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軽いめまいが続くとき何科へ行く?危険サインと受診先の決め方

軽いめまいが数日続くと、「疲れかな」と思いながらも、ふとした瞬間に不安がよぎります。耳鼻科に行くべきなのか、内科なのか、それとも脳の検査が必要なのか──迷っているうちに、受診が遅れてしまうことも少なくありません。
本記事では、まず最初に確認すべき危険サインを整理し、そのうえで「症状のタイプ」「続く期間」「一緒に出る症状」から、耳鼻科・内科・脳神経内科のどこに行くのが近道かを最短で判断できるようにまとめました。受診前にメモしておくと診察がスムーズになるポイントや、病院で行われやすい検査の流れ、異常なしと言われたときの次の一手まで解説します。
「いま何をすべきか」を迷わず決めたい方は、この記事のチェック項目から順に確認してみてください。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

目次

軽いめまいが続くときに最初に確認したい危険サイン

めまいの多くは耳の異常などで説明できる一方、脳卒中など緊急性の高い病気が隠れるケースもあります。脳卒中の特徴は「突然起きる」ことです。始まりの時刻を特定できるような症状は特に注意が必要です。

突然の症状があるなら救急受診を検討する

次の症状が「突然」出た場合は、自己判断で様子見を続けず、救急受診(救急外来/救急車)を検討してください。

  • 歩けないほどのふらつき・立てないほどのめまい

  • ろれつが回らない、言葉が出にくい、会話がかみ合わない

  • 片側の手足や顔のしびれ・力が入らない

  • 見え方の異常(物が二重、視野が欠ける、片目が見えにくい)

  • 意識が遠のく、強い眠気、まっすぐ座れない

  • 突然の激しい頭痛

  • 転倒して頭を打った後から悪化するめまい

めまいが主症状になる脳卒中(小脳・脳幹など)もあり、バランス障害や視覚異常の重要性が指摘されています。

危険サインのセルフチェックで迷いを減らす

「救急かどうか」だけでも先に決められると、残りの判断が一気に楽になります。次のチェックで1つでも当てはまる場合は、受診の優先度を上げてください。

  • いつものめまいと違い、突然始まった

  • 歩けない/真っ直ぐ歩けないほどのふらつきがある

  • 視界言葉手足の動きに異常がある

  • 強い頭痛、意識の異常、失神がある

  • 高齢、または脳卒中の危険因子(高血圧・糖尿病・心疾患など)がある

日本脳卒中学会の一般向け情報でも、片麻痺やしびれ、言語障害などの代表症状が示されています。


軽いめまいが続く原因は耳と脳と全身に分けて考える

危険サインがなさそうでも、めまいが続くなら原因の整理が必要です。大きく分けると次の3つです。

  • 耳(内耳)由来:回転性、頭の動きで誘発、耳鳴り・難聴を伴う

  • 脳(中枢)由来:突然、歩行障害、神経症状が同時にある

  • 全身(内科領域)由来:立ちくらみ、動悸、血圧変動、脱水、貧血、薬

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、めまいの原因割合と「受診のめやす」を整理しており、内耳由来・脳疾患・その他(慢性めまい等)の分類を提示しています。

回転性めまいが短時間で起きるなら耳が原因の可能性が高い

「自分や景色がぐるぐる回る」「寝返りや起床で一気に回る」「数十秒〜数分で落ち着く」という回転性めまいは、内耳の異常が背景にあることが多いタイプです。学会ページでも、頭を動かした時に短時間起こる回転性めまいは良性発作性頭位めまい症の目安として整理されています。

このタイプは、めまいそのものは強くても、神経症状(麻痺・ろれつ・視覚異常)が伴わないことが多く、耳鼻咽喉科で眼振の確認などを行いながら評価します。

耳鳴りや難聴があるなら耳鼻科が近道になりやすい

「めまい+耳鳴り」「めまい+難聴」「耳が詰まる感じ」がある場合、メニエール病など耳の病気が疑われます。学会の疾患解説では、メニエール病の診断・経過観察に聴力検査や眼振検査が必要で、耳鼻咽喉科受診が推奨されています。

