「iPhoneのマイク、どこを向ければ一番キレイに録れるの?」──答えは“底面が主役、シーンで使い分け”です。
音声メモは充電端子の横(底面)を口元へ、スピーカー通話や自撮りは上部、アウトカメラの動画はレンズ横の開口部を塞がない――これだけで、こもりやノイズがグッと減ります。
本記事では、位置と向きの正解を“手の置き方・距離”まで具体化。失敗しやすいNG例や1分チェックも添えて、今日から誰でも安定した録音品質に近づけます。
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iPhoneの録音のマイクはどこ
底面(充電端子の横)=メイン拾音(音声メモ・通常通話)。
上部(前面側)=スピーカー通話や自撮りでの拾音。
背面カメラ付近=アウトカメラ動画の被写体側音声。
さらに、ステレオ/空間オーディオ録音では複数マイクが同時活用されます。
向けるべき方向
音声メモ/通常通話の主役=底面マイク。 口元はiPhoneの底辺(充電端子側)へ向ける。
スピーカー通話/動画撮影の主役=上部&カメラ側マイク。 話すときは上辺側に声を向け、動画はレンズ周り(背面)の開口部を手やケースで塞がない。
Apple公式のテスト手順でも
・音声メモ=底面に向けて話す
・スピーカー通話=上部に向けて話す
・自撮り/アウトカメラ動画=上部に向けて話す
が明記されています。つまり、iPhoneは用途に応じて複数マイクを使い分ける設計です。
シーン別:正しい“持ち方・向き・距離”
1) 音声メモ/ボイスオーバー(1人録り)
向き:底面を口元へ。端末はややオフ軸(斜め)にして破裂音を軽減。
距離:10–20cm目安(声が大きい人は遠め)。
手元:底面の穴&メッシュを指で塞がない。
チェック:録ったらすぐ再生し、こもり/歪みを確認。
2) スピーカー通話/ハンズフリー会議
向き:端末の上辺を自分(または相手方向)に向ける。
置き方:机にベタ置きすると反射や吸音で明瞭度が落ちがち。スタンドで少し起こす。
人数:複数人が話す場合は端末の中心に置くと均されやすい。
3) 自撮り動画(インカメ)
向き:上辺を自分側。上部の開口部を手で覆わない。
コツ:にぎるより縁を支える持ち方だとマイクを塞ぎにくい。
4) アウトカメラのVlog/商品撮影
向き:被写体へレンズを向けると同時に、レンズ横のマイク開口部を遮らないケースを使用。
距離:被写体の“声の源”に一歩近づくだけでS/Nが改善。
屋外:風が強い日は**簡易ウィンドシールド(スポンジやファー)**や外部マイクも検討。※外部接続は機種や規格に依存。
ありがちなNG動作
ケース/保護フィルム/指で開口部を塞ぐ。(底面・上部・カメラ周辺)まず外して確認。
机に直置きでスピーカー通話。 上部マイクの前に障害物ができやすい。
アプリのマイク許可がオフ。 設定>プライバシーとセキュリティ>マイクで確認。
1分セルフチェック
Voice Memosを開き、底面に向けて話す→再生で明瞭ならOK(底面マイク)。
カメラで動画を録り、上辺に向けて話す→フロント/リア双方で再生して確認(上部・背面側マイク)。
うまく録れないアプリはマイク権限を確認。
USB-CかLightningかで“向き”は変わる?
結論:変わりません。
iPhone 15以降はUSB-Cですが、内蔵マイクの配置思想(底面=主役、上部&背面=補助/用途別)は同じ。
外部機器の接続性(オーディオIFなど)はUSB-Cで拡張されましたが、本体の向け方は従来どおりでOKです。
“録音クオリティ”を底上げするプロの小技
距離一定・オフ軸:真っ正面より少し斜めに当てると破裂音や鼻息を抑制。
環境調整:静か+反射が少ない場所(カーテン/服の前)で録る。
入力調整:声が大きい人は口を遠ざける。Voice Memosのステレオ/空間オーディオ設定も活用(対応端末)。
アプリ別最適化:会議アプリで声が小さい→マイク許可と入力設定を見直し。
トラブル時のチェックリスト
□ ケース/フィルムを外す→開口部の埃を除去。
□ Voice Memos(底面向け)とカメラ動画(上辺向け)の両方でテスト。
□ 設定>プライバシーとセキュリティ>マイクでアプリの許可をONに。
□ それでもNG→Appleサポートで診断依頼。
FAQ
Q. iPhoneのマイクは何個あるの?
A. 機種により複数配置(底面・上部・背面)。用途によって使われるマイクが切り替わるため、シーンごとの“向き”が重要です。
Q. Voice Memosでステレオ/空間オーディオって何?
A. 複数マイクを用いて左右(または空間)情報を記録します。再生時の没入感が変わるので、声だけならMono、臨場感重視ならStereo/Spatialを選択。対応端末で利用可。
Q. 外部マイクは使える?
A. 使えます。iPhone 15以降はUSB-Cで対応機器が増えました。Lightning機でも対応アクセサリあり。接続方法は端子・規格に依存します。