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KB5077181とは何か|Windows 11 24H2と25H2の変更点と入れるべき判断基準

Windows Updateに「KB5077181」が表示されると、「今入れて大丈夫だろうか」「仕事のPCが不安定になったら困る」と身構えてしまう方も多いはずです。特に月例の累積更新は、セキュリティ上は重要でも、環境によっては不具合が心配になります。
本記事では、Microsoft公式情報を軸に、KB5077181の対象(Windows 11 24H2/25H2)と適用後ビルド、主な修正点、公開時点の既知の問題を整理し、「今すぐ入れるべきか/数日様子見すべきか」を判断できるチェックリストとフローを用意しました。さらに、更新が失敗した場合の切り分け手順や、調子が悪くなったときの戻し方までまとめています。
読み終えたときに「自分はこうすればよい」と迷いが消えるように、必要な情報だけを分かりやすく揃えました。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

目次

KB5077181とは どんな更新で誰が対象か

KB5077181は、Windows 11向けに配信される累積更新プログラム(Cumulative Update)です。累積更新は、セキュリティ修正と品質改善がまとめて入るのが基本で、原則としてWindows Updateから配信されます。今回のKB5077181は Windows 11 24H2と25H2 が対象です。

まず大事なのは「自分のPCが対象かどうか」を正しく切り分けることです。KB番号だけ見て慌てるより、OSバージョンとビルドを確認したほうが確実です。

対象の見分け方 OSバージョンとビルドを確認する

  1. 設定を開く

  2. システムバージョン情報(または「詳細情報」)へ進む

  3. Windowsの仕様で「バージョン(24H2/25H2など)」を確認

  4. OSビルド(26100.xxxxや26200.xxxxなど)を確認

「24H2/25H2」という表記が見当たらない場合、別バージョン(例:23H2)である可能性があります。その場合、同じ月例更新でもKB番号が異なることがあるため、Windows Update画面に表示されたKB番号を基準に調べるのが安全です。

対象判定の早見表

あなたの環境 KB5077181の対象 まずやること
Windows 11 25H2 対象 以降の「変更点」「判断フロー」「適用手順」へ
Windows 11 24H2 対象 以降の「変更点」「判断フロー」「適用手順」へ
Windows 11 23H2など 原則対象外(別KBの可能性) Windows Updateに表示のKB番号で再確認
Windows 10 対象外 Windows 10用KBを確認(本記事の範囲外)

KB5077181で何が直る 公式に書かれている主な修正点

更新で一番気になるのは「何が変わるか」です。KB5077181のMicrosoft公式記事に記載されている主な修正点は、大きく分けて次の方向性です。

  • ネットワーク(WPA3-Personal Wi-Fiの接続不具合)

  • ゲーミング(全画面ゲーム体験の適格性判定の問題)

  • Secure Boot証明書に関する案内(期限・段階的配布を見据えた情報)

WPA3-Personal Wi-Fiに接続できない問題の修正

自宅やオフィスでWPA3を使っている人は、この項目が一番の実利になります。公式には「一部のデバイスが特定のWPA3-Personal Wi-Fiネットワークに接続できなくなる問題」を修正した、と案内されています。さらに、その問題は「KB5074105をインストールした後に発生し得る」とも書かれています。

もし最近こんな症状があったなら、KB5077181を早めに入れる理由になりえます。

  • いつも繋がっていたWi-Fiに突然繋がらなくなった

  • パスワードは合っているのに認証が通らない

  • 同じSSIDでも、端末によって繋がる/繋がらないが分かれる

  • 2.4GHzは繋がるのに5GHz(またはその逆)だけ不安定、など

ただし、Wi-Fiの不安定さはルーターの相性やドライバ、電波状況でも起こるので、更新で必ず直るとは限りません。ここは期待しすぎず「原因候補のひとつを潰す」という捉え方が現実的です。

全画面ゲーム体験の適格性判定に関する修正

公式には「全画面ゲーム体験のためのデバイス適格性を判定する問題を修正」と書かれています。ゲームをする人だけでなく、全画面表示を多用するアプリ(プレゼン、動画編集、リモートデスクトップなど)でも、全画面時の挙動が不自然だった人は関係する可能性があります。

