子供の風邪をもらった途端、親のほうがボロボロになる——そんな経験はありませんか。子供は数日で元気になってきたのに、こちらは熱が高くなくてもだるさが強い、咳が止まらない、治ったと思ったらぶり返す。しかも看病も家事も仕事も止められず、「自分が弱いだけなのでは」と落ち込んでしまうこともあります。
ですが、それは気のせいでも根性不足でもありません。子供の看病は距離が近くなりやすく、知らないうちに“浴びる量”が増えます。さらに風邪の原因は多様で、睡眠不足やストレスが重なると回復が遅れて「親だけきつい」状態になりやすいのです。
この記事では、親がきつく感じやすい理由を4つの軸で整理し、家庭内感染を増やさないために最初の24時間でやることを、優先順位つきで具体的に解説します。あわせて、様子見でよい範囲と受診の目安もまとめました。今夜から家庭が回る形に整えたい方は、まずここから確認してください。
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子供からもらう風邪が大人にきつく出やすい理由
子どもからもらう風邪が親にきついのは気のせいではありません。
近距離看病で浴びる量が増え、原因ウイルスが多様で未遭遇型に当たり、睡眠不足で抵抗力が落ちやすいからです。
最初の24時間で換気・手指衛生・物の分け方を整えると連鎖を減らせます。
近距離の看病でウイルス量を浴びやすい
親が一番つらくなりやすい理由のひとつは、子どもの看病が「近い」ことです。抱っこ、添い寝、鼻をかむ、食事の介助、泣いたら顔を寄せる。近距離のケアは避けにくく、そのぶん飛沫(咳・くしゃみ)や、鼻水・唾液がついた手を介した接触が増えます。
ここで重要なのは、感染は「うつる・うつらない」の二択だけでなく、どれくらい浴びたか(暴露)で体感が変わり得るという点です。近距離の時間が長く、回数も多ければ、親が受け取るものも増えます。だから家庭内感染対策は、「ゼロにする」より“浴びる量を減らす”方向で設計すると続けやすいです。
200種類以上のウイルスで免疫が追いつかない
風邪の原因はライノウイルスが有名ですが、それだけではありません。200種類以上の呼吸器ウイルスが風邪の原因になり得るとされ、同じシーズンに別のタイプを次々にもらうことも起きます。
「大人は免疫があるから軽いはず」というイメージは半分当たっていて、半分外れます。過去に遭遇していないタイプなら、普通に発症します。しかも子どもは集団生活でウイルスの種類に触れやすく、家庭に持ち込みやすい側面があります。親は「毎回同じ風邪をもらっている」のではなく、「似た症状の別物」をもらっている可能性もあります。
親の睡眠不足とストレスで回復が遅れる
子どもが風邪をひくと、夜が崩れます。咳で起きる、鼻づまりで眠れない、夜泣きが増える、熱で不機嫌。親は細切れ睡眠になりやすく、結果として体が回復しにくくなります。
睡眠と風邪のかかりやすさの関係を調べた研究では、睡眠時間が短い、睡眠効率が低い人ほど、ウイルス曝露後に発症しやすい傾向が報告されています。つまり「子どもからもらった風邪がきつい」の中身は、感染だけでなく、睡眠不足が上乗せされていることが少なくありません。
加えて、看病や仕事でストレスが強いと、食事が雑になったり、水分が不足したり、入浴・保温が後回しになりがちです。こうした条件が揃うと、症状の体感はより重くなります。
看病で休めず長引きやすい
子どもは回復が早く見えても、親は「治りかけで動いてぶり返す」を繰り返しがちです。理由は単純で、親は休み切れないからです。熱が下がっても、家事や送迎、仕事の段取り、子どもの要求が待っています。
そこで発想を切り替えます。親の回復は「気合い」ではなく、家庭運用の設計で決まります。次章では、感染の連鎖を止めつつ、親が回復するための“最初の24時間”の作戦を、タイムラインとしてまとめます。
家庭内感染を減らすために最初の24時間でやること
看病する人を決めて接触を減らす
家庭内感染対策で最も効きやすいのは「接触人数を減らす」ことです。家が狭くても、完全隔離が無理でも、“誰が近くにいる時間を長くするか”を決めるだけで連鎖が弱まります。
厚生労働省の資料でも、感染対策は「持ち込まない・持ち出さない・拡げない」が基本で、感染経路の遮断(手洗い、マスク、環境整備など)が重要とされています。
まず決めるルール(最優先)
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看病の主担当を1人に寄せる(交代制でも「時間帯で固定」)
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主担当以外の大人は、子どもと密着する時間を減らす
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可能なら寝る場所(同室・別室)を決める
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子どもの“要求が強い時間帯”(夜泣き・寝かしつけ)をどちらが受け持つか決める
「担当を固定すると、その人がうつりやすくなるのでは?」と思うかもしれません。確かにゼロにはできませんが、家族全員に広がるリスクと比べると、家庭が崩れにくくなります。主担当は次の節の換気・マスク・手指衛生で“浴びる量”を下げるのがポイントです。
換気とマスクで空気と飛沫の対策を強める
次に効くのが換気とマスクです。特に同じ部屋で過ごす時間が長い家庭ほど、換気はリターンが大きい行動です。厚労省の家庭でできる感染対策の資料でも、換気・部屋を分ける・マスク・手洗い等がポイントとして整理されています。
換気のミニ手順(続けられる形)
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窓かドアを2か所開ける(対角線が理想。難しければ1か所でも可)
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5分だけでも良いので回数を増やす(朝・夕・就寝前を固定)