ふわふわする浮動性めまいは原因が広いので時間軸が重要

「船に乗っているようにふわふわする」「地面が揺れる」「集中できない」という浮動性めまいは原因が広く、耳・脳・自律神経・ストレス・睡眠不足など複数要因が重なることがあります。
このため、“どの科か”を症状だけで決めにくいのが特徴です。そこで鍵になるのが、次の3点です。

  • いつ始まったか(突然か、徐々にか)

  • どれくらい続くか(数分・数時間・毎日)

  • 生活に支障が出ているか(仕事・運転・歩行)

耳鼻咽喉科領域の総説では、鑑別に神経症候(眼球運動障害、運動・感覚障害など)を含めて評価する重要性が述べられており、症状の組み合わせと経過観察が診療の核になります。

立ちくらみや動悸が目立つなら内科領域を疑う

「立ち上がるとクラッとする」「目の前が暗くなる」「動悸がある」「水分不足が思い当たる」「健診で貧血を指摘された」などは、血圧変動・脱水・貧血・不整脈・薬の影響など内科領域が関わります。慈恵会グループの解説でも、自律神経障害(立ちくらみ)、血圧異常、不整脈、内分泌(甲状腺)などが内科の範囲として挙げられています。


軽いめまいが続くとき何科に行くかを3分で決める

ここからは「迷いを減らすための即決ルール」を提示します。完璧に診断しようとせず、最初の受診先を外さないことが目的です。

まずは受診先を決める前にルールを固定する

  • 危険サインがあれば「救急/脳神経」へ

  • 耳症状または回転性が強ければ「耳鼻科」へ

  • 立ちくらみ・動悸・脱水・貧血の心当たりが強ければ「内科」へ

  • どれにも当てはまらず、ふわふわが続くなら「耳鼻科か内科から開始し、必要に応じて紹介」へ

めまいの受診目安として、耳由来は耳鼻咽喉科、脳疾患が疑われる場合は脳神経内科/脳神経外科、慢性的なめまい(PPPD等)も耳鼻咽喉科が目安として整理されています。

症状別「何科」早見表

最も困っている症状 まず行く科 こう考えると迷いにくい
突然始まり、歩けないほどふらつく/視界・言葉・麻痺の異常がある 救急外来/脳神経内科・脳神経外科 脳卒中は「突然」が特徴。めまい主体の後方循環もある
ぐるぐる回る回転性、頭を動かす・寝返りで誘発、短時間で落ち着く 耳鼻咽喉科 内耳由来が多い。眼振・聴力などの評価が得意
めまいに耳鳴り/難聴/耳の詰まり感がある 耳鼻咽喉科 メニエール病など耳の病気の評価が必要
立ち上がるとクラッ、目の前が暗い、動悸、脱水・貧血の心当たり 内科/循環器内科 血圧・不整脈・貧血・薬の影響などを確認
ふわふわが続くが上の決め手が弱い、生活に支障が出る 耳鼻咽喉科または内科(どちらからでも) まず危険疾患の除外と基本検査→必要なら紹介

迷うケースでの現実的な最適解

「耳症状はない」「立ちくらみとも言い切れない」「でも数日以上続いて不安」という人が最も多いゾーンです。この場合は、次の順で決めると遠回りを減らせます。

  1. 危険サインがなければ、受診予約が取りやすい方(耳鼻科または内科)に先に行く

  2. 受診前メモを整えて、医師が鑑別しやすい情報を渡す

  3. 必要に応じて、脳神経や循環器などへ紹介してもらう

学会・総説の文脈でも、症状の組み合わせと神経症候の有無が鑑別の鍵であり、初診で適切に情報が揃うほど診療が前に進みます。


軽いめまいが続くときの受診タイミングを時間軸で決める

「何科」に加えて、「いつ行くべきか」が決まると迷いが激減します。ここでは“軽いが続く”に最適化した時間軸ルールを提示します。

今日のうちに受診を検討したい目安

  • 危険サインが少しでもある

  • 生活動作に支障がある(歩行が不安、仕事に集中できない)

