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iPhone写真のお気に入りはどこ?見つけ方と表示されない時の対処法

iPhoneの写真アプリで「お気に入り」を使っていたのに、アップデート後に場所が分からなくなった、急いで見せたい写真が出せない、という状況は珍しくありません。特にiOSのバージョンによって画面構成や入口の名称が変わるため、ネット上の説明を見ても「自分の画面と違う」と感じて迷子になりがちです。

本記事では、まず「お気に入りはどこにあるか」を最短で把握できるように整理し、そのうえで「お気に入りだけを一覧で抽出する方法」「すぐ開けるように固定する方法」「表示されない場合の切り分けと対処」まで、1本で完結するようにまとめます。対象は「写真アプリの操作は得意ではないが、確実に解決したい」方です。なお、本記事でいう「お気に入り」とは、写真やビデオに付けるハートの印(お気に入り登録)を指します。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

目次

iPhone写真のお気に入りはどこにある

まず確認することはiOSのバージョン

最初に押さえるべきポイントは、iOSのバージョンによって写真アプリの見た目と導線が変わるという点です。特にiOSの大型アップデート後は、表示の並び替えや「よく使う項目」の位置が変わり、「お気に入りが消えた」と感じやすくなります。しかし実際は「削除された」のではなく、「表示位置が変わった」「表示対象から外れた」「フィルタ状態になっていた」などのケースが多いです。

確認手順は以下のとおりです。

  1. 設定アプリを開きます

  2. 一般をタップします

  3. 情報をタップします

  4. iOSバージョンを確認します

この確認が重要な理由は、手順の説明が「旧UI前提」か「新UI前提」かで、同じ操作でも入口が異なるからです。以降は、次の考え方で読み進めてください。

  • iOS17以前:アルバム中心で探す説明が当てはまりやすい

  • iOS18以降:コレクションやピン留め、カスタマイズの説明が当てはまりやすい

  • 最新iOS:画面名称が微調整される場合があるため、「アルバム」「コレクション」「ピン留め」「フィルタ」に着目すると迷いにくい

また、「お気に入り」は機能としては同じでも、表示場所は次の要因で変わることがあります。

  • 写真アプリ内のカスタマイズ(表示する項目のON/OFF)

  • ピン留め(よく使う項目を上に固定する設定)

  • フィルタ(お気に入りだけ表示、ビデオだけ表示など)

  • iCloud写真の同期状況(端末内の表示が一時的に未反映)

つまり、バージョン確認は「手順が違うから」だけではなく、何を疑って切り分けるべきかを決めるための第一歩になります。

写真アプリ内でお気に入りに到達する基本ルート

「とにかく今すぐ、お気に入りを開きたい」場合は、以下の“短い順”で確認するのが最も確実です。ポイントは、入口を探す前に、スクロールと表示状態を疑うことです。

ルートA:お気に入りの入口が見えている場合(最短)

  1. 写真アプリを開きます

  2. 画面を下へスクロールします

  3. コレクションやアルバムの並びの中に「お気に入り」があればタップします

アップデート後は、見た目の上部(最近の項目)ばかり見てしまい、下までスクロールしないまま「無い」と判断しがちです。まずは一番下付近までスクロールしてください。特に「ピン留め」「アルバム」「メディアタイプ」「ユーティリティ」などの区分がある場合は、その中に「お気に入り」が入っていることがあります。

ルートB:お気に入りが見当たらない場合(表示設定を疑う)

次は「入口が非表示になっている」可能性を疑います。写真アプリは、よく使う項目を追加・削除したり、順番を変えたりできる場合があります。そこで「お気に入り」が表示対象から外れていると、一覧に出てこなくなります。

  1. 写真アプリを開きます

  2. 画面を一番下までスクロールします

  3. カスタマイズと並べ替え(または同趣旨のメニュー)を開きます

  4. 表示項目の一覧で「お気に入り」がONになっているか確認します

  5. 必要に応じて「お気に入り」を表示対象にし、上位に移動(並べ替え)します

  6. 写真アプリの画面に戻り、再度スクロールして「お気に入り」を探します

ここで重要なのは、「消えた」=「削除された」ではないという点です。表示対象から外れているだけなら、元に戻す操作で復旧できます。

ルートC:入口探しをやめて「抽出」で到達する(迷ったら最強)

