読み終えたときに「これなら大丈夫」と判断でき、すぐに行動へ移せるように整理しました。
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高齢者の通話のみ携帯を選ぶ前に押さえるポイント
高齢者の携帯電話を「通話のみ」で選ぶ場合、最初にやるべきことは“機種の人気ランキングを見ること”ではありません。通話が途切れないこと、本人が迷わず使えること、家族が運用を支えられること。この3つを満たす順番で確認していくと、失敗が大きく減ります。
特に近年は、3Gサービス終了の影響で「今まで普通に使えていた携帯が急に使えなくなる」「機種変更の案内が届いたが何をすればよいか分からない」といった状況が起きやすくなっています。また、通話だけのつもりでも、迷惑電話対策や家族のサポートのために最低限のデータ通信があるほうが楽なケースもあります。
ここでは、家族側が判断しやすいように、通話のみ携帯の選び方を“確認の順番”に沿って整理していきます。
通話だけならデータは最小でよいが例外がある
「通話のみ」と聞くと、データ通信は一切いらないと考えがちです。実際、本人が電話帳から発信し、着信に出るだけなら、データ容量を最小化して料金を抑えやすくなります。
ただし、次のようなケースでは“完全な通話のみ”にしないほうが、結果的に安心で、手間も減ります。
家族が遠隔サポートをする可能性がある
たとえば「操作方法を動画で見せる」「設定を確認する」「トラブル時に画面写真を送ってもらう」など、少しでもやり取りがあるなら、最低限のデータ通信があるほうが円滑です。迷惑電話対策やセキュリティ維持のために更新が必要
端末によってはソフトウェア更新が定期的に入ります。更新自体はWi-Fiでも可能ですが、本人がWi-Fi環境にいない、設定が難しい場合は、最低限のデータがあるほうが現実的です。万一のときに地図・連絡手段が役立つ
迷子になった、通院先から帰れない、緊急時に位置情報や連絡が必要、といった場面が起きると、通話だけでは不安が残ることがあります。
一方で、本人が「電話以外の表示が出ると混乱する」「余計な機能は怖い」というタイプなら、端末も料金も通話中心に割り切るほうが成功しやすいです。重要なのは、データの有無そのものよりも、本人の不安を増やさない運用になっているかです。
3G終了で使えない携帯が出るため最初に確認する
通話のみ携帯選びで、最初に確認したいのが「その端末・その回線が今後も通話できるか」です。なぜなら、3Gサービス終了の影響で、端末によっては通話そのものができなくなるからです。
この確認を飛ばしてしまうと、次のような失敗が起きます。
端末を買い替えたのに、回線や通話方式が合わず通話できない
「ガラケーなら簡単」と思って選んだら、実は3G端末で期限が迫っていた
機種変更の手続きが必要なのに、本人が準備できず直前で焦る
確認のポイントは大きく2つです。
4G(LTE)に対応しているか
音声通話方式(VoLTEなど)に対応しているか
難しく感じる場合は、次の現実的な方法が確実です。
契約中の会社(キャリア、サブブランド、格安SIM)のサポートに連絡し、
「この端末は今後も通話できますか」を端末名・型番で確認するショップに持ち込み、端末の対応可否を見てもらう(本人が難しければ家族が代理で持参)
また、ドコモの3G(FOMA)終了のように、明確な期限が案内されているケースもあります。期限が見えている場合は、早めに動くほど安心です。高齢者本人にとって「電話がつながらない」は生活の不安に直結するため、ここは最優先で押さえます。
通話の頻度と長さで最適解が変わる
通話中心の携帯は、通話量が少なければ少ないほど料金を抑えやすい一方で、通話が多い人は“オプションを付けたほうが安い”こともあります。そこで、判断を簡単にするために、通話の使い方を次の3つに分けて考えると整理しやすくなります。
受電中心:自分からほとんどかけない。かかってきた電話に出るのが主
短時間の発信が多い:病院、家族、施設などに「用件だけ数分」かけることが多い
長電話がある:10分以上の会話をすることがある(友人・親族など)
この分類ができると、次の判断が一気に楽になります。
かけ放題は必要か
5分かけ放題で足りるか、無制限が必要か
“最安”を狙うか、“サポート込み”で安心を取るか
通話の傾向が分からない場合は、過去1か月の通話履歴や、本人への聞き取りで「誰に、どれくらいかけるか」をざっくり把握するだけでも十分です。完璧な集計は不要で、長電話があるかどうかが分かれば大半の判断はできます。