  • 症状が増悪している、または新しい症状が増えてきた

  • 高齢、または脳卒中の危険因子がある

脳卒中は突然起こることが多い点が強調されています。

3日以上続くなら「軽くても」評価を受ける価値が高い

軽いめまいでも、同じ症状が3日以上続く場合は、耳や全身の原因が隠れている可能性があります。学会ページが示すように、耳由来が多い一方で、脳疾患や慢性めまい(PPPD等)も一定割合あります。

数週間〜3か月と長引く場合に考えること

めまいが長引くと「原因不明」と言われやすくなりますが、長期化には理由があることが多いです。例えば、めまい発作後の過剰な安静で平衡機能が回復しにくくなる場合や、ストレスや睡眠不足が発作を繰り返しやすくする場合もあります。総説では、急性期以降のリハビリテーションや生活習慣改善が有用である旨が述べられています。


軽いめまいが続くときの受診前チェックと伝えるメモ

「何科に行くか」を正しく選んでも、問診で情報が揃わないと診断が遅れます。忙しい人ほど、メモの質=受診の効率になります。

医師が判断に使う順番で書く症状メモテンプレ

次の順で書くと、診察がスムーズになりやすいです。

  1. 始まり方:突然/徐々に、いつから(初回の日付)

  2. 性質:ぐるぐる回る/ふわふわする/立ちくらみ(失神感)

  3. 持続時間:数秒・数分・数時間・ほぼ一日中

  4. 誘因:寝返り、起床、立位、歩行、入浴、ストレス、空腹、天候

  5. 随伴症状

    • 耳:耳鳴り、難聴、耳の詰まり感

    • 神経:ろれつ、しびれ、視界異常、歩行障害、激しい頭痛

    • 循環器:動悸、胸の違和感、息切れ

  6. 生活への影響:運転できるか、仕事に支障、転倒の有無

  7. 既往歴・リスク:高血圧、糖尿病、心疾患、片頭痛、貧血

  8. 服薬:新しく始めた薬、飲んだ時間(お薬手帳が最強)

耳鼻科領域の解説でも、聴力検査・眼振検査などを用いて評価することが示されており、耳症状や誘因の情報は特に重要です。

受診当日に持っていくものチェックリスト

  • お薬手帳(サプリも含める)

  • 直近の健診結果(貧血や血糖、甲状腺などの情報が役立つことがあります)

  • 上の症状メモ(スマホでOK)

  • 可能なら付き添い(強いふらつきがある場合)

受診までの過ごし方で悪化を防ぐポイント

やってはいけないこと

  • ふらつきがある状態での運転、高所作業

  • 急な立ち上がり、急な首の回旋

  • 脱水を放置(汗をかくのに水分が少ない)、過度な飲酒

やってよいこと

  • こまめな水分補給(特に脱水が心当たりなら)

  • 食事を抜かない、睡眠を確保する

  • 症状が出た条件を記録する(誘因と持続時間が鍵)

  • 危険サインが出たら迷わず受診先を切り替える


軽いめまいが続くときに病院で行われやすい検査と流れ

受診前に「何をされるのか」を知っておくと、心理的ハードルが下がります。ここでは一般的な流れを、科ごとに整理します。

耳鼻咽喉科で多い検査

耳鼻科は「耳と平衡機能」の専門です。学会解説でも、診断や経過観察に聴力検査や眼振検査が必要とされています。

  • 問診(誘因、耳症状、回転性かどうか)

  • 耳の診察

  • 聴力検査

  • 眼振の確認(めまいと目の動き)

  • 必要に応じて追加検査・紹介(画像検査など)

内科・循環器内科で多い検査

内科は「全身状態」の評価が得意です。立ちくらみや動悸が絡む場合は循環器の評価が重要になることがあります。

  • 血圧・脈拍(起立前後の変化を含むことも)

  • 血液検査(貧血、炎症、代謝など)

  • 心電図(動悸や不整脈の疑いがある場合)

  • 服薬・脱水・生活状況の確認

脳神経内科・脳神経外科で多い検査

脳が疑われる場合は、神経学的診察と画像検査が中心になります。脳卒中の症状は突然起こることが多い点が一般向けにも整理されています。

  • 神経学的診察(眼球運動、麻痺、感覚、歩行など)

