朝から夜まで、通知の赤い●とバナーに追われていませんか。大事な連絡は逃したくない。
でも、集中したい時間は静かに進みたい——その矛盾を、コントロールセンター × 集中モード × ちょい自動化でほどきます。
この記事では、まず「通す通知／後回しにする通知」を3レイヤーで設計し、“上：緊急／中：集中／下：日常”の黄金配置に組み替えるだけで、操作が直感的になる仕立てを紹介。
加えて、仕事・勉強・睡眠の3つの集中プロファイルと、時間・場所・アプリ起動に反応するワンタップ自動化レシピまで一気にセットします。読む→真似る→試す、の3ステップで、今日から“静かなiPhone”を手に入れましょう。
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通知に振り回されない鍵は、設計・配置・自動化の3点です。
「常時OK／状況限定／完全遮断」の通知設計で判断をクリアに。
コントロールセンターは集中スイッチ置き場へ——上段に集中・中段に支援・下段に日常を。
集中フィルタとショートカットで状態に合わせて自動で切り替わる仕組みを用意。
この土台ができると、重要な連絡は取りこぼさず、余計な刺激は自然と背景へ退きます。
最後に、この記事のチェックリストで週1の見直しを習慣化すれば、通知環境はさらに整っていくはず。
まずは3分、黄金配置を試す——ここから、あなたの一日のノイズが静かになります。
コントロールセンターの初期整備
追加すべき基本コントロール10（推奨順）
集中モード（最上段左に固定）
おやすみ（睡眠）／作業（よく使うプロファイルを個別ボタンに）
低電力モード（外出時の通知頻度を自然に抑制）
画面収録（作業ログや不具合共有に便利）
メモ（ワンタップで頭の中を外に出す）
ボイスメモ（移動中のアイデア捕捉）
サウンド認識（タイマー等の重要音だけ拾える）
ミュージック認識（Shazam）（気を散らす音源を特定→管理）
タイマー／アラーム（ポモドーロ用）
懐中電灯／コードスキャナ／電卓（日常ユースの定番）
並び順ルール（迷わない黄金配置）
上段：緊急・切替（集中モード／低電力／テザリング）
中段：集中を支える操作（タイマー／メモ／画面収録）
下段：日常の便利系（懐中電灯／電卓／スキャナほか）
設定手順：設定 ＞ コントロールセンター ＞ コントロールを追加／並べ替え
集中モード（Focus）を“スイッチ1つ”で使い分ける
基本の3プロファイル（まずはこれでOK）
仕事／勉強／睡眠の3つを作成
許可する人：家族・上司など最小限
許可するアプリ：予定・タスク・乗換・メッセージ（仕事）など厳選
通知の扱い：それ以外は通知センターのみ or 要約に回す
タイムセンシティブ通知と緊急連絡
タイムセンシティブ：本当に時間依存のものだけ（配達到着・緊急アラート等）。濫用すると“何でも通る”状態に。
緊急連絡（Emergency Bypass / 緊急連絡先）：特定の連絡先は集中中でも着信・通知を通す設定が可能。
ホーム画面＆ロック画面の最適化（集中フィルタ）
ホーム画面ページを絞る（集中中は“仕事用ページ”のみ表示）
バッジ（赤丸）は行動トリガーのアプリだけ残す（タスク・メール程度）
Appleアプリのフィルタ（メールの受信アカウント、カレンダーの表示、メッセージの人、Safariタブグループ等）をモードごとに切替
設定手順：設定 ＞ 集中モード ＞（各モード）で「人」「アプリ」「画面カスタマイズ」「集中フィルタ」「スケジュール／自動化」を設定。
読者タイプ別「神配置」テンプレ
学生（講義 & 自習）
上段：集中（勉強）／タイマー／メモ
中段：ボイスメモ／画面収録／ダークモード
下段：ミュージック認識／電卓／低電力
集中フィルタ例：カレンダー＝「授業」タグのみ表示／メッセージ＝家族のみ
在宅ワーカー（会議多め）
上段：集中（仕事）／サイレント／タイマー
