本記事では、「画像 丸く切り取る iphone」と検索された方に向けて、iPhoneだけで写真・画像を丸く切り取る具体的な方法を整理して解説します。
取り上げる方法は次の4パターンです。
アプリ不要・ブラウザだけで丸く切り取る方法
iPhone標準アプリ「フリーボード」で丸く切り取る方法
専用アプリ(Discy・丸抜きくん・丸い写真)で簡単に丸抜きする方法
Canva・PhotoRoomなど多機能アプリでデザイン込みで丸く切り取る方法
それぞれについて、
向いている用途
基本的な手順
メリット・デメリット
を分かりやすく説明します。
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iPhoneで画像を丸く切り取る方法には、
ブラウザで使えるオンラインツール
iPhone標準アプリ「フリーボード」
Discy・丸抜きくん・丸い写真などの専用アプリ
Canva・PhotoRoomなどの多機能デザインアプリ
など、複数の選択肢があります。
背景を透過したい場合は、必ず透過PNG形式で保存することが重要です。
顔写真や機密性の高い画像は、オンラインツールではなく、フリーボードやローカルアプリを使う方法が安心です。
目的別のおすすめ丸抜き方法一覧
とにかく簡単に1枚だけ丸くしたい場合
おすすめ:
ブラウザツール「バナー工房」
専用アプリ「Discy」
理由:
バナー工房はインストール不要で、Safariからサイトを開き、写真をアップロードして丸枠を調整するだけで完了します。
Discyは「写真を選ぶ → 丸の位置を合わせる → 保存」の流れで、迷わず丸抜き画像を作れます。
SNSアイコン用にきれいな円+背景透過を作りたい場合
おすすめ:
Discy
丸い写真
PhotoRoom
ポイント:
Discy:丸型に切り取ったうえで、背景を透過したPNGとして保存できます。
丸い写真:円の直径や枠線の色・太さを指定でき、アイコン用のデザイン性の高い丸画像を作れます。
PhotoRoom:AIで被写体だけを切り抜き、丸型マスクと組み合わせて、アイコン向けの素材をすばやく生成できます。
資料やバナーもまとめてデザインしたい場合
おすすめ:
Canva
PhotoRoom
理由:
Canva:丸型フレームに写真をはめ込み、文字や図形、他の素材と組み合わせて、SNS画像や資料素材をまとめて作成できます。
PhotoRoom:背景除去に強く、商品画像などを一気に加工したい場合に向いています。
オフラインでも安全に作業したい場合
おすすめ:
iPhone標準アプリ「フリーボード」
理由:
画像をローカルで処理できるため、オンラインツールのようにサーバにアップロードされません。
丸だけでなく、ハートなどさまざまな図形による切り抜きに対応しており、応用範囲も広いです。
アプリ不要で画像を丸く切り取る|ブラウザツール編
バナー工房で写真を丸く切り取る手順(iPhoneブラウザ)
代表的なオンラインツールとして、「バナー工房」の丸型切り取り機能があります。基本的な流れは次のとおりです。
Safariで「バナー工房 丸く切り取り」などと検索し、対象ページを開く
「画像を選択する」をタップし、「フォトライブラリ」から写真を選ぶ
読み込まれた写真に表示される円形の枠を、指で拡大・縮小・移動して位置を調整する
「画像を加工する」ボタンをタップして、丸く切り取った画像を生成する
完成した画像を長押しし、「写真に追加」を選んで保存する
アプリをインストールせずに使える点が最大のメリットです。
保存形式(PNG/JPG)と背景透過の設定ポイント
丸抜き画像の保存形式は、背景を透過するかどうかで選び方が変わります。
背景を透明にしたい → PNG形式
背景が白や任意の色でよい → JPG形式でも可
JPGはそもそも透明を扱えないため、JPGで保存すると必ず「四角い背景」が付きます。
「透明な丸画像」にしたい場合は、必ずPNGを選ぶようにしてください。
オンラインツールを使うときの注意点(プライバシー・通信量)
オンラインツールは便利ですが、次の点に注意してください。
画像は一度インターネット経由でアップロードされる
顔写真や社内資料など、機密性が高い画像のアップロードは避ける
高画質の写真を何枚も処理すると、モバイルデータ通信量が増える
プライバシーや通信量が気になる場合は、後述のフリーボードや専用アプリを使う方法がおすすめです。
iPhone標準アプリ「フリーボード」で丸く切り取る方法
フリーボードとは?利用できるiOSバージョンと基本仕様
フリーボード(Freeform)は、iOS 16.2以降のiPhoneに搭載されているホワイトボードアプリです。