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寒い日は「短時間×回数」で調整する
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共有スペース(リビング、洗面所)も意識して空気を入れ替える
マスクの使いどころ(家庭向けの現実解)
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看病の主担当:咳・くしゃみが多い時間帯、距離が近い場面で着用
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子ども:年齢や状況によって無理はしない(嫌がって触りまくる場合は逆効果になり得る)
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他の家族:同室時間が長いとき、食事以外は着用できると効果的
目的は「完璧な防御」ではなく、浴びる量を減らすことです。できる範囲の組み合わせで十分意味があります。
タオル・食器・寝具を分けて接触感染を減らす
家庭内で地味に効くのが「共有を減らす」ことです。子どもは顔や口周りを触り、その手であちこちに触れます。タオル、コップ、カトラリー、枕などの共有は、気づかないうちに接触機会を増やします。
分ける優先順位(上から順に効きやすい)
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手拭きタオル(可能ならペーパータオル・使い捨てに寄せる)
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コップ・ストロー・カトラリー、取り分け箸
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枕・枕カバー(本体が無理ならカバーだけ交換)
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リモコン・ドアノブなど“よく触る所”は気づいたときに拭く
全部は無理でも、上の2つ(タオルと食器)だけでも、連鎖の勢いは落ちやすいです。
兄弟・同居家族がいるときの優先順位
兄弟や同居家族がいる場合、「誰を最優先で守るか」を決めておくと迷いが減ります。
優先順位の考え方(例)
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乳幼児・妊娠中・基礎疾患がある家族(接触最小化)
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看病担当以外の大人(倒れると家庭が回らない)
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看病担当(完全回避は難しいので浴びる量を減らす)
同居の高齢者がいる、妊娠中、持病があるなどのケースは、早めの相談が安心につながります。
つらさを軽くするセルフケアと市販薬の考え方
休養と水分で回復を早める基本
回復の土台は「休養」と「水分」です。地味ですが、ここを外すと長引きやすくなります。特に親は看病で自分の水分摂取が落ちがちです。
水分不足のサイン
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尿の回数が少ない、色が濃い
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口が乾く、頭がぼーっとする
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立ちくらみがある
取りやすい水分の工夫
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水やお茶だけがつらいとき:スープ、味噌汁、ゼリー、経口補水液など
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胃が弱っているとき:少量をこまめに(コップ1/3を数回でも積み上げ)
睡眠の取り戻し方(現実的な手筋)
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夜に一発で取り返す発想は捨てる
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昼に10分×2回など、短くても“回数”で稼ぐ
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寝かしつけ担当と夜間対応を分ける(同じ人が全部やると崩れやすい)
睡眠が風邪のかかりやすさと関連する報告があることも踏まえ、まずは「眠る条件」を家庭内で作るのが合理的です。
症状別のケア(喉・鼻・咳・発熱)
喉の痛みが強いとき
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乾燥を避ける(加湿、濡れタオル、就寝時の水分)
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刺激物を控え、温かい飲み物やスープに寄せる
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うがいは“やりすぎない”(刺激で逆につらい人もいる)
鼻水・鼻づまりがつらいとき
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鼻をかんだら手洗いをセットで(接触感染を減らす意味でも重要)
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就寝前に温かい湯気で鼻を通しやすくする(シャワーの湯気など)
