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iPhoneの留守番電話を解除する方法|キャリア別停止とライブ留守電オフ手順

iPhoneの留守番電話を解除したいのに、「どこをオフにすれば止まるのか分からない」「設定にそれらしい項目が出ない」「機種変更やiOSアップデート後から急に留守電につながるようになった」という状況は非常に多いです。原因の大半は、留守番電話が1種類ではなく、iPhone側の機能と回線(キャリア)側のサービスが混在している点にあります。ここを切り分けずに操作すると、ライブ留守番電話をオフにしたのに留守電が止まらない、あるいはキャリアの停止をしたのに表示型の留守電だけが残っている、といった混乱が起きやすくなります。

本記事では、まず「自分が止めたい留守番電話がどれか」を短時間で判定し、次にライブ留守番電話(iPhone機能)のオフ、そしてドコモ・au・ソフトバンク・ワイモバイル・楽天モバイルの回線側留守番電話の停止/解約の考え方を整理いたします。さらに、解除できない場合の原因と対処、すぐ留守電になる症状のチェック、料金やメッセージの扱いなどの注意点まで、同じ記事内で完結できるようにまとめます。

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iPhoneの留守番電話の解除は最初に種類を切り分ける

キャリア留守番電話とライブ留守番電話の違い

iPhoneで「留守番電話」と呼ばれるものは、体感としては同じ動きに見えますが、仕組みが異なる2系統があります。解除の最短ルートは、まずここを正確に区別することです。

1)キャリア留守番電話(回線側サービス)
ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル、楽天モバイルなど、通信事業者が提供する留守番電話サービスです。着信が一定回数鳴る、または圏外・通話中などで応答できない場合に、通話が留守番電話センター(キャリアのサーバー)に転送され、そこへメッセージが保存されます。
このタイプを止めるには、原則としてキャリア側の停止操作またはオプション契約の解約が必要です。iPhoneの設定だけを操作しても止まらない場合があります。

2)ライブ留守番電話(iPhoneの機能)
iOSの機能として提供される「ライブ留守番電話」は、相手が吹き込んでいる最中の内容が画面に表示されたり、状況によってはリアルタイムで内容を確認しながら応答を判断できる仕組みです。これは回線側のサービスではなく、iPhoneの設定でオン/オフが可能です。
ただし、ライブ留守番電話をオフにしても、回線側の留守番電話が有効であれば「留守電に転送される挙動」自体は残ることがあります。

ここが重要です。

  • 「留守電センターに転送されるのを止めたい」→ キャリア留守番電話を停止/解約する必要があります。

  • 「文字起こし表示やライブ留守電の機能だけが不要」→ iPhone側(ライブ留守番電話)をオフにします。

  • 両方が有効になっている場合は、両方の設定を見直す必要があります。

停止と解約の違いとメッセージの扱い

検索キーワードに「解除」と入っている場合、多くは「今すぐ留守電を止めたい」か「料金を発生させたくない」のどちらか、または両方を意味します。ここで混同されやすいのが、停止解約の違いです。

停止(留守電を受けない状態にする)

  • 留守番電話サービスの挙動を止める、または一時的に無効化する操作です。

  • 契約(オプション)そのものは残る場合があります。

  • 「とりあえず今だけ止めたい」「後でまた戻すかもしれない」という用途に向きます。

解約(オプション契約を外す)

  • 留守番電話関連のオプションを契約から外す操作です。

  • 料金が発生している場合は、解約で課金停止になることが多いです(プランや条件によって異なります)。

  • 重要なのは、解約時に保存済みメッセージが削除される可能性がある点です。キャリアによって扱いが異なるため、解約前に必要な伝言を再生し、必要なら別手段で控えることが安全です。

「解除=停止」だと思って操作したら料金が継続していた、逆に「解除=解約」だと思って解約したら大事なメッセージが消えた、というトラブルが起こり得ます。したがって、本記事では停止と解約を分けて理解し、目的に合う選択ができるように整理いたします。

30秒で分かる切り分けチェック

以下のチェックで、どこを操作すべきかがほぼ決まります。まずはここだけ実施してください。

チェックリスト:何を止めたいですか

  • □ 相手の留守電メッセージがリアルタイムで文字になって表示される機能が不要です
     → iPhoneの「ライブ留守番電話」をオフにします(次章へ)

  • □ 呼び出しの後に留守電センターへ転送される挙動自体を止めたいです
     → キャリア留守番電話の停止/解約が必要です(キャリア別手順へ)