写真や図形、文字などを自由に配置でき、「図形でマスク」機能により、写真を図形の形に切り抜くことができます。
Apple公式アプリのため、セキュリティ・プライバシー面で安心
追加インストール不要(非表示ならApp Storeから再入手可能)
といった特徴があります。
図形でマスクして写真を円形に切り抜く手順
フリーボードを使って写真を丸く切り取る大まかな手順は以下のとおりです。
フリーボードを起動し、「新規ボード」を作成する
画面下のメニューから「画像」アイコンをタップし、丸くしたい写真を挿入する
同じく「図形」アイコンから、円形または丸に近い図形をボードに追加する
円形の図形を写真の上に重ね、位置と大きさを調整する
写真と図形を両方選択する(片方を長押し→もう片方をタップ)
表示されるメニューから「図形でマスク」を選ぶ
必要に応じて、マスク後の写真の位置やズームを微調整し、「完了」をタップする
これで、写真が円形に切り抜かれた状態になります。
丸く切り抜いた画像を写真アプリに保存する方法
丸く切り抜いた画像(オブジェクト)をタップして選択する
画面上の共有ボタン(上向き矢印アイコン)をタップする
「画像を書き出す」などの項目を選択する
「写真に保存」を選ぶ
これで、写真アプリから丸画像を呼び出せるようになります。
よくあるつまずきと対処法(図形が動かない・マスクできない等)
図形と写真を同時に選択できない
片方を長押しして選択状態にし、もう片方をタップして「複数選択」にしてください。
「図形でマスク」が表示されない
写真だけ、または図形だけが選択されている可能性があります。両方が選ばれているかを確認してください。
円の端が少し残る
マスク前に、写真を覆いきるように少し大きめに円を調整するときれいに仕上がります。
専用アプリでサクッと丸抜き|Discy・丸抜きくん・丸い写真
Discyでワンタッチ丸抜き+透過PNGを作る
Discyは、「写真を丸く切り取ること」に特化したiPhone向けのアプリです。
基本的な使い方は次のとおりです。
アプリを起動し、「写真を選択」から対象の画像を読み込む
画面中央に表示される丸枠の中に、顔や商品がきれいに収まるよう、指で位置と大きさを調整する
切り抜きボタンをタップして丸型画像を作成する
透過PNGとして保存し、写真アプリや各種SNSアプリから利用する
iPhoneの写真アプリ上では背景が黒く表示される場合がありますが、多くの場合、実際の画像は透過されているため、そのままSNSアイコンなどに利用できます。
丸抜きくんでSNSアイコン向けの丸画像を作る
丸抜きくんは、特にSNSプロフィール用の丸画像を簡単に作る目的で設計されたアプリです。
スワイプで位置を微調整
ピンチイン・アウトで拡大・縮小
といったシンプルな操作で、顔写真をちょうど良い構図に合わせることができます。
LINE、Instagram、X(旧Twitter)などで使いやすいサイズの丸アイコンを手早く作りたい方に適しています。
丸い写真でサイズ指定・枠線付きの丸画像を作る
丸い写真アプリは、円のサイズを細かく指定したり、枠線をつけたりできる点が特徴です。
直径をピクセル・ミリ・センチ・インチなどで指定可能
枠線の色・太さを設定して、デザイン性を高められる
同じ大きさ・同じスタイルの丸画像を複数枚作りたい場合や、印刷物やプレゼン資料用にサイズを揃えたい場合に適しています。
特化アプリを選ぶときのチェックポイント(広告・課金・解像度)
専用アプリを選ぶ前に、次の点を確認しておくと失敗しにくくなります。
無料版でも透かし(ウォーターマーク)が入らないか
広告の頻度や表示位置がストレスにならないか
保存できる画像の解像度が十分か(SNSアイコンなら長辺1000px前後あると安心)
アプリの最終更新日が大きく古くないか(iOSの最新版で動作に問題がないか)
Canva・PhotoRoomなど多機能アプリで丸く切り取る
Canvaでフレームを使って画像を丸く切り抜く方法(スマホ版)
Canvaは、多くのテンプレートを備えたデザインアプリで、スマホからでも手軽に操作できます。
丸型フレームを使った基本的な手順は次のとおりです。
Canvaアプリを開き、「Instagram投稿」など任意のデザインサイズを選ぶ
画面下の「要素」をタップし、「フレーム」を検索する
丸型のフレームを選択してキャンバス上に配置し、サイズを調整する
「アップロード」または「写真」タブから画像を選び、丸型フレームの上にドラッグ&ドロップする
写真をダブルタップし、位置や拡大率を微調整する
この方法で、丸く切り抜いた画像とテキスト・アイコンなどを組み合わせたデザインを一気に作成できます。
PhotoRoomでAI自動切り抜き+丸型マスクを使う流れ
