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iPhoneの時刻合わせの完全手順|自動設定できない原因と直し方

iPhoneの時刻がずれていると、アラームが鳴らない・鳴る時間が違う、カレンダー予定がずれる、LINEやメールの送受信時刻表示が不自然になる、二段階認証が通らない、決済やログインが失敗するなど、生活の中で想像以上に影響が出ます。ところが「時刻合わせはどこでやるのか」「自動設定にしているのに直らない」「そもそも自動設定がグレー表示で触れない」といったつまずきも多く、検索しても情報が断片的で、不要な初期化まで検討してしまうケースもあります。

本記事では、iPhoneの時刻合わせについて、まず最短で直す基本手順を示し、それでも直らない場合に“原因を切り分けながら”安全に解決へ進むための考え方と手順を詳しく解説いたします。海外渡航時の時間帯、24時間表示、変更できないグレー表示の背景(スクリーンタイム・管理プロファイル等)まで一記事で完結できるように整理します。

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iPhone時刻合わせで最初に確認するポイント

時刻のズレを確認する方法

最初にやるべきことは、「本当にiPhoneがずれているのか」「どのくらいずれているのか」を客観的に確認することです。ここが曖昧なまま操作を始めると、原因の切り分けが難しくなり、直ったのかどうかも判断しづらくなります。

おすすめの確認方法(信頼できる基準で比較)

  • テレビやラジオの時報

  • キャリアの時刻表示(固定電話の時報等が使える環境ならそれでも可)

  • NTP同期しているPCの時刻(会社PCなど管理下だとずれていることもあるため、複数で確認すると安全です)

  • 家族の別端末(自動設定のスマホ)と見比べる

ズレの大きさで、疑うべき原因が変わります。

  • 数秒〜1分程度のズレ:一時的な同期遅延、通信状態の不安定、端末負荷、OS挙動など

  • 数分〜十数分のズレ:通信や設定の問題が出ている可能性が高く、再起動や通信切替で改善することがあります

  • 1時間以上(数時間単位)のズレ:多くの場合は「時間帯(タイムゾーン)」が誤っている、または時間帯の自動認識が失敗している可能性が高いです

  • 日付が前日/翌日になっている:時間帯のズレ、もしくは端末内部の時刻同期が大きく崩れている可能性があります

この段階で「数時間ずれている」場合は、時刻そのものよりも時間帯の設定に焦点を当てると、最短で解決しやすくなります。

時間帯のズレと時刻ズレの違い

iPhoneの表示時刻は「日付・時刻」だけでなく「時間帯(タイムゾーン)」の影響を受けます。たとえば、日本(JST)にいるのに時間帯がロサンゼルス等になっていると、表示が大幅にずれます。このとき、単に時刻を手動で合わせても、根本原因が時間帯なら再発しやすくなります。

見分け方のコツ

  • ズレが「ちょうど数時間」:時間帯が違う可能性が高い(例:9時間、8時間、1時間など)

  • ズレが「一定ではない」「数分単位で揺れる」:通信や同期が不安定、または端末負荷などの可能性

  • 予定(カレンダー)だけが変な時刻になる:カレンダー側の時間帯設定(イベントのタイムゾーン)も疑う必要がありますが、まずは端末全体の時間帯が正しいかを優先して確認します

また、海外旅行・出張の前後は、機内モード、現地SIM、VPN、位置情報制限などが重なるため、時間帯の自動切替が失敗しやすいタイミングです。こうした背景を踏まえ、後半で「海外での対策」も整理します。

自動設定が推奨される理由

iPhoneの時刻合わせは、原則として自動設定が最も安定し、再発も起きにくい方法です。理由は次のとおりです。

  • 通信を通じて正しい時刻情報に同期できるため、手動設定のような入力ミスが起きにくい

  • サマータイム(DST)などの時間帯ルール変更の影響を受けても自動追従しやすい

  • 端末内の各機能(通知、認証、ログ、セキュリティ判断)が「正しい時刻」を前提として設計されている

一方、手動設定は短期的な対処としては有効ですが、時間帯の切替やネットワーク再接続、OS更新などをきっかけに、再度ズレたり、逆に別の不具合を誘発することがあります。そのため、本記事では「まず自動設定で直す」「無理な場合に手動へ」「さらに変更不可なら制限を疑う」という順序で解説いたします。


