Windows Updateを入れた直後から、再起動が止まらない、サインインできない、ネットが不安定、更新が失敗し続ける──そんな状態になると、仕事や生活が一気に止まってしまいます。
ただ、ここで焦って操作を重ねるほど、状況がこじれたり、復旧まで遠回りになったりしがちです。
本記事では、KB5077181が原因かどうかを最初から決めつけず、公式情報を起点に「まず確認すること」→「起動できる/できないで分岐」→「優先順位どおりに戻す」という順番で、最短で安全に復旧する手順をまとめました。
設定からのアンインストールで戻せるケースはもちろん、起動できない場合のWinRE操作、アンインストールがうまくいかないときの代替ルート、復旧後に再発させないための再開判断とチェックリストまで網羅しています。
「いま何をすべきか」を迷わず決められるように、症状別の早見表から始めます。まずはご自身の状況に近い項目を選び、順番どおりに進めてください。
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KB5077181不具合に見える症状が出たとき最初にやること
Windows Update後に突然、再起動が止まらない、サインインできない、ネットが不安定、更新が失敗するなどが起きると、「KB5077181が原因だ」と考えたくなります。しかし実際は、別の更新、ドライバ、VPN、セキュリティソフト、周辺機器などでも同様の症状が起きます。最短で安全に復旧するためには、原因の断定よりも先に「切り分け」と「被害を止める」を行うのが近道です。
まず起点になるのは、Microsoftが公開しているKB5077181の更新履歴です。KB5077181はWindows 11の更新として案内されており、対象のOSビルド(26100.7840/26200.7840)が示されています。自分の環境がこの範囲に該当するかを確認し、更新適用と症状発生の時刻が一致しているかを押さえるだけで、切り分け精度が上がります。
KB5077181が入っているかとOSビルドを確認する
次の2つを確認してください。どちらも大切で、片方だけだと判断がぶれやすくなります。
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更新履歴でKB番号を確認
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設定 → Windows Update → 更新履歴 → 品質更新プログラム
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「KB5077181」があるかを探します。
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同時期にほかのKBが入っていないかも控えます(同日複数KBが入ることがあります)。
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OSビルドで対象範囲を確認
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設定 → システム → バージョン情報
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OSビルドが、Microsoftの更新履歴で示される範囲(26100.7840/26200.7840)に一致または近いかを確認します。
ここで「KB5077181が見当たらない」「OSビルドが大きく違う」場合は、別の更新やドライバ起因の可能性が上がります。その場合でも、以降の“安全確認”と“起動可否の分岐”は役立ちますので、このまま読み進めて問題ありません。
まず起動できるかどうかでルートを決める
同じ不具合でも、起動できるかどうかでやるべき手順は変わります。ここを最初に決めると、無駄な操作が減り、悪化もしにくくなります。
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起動できる:デスクトップまで到達し、設定が開ける
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起動できない:再起動ループ、黒画面、サインイン直前で落ちる、操作できない
次の表で、あなたの症状に近いルートを選んでください。
| 状況 | まずやること | 次にやること | 失敗したら |
|---|---|---|---|
| 起動できるが不安定 | 更新を一時停止 | KB5077181のアンインストール | システム復元/WinRE |
| 起動できない | WinREに入る | 最新の品質更新プログラムの削除 | システム復元/修復インストール |
| 更新が失敗し続ける | エラーコードを控える | 更新関連の基本切り分け | 段階手順で復旧へ |
| ネットだけ不安定 | VPN/常駐/ドライバ切り分け | ロールバック検討 | ネット初期化等 |
作業前に事故を防ぐ安全確認チェックリスト
復旧操作は焦って進めるほど、別の問題を招きやすいです。最低限、次を確認してください。
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□ 重要データがある場合、可能な範囲でバックアップできる
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□ ノートPCならACアダプタ接続(作業中の電源断を防ぐ)
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□ 周辺機器(USBハブ、外付けSSD、プリンタ等)は外せる
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□ BitLockerが有効なPCなら、回復キーを確認できる(会社PCは情シスへ)
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□ 不調が起きた時刻と、更新が入った時刻を控えた(メモで十分)
KB5077181不具合に見える代表症状と切り分けポイント
この章では「KB5077181が原因かもしれない」と感じる症状を、断定ではなく切り分けのために整理します。SNSやコミュニティでは再起動ループやサインイン不能の報告例もありますが、個別環境差が大きいため、同じ手順で必ず再現するとは限りません。だからこそ、症状別に“まず切るべき要因”を潰していくのが安全です。
再起動ループやサインイン不能が起きるときの見分け方
次のいずれかなら、起動不能ルート(WinRE)を優先してください。
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Windowsロゴ表示後にすぐ再起動