  • 画像検査(CT/MRI など)

  • 必要に応じて緊急治療や入院判断


軽いめまいが続くときに多い状況別シナリオと受診先の決め方

ここでは「自分の状況に近い」形で当てはめられるよう、よくあるパターン別に整理します。

寝返りや起床でだけ回るなら耳鼻科から始める

  • 特徴:動かした瞬間に回り、しばらくじっとすると落ち着く

  • 行動:耳鼻科受診が近道

  • 理由:頭位で誘発される短時間の回転性めまいは内耳由来が多く、眼振評価など耳鼻科の守備範囲

ふわふわが一日中続き、集中できないなら「時間軸」で受診

  • 特徴:ぐるぐるではなく、ずっと不安定。肩こりや睡眠不足、ストレスもある

  • 行動:3日以上続くなら耳鼻科または内科へ

  • 理由:原因が広いタイプほど、まず危険疾患の除外と基本評価が必要

立ち上がりでクラッ、動悸もあるなら内科を優先する

  • 特徴:起立時に暗くなる、脈が速い、水分不足や貧血が心当たり

  • 行動:内科/循環器内科へ

  • 理由:立ちくらみ・血圧変動・不整脈などは内科領域が得意

軽くても「突然」で、歩けないふらつきが出たら救急

  • 特徴:ある瞬間から急にフラつき、歩けない、視界も変

  • 行動:救急受診を検討

  • 理由:脳卒中は突然起こり、めまい主体のケースもある


異常なしと言われたのに軽いめまいが続くときの次の一手

「検査は問題ない」と言われても、症状が続くと不安は残ります。ここでは“次にどう動けばいいか”を整理します。

異常なしでも「症状がある」理由は複数あり得る

検査が「重大疾患の否定」に強い一方で、機能的な問題や生活要因、回復過程の問題は数値や画像に出にくいことがあります。総説でも、急性期以降にリハビリや生活習慣改善が有用であることが述べられています。

再受診の目安と相談先の選び方

  • 症状が増悪、または新しい神経症状が出た → 脳神経/救急

  • 耳症状(耳鳴り・難聴)が出てきた → 耳鼻科へ戻る

  • 立ちくらみ・動悸が強まる → 内科/循環器へ

  • 生活要因(睡眠不足・ストレス)と連動して長引く → かかりつけ医に相談し、必要に応じて専門外来や心身両面のケアへ

慈恵会グループの解説でも、耳にも脳にも異常がないめまいが一定割合存在し、頸性・心因性が隠れることがあると示されています。

家でできる「再発を減らす」ための現実的な対策

  • 水分・塩分(必要量)の見直し

  • 食事を抜かない

  • カフェイン・飲酒の偏りを減らす

  • 眠れていない日を記録し、めまいとの関連を見る

  • じっとし過ぎず、無理のない範囲で活動量を戻す(医師の指示がある場合を優先)


軽いめまいが続くでよくある質問

数日続く程度なら様子見でよいか

危険サインがなくても、同じ症状が3日以上続く、繰り返し増える、生活に支障が出るなら受診の価値があります。耳由来・脳疾患・慢性めまいなど原因は多様で、早めに評価しておくほど安心につながります。

市販薬で様子を見るのはありか

吐き気止めなどで一時的に楽になることはありますが、原因の鑑別や危険疾患の否定にはつながりません。特に「突然の症状」や神経症状が少しでもある場合は自己判断を優先せず受診をご検討ください。

耳鼻科と脳神経内科、どちらに行くか迷ったら

迷う場合は、まず危険サインの有無を確認し、あれば脳神経/救急へ。なければ、回転性や耳症状があるなら耳鼻科、立ちくらみや動悸があるなら内科が目安です。受診前メモを整えるほど、初診で適切な紹介につながりやすくなります。

仕事が忙しくて受診の時間が取りづらい

「いま救急かどうか」だけでも先に判定し、危険サインがなければ予約の取りやすい耳鼻科または内科へ行き、必要なら紹介を受けるのが最短ルートです。症状メモがあると診察が短くなりやすく、結果として時間を節約できます。


参考にした情報源