高齢者の携帯電話はどれが良いか 端末タイプ別の比較
通話のみ用途の端末は、結局のところ「本人が迷わず使えるか」がすべてです。機能が多いことは必ずしもメリットではなく、誤操作の不安やストレスにつながることがあります。
ここでは、選択肢を次の3つに絞って比較します。
4Gケータイ(いわゆるガラホ)
かんたんスマホ(シニア向けスマホ)
一般的なスマホを通話専用に整える
それぞれの長所短所を理解すると、「店で勧められたから」「周りが使っているから」という理由ではなく、本人にとっての最適解に寄せられます。
4Gケータイ(ガラホ)が向く人
4Gケータイは、通話のみ用途で最も失敗が少ない選択肢になりやすいです。理由は明確で、操作が“電話に特化”しているからです。
向いているのは次のような方です。
二つ折りの携帯に慣れていて、テンキーでの入力が安心
タッチ操作が苦手、または怖い
画面を見続けるのが疲れる
充電の頻度を減らしたい(電池持ちを重視したい)
通話とSMS程度で十分
4Gケータイを選ぶときのチェックポイントは、購入前にここだけは押さえてください。
通話ボタンが押しやすいか(押した感覚が分かるか)
文字サイズを大きくできるか
着信音量を大きくできるか
電話帳登録がやりやすいか(家族が代行しやすいか)
緊急連絡の導線があるか(ワンタッチ発信など)
注意点は、「見た目がガラケーでも、中身が3G端末のまま」というケースが過去にあったことです。今購入する場合は基本的に4G対応が主流ですが、中古端末や手持ち端末の継続利用では混ざりやすいので、4G対応・通話方式対応を必ず確認します。
かんたんスマホが向く人
かんたんスマホは、「通話が中心だが、少しだけ便利さを足したい」人に向きます。端末側で文字サイズ、見やすいホーム画面、簡単な操作導線などが用意されているため、一般的なスマホよりも高齢者の心理的負担が小さくなりやすいです。
向いているのは次のようなケースです。
電話だけでなく、家族と短いメッセージや写真の共有も少ししたい
画面が大きいほうが見やすい(小さい画面だと疲れる)
迷惑電話対策や見守り機能など、安全面を強めたい
店頭でサポートを受けながら使い方を覚えたい
一方で、かんたんスマホにもつまずきポイントはあります。
タップ操作に慣れるまで時間がかかる
通知が多いと混乱する(不要な通知を減らす設定が重要)
充電の頻度が増える場合がある(電池の持ちは端末により差がある)
かんたんスマホで成功させるコツは、最初に「使うものだけを前に出す」ことです。電話、連絡先、必要ならカメラ程度に絞り、余計なアプリや通知は極力減らします。本人が“怖がらずに触れる状態”を作ると定着しやすくなります。
スマホを通話専用にする選択肢
「家にスマホが余っている」「本人がすでにスマホに慣れている」「家族が設定を全部整えられる」場合は、一般的なスマホを通話専用に仕立てる方法も現実的です。
この選択肢のメリットは、環境に合わせてカスタマイズできる点です。
大きい文字・大きいアイコンにできる
迷惑電話対策の方法が増える
必要なら家族がアプリで見守り・連絡を強化できる
ただし、自由度が高い分、設計を誤ると失敗します。次のような状態は避けたいところです。
画面に情報が多く、本人が何を押せばいいか分からない
通知が頻繁に出て怖くなる
設定が複雑で、トラブル時に家族しか直せない
通話専用化でやっておくと効果が大きい設定は次のとおりです。
ホーム画面の最上段に「電話」「連絡先」を固定する
連絡先を“家族・病院・緊急”などに整理し、よく使う相手を上位に置く
通知を最小化する(不要なアプリ通知は切る)
画面ロックを簡単にする(ただし紛失時のリスクと相談)
着信音量を大きくし、バイブや着信ランプも活用する
家族が定期的に触れる環境があるなら、スマホ通話専用化は強い選択肢になります。逆に「家族が設定できない」「本人が少しでも混乱しそう」なら、4Gケータイやかんたんスマホのほうが安心です。
高齢者の通話のみプランを決める 手数料を減らす考え方
通話のみの料金設計は、ポイントを外さなければシンプルです。混乱しやすいのは「どの会社が一番安いか」を先に探してしまうことです。実際には、会社選びよりも先に“通話量”と“サポートの必要性”を決めるほうが、失敗が減ります。
ここでは、通話中心の料金を最適化するための考え方を、分岐できる形で整理します。
