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iPhone同士でメッセージは無料?iMessageとSMSの料金条件

「青は無料、緑は有料って本当?」——iPhoneのメッセージ料金は、iMessage(青)SMS/MMS(緑)かで大きく変わります。
この記事では、
“いつ無料になるのか/いつ課金されるのか”を、国内・海外・グループチャットまで具体例でスッキリ解説。
無駄課金を防ぐ設定チェックリストもついて、今日から迷わず使い分けられます。

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この記事のまとめ
  • 青=iMessage=SMS課金なし(データは消費)

  • 緑=SMS/MMS=キャリア課金の可能性
    海外や混在グループほど緑に転びやすいので、設定の見直し(iMessageオン/SMS自動送信オフ/ローミング管理)で無駄課金をブロック。今日から送信前に“バブルの色を確認”を習慣化しましょう。

iPhone同士でメッセージが無料になる条件

  1. 送信側・受信側がAppleのメッセージ対応デバイス

  2. 設定 > メッセージ > iMessage:オン

  3. 送信先の電話番号/メールiMessageに登録されている

  4. 双方がインターネット接続(Wi-Fi or モバイルデータ)

  5. 送信時に青い吹き出しで表示される

海外滞在中は、Wi-Fi利用なら追加料金なし。モバイルデータ利用だと、プランによりデータローミング料がかかる可能性があります(SMS課金ではなく“データ側”のコスト)。

iMessage/SMS/MMSの違い

iMessage(青い吹き出し)

  • 通信経路:インターネット(Wi-Fi またはモバイルデータ)

  • 課金キャリアのSMS料金は発生しない(ただしデータ通信量は消費)

  • 対応端末:iPhone/iPad/Mac 等(Appleのメッセージ対応デバイス)

  • 特徴:既読表示・高画質メディア・エンドツーエンド暗号化・大容量可・Apple IDでも受信

SMS(緑の吹き出し)

  • 通信経路:携帯電話網(音声回線側のメッセージ機能)

  • 課金キャリアのSMS料金が適用(国内・国際で単価が異なる)

  • 対応:電話番号のみ。文字数制限あり(長文は分割)

MMS(緑の吹き出し/キャリアメール型)

  • 通信経路:キャリアのデータ網+MMSサーバ

  • 課金:キャリアのMMS課金/データ通信量(プラン依存)

  • 特徴:画像・グループ送信可だが容量上限や圧縮がかかる

覚え方青=インターネット(パケット)緑=キャリア網(SMS/MMS)。青はSMS課金なし、緑はキャリア課金ありと覚える。

緑(SMS/MMS)に切り替わる主なケース=課金対象になりやすい

  • 相手がiPhone以外(Android等)

  • 相手のiMessageがオフ/圏外/機内モードでデータ不可

  • 自分のiMessage送信が失敗し、「送信できない場合はSMSで送信」が有効

  • グループメッセージ非iPhoneが含まれている(MMS扱いに)

  • キャリアメール宛(@docomo.ne.jp など)でMMS送信になる

ワンポイント:「一時的な電波不安定」でも自動でSMSに落ちることがあります。急ぎでなければ送信を保留して、電波復帰後に青で送り直すと無駄課金を防げます。


よくある料金シナリオ

シーン吹き出し課金イメージ
国内でiPhone⇄iPhone(Wi-Fi)青(iMessage)SMS課金なし/データ消費わずか
国内でiPhone⇄iPhone(4G/5G)青(iMessage)SMS課金なしデータ通信量のみ
海外⇄海外 or 海外⇄国内(Wi-Fi)青(iMessage)SMS課金なし(ローミング回避)
海外で4G/5Gローミング青(iMessage)SMS課金なしデータローミング料の対象になることあり
iPhone⇄Android緑(SMS/MMS)キャリアのSMS/MMS料金
混在グループ(iPhone+Android)緑(MMS)キャリアのMMS料金

重要料金の最終決定は契約プラン次第。特に国際SMS/MMSは別課金になりやすいので、海外相手に「緑」で送らないのが安全。


無駄課金を防ぐ“設定”チェックリスト

  • 設定 > メッセージ

    • iMessage:オン

    • 送受信電話番号とApple IDメールの両方を登録

    • 送信できない場合はSMSで送信通常はオフ(必要時のみオン)