iPhone時刻合わせを自動設定で直す手順

自動設定をオンにする操作手順

基本手順はシンプルです。まずはここを確実に実施してください。

  1. 設定を開きます

  2. 一般を開きます

  3. 日付と時刻を開きます

  4. 自動設定をオンにします

オンにした直後に時刻がパッと修正される場合もあれば、通信状態によって数十秒〜数分かかることもあります。操作後すぐに改善しない場合は、次の確認に進みます。

この時点で確認したいこと

  • 自動設定がオンにできているか(スイッチが緑)

  • 時間帯の欄が正しい地域になっているか

  • オンにしたのにすぐオフに戻る、あるいは触れない(グレー)場合は、後半の「変更できないグレー表示」を参照してください

時間帯の設定が正しく動く条件

自動設定が機能するためには、複数の条件が揃っている必要があります。ここは“よくある見落とし”が多いポイントです。

自動設定が失敗しやすい状況

  • Wi-Fiに接続しているが、実はインターネットに出られていない(認証が必要なフリーWi-Fi等)

  • モバイル通信が圏外、通信制限、SIM不調

  • VPNや社内ネットワークの影響で時刻同期関連の通信が不安定

  • iOSが古く、時間帯データや挙動の不具合が残っている

  • 位置情報が制限され、時間帯の自動認識がうまく働いていない

まずは次を短時間で確認してください(おすすめ順)

  • 機内モードをオン→オフ(通信の掴み直し)

  • Wi-Fiを切ってモバイル通信へ(または逆)

  • Safariで適当なサイトが開けるか(インターネット到達確認)

  • 可能ならiOSアップデートの有無も確認(すぐ更新できない場合は後回しでも構いませんが、原因が残り続けることがあります)

ここまでやっても時間帯が合わない場合は、位置情報の「時間帯の設定」が鍵になることがあります。

位置情報の時間帯設定を確認する

自動設定で時刻や時間帯が合わない場合、**位置情報サービス内のシステムサービス「時間帯の設定」**の状態が影響することがあります。ここがオフだと、現在地に基づく時間帯の自動認識がうまくいかないケースがあります。

確認手順

  1. 設定プライバシーとセキュリティ位置情報サービス

  2. システムサービス

  3. 時間帯の設定をオンにします

補足(ここでつまずくポイント)

  • 「位置情報サービス」自体がオフだと、システムサービスの設定も意味を成しません。時間帯の自動認識が必要な状況では、位置情報サービスのオンも検討してください(ただし会社端末や運用ポリシーがある場合は、管理者方針を優先してください)。

  • 位置情報をオンにした直後は、時刻や時間帯の反映まで少し時間がかかることがあります。再起動や通信切替を合わせると改善しやすくなります。

ここまでが「自動設定で直す」ルートです。次は、自動設定が使えない場合や一時的に合わせたい場合の「手動設定」を解説します。


iPhone時刻合わせを手動で行う手順

手動設定は「自動設定が効かない」「現地で急ぎで合わせたい」「特定の事情で自動にできない」場合の対処として有効です。ただし、手動で時刻を大きく動かすと認証や決済などに影響する可能性があるため、後半の注意点も併せて確認してください。

手動で日付と時刻を変更する

  1. 設定一般日付と時刻

  2. 自動設定をオフにします

  3. 日付・時刻の欄が操作できるようになるので、正しい値に合わせます

手動設定で失敗しやすい点

  • 分単位で合わせたつもりでも、秒ズレが気になって何度も調整してしまう
    → 重要なのは“秒単位の完全一致”ではなく、通常利用に支障が出ないことです。二段階認証などに影響がある場合は、できるだけ自動設定へ戻すことを推奨いたします。

  • 日付も一緒にずれているのに、時刻だけ直してしまう
    → 認証やログに影響が出やすくなります。日付も正しいか必ず確認してください。

手動で時間帯を変更する

海外で自動切替が失敗する場合や、国内にいるのに数時間ずれている場合に効果が高いのが時間帯の手動設定です。

  1. 設定一般日付と時刻

  2. 自動設定をオフ

  3. 時間帯をタップ

  4. 都市名を入力して選択します(例:日本なら東京)

