※購入先、ダウンロードへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、それらの購入や会員の成約、ダウンロードなどからの収益化を行う場合があります。

KB5074109でOutlookがフリーズする原因と対処法|POPで終了できない時の回避策

Windows 11の更新を入れた直後から、Outlookが突然フリーズしたり、閉じても終了できず再起動できなくなったりすると、業務の手が止まってしまい焦ります。特にPOPで受信している場合、「今日はメールが使えないのか」「自分の設定が壊れたのか」と不安になりがちです。

実は、2026年1月の更新プログラム「KB5074109」適用後、クラシック版OutlookのPOPアカウントで正常に終了しない・フリーズするといった不具合が報告されており、公式情報でも案内が出ています。本記事では、まず3分で“該当するか”を判定し、次にメールを止めない回避策を安全度の高い順に整理します。どうしても解消しない場合の最終手段(更新の扱い)と、復旧後に再発を避けるための確認ポイントまで、迷わず進められるようにまとめました。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

目次

KB5074109で起きるOutlook不具合の症状と影響範囲

KB5074109適用後にクラシックOutlook(POP)が終了できない・フリーズする場合、まずKB適用/クラシック/POPを3分で判定し、Webメール等で業務継続を確保します。Microsoftも調査中の既知問題のため、最終手段はKB削除と更新停止。公式更新を確認して復帰します。

よくある症状

今回の不具合で多く報告されている症状は次のとおりです。

  • Outlookが応答しない、固まる(フリーズ)

  • Outlookを閉じても正常に終了しない

  • 閉じた直後は終了したように見えるが、次に起動できない

  • しばらく待っても改善せず、強制終了が必要になる場合がある

Microsoftの説明でも「Outlookが正常に終了しないため、閉じると再起動できない」ことが明記され、加えてハング/フリーズの報告も挙げられています。

影響を受けやすい条件

すべてのOutlook利用者が該当するわけではなく、影響が示されている条件には特徴があります。

  • OS:Windows 11(バージョン 24H2/25H2 が話題の中心)

  • 更新:KB5074109(2026年1月13日)

  • アプリ:クラシック版Outlook(新しいOutlookではなく従来のデスクトップOutlook)

  • メール:POPアカウントプロファイル

つまり、次章の「該当判定」で3点が揃えば、今回の既知問題に当てはまる可能性が高い、という設計です。

なぜ「POP」が重要なのか

POPは、メールをサーバーから端末へ取り込む方式です。長年Outlookで運用している方や、プロバイダメールを使っている方に多い一方、運用のクセがあります。

  • 端末側の状態(Outlook/Windows)に影響を受けやすい

  • 複数端末での同期が難しい(同じ受信箱でも端末ごとに状態がズレやすい)

  • 「サーバーにメールを残す」設定の有無で挙動が変わる

したがって、トラブル時には「今すぐ業務を回す」ために、Webメールや別クライアントなどの回避策が特に有効になります。


3分でできる該当判定チェック

判定の結論(チェックリスト)

次の3つがすべて当てはまる場合、本記事の対処が最も当てはまります。

  • □ Windows 11の更新履歴に KB5074109 がある

  • □ 使っているOutlookが クラシック版Outlook である

  • □ メールアカウントが POP である

1つでも外れている場合は、別要因(アドイン、プロファイル破損、ネットワーク、別KB、Outlook更新、アカウント障害など)も疑い、切り分けを広げるのが安全です。

WindowsにKB5074109が入っているか確認する手順

  1. Windowsの「設定」を開く

  2. 「Windows Update」を開く

  3. 「更新の履歴」を選ぶ

  4. 一覧に KB5074109 があるか確認する

KB5074109はWindows 11(24H2/25H2)向けの累積更新として案内されています。

Outlookがクラシック版か確認するポイント

同じ「Outlook」でも、近年は「新しいOutlook」と「クラシック版Outlook」が混在しやすくなっています。今回の既知問題は、Microsoftが「クラシックOutlook」と明記している点が重要です。

見分けの実務的なポイントは次のとおりです。

  • 長年使ってきたOutlook(従来のWindowsデスクトップアプリ)である

  • UIが昔から大きく変わっていない

  • (環境によっては)アプリ名に「Outlook (classic)」等の表記がある

アカウントがPOPか確認する方法

Outlookを開ける場合は、アカウント設定で確認できます。開けない場合は、後述の回避策(Webメール等)でひとまずメールを扱える状態を作ってから確認しても問題ありません。

一般にPOP設定には、受信サーバー名、ポート、暗号化方式などがあり、IMAPやExchangeとは項目が異なります。
Microsoftの不具合ページでも、POPアカウントプロファイルが対象として言及されています。


