朝の数分、ロック画面で“次の一手”が見えるだけで一日がスムーズになります。
本記事では、iPhoneのロック画面にカレンダーを最短30秒で表示する方法と、出ない・反映されない時の原因別対処をわかりやすく解説。
上部と下部どちらに置くと見やすいか、フォーカス連動や同期の落とし穴まで、迷いやすいポイントをサッと解決します。
iOS 16/17/18対応。忙しい朝でも迷わず設定できるよう、必要な情報だけをギュッと凝縮しました。
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ロック画面にカレンダーを出すコツは、
「長押し→カスタマイズ→ウィジェット追加→カレンダー配置→完了」の5ステップをまず固め、
表示されない場合は許可設定/同期状態/フォーカスのフィルタ/省電力の順にチェックすること。
上部は“コンパクトに予定の要点”、下部は“今日の動き”を見渡す使い分けが効きます。
一度整えてしまえば、スマホを点けるたびに次の行動が自動で目に入り、予定の取りこぼしがグッと減ります。
さあ、あなたのロック画面を“今日の司令塔”にしましょう。
iPhoneのロック画面にカレンダーを表示
ロック画面を長押し
画面下に「カスタマイズ」ボタンが出ます。
※Face ID端末は画面を点灯してから長押し。「カスタマイズ」→「ロック画面」 を選択
既存のロック画面を編集できます。
[スクショ差し込み推奨:編集画面の全体]「ウィジェットを追加」 をタップ
画面上部(時計の上)と下部(時計の下)にウィジェット枠が表示されます。「カレンダー」をタップして配置
上部(小さな細長い枠):日付・次の予定のコンパクト表示に最適
下部(時計の下の枠):次の予定/本日の予定など中身重視
[スクショ差し込み推奨:上枠と下枠に違うカレンダーを置いた例]
右上「完了」→「壁紙を設定」
これでロック画面に予定が出ます。
出ない・表示されない時のチェックリスト
そもそもロック画面のウィジェットが許可されていない
症状:何を置いても表示されない
対処:
設定 > Face IDとパスコード
「ロック中にアクセスを許可」内の 「ロック画面のウィジェット」 をオン
もう一度ウィジェットを追加
メモ:会社貸与端末などで制限ポリシーがあると変更できない場合があります。
カレンダーのデータが端末に来ていない(iCloud/アカウント同期)
症状:カレンダーAppに予定がない/一部だけ出ない
対処(iCloud):
設定 > ユーザー名(Apple ID)> iCloud
「カレンダー」をオン(iOS 17/18は「すべてを表示」→カレンダー→このデバイスで使用をオン)
カレンダーApp下部 「カレンダー」 で見せたいカレンダーにチェック
対処(Google/Outlook等):
設定 > メール > アカウント > 対象アカウント
カレンダー をオン
カレンダーApp内「カレンダー」で該当カレンダーにチェック
フォーカスの“フィルタ”で別カレンダーに切り替わっている
症状:仕事中は出るがプライベートでは出ない(または逆)
対処:
設定 > フォーカス > 対象のフォーカス
フォーカスフィルタ > カレンダー を確認
「仕事のみ表示」「個人のみ表示」などのフィルタ条件を調整/オフ
予定はあるのに「なし」「None」と表示される
原因候補:
ウィジェットの再読み込み不良
終日のみ/時刻未設定の予定しかない
対処:ウィジェットを一度削除→追加し直し
iPhoneを再起動
時間付きの予定を1件作成して挙動を確認(多くの一覧系ウィジェットは“時間順”で並ぶため、時刻ありのイベントが動作確認に向く)
省電力・バックグラウンド関連で更新が止まっている
症状:ウィジェットが更新されない/遅い
対処:
低電力モードをオフ(設定 > バッテリー)
設定 > 一般 > Appのバックグラウンド更新 をオン
設定 > カレンダー > デフォルトのカレンダー を再確認(想定外のカレンダーに入っていないか)
祝日や購読カレンダーが出ない
症状:「日本の祝日」やWeb購読がウィジェットに反映されない
対処:
カレンダーApp下部 「カレンダー」 で 「日本の祝日」 にチェック
WebのカレンダーURL(.icsなど)は、カレンダーApp > カレンダーを追加 > 購読カレンダーを追加 から登録
反映まで数分かかることがあります。反映されない場合はウィジェット再追加・再起動を実施
会社のExchange/学校アカウントで制限されている
症状:個人アカウントでは出るが、会社/学校では出ない
対処:
管理プロファイル(MDM)のポリシーでウィジェットやアカウントの表示が制限されている可能性
設定 > 一般 > VPNとデバイス管理 を確認
不明な場合は管理者に相談(ポリシーの一時緩和で解決することがあります)
配置と表示のコツ
上部(時計の上:細長スペース)
向いている表示:日付+曜日、次の予定の件名のみ
メリット:視線移動が少ない/情報がうるさくならない
コツ:他アプリ(天気/アクティビティ/株価など)と競合しやすいため、1つに絞ると読みやすい
下部(時計の下:広いスペース)
向いている表示:「次の予定」「本日の予定」など中身が見えるウィジェット
メリット:開始時刻・件名がわかり、直近の行動に直結
コツ:ほかのウィジェット(天気・バッテリー・ToDo等)と入れ替えや並び替えで可読性を最適化
並び:左→右→下の視線流れに沿って「時間系(次の予定)」→「コンディション系(天気)」→「状態系(バッテリー)」の順に置くと迷いが減る
運用の小ワザ
ホーム画面用ウィジェットも併用:ロック画面は“チラ見”、ホーム画面は“深掘り”で役割分担
色の少ない壁紙を選ぶ:カレンダー文字が読みやすくなる(被写体が中央の写真は避け、被写界深度の浅い背景が◎)
フォーカス連動の壁紙:仕事用ロック画面=仕事カレンダー、プライベート用=個人カレンダー、と自動で切替
デフォルトカレンダーを明示:思わぬアカウントにイベントが作成される混乱を防止
Siriショートカット:「次の予定」読み上げをサイドボタン長押し→音声で確認(移動中に便利)
よくある質問(FAQ)
Q1. 「次の予定」と「本日の予定」はどちらが実用的?
A. 直近の行動を重視するなら**「次の予定」、一日の流れを把握したいなら「本日の予定」。迷ったら下部に1つ**置いて試し、不要なら削るのが早いです。
Q2. 共有カレンダー(家族・仕事)は反映される?
A. 共有に参加済みで、端末側の該当カレンダーにチェックが入っていれば反映されます。見えない場合は「カレンダー」一覧でチェック状態を確認。
Q3. 予定のタイトルが長くて途切れる
A. ウィジェットは省スペース優先のため省略表示が基本。重要ワードを冒頭に置く/絵文字は最小限に/件名を短縮するなどで可読性向上。
Q4. 別アプリ(Googleカレンダー等)の予定も出る?
A. iOSのカレンダーAppに統合していれば表示されます。各アカウントの「カレンダーをオン」にし、カレンダーApp内でチェックしてください。
Q5. それでも出ない時の“最後の手段”は?
A. ①iPhone再起動 → ②ウィジェット削除→再追加 → ③最新iOSにアップデート → ④設定リセット(設定>一般>転送またはiPhoneをリセット>リセット>すべての設定をリセット)。※データは消えませんが、Wi-Fi等の設定はやり直しになります。