時間帯手動設定のメリット

  • “数時間ずれ”の原因が時間帯の場合、最短で一気に解決します

  • 時刻そのものを細かくいじらずに済むため、認証系への影響を抑えられる場合があります

注意

  • 時間帯を変えた結果、カレンダー予定の表示が変わることがあります。特に「タイムゾーン固定の予定」を使っている場合、見え方が変わるだけで予定自体は保持されますが、混乱を避けるために変更前後で重要予定を確認すると安心です。

24時間表示と地域設定の確認

時刻が合っていても、「表示が分かりにくい」「午前/午後の表示がしっくりこない」という場合は、表示形式の設定を確認すると解消します。

24時間表示

  • 設定一般日付と時刻24時間表示(オン/オフ)

24時間表示は「表示形式」なので、時刻の正確性そのものとは別問題ですが、アラーム設定やスケジュール管理で見間違いが起きる場合は、表示形式の統一が有効です。

地域設定(必要な場合のみ)
地域設定は通常、時刻合わせの主因にはなりませんが、言語・地域が大きく異なると、カレンダーや表示仕様が変わって違和感が出ることがあります。時刻関連の違和感が解消しない場合に、補助的な確認として検討してください。


iPhone時刻合わせが直らない時のトラブルシューティング

ここからは「自動設定・手動設定を試したが直らない」「直ったがすぐ戻る」「特定条件で再発する」といったケースを想定し、再現性の高い順に切り分けます。ポイントは、重い操作(リセット・初期化)に飛ぶ前に、軽い要因から順番に潰すことです。

再起動と通信切替で直るケース

時刻同期は通信状態の影響を強く受けます。操作としては地味ですが、再起動と通信切替だけで解決するケースは少なくありません。

推奨する順番(短時間で実施可能)

  • iPhoneを再起動する

  • 機内モードをオン→10秒程度→オフ

  • Wi-Fiをオフにしてモバイル通信へ(または逆)

  • 可能なら別のWi-Fi(自宅/職場など安定した回線)で再試行する

この手順が効きやすい症状

  • 数分程度のズレがある

  • 自動設定をオンにしても反映が遅い

  • 海外で回線が不安定

  • VPNを使っている(いったんオフにして挙動を見ると切り分けになります)

自動設定が過去日付になる場合の切り分け

「自動設定をオンにすると日付が過去になる」「時計が大きく巻き戻る」といった症状は、通常の軽いズレより深刻に見えます。ただし、原因が必ずしも端末故障とは限らず、通信・同期・設定の組み合わせで起きる場合があります。

優先して確認したいこと

  • インターネットに確実に到達できる回線に接続する(フリーWi-Fiより自宅回線等)

  • VPNやプロキシを一時的に外す(可能な範囲で)

  • iOSの更新が保留になっていないか確認する

  • 「自動設定オフ→再起動→自動設定オン」を試す

補足

  • 過去日付の状態でアプリを触ると、ログや同期の整合性が崩れることがあります。できるだけ早く正しい時刻に戻し、重要アプリの利用(決済・認証・仕事系)は復旧後に行うのが安全です。

時刻情報の更新メッセージが出る場合

時刻や時間帯のデータ更新に関連するメッセージが出る場合があります。これは「端末が新しい時間帯情報を取り込んだが、再起動や再同期が必要」といった状況で起こりえます。

対処の基本方針

  • iPhoneを再起動する

  • 可能なら通信状態の良い回線に接続した状態で、再起動後に自動設定をオンのまま数分待つ

  • Apple Watch等を併用している場合、ペアリング機器の再起動も検討(時刻表示の整合性を取るため)

メッセージが繰り返し出る場合は、iOS更新の有無、位置情報の時間帯設定、通信環境(VPN含む)を重点的に見直すと改善しやすいです。

最終手段としての設定リセットの考え方

どうしても直らない場合に「初期化」を思い浮かべがちですが、初期化は負担が大きく、原因が通信や制限である場合は初期化しても再発します。そこで、本記事では“段階”を踏む方針を推奨いたします。

段階的な最終手段(おすすめ順)