入口がどうしても見つからない場合、入口を探すこと自体が時間の無駄になりやすいです。そこで、フィルタ機能で“お気に入りだけ”を一覧表示します。これは、入口の場所が変わっても通用しやすい方法です。

  • ライブラリ(写真がずらっと並ぶ画面)でフィルタを開く

  • フィルタで「お気に入り」を選ぶ

  • ハート付きだけが一覧で出る状態にする

この方法は、次の章で具体的に解説いたします。

検索とフィルタでお気に入りを見つける方法

「検索」と「フィルタ」は似ているようで役割が異なります。迷わないために、違いを先に整理します。

  • 検索:言葉で探す(例:人物名、場所、スクリーンショット、書類など)

  • フィルタ:条件で絞り込む(例:お気に入り、ビデオ、編集済みなど)

お気に入りを「どこにあるか分からない」という状況では、検索よりもフィルタが強いことが多いです。理由は、検索は「検索語が必要」なのに対し、フィルタは「条件を選ぶだけ」だからです。

ただし、検索が有効なケースもあります。たとえば次のような場合です。

  • お気に入り登録した写真が大量で、さらに「書類」や「スクリーンショット」など種類で探したい

  • 目的の写真が「どの時期か」「どのイベントか」分かっている

  • 人物や場所の候補が分かっている

その場合は、まず検索で候補を出してから、見つけた写真にハートが付いているかを確認し、必要ならお気に入り登録を付け直す、という流れが確実です。お気に入りの入口が見つからないときほど、「探す」より「絞る」が近道になります。


iPhone写真のお気に入りを一覧で表示する方法

「お気に入りの場所は分かったが、毎回探すのが面倒」「ハートを付けた写真だけを一気に見たい」という場合は、一覧抽出(フィルタ)が最も確実です。入口の場所が変わっても、フィルタは比較的生き残りやすい導線だからです。

ライブラリでお気に入りだけを抽出する

以下は、写真が時系列で並ぶ一覧(ライブラリ相当)から、お気に入りのみを表示する基本手順です。画面上の名称やアイコン配置はiOSで差が出ますが、やることは共通です。

  1. 写真アプリを開きます

  2. 写真が一覧で並ぶ画面にします(「ライブラリ」相当の表示)

  3. 画面内のメニュー(「…」や並べ替えアイコン)をタップします

  4. フィルタを選びます

  5. お気に入りを選択します

この状態になると、お気に入り登録した写真だけが一覧に並ぶため、「お気に入りの入口」がどこにあるかを気にする必要がなくなります。

うまくいかないときの典型パターンと対処

  • フィルタが見当たらない
    メニューが「…」の中に入っていることがあります。画面上部だけでなく、一覧の右上・左上、または画面下部のメニューも確認してください。

  • フィルタを選んだのに変化がない
    すでに別のフィルタが掛かっている、もしくは解除されていない可能性があります。いったん「フィルタなし」や「すべて表示」に戻してから再度「お気に入り」を選ぶと安定します。

  • お気に入りが極端に少ない
    そもそもハート登録が少ない可能性があります。1枚開いてハートが有効になっているか確認し、必要なら付け直してください。

お気に入り登録の基本(確認用)

  1. 写真を1枚開きます

  2. ハート(お気に入り)をタップします

  3. ハートが強調表示になれば登録完了です

「お気に入りが無い」という問題は、入口ではなく“登録そのもの”が原因のこともあります。まず1枚で確認すると切り分けが早くなります。

アルバム内でお気に入りを抽出する

旅行・仕事・家族イベントなど、特定のアルバムに写真がまとまっている場合は、「アルバムの中でお気に入りだけ」を抽出できると非常に便利です。たとえば「旅行アルバムの中で、ハートを付けたベストショットだけ見たい」といった用途に合います。