通話量で決める かけ放題が必要かの目安
かけ放題は便利ですが、全員に必要ではありません。通話が少ない人が付けると無駄になり、通話が多い人が付けないと予想外に高くなります。
判断の目安を、行動に落とせる形にします。
受電中心
発信がほとんどないなら、かけ放題は不要になりやすいです。留守電や着信通知など、安心のためのオプションだけ検討し、月額を抑える方向が合います。短時間の発信が多い
「用件だけ伝える」電話が多いなら、5分程度の短時間かけ放題が相性がよい傾向があります。少し超えるだけで割高になることがあるので、5分を超える通話がどれくらいあるかは見ておきたいところです。長電話がある
10分以上が頻繁なら、無制限のかけ放題を検討したほうが安心です。相手が固定電話か携帯か、どんな番号にかけるかも影響します。
次の表のように考えると、判断が早くなります。
| 通話の傾向 | 料金設計の方向性 | 家族が確認したいこと |
|---|---|---|
| 受電中心 | 最小維持費+必要時のみ通話料 | 発信は月にどれくらいあるか |
| 短時間発信が多い | 5分かけ放題など短時間向け | 5分超の通話が頻繁か |
| 長電話がある | 無制限かけ放題 | 対象外番号にかける用事が多いか |
ここで大切なのは、“最安”よりも“予測できる”ことです。高齢者本人が「今月はいくらになったの?」と不安になることを避けたい場合、多少高くても月額が固定化される設計のほうが安心につながることがあります。
60歳以上の通話割引や通話トッピングの使いどころ
高齢者向けの施策は、主に次の2タイプがあります。
通話オプションの割引(年齢条件)
必要なときだけ追加できる通話トッピング(柔軟性重視)
通話オプション割引は、「通話がそれなりにある」「月額が固定のほうが安心」「店頭サポートも欲しい」といった場合に向きます。年齢条件がある分、一般向けより条件が良くなることがあります。
通話トッピングは、「普段はほとんど通話しないが、特定の月だけ増える」「固定費を極限まで抑えたい」といった場合に相性がよいです。使う月だけ追加できれば、無駄が減ります。
ただし、いずれも重要なのは条件です。割引・キャンペーン・トッピングは、以下のような条件が付くことがあります。
申込が必要(自動適用ではない)
対象プランが限定される
家族割や他の割引との併用条件がある
適用期間や終了時期がある
高齢者本人が条件管理をするのは現実的ではないので、家族側が「いつでも見返せるメモ」を作っておくと安心です。
契約した会社名
プラン名
通話オプション名
割引の条件(年齢、申込の有無)
月額の目安
変更する場合の窓口(店頭かオンラインか)
このメモがあるだけで、次の機種変更やトラブル時の負担が大きく下がります。
通話の対象外番号に注意する
通話オプションを付けたのに「思ったより請求が増えた」というケースで多い原因の一つが、対象外番号です。たとえば、問い合わせ窓口や予約センターなどで、特定の番号体系が使われていることがあります。
ここで押さえるべき考え方は次のとおりです。
かけ放題や無料通話には、対象外の通話が設定されることがある
対象外番号に頻繁にかける人は、想定より費用が増える可能性がある
高齢者本人は「どの番号が対象外か」を意識しにくい
対策としては、次の手順が現実的です。
本人がよく電話する先を洗い出す(病院、施設、保険、役所など)
その番号が、一般的な固定電話・携帯電話か、特殊な窓口番号かを確認する
契約予定の通話オプションの注意事項を見て、対象外の可能性があるか確認する
ここを押さえておくと、「かけ放題にしたのに高い」という不満が起きにくくなります。特に“病院の予約センターに頻繁にかける”など、日常に組み込まれている通話がある場合は、事前確認の価値が高いです。
高齢者が携帯電話を通話のみで使うための乗り換え手順
通話のみ用途は、実は「手続き」と「初期設定」で成否が決まります。端末や料金が正しくても、連絡先が入っていない、音量が小さい、留守電が使えない、といった状態だと結局使われなくなります。
ここでは、家族が主導しても手戻りしにくい手順を、準備→選択→設定の順で整理します。
番号そのままにする準備物チェック
まず、番号を変えない(電話番号そのまま)前提で進めると、高齢者本人が混乱しにくくなります。準備物が揃っていないと、その場で手続きが止まることがあるため、先にチェックリストで固めます。
本人確認書類(有効期限内のもの)