  1. ネットワーク関連の見直し(Wi-Fi/モバイル/VPN/機内モード/回線変更)

  2. ネットワーク設定のリセット(Wi-Fiパスワード等が消えるため注意)

  3. すべての設定をリセット(壁紙、通知、位置情報許可など多くが初期状態に戻るため注意)

  4. それでも不可の場合に、バックアップ確認の上で復元やサポート相談を検討

実行前チェックリスト(安全のため)

  • □ Apple Accountのログイン情報を把握している

  • □ 二段階認証の手段(別端末・SMS受信等)を確保している

  • □ 重要データ(写真、メモ、LINE等)のバックアップ方針が明確

  • □ 会社支給端末なら、リセットの可否を管理者に確認済み

ここを押さえれば、不要な手戻りを避けつつ、必要な範囲だけ操作できます。


iPhone時刻合わせが変更できないグレー表示の対処

「自動設定がグレー表示で触れない」「時間帯が変更できない」は、ユーザーの設定ミスというより、端末の管理・制限が背景にあることが多いです。この場合、いくら手順を追っても操作できないため、原因の分類と“誰が解除できるのか”を先に押さえることが最短になります。

スクリーンタイムとファミリー管理の影響

家族の管理下(子ども用端末など)では、スクリーンタイムの制限により日付と時刻が変更できないことがあります。本人側でいくら探してもスイッチがグレーで動かない場合、管理者(保護者)の端末側で制限を見直す必要が出ます。

見分けるための着眼点

  • スクリーンタイムが有効になっている

  • 「コンテンツとプライバシーの制限」等が有効

  • ファミリー共有で保護者が管理している

  • 端末が子ども用として運用されている(購入時からの運用ルールがある)

対処の基本

  • まずは管理者(保護者)に「日付と時刻が変更できずグレー表示」であることを伝える

  • 可能なら、管理者立ち会いのもと、制限の該当箇所を確認する

  • 制限を緩めたくない場合は、端末側の自動設定が正しく機能するよう、通信と位置情報条件を整える(管理方針の範囲内で)

重要なのは、ここを「端末故障」と誤認しないことです。制限が原因なら、修理や初期化では解決しません。

会社支給端末や管理プロファイルの可能性

会社支給のiPhoneや、学校配布端末では、MDM(モバイルデバイス管理)や管理プロファイルにより、時刻設定の変更が制限されることがあります。本人にはどうにもできない一方で、管理者側から見れば設定で解決できるケースも多いです。

疑うべき状況

  • 端末に仕事用のプロファイルや業務アプリが多い

  • VPNや証明書が入っている

  • 会社のポリシーで設定変更が制限されている

  • 「プロファイル」関連の表示がある(iOSの表示はバージョンで変わります)

対処の基本

  • 勝手にリセットや初期化をしない(業務データや管理設定に影響が出るため)

  • 情シスや管理者へ相談し、時刻設定が制限されているか確認する

  • 相談時に、後述の「伝える内容」を整理しておく

解除できない場合の相談先と伝える内容

変更できない(グレー表示)場合、相談先は次のいずれかになります。

  • 個人端末:Appleサポート、または契約キャリア(通信が原因の切り分けも含む)

  • 家族管理:保護者(ファミリー管理者)

  • 会社/学校端末:情シス・管理担当

相談をスムーズにするために、次のテンプレートで情報を整理してください。

相談テンプレート(コピペ用の項目)

  • 端末の種別:個人所有/家族管理/会社支給/学校配布

  • 症状:

    • 自動設定がグレー表示でオン/オフできない

    • 時間帯が変更できない

    • 自動設定をオンにすると時刻が大きくずれる(例:過去日付)

  • 実施済み:再起動、機内モードオンオフ、Wi-Fi/モバイル切替、位置情報の時間帯設定確認

  • 発生タイミング:iOS更新後/海外渡航後/回線変更後/VPN利用時 など

  • 可能なら画面のスクリーンショット(グレー表示部分)