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鼻づまりで眠れないときは、上半身を少し高くして寝る
咳がつらいとき
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水分と加湿を優先
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横になると悪化する人は枕を増やして角度をつける
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息苦しさや胸痛がある咳は“様子見しすぎない”(受診目安へ)
発熱・関節痛がつらいとき
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厚着しすぎず、汗をかいたら着替える
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つらさが強いときは解熱鎮痛薬を検討(持病や妊娠中は薬剤師・医師に相談)
市販薬で様子を見る範囲と注意点
市販薬は「風邪を治す薬」というより、症状を軽くして休養を取りやすくするための道具です。期待値を合わせておくと、使い方で失敗しにくくなります。
市販薬で様子を見やすいケース(目安)
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水分が取れている
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息苦しさがない
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症状が少しずつでも改善方向に向かっている
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日常生活が“ギリギリ”回る程度に収まっている
注意点(よくある落とし穴)
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風邪薬を複数併用しない(成分が重複することがある)
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咳止め・鼻炎薬は合う合わないが出ることがある
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「楽になったから動く」→ぶり返しの原因になりやすい
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抗菌薬(抗生物質)はウイルス性の風邪には効かない(医師の指示がある場合を除く)
受診の目安と危険なサイン
早めに受診したい症状
受診の線引きは、「今すぐ」「48時間以内に相談」「条件付きで様子見」の3段階にすると迷いにくくなります。以下は家庭で判断しやすい形に整理したものです(不安が強い場合は段階に関わらず相談して構いません)。
今すぐ受診を強く検討(夜間・救急も含む)
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呼吸が苦しい、呼吸が速い、息を吸うと胸が痛い
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水分が取れない/脱水が疑われる
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意識がぼんやりする、受け答えが変
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強い悪化が急に来た
48時間以内に相談しやすい
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熱が長引く(目安として4日以上続く)
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症状が10日以上改善しない
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いったん良くなったのに、再び悪化する(咳・熱・だるさが戻る)
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持病が悪化している、妊娠中、同居家族にハイリスクがいる
これらはCDCの受診目安としても示されているポイントです。
条件付きで様子見(ただし“上限”を決める)
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息苦しさがない
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水分・食事がある程度取れている
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少しずつでも改善している
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家庭内で感染対策と休養を確保できる
様子見にする場合は、「いつまでに改善がなければ相談するか」を決めておくと、安全性が上がります(例:48時間で悪化なら受診、7〜10日で改善が乏しければ相談、など)。
子供・妊娠中・持病がある家族がいる場合
同居家族に乳幼児、妊娠中、基礎疾患がある方がいる場合は、受診のハードルを下げるほうが安心です。家庭内で感染症が混在する可能性もあるため、「いつもの風邪」と決め打ちせず、状況に応じて検査・診察を利用するのが合理的です。
検査や診察で確認されやすいポイント
医療機関では、症状の経過(日数)、家族内の流行状況、呼吸状態、脱水の有無などを総合して判断します。必要に応じて、インフルエンザや新型コロナなどの検査が検討されることがあります。