よくある体感としては、次のようなケースです。

  • 全画面に切り替えると描画が乱れる、カクつく

  • フルスクリーン最適化関連の挙動が変

  • 以前は問題なかったのに特定更新後から調子が悪い

ただし、グラフィック系はドライバやゲーム側のパッチとも絡むので、更新後に「他の要因」も切り分けられるよう、後述のチェックリストを使って進めるのがおすすめです。

Secure Boot証明書期限に向けた案内 ここは誤解しないのが大事

KB5077181では、Secure Boot証明書が「2026年6月から順次期限を迎え得る」ことが案内されています。ここで大事なのは、必要以上に不安を煽るよりも、現実的な準備をすることです。

一般ユーザーが押さえるべきポイントはシンプルです。

  • Windows Updateを長期間止めっぱなしにしない

  • 「更新を怖がって放置」より「バックアップして適用」が安全

  • 企業や複数台管理では、更新適用状況を可視化しておく

Secure Boot周りは仕組みが複雑で、断片情報だけを見て不安になりがちです。公式情報の範囲で言えるのは「期限に向けて段階的配布を進めるための要素がある」ということ。個人のPCで今すぐ何か特別な操作をしないと危険、という話として受け取るのは早計です。


KB5077181は入れるべき 迷う人のための判断フロー

結局のところ、「入れるべきか」はあなたの状況次第です。ここでは、迷いを減らすために判断を“型”に落とします。ポイントは2つだけです。

  • 更新で直る可能性がある困りごとがあるか(メリット)

  • 不具合が出た場合に復旧できる余裕があるか(リスク)

まずはこれ 3パターンで決める

あなたの状況 推奨行動 理由
WPA3の接続不具合が疑わしい/業務に通信が直結 早めに適用を検討 修正点と一致し、メリットが大きい
特に困っていないがセキュリティ更新は追いたい 数日様子見→適用 初期報告を確認しつつ安全に進められる
繁忙期・会議続き・1台運用で復旧時間がない 原則延期(短期) “万一”の影響が大きいのでタイミング調整

ここで言う「延期」は無期限放置ではありません。延期するなら「いつ入れるか」を決めておくのが安全です。例えば「今週は会議続きなので週末に適用」「業務が落ち着く来週火曜に適用」など、復旧できる時間を確保できる日を先に押さえます。

迷いを減らす 更新前チェックリスト

更新の不安は、だいたい「戻せるか分からない」ことから来ます。ここを潰すだけで気持ちはかなり軽くなります。

チェック項目 目安 なぜ重要か
重要データのバックアップ 最低限、仕事/写真/重要ファイル 最悪でもデータを守れる
PCの空き容量 余裕があるほど良い 更新失敗・ループを避けやすい
ノートPCは電源接続 できれば常時 途中電断が一番危険
BitLocker回復キー確認 可能なら控える 起動トラブル時の詰みを防ぐ
更新後に再起動できる時間 30〜60分は確保 急いで強制終了しないため
周辺機器(プリンタ等)の重要度 必須なら事前に確認 更新後の相性問題に備える

「BitLocker回復キー」は、普段意識しませんが、いざという時に必要になります。業務PCの場合、会社の管理ポリシーで回復キーの取り扱いが決まっていることが多いので、分からない場合は情シスに確認してください。

よくある落とし穴 更新を“急いで強制終了”しない

更新中に「100%で止まってる」「再起動が長い」と感じる場面は珍しくありません。ここで強制終了すると、更新が中途半端に入り、復旧が面倒になることがあります。明らかに数時間進捗がなく、ファンも止まり、ディスクアクセスもない、といった状態でない限り、まずは待つのが基本です。


KB5077181の適用手順 いちばん安全なのはどれ

適用には大きく3つのルートがあります。

  1. Windows Updateで入れる(基本・推奨)

  2. Microsoft Update CatalogからMSUを入れる(手動)

  3. 企業配布(WSUS/管理ツール等)で段階適用(組織向け)