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自動修復が出る/青い回復画面が出る
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サインイン画面が出ても入力直後に落ちる
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15回以上再起動が続くなど、正常操作ができない(報告例)
この場合、設定画面からのアンインストールは実行できないことが多いため、次章の「起動できない場合」の手順へ進むのが最短です。
ネットワークが不安定なときに先に疑うべきもの
ネット不調は更新だけでなく、VPN・セキュリティソフト・Wi-Fiドライバでも起きます。まずは“更新を戻す前”に、次を試してください。
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VPNを切る(業務PCはルールに従う)
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ルータ再起動、可能なら有線に切替
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Wi-Fiを一度オフ→オン
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セキュリティソフトのネット保護機能の影響を疑う(無効化は慎重に)
これで改善するなら、KBのロールバックを急がずに済む可能性があります。改善しない場合は、次章で「更新停止→ロールバック」を検討します。
ゲームや操作が重い、描画が乱れるときの切り分け
このタイプはGPUドライバやオーバーレイ、録画ソフトが絡みやすいです。更新直後に起きたとしても、まずは次を確認します。
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GPUドライバが直近で更新されていないか
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画面録画・配信・オーバーレイ(Discord/GeForce Experience等)の設定
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Windowsの電源モード、バッテリー節約設定
体感不調が強く、仕事やゲームに支障があるなら、更新停止→ロールバックの判断材料になります。
シャットダウンできない、更新が終わらないときの注意点
シャットダウンが終わらない場合、電源断を繰り返すと状況が悪化することがあります。次の順で安全側に進めてください。
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まずは10〜20分待つ(更新処理が走っている可能性)
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反応がない場合は再起動を試す(可能なら)
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それでもだめなら、次章の「起動できない場合」の手順へ(WinRE)
KB5077181不具合に見える症状への対処 起動できる場合
起動できる場合は「被害を止める→戻す→再発を防ぐ」の順で進めます。ここで重要なのは、いきなり戻すのではなく、まず更新の再適用や連鎖不具合を防ぐことです。
まず更新を一時停止して状況を固定する
Windows Updateの画面で、可能な範囲で更新を一時停止します。これにより、勝手に再適用されて原因が混ざるのを防げます。作業後に必要なら再開します。
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設定 → Windows Update → 更新の一時停止
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再起動して症状が変わるか確認(変化をメモ)
設定からKB5077181をアンインストールする手順
Microsoftは、設定から更新プログラムをアンインストールする導線を案内しています。なお「一部の更新プログラムはアンインストールできない」旨も明記されています。
手順は次の通りです。
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設定 → Windows Update
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更新履歴 → 更新プログラムのアンインストール
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一覧から「KB5077181」を探す
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アンインストールを実行
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再起動して、症状が改善したか確認
改善した場合は、いったん更新停止を維持し、後述の「再開判断」と「再発防止」へ進みます。
アンインストールが一覧にない、失敗する場合の進め方
ここが詰まりやすいポイントです。実際に「アンインストールに失敗し0x800F0905になる」「WinREでも削除できない」などの報告もあります。すべての環境で起きるわけではありませんが、失敗したときの逃げ道を先に用意しておくと安心です。
次の順で進めてください。
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(1) PCを再起動して再試行(処理が保留になっている場合があります)
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(2) 更新を一時停止したうえで、システムの復元が使えるか確認
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(3) 症状が重い/不安定が続くなら、次章のWinREルートへ移行
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(4) 最終手段として修復インストール/再インストール検討(データ保護優先)
更新失敗が続くときの基本切り分け(エラーコード別の考え方)
更新失敗のときは、原因を一気に特定しようとせず、成功率が高い順に潰します。まずはエラーコード(例:0x800F0905など)と、失敗するタイミング(ダウンロード中/インストール中/再起動後)を控えてください。