  • □ ほとんど鳴らずにすぐ留守電になる、または1回も鳴らないことがあります
     → 留守電設定に加え、集中モード、電波状況、呼出時間、転送設定なども確認します(トラブルシューティングへ)

判断に迷う場合の目安

  • 「画面に文字が出る」「内容がテキスト表示される」→ ライブ留守番電話が関係している可能性が高いです。

  • 「相手に『ただいま留守にしております』等の案内が流れ、メッセージを残せる」→ 回線側留守番電話が関係している可能性が高いです。

  • 両方が同時に有効なケースもありますので、まずはライブ留守番電話をオフにし、なお残る場合にキャリア側を止める、という順番も有効です。


iPhoneのライブ留守番電話をオフにする手順

設定アプリからオフにする方法

ライブ留守番電話はiPhone側の機能ですので、基本的には「設定」アプリからオフにできます。iOSのバージョンにより表示階層は変わる可能性がありますが、考え方は同じです。

手順

  1. iPhoneで「設定」アプリを開きます。

  2. 「アプリ」または「電話」(表示はiOSによって異なります)を開きます。

  3. 「ライブ留守番電話」を探します。

  4. スイッチをオフにします。

見つからない場合の対処

  • iOSの表示が異なる:設定アプリ内の検索欄で「留守番」「ボイス」「電話」などで検索すると項目が見つかる場合があります。

  • 対応状況の問題:機種や地域、iOSの提供状況によって表示されない場合があります。

  • キャリア側の留守電が本体挙動に影響している:ライブ留守番電話の項目が見当たらない場合でも、回線側留守電が有効な限り留守電センターへ転送されるケースがあります。

ここで重要なのは、ライブ留守番電話は「留守電に転送されるかどうか」ではなく、主に「留守電の見え方・応答の仕方」に関わる機能である点です。したがって、オフにした後も留守電に転送される場合は、次の小見出しの内容をご確認ください。

オフにしても留守電になる場合の意味

ライブ留守番電話をオフにしたにもかかわらず留守電になる場合、ほとんどは次のいずれかです。

1)回線側(キャリア)留守番電話が有効
ライブ留守番電話をオフにしても、キャリア留守電が有効なら、呼出後に留守電センターへ転送される挙動は残ります。この場合、止めるべきはキャリア側の停止/解約です(次章)。

2)転送や呼出時間の設定が留守電を優先している
「すぐ留守電」などの場合、呼出時間が短い、転送設定が入っている等で、留守電センターへ回りやすくなっていることがあります。後半のトラブルシューティングで確認してください。

3)集中モードや着信制御が影響している
集中モード(おやすみモード等)が着信を抑制している場合、相手からは「応答がない」ように見えて留守電へ転送されることがあります。こちらもトラブルシューティングで扱います。

結論として、ライブ留守番電話のオフは「iPhone機能の解除」です。留守電センター転送を止めたい場合は、次章でキャリア側を止める必要があります。


iPhoneの留守番電話をキャリア別に解除する方法

ここからは、回線側(キャリアの留守番電話サービス)を止める手順の考え方をまとめます。キャリアによって、停止方法が「ダイヤル操作」「端末の通信事業者サービス」「アプリ/Web手続き」と異なります。また、「停止」と「解約」が別導線になっていることが多い点にも注意が必要です。

まず、最短で選べるように全体像を表にします。

キャリア別「停止/解約/再開」早見表

キャリア留守電を止める(停止)オプションを外す(解約)よくあるつまずき
ドコモダイヤル操作・設定から停止(契約は残る場合あり)My docomo等で解約停止したつもりで料金が残る
au契約状況により停止導線が異なるMy au等で解約オプションが複数で混乱しやすい
ソフトバンクiPhoneの通信事業者サービスからOFFMy SoftBank等で解約(契約による)通信事業者サービスが出ない
ワイモバイル通信事業者サービスからON/OFF留守番電話プラスはMy Y!mobile等無料留守電とプラスの違い
楽天モバイルmy 楽天モバイルで停止・切替my 楽天モバイルで解約解約で伝言が消える可能性

以降で、キャリア別に「まず何をするべきか」を順に整理いたします。なお、同じキャリア名でも、法人契約や特殊プラン、サブブランド、eSIM運用等で導線が異なる場合があります。その場合は、後半のトラブルシューティングの分岐も併用してください。

ドコモの留守番電話サービスを停止する

ドコモは留守番電話サービスについて、停止を含む操作・設定の考え方を用意しており、停止は解約ではない(契約が残る可能性がある)点に注意が必要です。

おすすめの進め方(安全な順番)