まずはメールを止めない回避策(安全度が高い順)

回避策の比較表(推奨順)

回避策 安全度 復旧の速さ 手間 向いている人 副作用・注意
Webメールで運用 とても速い とにかく今日のメールを回したい 画面や機能がOutlookと違う
別のメールソフトで一時運用 速い Webメールが使いづらい/添付や検索を急ぐ 設定が必要。POPは端末差分に注意
Outlookプロセスを終了して再起動 速い 一時的にOutlookを起動して送受信したい 再発しやすい。未保存データに注意
POPからIMAP等へ切り替え検討 中〜高 今後も同種トラブルを避けたい 移行設計が必要。既存メールの扱い注意
KB5074109をアンインストール 低(最終手段) どうしても復旧できず業務停止が大きい セキュリティ更新を外すリスク

この順序の意図は明確です。セキュリティ更新を外す前に、業務継続策で被害を止めるためです。

Webメールで運用する(最推奨)

最も安全で、最も早い方法です。Outlook側が不安定でも、ブラウザからメールを確認・返信できれば、業務は継続できます。

実施手順は次のとおりです。

  1. メール提供元のWebメールにアクセスする

    • 例:Microsoft 365(Outlook on the web)

    • 例:プロバイダ(OCN、ぷらら、So-net等)のWebメール

  2. ログイン情報を用意する

    • メールアドレス、パスワード

    • 二段階認証がある場合は認証アプリ等

  3. 重要メールの送受信ができることを確認する

    • 新規メール作成、返信、添付の送信

  4. 業務が落ち着いたら、Outlook復旧作業へ戻る

ポイントは「復旧作業の前に、今日のメール対応を確保する」ことです。今回の問題はMicrosoftが調査中としており、作業に時間をかけるほど業務影響が増えます。

別のメールソフトで一時運用する(Webメールが厳しい場合)

Webメールが使いづらい場合、別のメールソフトにアカウントを追加して一時運用する方法があります。ここで重要なのは、POPの性質です。

POPは「サーバーから端末へ取り込む」ため、別ソフトで受信したメールが、Outlook側で見えなくなる(または逆)など、運用差分が起こり得ます。次の点を必ず意識してください。

  • 「サーバーにメッセージのコピーを置く」設定がどうなっているか

  • どの端末(どのソフト)が受信の主導権を握るか

  • 重要メールの保管先(端末内のデータ)が分散しないか

実務上は、復旧までの短期間に限定して使い、復旧後に運用を戻すのが安全です。

Outlookが閉じても終わらない場合:プロセス終了→再起動

「閉じたのに再起動できない」場合、裏でOutlookのプロセスが残っている可能性があります。Microsoftの説明でも「Outlookが正常に終了しない」ことが中核です。

手順は次のとおりです。

  1. タスクマネージャーを開く

  2. Outlook関連プロセス(Outlook.exe等)を探す

  3. 終了する

  4. Outlookを再起動する

注意点として、編集中のメール下書きや、送信待ちアイテムがあると影響が出る場合があります。可能なら、Webメール等で急ぎの返信を済ませてから試すと安全です。

POPからIMAP等へ切り替えるべきかの判断基準

今回のトラブルをきっかけに「そもそもPOP運用で良いのか」を見直す価値があります。ただし、移行は焦ると事故が起きます。判断は次の基準が目安です。

切り替えを検討したいケース

  • PCとスマホなど、複数端末で常に同じ受信箱を見たい

  • 端末故障や再セットアップの際に、メール復元を簡単にしたい

  • 今後もWindows/Outlook更新で同種リスクを下げたい

切り替えを急がない方がよいケース

  • プロバイダ側のIMAP対応が不明、容量が小さい

  • 既存メールの保管が端末(PST)中心で、移行設計が必要

  • 会社の運用や監査要件があり、情シス判断が必要

「まず今日を乗り切る」段階では、移行より回避策が優先です。落ち着いてから検討してください。


それでも直らない場合の最終手段:KB5074109のアンインストール

先に知っておくべきこと(リスクと位置づけ)

KB5074109はセキュリティ更新を含む累積更新です。したがってアンインストールは、Outlookの復旧に寄与する一方、セキュリティ修正を一時的に外す判断にもなります。ここを理解せずに実施すると、別のリスクを抱えます。

本記事では、アンインストールを「最終手段」として扱います。先にWebメール等で業務継続を確保したうえで、影響と期限を決めて実施するのが安全です。

アンインストール前にやるべき安全対策(推奨)