適用方法の比較 どれを選ぶべきか

方法 向いている人 メリット 注意点
Windows Update ほとんどの人 手順が簡単、失敗が少ない 混雑時に時間がかかる
Update Catalog手動(MSU) 更新が失敗し続ける人/回線制約 直接パッケージ適用できる x64/arm64・24H2/25H2を間違えない
企業配布(管理者) 組織・複数台 段階検証、統制が効く リング設計とロールバック計画が必要

「自分で何か操作して早く入れたい」気持ちがあっても、まずはWindows Updateで入れるのが一番安全です。手動は“必要になってから”で十分です。

手順1 Windows Updateで適用する(基本)

  1. 設定Windows Updateへ進む

  2. 更新プログラムのチェックを実行

  3. KB5077181が表示されたら、ダウンロードとインストールを実行

  4. 途中で再起動が求められたら、再起動する

  5. 再起動後、設定 → システム → バージョン情報でOSビルドを確認

ビルド確認の目安は次の通りです。

  • Windows 11 24H2:26100.7840

  • Windows 11 25H2:26200.7840

手順2 Update CatalogでMSUを手動適用する(必要なときだけ)

手動適用が役立つ典型はこういう場面です。

  • Windows Updateが何度やっても失敗する

  • 回線制約があり、別PCで落として持っていきたい

  • 複数台に同じパッケージを当てたい

  • 管理者が検証用にオフラインで入れたい

Update Catalogには、24H2/25H2x64/arm64 で項目が分かれて掲載されています。ここを取り違えると、インストールできない・適用されない原因になります。ダウンロード前に「OSバージョン」「アーキテクチャ(多くはx64)」を確認してください。

手動適用の流れ(迷いにくい形)

  1. Microsoft Update Catalogで「KB5077181」を検索

  2. 自分の環境に合う項目(例:24H2 x64)を選ぶ

  3. MSUをダウンロード

  4. MSUを実行してインストール(基本は画面の指示通り)

  5. 再起動してビルド確認

「コマンドでDISMを使う方法」は、管理者や検証用途で便利ですが、一般ユーザーが無理に使う必要はありません。まずはMSUの実行で十分です。複数パッケージを順番に当てる必要がある場合などは、公式の手順に沿って慎重に実行してください。

企業・情シス向け 段階適用の現実的な型

組織で配る場合、最重要は「一斉配布しない」ことです。

  • 先行(検証)リング:少数端末で適用し、業務アプリ・VPN・印刷・Wi-Fiを確認

  • 準先行リング:部署単位で拡大、重大問題がないか観察

  • 本番リング:全社配布

また、ロールバックの準備(更新のアンインストール可否、回復手順、代替端末の用意)まで含めて初めて「安全な配布」です。


KB5077181でトラブルが起きたとき まずやることの優先順位

更新に関するトラブルは、原因が多岐にわたります。そこで、闇雲に試さないために「優先順位」を決めておきます。

失敗時の対処 優先順位表

優先 やること 目的
1 再起動して再試行 一時状態の解消
2 空き容量確保・周辺機器を外す 失敗要因を減らす
3 Windows Updateトラブルシューティング 更新機構の自動修復
4 システムファイル修復(SFC/DISM) 破損が原因か確認
5 Update Catalogで手動適用 経路を変えて適用
6 更新のアンインストール/回復環境 起動不能など最終局面

ここで大事なのは「焦って強制終了しない」ことです。更新が長引くのは珍しくありません。いったん落ち着いて、上から順に試すほうが結果的に早いことが多いです。

症状別の切り分け よくあるケース

ケースA 更新が終わらない 進捗が止まって見える

  • まず確認:ディスクアクセスが続いていないか、ファンが回っているか

  • 対応:一定時間は待つ(特に大きな累積更新では時間がかかる場合があります)

  • どうしても不安なら:画面の状態をメモし、可能なら業務PCは情シスへ共有

ケースB インストールに失敗する エラーが出る

  • 対応の基本:

    1. 再起動 → 再試行

    2. 空き容量確保

    3. トラブルシューティング

    4. それでもダメならCatalog手動適用

失敗を繰り返す場合、Windows Updateのキャッシュやシステムファイル破損が絡むこともあります。その場合は、SFC/DISMの修復で改善することがあります(上級者向け)。