    • MMSメッセージ:キャリア仕様。不要ならオフ(ただしグループに影響)

    • 共有名と写真:任意

    • メッセージフィルタ:迷惑対策に有効

  • 設定 > モバイル通信(セルラー)

    • データ通信:オン(iMessageはデータを使う)

    • 海外ではデータローミング:オフ+Wi-Fi利用が安全

海外出張の鉄則:ローミングOFF+Wi-FiでiMessageを使う。どうしても外で使うときは現地eSIM/ローミングパスを活用。


送信前・送信後の“現場チェック術”

送信前

  • 吹き出し予測が青か緑かを確認(入力欄のヒントや直前の色で把握)

  • 相手がApple IDメールを使えるか確認(電話番号が不安定でもメール宛なら青になることあり)

送信後

  • 配達済み/開封済みが出る → iMessageで届いているサイン

  • 赤い「!」で失敗 → 電波・設定を直して再送は“青”で。長押しで「テキストメッセージとして送信」は、課金覚悟の最終手段


添付・容量・画質のちがい

  • iMessage:大容量・高画質に強い(そのぶんデータ消費は大きい)。Live Photos、ビデオ、音声、位置情報、メモ書類などリッチ。

  • MMS容量制限あり、圧縮されやすい。長い動画や高画質写真は劣化・送信不可の可能性。

  • コスパ思考:Wi-Fi環境でiMessage送信が最適。モバイルデータ節約なら共有リンク(iCloudリンク等)の活用も◎


デュアルSIM/eSIMの落とし穴

  • iMessageの“発信元番号”はSIM/回線ごとに紐づきます。番号を切り替えると、相手のスレッドが別会話として分岐することがある。

  • 新しい番号に変えた直後は、相手側の端末がiMessage登録を認識するまで緑(SMS)で送られることがある。数分〜数時間待って青で再送が安全。

  • 海外用eSIMを追加した場合、どの回線でデータ通信するかを明示的に選び、iMessageがデータにアクセスできる状態を維持する。


“一回だけ課金されることがある”アクティベーションSMS

  • iMessage/FaceTimeの初回有効化時に、バックグラウンドで国際SMSが1通程度発信され、数十円〜程度の課金が発生する場合があります(キャリア仕様)。

  • 頻繁なオン/オフ切替やSIM変更をすると、その都度発生することがあるため注意。

対処:機種変更・番号変更後は、Wi-Fi接続の安定した場所で一度だけ有効化し、むやみにオフにしない。


トラブルシューティング

  1. 相手とのスレッドが緑になる
     → 双方でiMessageオンデータ通信オン機内モードOffを確認
     → 送信先を電話番号からApple IDメールに切替(宛先を追加)
     → 一旦スレッドを削除→新規作成で青に再ハンドシェイクさせる

  2. “配達済み”が出ない
     → 自分または相手が圏外/Wi-Fi不安定の可能性。時間を置いて再送
     → どうしても至急なら、長押し→テキストとして送信(SMS課金に注意)

  3. iMessageが有効化できない/永遠に待機
     → 日付時刻を自動設定、Apple ID再サインイン、再起動
     → キャリアのSMS送受信が有効か確認(受信拒否設定などに注意)
     → 48時間以上改善なしならキャリア or Appleサポートへ


FAQ

Q1. Wi-FiだけでiMessageは使える?
A. はい。Wi-FiだけでOK。モバイルデータOFFでも、Wi-Fiがあれば青で送受信できます。

Q2. 文字数が多いと課金は増える?
A. iMessageは増えません(データ量は増える)。SMSは分割送信となり通数分の課金に。

Q3. グループで誰か一人でもAndroidだと?
A. 多くの場合MMS(緑)に切替わります。容量・課金・画質に注意。

Q4. 既読を付けたくない
A. 設定 > メッセージ > “開封証明を送信”をオフ。相手には“開封済み”が表示されません。

Q5. 迷惑SMSを避けたい
A. 設定 > メッセージ > 不明な差出人をフィルタをオン。URLプレビューや送信者番号に注意。