中段：画面収録／メモ／低電力
下段：Wi-Fi/テザリング／ミュージック認識／ダークモード
集中フィルタ例：メール＝仕事アカのみ／カレンダー＝会議だけ表示
営業職（外回り）
上段：集中（外出）／位置情報／テザリング
中段：低電力／タイマー／メモ
下段：ウォレット／懐中電灯／コードスキャナ
集中フィルタ例：マップ・乗換の通知は通す／SNSはダイジェスト
クリエイター（撮影/編集）
上段：集中（制作）／画面収録／タイマー
中段：カメラ／ミュージック認識／低電力
下段：メモ／ダークモード／サウンド認識
集中フィルタ例：写真・ファイル・編集アプリは許可、ほかは配信のみ
“通知の量”を仕組みで減らす
配信方法の見直し
ロック画面／バナー／サウンドのうち、不要を外す
通知センターのみ or **要約（通知の要約）**に回す
ダイジェスト（要約）運用
1日2〜4回の配達時間を固定
SNS／ニュース／ショップは原則ダイジェスト化
バッジの断捨離
バッジは行動に直結するアプリ（タスク・カレンダー・メール）だけに限定
設定手順：設定 ＞ 通知 ＞（アプリ）＞通知を許可／配信先／バッジ、および通知の要約をオン。
ワンタップ自動化：ショートカット & 集中フィルタ
レシピA：自宅Wi-Fi接続 → 仕事モードON
ショートカットアプリ ＞ オートメーション ＞ 個人用オートメーション作成
Wi-Fi ＞ 特定ネットワーク（自宅）
アクション：集中モードを設定（仕事／オン）、音量を下げる、明るさ−20%
実行前に尋ねるをオフ
レシピB：カレンダーの予定が「会議」 → 通知最小化
トリガー：予定の開始（タイトルに「会議」を含む）
アクション：集中（仕事）ON、電話は家族のみ許可、メッセージは上司のみに制限（集中の人設定で実現）
レシピC：特定アプリ起動で“読書/執筆”に
トリガー：App（Kindle/Notion）
アクション：集中（読書/執筆）ON、明るさ−30%、ダークモードON、一時的に通知バッジ非表示（ホーム画面切替）
レシピD：23:00〜6:30は完全休息
トリガー：時刻（23:00）
アクション：集中（睡眠）ON、アラーム設定、ダークモード
6:30に集中OFF＋要約の配達で朝にまとめて確認
レシピE：場所が学校/オフィス → 勉強/仕事モードON
トリガー：位置情報（到着時：学校/オフィス）
アクション：集中（勉強/仕事）ON、SNSを要約へ（事前の通知設定と併用）
初期セットアップ
コントロールセンター
［ ］推奨10コントロールを追加
［ ］“上：緊急／中：集中／下：日常”に並べ替え
集中モード（仕事／勉強／睡眠）
［ ］許可する人を最小限に
［ ］許可するアプリを厳選
［ ］ホーム画面ページを集中用に固定
［ ］集中フィルタ（メール・カレンダー・メッセージ・Safari）を設定
［ ］スケジュール/自動化（時間・場所・アプリ）を1つ以上
通知の見直し
［ ］SNS／ニュースは要約へ
［ ］バッジは行動アプリだけ
［ ］音・バナーは本当に必要なアプリだけ
仕上げ
［ ］コントロールセンター最上段に集中とタイマー
［ ］ポモドーロ用に25分タイマーのSiriショートカットを作成
よくある詰まりどころ（FAQ）
Q. 緊急連絡だけ通したい
A. 連絡先で「緊急連絡を許可」を有効化（もしくは集中モードの人で常時許可）すれば、集中中も着信が届きます。
Q. 仕事の通知だけ即時にしたい
A. 仕事モードで許可アプリ＝業務系のみに。ほかは通知センターのみ＋要約で十分。
Q. SNSが気になってしまう
A. バッジOFF、ウィジェットをホームから外す、通知は要約に。コントロールセンターから読書/仕事の集中にワンタップで切替。
Q. 集中モードの切替が面倒
A. ショートカットの個人用オートメーションを1つ作れば、時間/場所/アプリ起動で自動になります。