ケースC 更新後にWi-Fiが不安定/繋がらない

  • まずやる:ルーター再起動、PC再起動

  • 次に:Wi-Fiドライバ更新、ネットワークのリセット

  • WPA3が原因っぽい:設定で一時的にWPA2へ切り替えられる環境なら切り分け(企業や家庭ルーターの設定次第)

  • それでもダメ:更新のアンインストールを検討(次項)

ケースD 更新後に動作が重い/アプリが落ちる

  • まずやる:再起動、スタートアップ整理

  • 次に:ドライバ更新(特にGPU)、Windows Defenderのスキャン

  • 業務アプリ限定:アプリ側の更新・互換情報も確認


KB5077181のアンインストールと戻し方 安全に撤退する手順

更新後に明確な不具合が出た場合、落ち着いて「戻す」判断を取れると安心です。ただし、組織PCではアンインストールが制限されていることがあります。

手順 更新プログラムをアンインストールする

  1. 設定Windows Update

  2. 更新の履歴を開く

  3. 更新プログラムをアンインストールを選ぶ

  4. 一覧から該当の更新を選んでアンインストール

  5. 再起動して状態確認

アンインストール後は、同じ更新が再提示されることがあります。すぐ再適用されると困る場合は、短期的に更新を一時停止し、原因が分かってから再挑戦するのが安全です(ただし長期停止は避けます)。

最終手段 回復環境(WinRE)で復旧する

もしログインできない、起動が安定しない、ブルースクリーンが続く、といった状態なら回復環境の出番です。

  • 何度か起動に失敗すると回復環境に入れる場合があります

  • 「スタートアップ修復」「更新プログラムのアンインストール」「システムの復元」などを状況に応じて使います

ここまで進むと「データ保護」が最重要になるので、やはり更新前バックアップが効いてきます。


よくある質問 KB5077181の疑問をまとめて解消

KB5077181が表示されません なぜですか

主な理由は次の通りです。

  • OSが24H2/25H2ではない(別KBの可能性)

  • 段階的配布でまだ届いていない

  • 更新が一時停止中

  • 組織ポリシーで配布が制御されている

まずはOSバージョンと、Windows Updateの画面表示を確認してください。

既知の問題が「なし」なら絶対安全ですか

「公開時点でMicrosoftが把握している既知の問題がない」という意味であって、環境差まで含めた“絶対安全”を保証するものではありません。だからこそ、バックアップと復旧手順を用意してから適用すると安心です。

KB5074105との関係はありますか

公式の記載では、WPA3-Personal Wi-Fiに接続できない問題が「KB5074105を入れた後に起き得る」とされています。もしその時期からWi-Fiが不調なら、KB5077181で改善する可能性があります。ただし原因は複数あり得るため、ルーターやドライバも含めて切り分けるのが確実です。

Update Catalogの項目が多くて迷います

迷うポイントはだいたい2つです。

  • OSが24H2か25H2か

  • CPUアーキテクチャがx64かarm64か

ほとんどの一般PCはx64です。Surfaceなど一部でarm64があります。自分の環境を確認してからダウンロードしてください。

Secure Boot証明書期限は何をすればいいですか

個人ユーザーがまずやるべきことは、過度に恐れるより「更新を長期停止しない」「更新できる状態を維持する」ことです。企業なら、端末台帳と更新適用状況を管理し、公式ガイダンスの更新に追随できる体制を作るのが現実的です。


まとめ いちばん安全に進めるコツは準備してから更新すること

KB5077181はWindows 11の24H2/25H2向け累積更新で、WPA3-Personal Wi-Fiの接続不具合や全画面ゲーム体験の適格性判定に関する修正が公式に案内されています。公開時点で公式の既知の問題は「なし」とされていますが、環境差はあり得ます。

迷う人ほど、次の順番で進めると失敗しにくいです。

  1. 対象(24H2/25H2)とビルドを確認

  2. 更新前チェックリストで「戻せる状態」を作る

  3. 困りごとがあるなら早め、なければ数日様子見→適用

  4. もし失敗しても、優先順位表の上から順に対処

  5. どうしてもダメならアンインストールや回復環境で撤退

「更新するかしないか」より、「更新しても困らない状態を作る」ことが、結局いちばん安心につながります。


参考情報源