受診時に伝えると役立つメモ:
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いつから症状があるか(何日目か)
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熱の推移(最高何度、いつ上がったか)
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一番つらい症状は何か(喉・鼻・咳・だるさ等)
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家族で誰が先に発症したか、集団生活先で流行があるか
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水分が取れているか、尿の回数
よくある質問
子供の風邪は何回ももらうのが普通ですか
珍しくありません。風邪の原因になり得る呼吸器ウイルスは200種類以上あるとされ、同じ「風邪っぽい症状」でも原因が違うことがあります。だから「また風邪?」と感じても、実際には別のウイルスに当たっている可能性があります。
ただし、毎回重く長引く、息苦しさが出る、ゼーゼーする、咳が異常に続くなどがある場合は、別の要因(喘息、アレルギー、肺炎など)も含めて相談する価値があります。
熱が高くないのに強烈にだるいのはなぜ
だるさは、炎症反応だけでなく、睡眠不足、脱水、食事量の低下、ストレスが重なると強く出ます。特に看病で睡眠が削られていると、体温が高くなくても「動けない」体感になりやすいです。睡眠状態と風邪の罹患の関連が示された研究もあるため、だるさが強いときほど“眠れる条件”の確保を優先してみてください。
家で隔離できないときはどうすればいいですか
隔離できない家庭は多いです。その場合は「ゼロにする」ではなく「減らす」設計が現実的です。厚労省の家庭でできる感染対策でも、換気、部屋を分ける、マスク、手洗い等がポイントとして整理されています。
できる順に並べると、次の3つが“費用が少なく効きやすい”です。
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換気の回数を増やす
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手拭きタオルと食器を分ける
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看病担当を固定し、他の家族の密着時間を減らす
この3点だけでも、家庭内の連鎖は弱まりやすくなります。
いったん良くなったのに、また悪化しました。よくあることですか
風邪は波があります。楽になったと思って動きすぎると、炎症がぶり返して「またつらい」になりがちです。一方で、CDCの受診目安にもあるように、いったん良くなった症状が戻る/悪化する場合は、受診を検討したほうが良いサインでもあります。
無理をして家庭が崩れる前に、相談に切り替えるほうが結果的に早く戻れます。
まとめ
子どもからもらう風邪が親にきつく感じやすいのは、気のせいではありません。近距離の看病で浴びる量が増えやすいこと、原因ウイルスが多様で未遭遇のタイプに当たること、看病による睡眠不足やストレスで回復が遅れやすいこと、そして親は休めず長引きやすいことが重なるからです。
今日からできる最短の対策は、「最初の24時間で家庭のルールを決める」ことです。
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看病担当を固定して接触人数を減らす
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換気と手指衛生、できればマスクで“浴びる量”を減らす
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タオルと食器を分けて接触の連鎖を切る
そして、息苦しさや脱水、症状が10日以上改善しない、いったん良くなったのに再び悪化するなどがあれば、早めに医療機関へ相談してください。
家庭が回る形で回復するには、「頑張る」より「仕組みにする」ほうが確実です。
参考にした情報源
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Centers for Disease Control and Prevention(CDC)About Common Cold
https://www.cdc.gov/common-cold/about/index.html -
CDC Preventing and Treating Common Cold(PDF)
https://www.cdc.gov/antibiotic-use/media/pdfs/Common-Cold-P.pdf -
Cohen S, et al. Sleep Habits and Susceptibility to the Common Cold(JAMA Internal Medicine / PMC / PubMed)
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/414701
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC2629403/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19139325/ -
厚生労働省「感染対策の基礎知識」(PDF)
https://www.mhlw.go.jp/content/000501120.pdf -
厚生労働省「家族が新型コロナウイルスに感染した時のポイント」(家庭でできる感染対策の整理として参照・PDF)
https://www.mhlw.go.jp/content/001093683.pdf