基本手順は次のとおりです。

  1. 写真アプリを開きます

  2. コレクションの中からアルバムを開きます

  3. 対象のアルバムをタップして中に入ります

  4. 並べ替えやフィルタの操作を開きます

  5. フィルタでお気に入りを選択します

この方法の利点は、アルバム全体を対象にしつつ、さらにお気に入りだけに絞れる点です。写真枚数が多い人ほど効果が大きいです。

一方で注意点もあります。アルバムによっては「共有アルバム」「インポートしたアルバム」など、種類によって操作メニューの配置が異なることがあります。その場合も、探す観点は同じで、まず「…」やメニューの中にフィルタがないかを確認してください。

フィルタ解除と表示を戻す手順

フィルタは便利ですが、解除を忘れると「写真が減った」「消えた」と誤認しやすくなります。特に急いでいるときほど、フィルタが掛かった状態に気づきにくいです。最後に必ず戻し方も覚えてください。

  • フィルタのアイコン、または「…」メニューをタップします

  • フィルタを開きます

  • 「フィルタなし」「すべて表示」「条件を解除」などを選びます

  • 完了をタップします

さらに、次の点も合わせて押さえると安心です。

  • フィルタは“表示条件”であり、削除ではありません

  • お気に入り解除は“ハートを外す”だけであり、削除ではありません

  • 削除は別の操作として存在し、削除済みアルバムへ移動する場合があります

焦るほど誤操作が起きやすいので、操作直後に「表示が変わっただけか」「削除されたのか」を必ず区別してください。


iPhone写真のお気に入りをすぐ開けるように固定する

お気に入りは「たまに探す」よりも「頻繁に開く」人ほど、表示を固定する価値があります。アップデートで導線が変わっても、固定表示にしておけば迷いにくくなります。「毎回探すストレス」をなくすことが主目的です。

ピン留めでお気に入りを上に出す考え方

写真アプリには、よく使う項目をピン留め(固定)して、上の方に表示させる考え方があります。名称や位置はiOSで差がありますが、狙いは共通です。

  • 「お気に入り」をよく使う項目として固定表示に追加する

  • 表示順を上位へ移動して、スクロール量を減らす

  • 入口が変わっても、自分の使いやすい導線を作る

固定表示が特に有効なのは、次のような方です。

  • 仕事で資料写真や現場写真をお気に入りに入れており、すぐ見せたい

  • 家族写真で、見返す写真をハートで管理している

  • 免許証や保険証など、必要時に素早く提示したい写真がある

  • 過去のベストショット集としてお気に入りを頻繁に開く

「見つからない」を根本から減らすには、探し方を覚えるよりも、自分の画面での定位置を作ることが効果的です。

表示が消えた時に戻すカスタマイズ

お気に入りが消えたように見える場合、まずは「非表示設定になっていないか」を確認します。ここでいきなり再インストールなどに進む必要は通常ありません。以下の順が安全です。

  1. 写真アプリを開きます

  2. 画面下までスクロールします

  3. カスタマイズと並べ替え(または同趣旨)を開きます

  4. 表示する項目の一覧で「お気に入り」がOFFになっていないか確認します

  5. OFFならONに戻します

  6. 並べ替えが可能なら「お気に入り」を上位に移動します

  7. 画面に戻って表示位置を確認します

この操作で戻ることが多いです。ここでのポイントは、「お気に入りの機能が消えた」のではなく、写真アプリの“見せ方”が変わっただけの可能性が高い点です。

また、同時に次も確認すると切り分けが早くなります。

  • フィルタ状態になっていないか(解除して戻るか)

  • アルバム表示とライブラリ表示を行き来して、同じかどうか

  • 端末再起動後に変化があるか

操作に慣れていない場合は、「カスタマイズ」だけで完結させるのが安全です。変化が出ないときだけ、次章のトラブルシューティングへ進んでください。

よく使う管理方法とおすすめ運用

お気に入りは万能ではありませんが、使い方を決めると非常に便利です。ここでは、目的別におすすめ運用を整理いたします。

目的おすすめ運用理由
すぐ見せたい写真を集めるお気に入りを固定表示し、入口を上位に緊急時に迷いにくい
大量写真から抽出したいライブラリでフィルタ抽出を基本動作に入口探しより再現性が高い
特定テーマで整理したいアルバムを作り、アルバム内でお気に入り抽出テーマ内のベストだけ見られる
共有したい共有アルバムを別で作り、共有はそちらにお気に入りは個人用に保ちやすい
重要書類を管理したいお気に入り+アルバム+バックアップを併用お気に入りだけに依存しない