契約名義の確認(本人名義か、家族名義か)
暗証番号や重要なパスコード(契約時に設定したもの)
現在の契約会社、料金プラン、オプションの情報
現在の端末(持参できるなら持参)
電話帳(移行元がある場合は可能な範囲で控える)
緊急連絡先(家族、施設、かかりつけ医など)
さらに、本人が来店できない可能性がある場合は、事前に次の点を把握しておくと安心です。
代理手続きが可能か
委任状が必要か
追加で必要な書類はあるか
この確認を「店舗に行ってから」すると、再来店が必要になりやすいです。高齢者本人の負担を減らすためにも、事前確認が重要です。
店頭サポートとオンラインの使い分け
通話のみだからといって、オンラインが必ず最適とは限りません。高齢者向けは、手続きや初期設定のサポートが価値になる場合が多いからです。
判断の基準を、家族側の状況も含めて整理します。
店頭サポートが向くケース
本人が新しい操作に強い不安を持っている
家族が遠方で、設定のために訪問できない
“その場で使える状態”にして渡したい
端末の操作説明を受けながら進めたい
オンライン手続きが向くケース
家族が設定・開通作業を代行できる
SIMの差し替えや初期設定に抵抗がない
固定費を下げることを最優先したい
トラブル時の対応窓口を事前に用意できる
どちらを選ぶにしても、共通して大事なのは「渡す前に通話テストをする」ことです。開通したつもりで渡し、後日「電話ができない」と分かると、本人の不安が一気に増えます。
初期設定で最低限やること
通話のみ用途の初期設定は、やることを絞るほど成功します。ここでは“最低限で効果が大きい”項目だけに絞ってチェックリスト化します。
音量関連
着信音量を大きめにする
通話中の音量を確認する(耳に当てたときに聞こえるか)
バイブの有無を本人の好みに合わせる
連絡先関連
家族、緊急、病院、施設などの連絡先を登録
よくかける相手を上位に置く(短縮ダイヤルが使えるなら設定)
電話帳の表示名を分かりやすくする(例:息子 太郎、病院 予約)
留守電・着信関連
留守番電話を使う場合は設定し、実際に録音・再生を試す
着信履歴の見方を一緒に確認する
運用関連
充電場所を固定する(“置く場所”を決める)
充電のタイミングを決める(毎晩、朝など)
端末の持ち歩き場所を決める(家の中で迷子になりやすい場合)
最後に、家族の電話に「かける→話す→切る」「かかってきた電話に出る」を一緒に練習し、本人が“できた”感覚を持てるようにします。ここまでやると、通話のみ携帯は日常に定着しやすくなります。
高齢者の通話トラブルと迷惑電話対策
通話中心の携帯で起きやすいトラブルは、「聞こえない」「着信に気づかない」「つながらない」といった基本的なものです。そしてもう一つ、近年は迷惑電話や詐欺への不安が大きくなっています。
この章では、トラブルを“原因別”に切り分け、家族がすぐ対処できる形に整理します。
聞こえない つながらない 着信に気づかないの対処
まず、「聞こえない」は次の順で切り分けると解決が早いです。
端末の音量設定
通話音量と着信音量は別の場合があります。どちらも確認します。端末の物理状態
スピーカー穴の汚れ、ケースで塞がれていないか、イヤホンモードになっていないかを確認します。周囲環境
テレビ音、換気扇、屋外の騒音があると聞こえづらくなります。通話場所を変えるだけで改善することがあります。聴力や補聴器との相性
補聴器使用者はハウリングや相性があります。通話用の方法(スピーカー通話、イヤホン使用など)を検討します。
次に、「つながらない」は次の切り分けが有効です。
圏外になりやすい場所か(自宅内で特定の部屋だけ弱い等)
端末が古く、回線方式の終了の影響を受けていないか
SIMの接触不良や端末不調がないか
「着信に気づかない」は、意外と“運用”で改善します。
端末の置き場所を固定する(遠くに置くと気づきにくい)
着信音量を上げる
バイブや着信ランプを活用する
家族は「コールを長めに鳴らす」ルールにする(短いと気づけない)
高齢者本人は「気づけなかったこと」を責められると自信を失います。仕組みで改善できる部分は、設定と運用で先回りするほうが安心です。
迷惑電話 詐欺を減らす設定チェックリスト
迷惑電話対策は、完璧を狙うよりも、遭遇したときに“被害につながらない流れ”を作ることが重要です。高齢者本人の心理として、電話は「出なければ失礼」「急いで対応しなければいけない」と感じやすいため、ルール化が効果的です。
設定・運用のチェックリストをまとめます。