可能な範囲で次を行うと、トラブル時の復帰が容易になります。

  • Outlookのデータファイル(PST/OST)の所在を把握する

  • 重要な設定情報(メールアドレス、サーバー名、ポート、暗号化方式、パスワード管理方法)を控える

  • 可能ならWindowsの復元ポイントを作成する

  • 業務端末の場合、管理者ポリシーやBitLocker等の運用ルールを確認する

ここまで行うだけでも、操作の心理的ハードルが下がり、判断の質が上がります。

KB5074109をアンインストールする手順

  1. Windowsの「設定」

  2. 「Windows Update」

  3. 「更新の履歴」

  4. 「更新プログラムをアンインストールする」

  5. 一覧から KB5074109 を探してアンインストール

  6. PCを再起動

  7. Outlookを起動し、終了できるか(再起動できるか)を確認

KB5074109の公式ページは、Windows 11 24H2/25H2向けの累積更新として案内されています。

アンインストール後に必ず行うこと:更新の一時停止

アンインストールしても、Windows Updateがすぐ再適用すると再発します。次を実施します。

  • Windows Updateで「更新の一時停止」を設定

  • 可能なら「いつまで一時停止するか」を決め、タスクとして管理する

  • 業務端末では、端末ごとにバラつかないよう統一する

この「期限を決めて一時停止」は、セキュリティと業務継続の両立のために重要です。


復旧後にやるべき再発防止:公式情報の追いかけ方と運用設計

まず見るべき公式ページは2つ

今回の件は、Microsoftが「調査中」として情報を更新する可能性があります。したがって「直ったらしい」という二次情報より、次の公式を基点にします。

  • Microsoft Support:クラシックOutlook(POP)×KB5074109の不具合ページ(最終更新日、状態、回避策の記載)

  • Microsoft Support:Windows 11 KB5074109の更新ページ(更新内容、告知、変更点)

さらに、Outlook側には「既知の問題一覧」ページがあり、同件が項目として掲載されています。

公式ページで確認すべきポイント(読む場所を固定化)

確認ポイントを固定すると、情報の見落としが減ります。

  • 最終更新日:新しい情報に変わっていないか

  • 状態:調査中/回避策あり/解決 など

  • 回避策欄:具体策が追加されていないか

  • 影響範囲の追記:POP以外や別条件が追加されていないか

Microsoftの不具合ページでは「最終更新日」と「状態:調査中」が明示されています(例:2026年1月15日更新)。

企業・複数PC向けの再発防止チェックリスト

情シスがいない、または兼任の場合は、次のテンプレで統一すると混乱が減ります。

  • □ 対象端末の条件を統一して洗い出す

    • Windows 11(24H2/25H2)

    • KB5074109適用

    • クラシックOutlook

    • POP

  • □ 問い合わせテンプレを用意する

    • 症状(終了不可/フリーズ)

    • KBの有無

    • Outlook種別

    • POP/IMAP/Exchange

    • いつから(更新日と一致するか)

  • □ 回避策の第一選択を決める

    • 原則:Webメール

    • 次点:代替クライアント

  • □ 更新一時停止の期限と復帰条件を決める

    • 「公式ページに回避策/解決が載ったら再開」など

この運用設計があると、「誰かが勝手にKBを消す」「別の端末だけ止め忘れる」といった事故が減ります。


よくある質問

Outlookが閉じても終わらず再起動できません

今回の既知問題では「Outlookが正常に終了しない」ため「閉じたあと再起動できない」ことが主症状として説明されています。まずはタスクマネージャーでOutlookプロセスを終了し、再起動できるか確認してください。
それでも再発する場合は、Webメール等で業務継続を確保し、KB5074109の扱い(最終手段としてのアンインストール)を検討します。

いまのOutlookがクラシック版か分かりません

Microsoftは「クラシックOutlook」と明記しており、対象を限定しています。UIやアプリ表記が分かりにくい場合は、Microsoft Supportの既知問題一覧で同項目を確認し、該当する説明(クラシック/POP/KB5074109)と一致するかで判断してください。

POP以外(IMAP/Exchange)でも起きますか

Microsoftの不具合ページでは、POPアカウントプロファイルが対象として説明されています。まずは「クラシックOutlook×POP×KB5074109」の3点が揃うかを確認してください。

KBをアンインストールするとメールは消えますか

通常、KBのアンインストール自体がメールデータを直接削除する操作ではありません。ただし、POP運用は端末側のデータ依存が強いことがあります。念のため、データファイルの所在確認や設定控え、可能なら復元ポイント作成など、最低限の安全対策を行ってから実施してください。

いつ直りますか

現時点で「いつ解決する」と断定はできません。Microsoftは本件を「調査中」としており、更新が入る可能性があります。最短で状況を把握するには、Microsoft Supportの不具合ページと、Outlook既知問題一覧の更新日・状態・回避策欄を定期確認してください。


参考にした情報源