  1. 目的を決めます

    • 「留守電を一旦止めたい」→ 停止を行います。

    • 「料金も止めたい/契約を外したい」→ 解約手続きを行います。

  2. 停止を実施します
    ドコモはダイヤル操作等の導線で停止できる場合があります。案内に沿って実施します。

  3. 解約が必要ならMy docomoで手続きします
    停止と解約は別物になりやすいため、オプション課金が気になる場合は、My docomo側で契約状況を確認し、解約まで実施します。

よくある注意点

  • 停止しても、契約が残ると「いつでも再開できる状態」になっていることがあります。再開が不要で、課金も止めたい場合は解約まで確認することが重要です。

  • 端末側のライブ留守番電話設定を触っても、回線側が有効なら転送は止まらないことがあります。

auの留守番電話を停止・解約する

auは留守番電話関連の提供形態が複数あり、契約状況によって停止や解約の導線が異なることがあります。したがって、auで確実に解除するには「契約状況の確認」→「停止」→「必要なら解約」という順番が安全です。

おすすめの進め方

  1. My au等で契約状況を確認します
    留守番電話・ビジュアルボイスメール等、何が有効になっているかを把握します。

  2. 停止(留守電を受けない)を先に実施します
    急ぎの場合は、まず留守電挙動を止めることを優先します。

  3. 料金を止めたい場合は解約まで行います
    オプションを契約から外す手続きが必要になる場合があります。

よくある注意点

  • 「加入していないはず」と思っていても、機種変更時に自動的に付帯している、またはキャンペーン等で一時的に有効になっていることがあります。まず契約状況を確認するのが確実です。

  • auの関連オプションは名称が似ていることがあるため、「どれを止めたいか(留守電そのもの/表示機能/通知等)」を意識すると混乱が減ります。

ソフトバンクの留守番電話を停止する

ソフトバンクは、iPhoneで留守番電話を使わない設定として、端末の「通信事業者サービス」から留守番電話OFFを選ぶ導線が用意されている場合があります。

手順(代表例)

  1. iPhoneの「設定」を開きます。

  2. 「モバイル通信」を開きます。

  3. 「通信事業者サービス」を開きます。

  4. 「留守番電話 OFF」を選択します。

  5. 完了表示が出るまで待ちます(通信状況によって数秒かかることがあります)。

よくある注意点

  • 「通信事業者サービス」が表示されない場合、キャリア設定やSIM状態、iOS表示の変更が関係していることがあります。後半のトラブルシューティングをご確認ください。

  • 停止と解約が別の場合があります。料金が心配な場合はMy SoftBank等で契約状況を確認し、必要なら解約を実施します。

ワイモバイルの留守番電話を停止・解約する

ワイモバイルは、iPhoneの「通信事業者サービス」から留守番電話のON/OFFを行う方式が案内されていることがあります。また、留守番電話には「無料」と「留守番電話プラス(有料)」があり、手続きが異なる場合があります。

手順(代表例:通信事業者サービスから停止)

  1. iPhoneの「設定」を開きます。

  2. 「モバイル通信」→「通信事業者サービス」を開きます。

  3. 留守番電話のON/OFFを選択します。

解約が必要なケース(留守番電話プラス等)

  • 有料オプションを契約している場合、停止だけでは課金が止まらない可能性があります。My Y!mobile等で契約状況を確認し、不要なら解約します。

よくある注意点

  • 無料の留守番電話と、有料のプラスは、設定画面の表示や手続きが異なることがあります。「自分がどちらを契約しているか」を最初に把握すると手戻りが減ります。

  • 通信事業者サービスが出ない場合は、SIM状態やキャリア設定が関係していることがあります。

楽天モバイルの留守番電話を停止・解約する

楽天モバイルは、my 楽天モバイル(アプリ/Web)で留守番電話を停止・解約する導線が中心になります。iOSアップデート後に挙動が変わったと感じる場合も、まずはmy 楽天モバイルでの設定状態を確認することが確実です。

手順(基本)

