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iPhoneで複数の写真を一枚に|アプリなしでできる3つの方法

iPhoneで複数の写真を一枚にまとめたいのに、アプリを増やしたくない――そのようなお悩みは多くの方が抱えています。
標準機能だけで写真を結合できれば、容量を節約しつつ、SNS投稿や資料作成もスムーズになります。
本記事では、ショートカット・写真アプリ・ブラウザの3つの方法をわかりやすく比較し、初心者の方でも迷わず実践できるよう丁寧に手順をご案内いたします。
まずは「iPhoneだけでできるベストなやり方」を一緒に見つけていきましょう。

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目次

iPhoneで複数の写真を一枚にしたいときの基本知識

どんなときに「複数写真を一枚に」すると便利か

複数の写真を一枚にまとめると、次のような場面で便利です。

  • SNSに投稿する写真を一枚にまとめて、タイムラインをすっきり見せたいとき

  • ビフォー・アフターや比較写真を、横並びや縦並びで分かりやすく見せたいとき

  • 仕事の報告資料やブログ記事の中で、関連写真をひとつの図として扱いたいとき

  • 家族や友人に旅行写真やイベント写真をコンパクトに共有したいとき

一枚にまとめることで、「見る側のスクロール回数を減らせる」「前後関係や比較が直感的に伝わる」といったメリットがあります。

iPhoneで使える「アプリなし」の主な方法は3つ

「アプリを増やしたくない」「無料で簡単に済ませたい」という前提で考えると、iPhoneで現実的に使える方法は次の3つです。

  1. 標準アプリ「ショートカット」のテンプレート(写真グリッドなど)を使う方法

  2. 標準の「写真」アプリとステッカー機能を使って合成する方法(iOSの新しめのバージョン向け)

  3. Safariなどのブラウザから使えるオンラインのコラージュサービスを利用する方法

以下、それぞれの手順と特徴を詳しくご説明いたします。


方法1:ショートカット「写真グリッド」で複数写真を一枚にする

写真グリッドとは?できること・できないこと

「写真グリッド」は、ショートカットアプリ内に用意されているテンプレートの一種で、複数の写真を自動的に並べ、一枚の画像として出力してくれる機能です。

できることの例

  • カメラロールから複数の写真を選び、一括で一枚の画像にまとめる

  • 並び順を、写真の選択順に合わせてある程度コントロールする

  • 作成した画像をそのまま「写真」アプリに保存する

苦手・できないことの例

  • 写真ごとに細かくサイズを変えたり、枠線や文字を入れたりすること

  • テンプレートの行数・列数を自由に細かく指定すること

  • 1枚ずつ色味や明るさを調整してから配置すること

シンプルに「とりあえず一枚にまとめたい」という用途に適した機能です。

事前準備:ショートカットアプリの確認と写真グリッドの追加手順

  1. ショートカットアプリがあるか確認する

    • ホーム画面を下方向にスワイプし、検索欄に「ショートカット」と入力します。

    • アプリアイコンが表示されればそのまま利用できます。表示されない場合は、App Storeから「ショートカット」を再インストールしてください。

  2. ショートカットアプリを起動し、「ギャラリー」タブを開く

  3. ギャラリーの検索欄に「写真グリッド」などのキーワードを入力する

    • 「写真」や「グリッド」など、近いキーワードでも候補が出てくる場合があります。

  4. 表示された「写真グリッド」系のショートカットを開き、「ショートカットを追加」をタップする

    • これで「マイショートカット」に登録され、すぐに実行できるようになります。

実行手順:写真を選んで一枚に結合する流れ

  1. ショートカットアプリを開き、「マイショートカット」タブを表示する

  2. 追加した「写真グリッド」ショートカットをタップする

  3. カメラロールが表示されるので、まとめたい写真を複数選択する

    • 並べたい順にタップして選んでいくと、その順番が反映されやすくなります。

  4. 右上の「追加」または「完了」をタップする

  5. 処理が終わると、一枚にまとめた画像が自動的に作成され、「写真」アプリに保存される

以後は、その保存された画像をSNS投稿・メール添付・チャットでの共有などに利用できます。

よくあるつまずきと対処法(グリッドが見つからない・エラーになる等)