運用ルール
電話帳にない番号は、原則出ない(留守電を確認してから折り返す)
「お金」「口座」「暗証番号」が出たら、その場で切って家族に連絡する
役所や金融機関を名乗っても、こちらから公式窓口にかけ直す
端末設定
非通知拒否が使えるなら設定する
着信拒否(迷惑番号のブロック)が使えるなら、家族が登録を手伝う
留守番電話を有効にし、メッセージを残させる
家族の支援
定期的に着信履歴を一緒に確認する(必要なら写真で共有)
不審な番号が続く場合、家族側で拒否設定を整える
重要な連絡先(病院、施設等)を電話帳に登録し、本人が安心して“登録外は出ない”運用にできるようにする
この“登録外は出ない”は、強力ですが、重要な連絡を取りこぼす不安もあります。そこで、本人が安心できるように、病院や施設の番号を先に登録しておくことが大切です。
家族ができる見守りと連絡ルール
通話のみ携帯を「本人に渡して終わり」にしないことが、安心につながります。家族側ができる見守りは、難しい仕組みより“日常のルール”が効きます。
おすすめの連絡ルール例を挙げます。
定時連絡ルール
毎日または隔日で、短い安否確認の電話を入れる。本人も「この時間に連絡が来る」と分かると安心します。不審電話共有ルール
電話帳にない番号から着信があったら、折り返す前に家族へ共有する(履歴を写真で送る、番号を読み上げる等)。緊急時ルール
緊急のときは「誰に」「どう連絡するか」を紙に書いて、電話の近くに置く。口頭の説明だけだと忘れやすいです。連絡先整理ルール
電話帳は定期的に整理し、必要な相手だけを残す。多すぎる電話帳は本人の迷いにつながります。
見守りの目的は、管理することではなく、本人が「電話を使えば助けを呼べる」と感じられる状態を作ることです。家族の安心にも直結します。
高齢者の通話のみ携帯でよくある質問
最後に、通話のみ携帯でよくある疑問を整理します。ここを押さえると、家族内での説明や、本人の不安への対応がしやすくなります。
ガラケーはいつまで使えるのか
「ガラケー」という言い方は幅が広く、二つ折りの携帯をすべて指すことがあります。しかし実際には、使えるかどうかは“見た目”ではなく、対応している回線方式(3Gか4Gか)で決まります。
3G前提の端末は、各社の3Gサービス終了により使えなくなる可能性があります。
4G(LTE)対応のケータイ(ガラホ)は、今後も通話用途で使える可能性が高いです。
したがって、判断の要点は次の一文に集約できます。
「今の端末が4G対応で、音声通話方式に対応しているかを確認する」
不明な場合は、契約中の会社に端末名・型番で確認すると確実です。
本人が店に行けない場合どうするか
高齢者本人が来店できないケースは珍しくありません。体調、移動手段、施設入居など、事情はさまざまです。この場合に重要なのは、家族が「代わりにできる範囲」と「本人が必要な範囲」を事前に把握することです。
一般的に、次の要素が関わります。
契約名義が誰か(本人名義か家族名義か)
本人確認の方法
委任状や追加書類の必要性
端末購入だけなら可能か、回線手続きも必要か
実務としては、次の進め方が最も手戻りが少ないです。
契約中の会社に電話し、「本人が来店できない」前提で必要書類と手続き方法を確認する
必要書類を揃える(本人確認書類、委任状など)
可能なら家族が端末と本人確認書類を持参し、手続きを進める
開通後は家族が初期設定を整え、通話テストをしてから本人へ渡す
本人が不安を感じやすい場面なので、「番号は変えない」「電話は今まで通り使える」という説明を、短い言葉で繰り返すだけでも安心感が違います。
月額はいくらが現実的か
月額は「どれだけ通話するか」「かけ放題を付けるか」「店頭サポートをどれだけ重視するか」で変わります。そのため、金額だけを先に決めるとミスマッチが起きやすいです。
現実的には、次の順番で決めると納得しやすくなります。
通話が「受電中心」か「発信がある」かを決める
発信がある場合、短時間中心か長電話があるかを確認する
店頭サポートが必要か、家族が設定まで担えるかを決める
よくかける番号の種類(病院など)を考え、対象外番号の影響がありそうか確認する
その条件に合うプランを選び、月額の見通しを立てる
通話のみ携帯の目的は、月額を極限まで下げることではなく、本人が迷わず通話でき、家族が安心できる状態を作ることです。月額が多少違っても、通話が確実で、本人がストレスなく使えるなら、そのほうが結果的に満足度が高くなります。