  1. my 楽天モバイルにログインします。

  2. 契約中の回線を選びます(複数回線がある場合は特に注意します)。

  3. 留守番電話の項目で、利用停止またはオプション解約を選択します。

  4. 反映後、実際に別回線から着信テストをして、留守電に転送されないか確認します。

重要な注意点

  • 解約によって保存されている伝言が削除される可能性があります。必要なメッセージがある場合、解約前に必ず確認してください。

  • デュアルSIM運用の場合、どの回線に対して設定を変更しているか(物理SIM/eSIM)を誤ると、止めたい回線が止まらないことがあります。


留守番電話が解除できないときの原因と対処

解除がうまくいかない場合、場当たり的に画面を探し回るより、典型パターンに当てはめて原因を切り分ける方が早いです。ここでは、特に多い4パターンを扱います。

設定に通信事業者サービスが出ない

ソフトバンクやワイモバイルの手順で出てくる「通信事業者サービス」が見当たらない場合は、次の可能性が考えられます。

原因の代表例

  • SIM/eSIMが正しく有効化されておらず、回線として認識されていない

  • キャリア設定(キャリアアップデート)が古く、メニューが出ていない

  • iOSの表示階層が変わり、案内と画面が一致しない

  • サブブランド/プラン/契約形態により、端末内メニュー方式ではなくアプリ/Web中心の手続きになっている

対処チェックリスト

  • □ 「設定」→「モバイル通信」で回線が表示され、通信できていることを確認します

  • □ iPhoneを再起動します(キャリア設定反映のきっかけになる場合があります)

  • □ iOSを最新に更新するか、少なくとも設定表示が大きく変わった直後ではないかを確認します

  • □ 端末内メニューに固執せず、キャリアのMy系(アプリ/Web)で契約・設定状態を確認します

「通信事業者サービス」が出ないからといって留守電が止められないわけではありません。止める導線が端末内ではなくMy系にあるケースもありますので、キャリア別章の考え方に戻って手続きを組み立ててください。

発信番号を案内されても停止できない

ドコモ等でダイヤル操作を案内されたものの、発信してもエラーになる、ガイダンスが進まない、そもそもつながらない、というケースがあります。

よくある原因

  • 対象回線の端末から発信していない(別回線・別端末だと認証ができない場合があります)

  • 電波状況が不安定で、ガイダンス操作が途中で切れる

  • IP電話アプリや通話補助アプリを介しており、正しくサービスコードに発信できていない

  • キャリア側で留守電の契約状態が想定と違う(未契約、別オプション、法人設定等)

対処チェックリスト

  • □ 対象のSIM/eSIMが入っているiPhoneから直接発信します

  • □ Wi-Fi通話、通話アプリ、発信プレフィックス等の影響がない状態で試します

  • □ 圏外・弱電界でない場所で試します

  • □ My系で契約状況を確認し、留守番電話関連のオプションがどうなっているか把握します

急ぎで止めたい場合は、My系で停止・解約ができるキャリアであれば、そちらを先に試す方が早い場合もあります。

機種変更やiOSアップデート後に挙動が変わった

機種変更やiOSアップデート直後は、留守番電話の挙動が「変わったように見える」要因が同時に発生します。

起こりやすい変化

  • ライブ留守番電話が初期状態でオンになる

  • 旧端末で利用していた留守電オプションが新端末にも引き継がれている

  • キャリア設定更新により、メニュー名称や場所が変わる

  • デュアルSIM構成が変わり、設定対象回線を取り違える

おすすめの復旧手順(順番が重要です)

  1. ライブ留守番電話をオフにしたいかを決め、必要ならオフにします(端末側)

  2. 次に、回線側留守電を止めたい場合はキャリア別に停止/解約を行います

  3. それでも改善しない場合、トラブルシューティングの「すぐ留守電」項目まで確認し、電波・集中モード・転送等の要因を潰します

  4. 最後に、キャリアのサポート導線(公式FAQ、チャット、店頭等)を使い、契約状態と設定反映を確認します

すぐ留守電につながるときの確認項目

「数秒で留守電」「1回も鳴らない」「2回鳴ってすぐ留守電」などは、留守番電話だけが原因とは限りません。以下を順に確認すると、原因を切り分けやすくなります。

確認チェックリスト(上から順に実施してください)

  • □ iPhoneが圏外、または電波が弱い場所ではないですか
    → 電波が弱いと端末に着信が届く前に回線側処理で留守電へ回ることがあります。

  • □ 集中モード(おやすみモード等)で着信が制限されていませんか
    → 通知が抑制されると「鳴らなかった」と感じやすくなります。

  • □ 端末が通話中、機内モード、または通信が不安定ではないですか
    → 応答できない状態が続くと留守電へ転送されやすくなります。

  • □ 呼出時間が短く設定されていませんか(キャリア側で設定可能な場合があります)
    → 呼出時間が短いと、意図せずすぐ留守電になります。

  • □ 転送電話設定や関連オプションが有効になっていませんか
    → 留守電センター以外に転送しているつもりが、結果的に留守電へ回っているケースもあります。

「すぐ留守電」の改善は、キャリア停止だけで解決する場合もあれば、端末側のモード・電波・転送設定が絡む場合もあります。複合要因が多いため、チェックリストで一つずつ潰すことが確実です。