この情報があるだけで、サポート側が「制限なのか」「通信・同期なのか」「OS挙動なのか」を迅速に切り分けやすくなります。


iPhone時刻合わせの注意点とよくある質問

時刻変更で影響を受ける機能

手動で時刻を大きく変更すると、端末内のさまざまな機能が“時刻を前提”としているため、予期せぬ影響が出ることがあります。代表例を挙げます。

  • 二段階認証(ワンタイムパスワード):時刻がずれるとコードが一致せず失敗しやすい

  • 決済・銀行アプリ:セキュリティ判断でブロックされる、ログインが追加認証になる場合がある

  • 仕事用アプリやVPN:証明書の有効期限判定などで接続不可になることがある

  • カレンダー・リマインダー・アラーム:通知が早まる/遅れる、予定の見え方が変わる

  • メッセージや通話履歴、写真の並び:時刻が前後すると並び順や表示が不自然になる

安全に進めるための方針

  • 可能な限り自動設定で復旧する

  • 手動設定は「必要最小限」「短時間」で行い、復旧後は自動設定へ戻す

  • 仕事・決済・認証に関わる操作は、時刻が正しくなってから行う

海外で自動切替しない時の対策

海外での時刻問題は、次の要素が同時に絡むため発生しやすいです。

  • 機内モードの長時間利用

  • 現地SIM/ローミングの設定

  • 位置情報許可の制限

  • VPN利用

  • 空港やホテルのWi-Fiが不安定、または認証が必要

推奨手順(最短で整える)

  1. 通信が安定している状態を作る(Wi-Fiまたはモバイル通信)

  2. 自動設定をオンのまま、数分待つ(反映に時間がかかる場合があるため)

  3. 位置情報の「時間帯の設定」をオンにする

  4. それでも不可なら、時間帯を手動で都市名指定し、必要なら時刻も手動調整する

  5. 帰国後は、再度自動設定へ戻し、日本の時間帯になっているか確認する

補足

  • 海外ではサマータイムの有無が国・地域で違うため、手動で時刻を合わせるより、時間帯を正しく選ぶ方がミスが起きにくいです。

FAQ

Q1. iPhoneの時刻合わせはどこで行いますか。
A. 設定>一般>日付と時刻から行います。基本は自動設定をオンにすることが第一選択です。

Q2. 自動設定をオンにしているのに、時刻がずれます。なぜですか。
A. 通信が不安定、VPNや回線条件の影響、iOSの更新状況、位置情報の時間帯設定がオフなどが原因になりえます。本記事の順番どおりに「再起動・通信切替→位置情報の時間帯設定→必要なら手動設定」で切り分けると、不要な操作を避けられます。

Q3. 自動設定がグレー表示で変更できません。
A. スクリーンタイム(家族管理)や、会社支給端末のMDM/管理プロファイルが原因の可能性があります。この場合、本人操作では解除できないことがあるため、管理者(保護者・情シス)へ相談し、症状と実施済み対処を共有してください。

Q4. 位置情報の時間帯設定はどこにありますか。
A. 設定>プライバシーとセキュリティ>位置情報サービス>システムサービス>時間帯の設定です。自動設定で時間帯が合わない場合の重要確認ポイントです。

Q5. 手動で時刻を変えたら、元に戻した方がよいですか。
A. はい。手動設定は一時的な対処として有効ですが、認証・決済・通知などに影響する場合があります。問題が解消したら自動設定へ戻すことを推奨いたします。


まとめ

iPhoneの時刻合わせは、まず設定>一般>日付と時刻自動設定をオンにするのが基本です。改善しない場合は、通信状態(Wi-Fi/モバイル、機内モード、VPNの影響)、iOS更新の有無、そして位置情報のシステムサービス「時間帯の設定」を順番に確認すると、解決率が上がります。

それでも直らない場合は、手動で「時間帯」から合わせると数時間ズレを最短で修正できることがあります。一方で、自動設定がグレー表示で変更できない場合は、スクリーンタイムや管理プロファイルなど、端末の管理・制限が背景にある可能性が高く、初期化では解決しません。症状と実施済みの対処を整理し、保護者や情シス、サポートへ適切に相談することが最短ルートです。

仕様や画面表示はiOSアップデートで変わることがありますので、表示名称が多少異なる場合でも、本記事の「どのカテゴリを確認するか(一般/日付と時刻/位置情報サービス/システムサービス)」という考え方に沿って追っていただくと、迷いにくくなります。