  • ギャラリーで目的のショートカットが見つからない

    • iOSのバージョンや地域設定によって表示されるテンプレートが異なる場合があります。キーワードを変えたり、似たテンプレートを探してみてください。

  • 実行中にエラーが出る・途中で止まってしまう

    • 元の写真のサイズが極端に大きい場合や、iCloud上にあって端末に未ダウンロードの写真が含まれている場合に失敗しやすくなります。

    • エラーになった写真を一度単体で開き、完全に読み込ませてから再度ショートカットを実行してください。

  • レイアウトが想像と違う/余白が多い

    • 元の写真の縦横比がバラバラだと、自動調整の結果として余白が目立つことがあります。事前に写真アプリの「編集」→「トリミング」で縦横比をそろえておくと、より整ったレイアウトになりやすくなります。


方法2:写真アプリと「ステッカー」を使って写真を重ねて合成する

iOS 17以降で使える写真の「ステッカー」機能とは

新しめのiOSでは、写真アプリ上で被写体を長押しすることで、その人物や物だけを自動的に切り抜き、スタンプのように扱える「ステッカー」機能が利用できます。

この機能を使うと、次のような合成が行えます。

  • 人物だけを別の風景写真に貼り付ける

  • 商品写真を切り抜いて、説明用の背景画像に並べる

  • ペットの写真を複数枚切り抜いて、1枚の楽しいコラージュを作る

細かい位置やサイズを調整しながら配置できるため、「配置の自由度」を重視したい場合に適した方法です。

被写体を切り抜いてステッカー化する手順

  1. 写真アプリを開き、切り抜きたい写真を表示する

  2. 切り抜きたい対象(人物・ペット・物など)を指で長押しする

    • 輪郭が自動で検出され、対象部分だけが浮き上がるような表示になります。

  3. 画面に表示されるメニューから「ステッカーに追加」や類似の項目を選択する

  4. 同じ手順で、必要な被写体を複数枚ステッカー化しておく

これで、後から別の写真の上に貼り付けて使える状態になります。

背景写真にステッカーを貼って2枚を一枚にする手順

  1. 背景として使いたい写真を写真アプリで開く

  2. 右上の「編集」をタップする

  3. 画面下部のアイコンから「マークアップ」やステッカー関連のアイコンを選択する

  4. 「ステッカーを追加」メニューから、先ほど作成したステッカーを選ぶ

  5. ステッカーをドラッグして位置を調整し、ピンチイン・ピンチアウトでサイズを調整する

  6. 配置が決まったら「完了」をタップし、さらに編集画面の「完了」をタップして保存する

この操作により、背景写真とステッカー写真が一枚にまとまった画像として保存されます。

うまく切り抜けない/貼り付けられないときのチェックポイント

  • 被写体と背景の色が似ている

    • コントラストが弱いと輪郭抽出が不安定になり、うまく切り抜けない場合があります。別の写真や角度を試してみてください。

  • 写真が暗い・ピントが合っていない

    • ぼやけた写真や暗すぎる写真では、被写体と背景の境界が曖昧になり、精度が落ちます。なるべく明るくはっきりした写真を使ってください。

  • iOSバージョンが古く、対応機能が使えない

    • 設定アプリの「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から、利用可能な最新バージョンがないか確認してください。


方法3:ブラウザで使える無料コラージュサービスを活用する

ブラウザ型サービスの特徴とメリット・デメリット

Safariなどのブラウザからアクセスできるオンラインのコラージュサービスを利用すると、アプリをインストールせずに複数の写真を一枚にまとめられます。

主なメリット

  • iPhoneに新しいアプリを入れる必要がない

  • PCからも同じサービスを使えることが多く、環境を問わず編集しやすい

  • テンプレートやグリッドの種類が豊富で、おしゃれなレイアウトを簡単に作成しやすい

主なデメリット

  • 写真をインターネット経由でアップロードするため、通信環境が悪いと時間がかかる

  • 無料版では広告表示やウォーターマーク(ロゴ)が入る場合がある

  • プライベートな写真を外部サービスにアップロードすること自体に抵抗がある場合には向かない

用途や写真の内容を考えながら利用することが大切です。

基本的な操作手順(画像アップロード〜レイアウト選択〜保存)