次に、以下を順番に実行します。
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周辺機器を外す(外付けSSD、USBドングル等)
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空き容量を確保(更新は一時ファイルを使います)
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VPN・特殊なネット制御があれば一時的に切る(可能な範囲で)
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セキュリティソフトの干渉を疑う(無効化は慎重に)
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Windows Updateの画面で再試行
「この順でやる理由」は、失敗要因の多くが“外部要因”であることが多く、OSに深く手を入れる前に解消できる可能性があるためです。
KB5077181不具合に見える症状への対処 起動できない場合
起動できない場合は、設定からの操作ができません。ここではWindows回復環境(WinRE)を使って「直近の品質更新」を外すのが基本ルートです。Microsoftのアンインストール案内でも、更新のアンインストール導線が示され、起動不能時は回復環境での対応が現実的になります。
WinREに入るための操作と最短ルート
WinREに入る方法はPCによって異なりますが、一般的に次が通りやすい手順です。
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電源ボタン長押しで強制終了
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電源オン
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Windowsロゴが出たら、再び長押しで強制終了
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これを2〜3回繰り返すと「自動修復」→「詳細オプション」が表示されることがあります
表示されたら次へ進みます。
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「詳細オプション」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」
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「更新プログラムのアンインストール」
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「最新の品質更新プログラムをアンインストール」
この「品質更新」を選ぶのがポイントで、直近の累積更新に該当します。
BitLockerが有効な場合に必ず意識すること
WinRE操作中にBitLockerの回復キーを求められることがあります。回復キーが分からないまま進むと、作業が止まったり、最悪の場合データにアクセスできなくなる恐れがあります。
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会社PC:情シスの指示に従う
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個人PC:Microsoftアカウント等で回復キーを確認できる状態を先に用意する
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回復キーが不明なら、無理に先へ進めず、確認手段を確保してから再開する
WinREで品質更新の削除ができないときの次の一手
ここが不安を生む箇所です。WinREでの削除がうまくいかないケースも報告されています。
ただし、ここで諦める必要はありません。次の順で進めます。
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システムの復元(復元ポイントがある場合)
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トラブルシューティング → 詳細オプション → システムの復元
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更新前の復元ポイントを選ぶ
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復元後は更新を一時停止して状況を固定
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スタートアップ修復(起動ファイル周りの修復が効く場合)
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詳細オプション → スタートアップ修復
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最終手段:修復インストール/再インストール
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復旧に時間をかけるより、業務復旧を優先する場合に現実的です
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データ保護(バックアップ/暗号化)を最優先に判断します
KB5077181不具合に見える状況で迷わないための優先順位表
ここまでの内容を、起動可否で迷わないように「優先順位」にまとめます。読むだけでなく、実際にチェックしながら進めてください。
| 優先度 | 起動できる場合 | 起動できない場合 |
|---|---|---|
| 1 | 更新を一時停止 | WinREへ入り“最新の品質更新”を削除 |
| 2 | 設定からKB5077181をアンインストール | システムの復元(復元ポイント) |
| 3 | 周辺機器・VPN・常駐の切り分け | スタートアップ修復 |
| 4 | 復元/WinREへ移行 | 修復インストール/再インストール |
この優先順位の狙いは、「戻せる可能性が高い・リスクが低い操作」を先に置き、「データ消失リスクが上がる操作」を後ろに回すことです。Microsoft公式も、設定からのアンインストール導線と“アンインストールできない更新がある”注意を明記しており、段階設計が必要になります。
KB5077181不具合に見えるときに先に切るべき要因チェック