加えて、運用のコツをチェックリストで示します。

  • お気に入りは「よく見る」写真に限定し、増やしすぎない

  • 共有目的の写真は共有アルバムへ分離する

  • 大事な写真は、アルバムにも入れて二重化する

  • 探すときは「入口」より「フィルタ抽出」を優先する

  • アップデート後は「カスタマイズ」で表示項目を再確認する

この運用にしておくと、UI変更があっても影響を受けにくくなります。


iPhone写真のお気に入りが表示されない時の対処法

「場所は分かったはずなのに表示されない」「お気に入りに追加できない」「お気に入りが空っぽに見える」という場合は、原因を切り分けることが重要です。結論として、よくある原因は次の4つに集約されます。

  1. お気に入り登録がそもそも無い、または解除された

  2. フィルタや表示設定で“見えなくなっている”

  3. iCloud写真など同期の反映待ち・端末状態の影響

  4. 写真アプリやiOSの一時不具合

順番に確認すれば、無駄な操作を避けながら解決できます。

お気に入り登録の有無を確認する

最初に確認すべきは単純ですが、最も重要です。「お気に入りの入口が空」「お気に入りが少ない」とき、実際には登録が無いだけのことがあります。

確認手順です。

  1. 目的の写真(または似た写真)を1枚開きます

  2. ハートが有効かどうか確認します

  3. 無効ならハートをタップして登録します

  4. いったん戻って、フィルタやお気に入りの一覧で反映を確認します

ここでの注意点は次のとおりです。

  • お気に入り解除は意図せず起きることがあります(タップミス等)

  • 似た写真が多いと、別の写真を見て「登録されていない」と誤解しやすいです

  • 動画もお気に入り登録できるため、写真だけ見ていると「少ない」と感じることがあります

「入口の問題」と「登録の問題」は別です。まずは1枚で登録状態を確かめると、切り分けが一気に進みます。

同期とストレージの状態を確認する

次に、iCloud写真の同期や端末の状態を確認します。複数端末(iPhoneとiPad、Macなど)で写真を扱う場合、同期の進行状況によって表示が一時的に変わります。特に写真枚数が多いと、反映まで時間がかかることがあります。

確認の観点は以下です。

  • iCloud写真がオンかオフか

  • Wi-Fi接続が安定しているか

  • 低電力モードで同期が抑制されていないか

  • 端末ストレージが極端に不足していないか

ストレージが逼迫していると、写真アプリ全体の動作が重くなったり、一覧が正しく更新されないように感じたりすることがあります。対処の基本方針は「削除ではなく整理」です。

  • 不要アプリの削除(使っていないアプリから)

  • 大容量動画の整理(重複や不要素材の削除)

  • 端末を再起動してキャッシュを整理する

また、同期が疑わしい場合は、次の確認が有効です。

  • 同じApple IDでサインインしているか

  • 別端末ではお気に入りが見えるか

  • 端末の通信環境(Wi-Fi)を変えると改善するか

ここで改善が見られる場合、写真そのものが消えたのではなく、表示や同期の問題である可能性が高くなります。

写真アプリの不具合を疑う時の手順

設定や登録の問題でなければ、一時的な不具合の可能性があります。対処は「安全な順」に行うことが重要です。いきなり大きな設定変更をすると、状況が分かりにくくなるためです。

安全な対処の順序(推奨)

  1. 写真アプリを終了して開き直します

  2. iPhoneを再起動します

  3. iOSアップデートがあれば適用します

  4. iCloud写真の同期が完了するまで待ちます(写真が多い場合)