留守番電話の注意点とよくある質問

解除すると料金はどうなるか

料金は「停止」と「解約」で大きく意味が変わります。

  • 停止:留守電を受けない状態にする操作であり、契約(オプション)が残る場合があります。契約が残るなら、料金も継続する可能性があります。

  • 解約:オプション契約を外す操作であり、課金停止につながることが一般的です(プランによって異なります)。

したがって、料金が不安な場合は「止まったかどうか」ではなく、My系で契約状態がどうなっているかを必ず確認することを推奨いたします。

伝言メッセージは消えるか

伝言メッセージの扱いはキャリアにより異なります。特に注意したいのは、解約により保存されている伝言が削除される可能性がある点です。

安全な進め方

  • 解約前に、留守電ボックス内の重要なメッセージをすべて確認します。

  • 仕事上・家族上重要なメッセージがある場合、再生して内容をメモする、別の記録手段を用意するなど、解約後に困らない形にします。

  • 不明な場合は「停止」に留め、メッセージを整理してから解約するのが安全です。

再開したいときの手順

再開は、停止か解約かで変わります。

  • 停止をしただけ:同じ導線(通信事業者サービス/ダイヤル操作/My系)でオンに戻せる場合が多いです。

  • 解約した場合:再加入(申込)が必要です。再加入後、反映まで時間がかかる場合もありますので、急ぎの利用では余裕を見てください。

再開予定が少しでもある場合は、まず停止で様子を見る選択も合理的です。

海外利用時やデュアルSIMの注意

海外利用時やデュアルSIMでは、留守番電話の挙動が想定と変わりやすくなります。

海外利用時の注意

  • ローミング中は、留守電転送の扱いや料金が通常時と異なる可能性があります。重要な連絡がある場合は、出国前にキャリアの案内で留守電・転送の扱いを確認してください。

  • 海外で「着信が鳴らない」場合、電波・ローミング設定・滞在国の通信事情が影響して、留守電に回りやすくなることがあります。

デュアルSIMの注意

  • 設定を変更する回線(仕事用/私用など)を取り違えると、止めたい回線が止まらず、別回線だけ止まることがあります。

  • my 楽天モバイル等、回線選択が必要な画面では特に注意してください。

  • 解除後は、必ず「別回線からテスト着信」して挙動を確認するのが確実です。


留守番電話の解除まとめと次にやること

自分のケース別の最短手順まとめ

最後に、目的別に「次に何をすべきか」を短く整理いたします。

  • ライブ留守番電話(文字起こしやライブ機能)だけを止めたい場合
    → iPhoneの設定でライブ留守番電話をオフにします。
    → それでも留守電に転送されるなら、回線側留守電が有効な可能性が高いです。

  • 留守電センターへの転送自体を止めたい場合(留守番電話の解除)
    → キャリア別に停止/解約を行います。

    • ドコモ:停止(挙動を止める)と解約(契約を外す)を区別して実施します。

    • au:まず契約状況を確認し、停止→必要なら解約の順が安全です。

    • ソフトバンク:通信事業者サービスからOFFできる場合があります。

    • ワイモバイル:通信事業者サービスでON/OFF、プラス契約はMy系で解約の確認が必要です。

    • 楽天モバイル:my 楽天モバイルで停止/解約を行い、解約で伝言が消える可能性に注意します。

  • すぐ留守電になる、鳴らないことがある場合
    → 留守電設定に加え、集中モード、電波、呼出時間、転送設定をチェックリストで確認します。

解除後は、必ず「別の電話から自分のiPhoneへ着信」して、呼出回数や留守電転送の有無を確認してください。設定変更が反映されていないまま「解除できたつもり」になることが最も多い失敗です。

仕様変更に備える確認先

留守番電話は、iOSアップデートやキャリア側の仕様変更により、設定項目の名称・場所・導線が変わることがあります。特に「通信事業者サービスが出ない」「案内された画面が見つからない」といった状況は、仕様変更や表示階層の変更で起こり得ます。

そのため、本記事の手順で改善しない場合は、次の順で確認すると確実です。

  1. iPhone側:ライブ留守番電話のオン/オフが意図通りか

  2. 回線側:My系(アプリ/Web)で留守番電話オプションの契約状態がどうなっているか

  3. キャリア公式の最新FAQで、手順が更新されていないか

  4. それでも不明な場合は、キャリアサポートに「停止したいのか/解約したいのか」「デュアルSIMか」「すぐ留守電か」を明確に伝えて確認する