「更新が原因に見えるけれど、実は別要因だった」というケースは少なくありません。ロールバックに入る前、または復旧後の再発防止として、以下のチェックが効きます。
周辺機器とUSBの切り分け
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□ 外付けSSD/HDDを外す
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□ USBハブを外す
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□ ドングル(無線マウス受信機等)を直挿しにする
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□ 外部モニタを一度外して単体で起動確認(映像系トラブル回避)
周辺機器が絡むと、起動時や更新時の検出処理で不安定になることがあります。
VPN・セキュリティソフト・ネット制御の切り分け
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□ VPNをオフ(可能な範囲で)
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□ フィルタリング・広告ブロック系の常駐を停止
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□ セキュリティソフトが更新処理をブロックしていないか確認
更新失敗やネット不調は、この領域が原因のことが多いです。
ドライバ(特にGPU・Wi-Fi)を見直す
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□ GPUドライバを安定版に揃える(最新=最適とは限りません)
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□ Wi-Fiドライバの更新履歴を確認
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□ 直前に入れたユーティリティ(チューニング、録画)を一時停止
復旧できたあとにKB5077181不具合の再発を防ぐ運用
復旧できても、更新を再開した瞬間に同じ不調が戻るとストレスが大きいです。ここでは「更新を止めっぱなしにしない」前提で、安全に再開するための運用を提示します。
更新を再開する前の検証チェックリスト
更新を再開する前に、次を一度クリアしてください。短時間で終わるものだけに絞っています。
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□ 再起動を3回行っても安定して起動する
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□ サインインして10分以上フリーズしない
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□ Wi-Fi/有線が安定(Web会議ができる程度)
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□ 仕事で必須のアプリ(ブラウザ、Office、チャット等)が正常
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□ 外付け機器(必要最低限)をつないでも不具合が出ない
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□ 可能なら復元ポイントを作成してから更新再開
更新を再開するタイミングの判断材料
判断材料はシンプルで構いません。
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重要な締切直前は避ける
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公式の更新履歴で対象や更新が継続していることを確認する
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1台だけ先に試す(家ならサブPC、会社なら検証端末)
KB5077181の対象ビルドは公式更新履歴で確認できます。
企業・複数台での安全策(段階配信とロールバック準備)
複数台運用では、1台の不具合が業務停止につながります。最低限、次を押さえると事故が減ります。
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検証端末で先行適用し、48〜72時間は様子を見る
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問題が出たら展開停止し、復旧手順を統一する
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BitLocker回復キー、復元手段、代替機の有無を事前に整理する
KB5077181不具合に関するよくある質問
KB5077181は入れるべきか
一般論として累積更新はセキュリティ修正を含むため、長期的には適用が推奨されます。ただし不具合が出ている端末は、まず復旧と切り分けを優先し、安定確認後に再適用を検討するのが現実的です。KB5077181の対象ビルドや更新履歴は公式ページで確認できます。
アンインストールできない、失敗するのはなぜか
Microsoftは「一部の更新プログラムはアンインストールできない」ことを明記しています。
さらに、コミュニティでは「アンインストールが失敗する」「WinREでも削除できない」などの報告もありますが、環境差が大きいため、段階手順(WinRE→復元→修復インストール)を用意しておくことが重要です。
起動できないときに最初にやるべきことは何か
起動不能なら、設定での操作はできません。WinREへ入り「最新の品質更新プログラムのアンインストール」を最初に試すのが基本ルートです。その際、BitLocker回復キーが必要になる場合があるため、回復キー確認の準備を先に整えると詰まりません。
更新失敗のエラーコードが出たらどうするか
エラーコードは「覚える」より「控える」が大切です。控えたうえで、周辺機器・容量・VPN・常駐を切り分け、更新停止で状況を固定し、必要ならWinREや復元へ段階的に移行します。アンインストール失敗(例:0x800F0905)の報告もあるため、一本道にしない設計が重要です。
データは消えるのか
設定からの更新アンインストールやシステム復元は、一般に個人ファイルを消さずに戻すことを狙う手段ですが、状態によって失敗することもあります。初期化や再インストールはデータ消失リスクが高いため、最終手段として扱い、可能ならバックアップを優先してください。