一般的なオンラインコラージュサービスでは、次のような流れになります。

  1. Safariでコラージュサービスのサイトを開く

  2. 「コラージュを作成」「写真をアップロード」などのボタンをタップする

  3. カメラロールからまとめたい写真を複数選択し、アップロードする

  4. テンプレートやレイアウト(2枚横並び、3×3グリッドなど)を選択する

  5. 写真の位置やサイズをドラッグして微調整する

  6. 仕上がりを確認し、「ダウンロード」「保存」などのボタンから画像を保存する

保存した画像は「写真」アプリに取り込むことができ、そのままSNSやメールで利用可能です。

代表的なサービス例と選び方の目安

※サービス名は例示であり、実際に利用する際は必ず各サイトの利用規約と安全性をご確認ください。

  • シンプル操作で写真を並べるだけのサービス

    • なるべく簡単な操作で「横に並べるだけ」「縦に並べるだけ」を実現したい方向けです。

  • テンプレートが豊富なデザイン重視のサービス

    • SNS投稿用に、文字入れやスタンプ、背景デザインも含めて作り込みたい場合に適しています。

選ぶ際のポイント

  • 登録不要で使えるか

  • 無料版でウォーターマークが入らないか

  • スマートフォン画面でも操作しやすいUIか

オンラインサービス利用時のセキュリティと画質の注意点

  • 個人を特定できる写真や機密情報を含む画像は、オンラインサービスへのアップロードを控えることをおすすめいたします。

  • 利用規約やプライバシーポリシーで「アップロード画像の扱い」「保存期間」「第三者提供の有無」などを確認してください。

  • 出力解像度の設定項目がある場合は、用途に応じて選択します。

    • SNS中心であれば中程度の画質で十分なケースが多いです。

    • 印刷や拡大表示を想定する場合は、高解像度設定を選んでください。


目的別のおすすめレイアウトと設定のコツ

SNS投稿向け:正方形グリッド・横並びレイアウト

SNS向けに使いやすいレイアウトは、次のようなパターンです。

  • 正方形グリッド(2×2、3×3など)

  • 横2枚または横3枚並び

InstagramやLINEのタイムラインでは正方形や横長の画像が表示されることが多く、これらのレイアウトに合わせると見やすくなります。

ショートカットの「写真グリッド」やオンラインコラージュサービスで正方形に近いレイアウトを作成し、必要に応じて最後にトリミングすると、フィードに自然になじむ画像になります。

資料・ブログ向け:縦長スクロール型レイアウト

操作手順の説明やビフォー・アフターなどを資料やブログに掲載する場合には、縦長に写真を並べたレイアウトが扱いやすくなります。

  • 手順を上から下へ順番に並べることで、読む人が迷いにくくなる

  • 一枚の画像として貼り込めるため、資料のレイアウト調整がしやすい

縦に長いレイアウトを作成できるオンラインサービスを使うか、ショートカットのテンプレートを縦並びに設定して利用するとよいでしょう。

家族・友人への共有向け:写真枚数が多いときの整理法

旅行やイベントなどで撮影枚数が多い場合は、あえて1枚に詰め込みすぎない方が見やすくなります。

  • 「食事」「風景」「人物」などテーマ別に数枚ずつまとめたコラージュを複数作る

  • 1枚あたり2〜4枚程度に抑え、全体で数枚のコラージュ画像に分割する

このように整理してから共有すると、受け取る側も内容を理解しやすくなり、端末の表示も軽くなります。


自分に合った方法の選び方とまとめ

かんたんさ重視/画質重視/こだわりたい場合のおすすめ

  • とにかく簡単に、アプリ追加なしで済ませたい方
    → ショートカットアプリの「写真グリッド」系テンプレートがおすすめです。
    一度追加してしまえば、毎回同じ流れで素早く一枚画像を作成できます。

  • 被写体を切り抜いて自由に配置したい方
    → 写真アプリのステッカー機能を使った合成が向いています。
    不要な背景を消したいときや、人物・商品だけを別の背景に載せたいときに便利です。

  • テンプレートや文字入れも使い、おしゃれな画像を作成したい方
    → オンラインのコラージュサービスを利用すると、デザイン性の高い一枚を作りやすくなります。
    その代わり、通信環境とプライバシーには十分ご注意ください。

失敗しないためのチェックリスト

  • まとめたい写真の向き(縦・横)と縦横比を、できる範囲でそろえておく

  • 利用するiOSやブラウザを、可能な範囲で最新に近い状態にしておく

  • オンラインサービスにアップロードする写真は、内容を慎重に選ぶ

  • 作成後の画像のサイズ・画質を確認し、用途(SNS/印刷/資料)に合っているか確認する

それでもうまくいかないときの最終手段(アプリ利用も含めた考え方)

標準機能やブラウザサービスだけではどうしても希望どおりにならない場合は、コラージュ専用アプリの利用も選択肢になります。ただし、本記事のテーマは「アプリなし」での方法ですので、

  1. まずはショートカット

  2. 次に写真アプリのステッカー機能

  3. 必要に応じてオンラインサービス

という順番で試していただき、それでも不足があれば、初めてアプリ導入を検討する流れをおすすめいたします。