  5. それでも改善しない場合は、症状を整理して切り分けます

「症状の整理」とは、次の観点でメモすることです。

  • お気に入りが“まったく表示されない”のか、“一部だけ”なのか

  • 特定の写真だけお気に入り登録できないのか

  • 写真は見えるが、ハートだけ反映されないのか

  • 端末を変えると同じか(別端末・PCなど)

この情報があると、原因が「表示の問題」「同期の問題」「特定データの問題」「アプリの不具合」のどれに近いかが判断しやすくなります。

なお、「お気に入りに追加できない写真がある」場合は、保存元や状態(共有で受け取った画像、編集途中のデータなど)で挙動が変わるケースがあるため、次のように切り分けると早いです。

  • スクリーンショットは登録できるか

  • カメラで撮った写真は登録できるか

  • 共有で受け取った画像だけ登録できないか

  • 動画だけ登録できないか

この切り分けにより、「端末全体の不具合」なのか「特定条件の問題」なのかが見えてきます。


iPhone写真のお気に入りの活用例と注意点

最後に、お気に入りを安心して使うための注意点をまとめます。便利な機能ほど、誤解による事故(消えたと思って焦る、削除してしまう等)が起きやすいからです。

大事な写真をお気に入りに入れる際の注意

お気に入りは「見つけやすくする仕組み」であり、バックアップそのものではありません。重要な写真を扱う場合は、次の点を理解しておく必要があります。

  • お気に入りは保管の保証ではありません(端末故障や設定変更とは別問題です)

  • お気に入り解除は削除ではありません(ハートの印が外れるだけです)

  • 削除は別の操作として存在します(削除すると一定期間「最近削除した項目」に入ることが多いです)

特に注意すべきは、急いでいるときの誤操作です。「お気に入りが見えない」→「消えた」→「復元しようとして余計に触る」→「別操作で削除」という流れが起きやすいです。見えないときほど、まずは以下の順で確認してください。

  • フィルタ解除(表示条件の確認)

  • カスタマイズ(表示項目の確認)

  • 登録状態(ハートの有無)

  • 同期・再起動(反映の確認)

この順序なら、データを壊すリスクが低いです。

また、身分証・契約書・保険関連など重要情報を撮影して管理する場合は、写真アプリの便利さだけに頼らず、端末のセキュリティも合わせて見直すことを推奨いたします。

  • 端末ロック(Face ID / パスコード)

  • ロック画面での通知表示の制御

  • 共有アルバムへの誤追加防止(共有設定の見直し)

共有やバックアップで困らないための設定

困りやすいのは「自分では見えるが、別端末では見えない」「機種変更後に反映が遅い」というケースです。原因は多くの場合、同期とバックアップの理解不足にあります。ここでは“困らないための基本方針”を示します。

  • iCloud写真を使う場合は、同期完了まで時間がかかることを前提にする

  • 重要写真は、お気に入りに加えてアルバムにも入れて整理する

  • 定期的にバックアップ(iCloudバックアップやPCへのバックアップ)を取る

「お気に入り」は便利ですが、共有・移行・保管の主役にしすぎない運用が安全です。たとえば次のように役割分担すると安定します。

  • お気に入り:すぐ見たい、厳選した写真

  • アルバム:テーマ別の整理(旅行、仕事、家族など)

  • バックアップ:事故に備える保険

この三層にしておくと、どれか一つに問題が起きても復元性が高くなります。

アップデートで迷わないためのチェック

アップデート後に迷子にならないためには、「次に変わっても困らない」状態を作っておくことが重要です。おすすめは次の3点です。

  • お気に入りが固定表示に入っているか(入口を作る)

  • フィルタ抽出の手順を把握しているか(入口が変わっても対応できる)

  • 表示が変わったら、まずカスタマイズとフィルタを確認する癖を付ける(誤認を防ぐ)

最後に、短いチェックリストとしてまとめます。

  • お気に入りを固定表示に追加した

  • お気に入りを上位に並べ替えた

  • フィルタでお気に入り抽出ができる

  • フィルタ解除の手順も分かる

  • 見えないときは「カスタマイズ→フィルタ→登録状態→同期」の順で確認する