PhotoRoomは、AIによる背景除去が強力な画像編集アプリです。丸型アイコンや商品画像の作成には次のような流れで使えます。
PhotoRoomで写真を読み込む
「背景を削除」機能を使って、被写体だけを自動切り抜きする
背景が透過された状態で、丸型フレームまたは丸いキャンバスに配置する
必要に応じて影・縁取りなどを追加する
透過PNGとして書き出し、アイコンや商品写真に利用する
大量の画像を短時間で処理したい場合に適しています。
無料版と有料版の違い・商用利用の注意点
CanvaやPhotoRoomには無料プランが用意されていますが、次のような制限がある場合があります。
一部のテンプレート・素材・背景除去機能が有料
出力画像に透かしが入る場合がある
解像度やクラウド保存容量に制限がある
また、商用利用を行う場合は、
素材のライセンス
利用規約
を必ず確認し、必要に応じて有料プランへの加入も検討してください。
デザインも同時に行いたい人向けの活用アイデア
多機能アプリを使うことで、単に丸抜きするだけでなく、次のような用途にも展開できます。
SNS投稿画像をテンプレート化し、定期的な発信を効率化する
セミナーやウェビナーの登壇者紹介スライドをデザインする
商品カタログや料金表のサムネイル群を統一デザインで作成する
「丸く切り取る」作業を、全体のデザインフローの一部として組み込めるのが強みです。
よくある失敗とチェックリスト|白枠・黒背景・画質低下を防ぐ
なぜ白い四角い背景が残るのか(透過とJPGの違い)
丸く切り抜いたはずなのに、画像を開くと白い四角い背景がついている場合、多くは以下が原因です。
画像形式がJPGになっている(JPGは透過に非対応)
背景透過設定がオフのまま保存している
背景を完全に透明にしたい場合は、透過PNGで保存する必要がある点を押さえておいてください。
iPhone写真アプリで透過PNGが黒背景に見える理由
透過PNGは、iPhone標準の写真アプリでは透過部分に黒い背景が表示されることがあります。
これは、写真アプリの仕様上、透過部分に一時的な背景が表示されているだけのケースが多く、実際にSNSや他アプリに読み込むと透明のまま表示されます。
本当に透過しているか確認したいときは、LINE・Instagram・Canvaなどに読み込んで表示を確認するのがおすすめです。
画質が粗くなる原因と解像度の目安
丸抜き後の画像がぼやけて見える原因には、次のようなものがあります。
元画像の解像度が低い
保存時にアプリ側で強い圧縮がかかっている
小さい画像を無理に拡大して使用している
SNSアイコン用の画像であれば、長辺1000px前後を目安にしておくと、多くのケースで十分な画質になります。
作業前に必ず確認したい4つのポイント
背景を透過したいかどうか
透過したい場合は「PNG形式+透過設定」を選ぶ
どこで使う画像か
SNSアイコン、資料、ECサイトなど用途により必要な解像度が変わる
顔や商品がどの位置に来るべきか
丸の中心付近にメイン被写体が来るようトリミングする
オンラインツールで問題ないか
顔写真・社内資料などはローカル処理(フリーボードやアプリ)を優先する
用途別おすすめパターン|SNSアイコン・資料・EC商品写真
SNSアイコン用のおすすめ設定(サイズ・余白・縁取り)
SNSアイコン向けに丸画像を作るときは、次のポイントを意識すると見栄えが良くなります。
顔写真の場合、目の位置をアイコン中央付近に合わせる
アイコン枠に切られないよう、少し広めに余白を残す
白やブランドカラーの細い枠線を付けると、タイムライン上で埋もれにくい
丸い写真アプリやCanvaで枠線を設定すると、簡単に統一感を出せます。
PowerPoint・Keynote資料で映える丸画像の作り方
資料内の丸画像をきれいに見せるには、以下の点が重要です。
同じスライド内の丸画像は、サイズ・枠線の太さ・色を揃える
スライドの背景色とのコントラストを意識して枠線色を決める
写真の明るさや色味が極端にバラバラにならないよう、軽く補正する
Canvaで一括して丸画像+枠線を作り、PowerPointやKeynoteに貼り込むと効率的です。
ネットショップ用の商品画像で丸型を使うときの注意点
ネットショップやフリマアプリで丸型画像を使う際には、次の点に注意してください。
プラットフォームが正方形前提の場合は、丸画像が小さく見えすぎないよう調整する
商品の重要な部分(ロゴ・形状・色)が切れない構図にする
プラットフォームのガイドラインで「白背景必須」などの規定がないか確認する
PhotoRoomなどの背景除去ツールを併用すると、背景を統一した商品画像を大量に用意しやすくなります。