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iPhoneで急に通知が来なくなった時の原因と今すぐできる対処法

iPhoneで、それまで普通に届いていた通知が急に来なくなると、仕事やプライベートの連絡を見逃してしまわないか不安になります。
本記事では、「iPhoneで急に通知が来なくなったときにまず確認すること」を整理し、上から順に確認するだけで原因を絞り込めるようにご説明いたします。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

目次

「急に通知が来なくなった」ときによくある症状パターン

まずは、ご自身の状況がどのパターンに当てはまるかを整理してください。

  • すべてのアプリで通知が来なくなった

  • LINEなど特定のアプリだけ通知が来ない

  • 通知は届いているが、音やバナー・バッジが出ない

  • iOSアップデートをした直後から通知がおかしい

該当するパターンによって、確認すべきポイントが変わってきます。

最初に必ず試したい5つの基本チェック

どのパターンであっても、まず次の5つを確認・実行してください。
ここで解決するケースも少なくありません。

  1. iPhone本体を一度再起動する

  2. 機内モードがオンになっていないか確認する

  3. モバイル通信・Wi-Fiが有効で、通信状況が安定しているか確認する

  4. 本体左側のサイレントスイッチ(消音)と音量ボタンの状態を確認する

  5. 直前にiOSやアプリをアップデートしていないか思い出す

これでも解決しない場合は、次の「症状別チェック」に進んでください。


症状別チェック:すべてのアプリで通知が来ない場合

メール・LINE・SNSなど、ほぼすべてのアプリで通知が来ない場合は、iPhone全体の設定やシステム側に原因がある可能性が高いです。

集中モード・おやすみモードがオンになっていないか確認する

集中モードやおやすみモードがオンになっていると、通知が抑制されます。

  1. 「設定」アプリを開きます。

  2. 「集中モード」をタップします。

  3. 「おやすみモード」「仕事」「パーソナル」などがオンになっていないか確認し、不要なものはオフにします。

  4. 「スケジュール」や「自動的に有効にする」が設定されている場合は、意図せずオンになっていないか見直してください。

画面右上から下へスワイプして表示されるコントロールセンターでも、集中モードのオン/オフを確認できます。

通知自体がオフになっていないか確認する

通知はアプリごとにオン/オフを設定できます。ここでオフになっていると、一切通知が表示されません。

  1. 「設定」アプリ >「通知」を開きます。

  2. 一般的によく使うアプリ(電話・メッセージ・メール・LINEなど)を順番にタップします。

  3. 「通知を許可」がオンになっているか確認します。

  4. 「ロック画面」「通知センター」「バナー」のチェックを入れ、表示されるように設定します。

  5. 必要に応じて「サウンド」や「バッジ」もオンにします。

複数のアプリで通知が止まっている場合は、代表的なアプリだけでなく、いくつか確認しておくと安心です。

サイレントスイッチ・音量・サウンド設定の見直し

通知は来ているものの、音や振動がないだけのケースも多くあります。

  • 本体左側面のサイレントスイッチが「オレンジ色(消音)」になっていないか確認する

  • 音量ボタンで「着信/通知音量」を十分なレベルまで上げる

  • 「設定」>「サウンドと触覚」から、通知音が適切に設定されているかを確認する

マナーモードのまま、気づかず使用している場合も少なくありませんので改めて確認してください。

通信環境・モバイル通信・Wi-Fiの状態を確認する

プッシュ通知は基本的にインターネット接続が必要です。通信状況が不安定な場合、通知が届かなかったり、大きく遅延したりすることがあります。

  • 機内モードがオンになっていないか

  • Wi-Fiアイコンの横に「!」などの警告マークが出ていないか

  • 「設定」>「モバイル通信」がオンになっているか

必要に応じて、Wi-Fiルーターの再起動や、Wi-Fiとモバイル通信の切り替えなども試してください。

再起動・設定リセットで一時的な不具合を解消する

一時的なシステムトラブルの場合、再起動や設定リセットで改善することがあります。

  • 通常の再起動を行う

  • 改善しない場合、機種ごとの手順に従い「強制再起動」を行う

  • それでも変化がない場合、「設定」>「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」>「リセット」>「すべての設定をリセット」を実行する

「すべての設定をリセット」は、Wi-Fiパスワードなどの設定が初期化されますが、写真やアプリのデータは原則として残ります。実行前に影響範囲を確認してください。


症状別チェック:LINEなど一部アプリだけ通知が来ない場合

LINE・Instagram・メールアプリなど、特定のアプリだけ通知が来ない場合は、「iOS側の通知設定」と「アプリ内の通知設定」の両方を確認する必要があります。

iOS側のアプリ別通知設定を確認する

  1. 「設定」アプリ >「通知」を開きます。

  2. 通知が来ないアプリ(例:LINE)をタップします。

  3. 「通知を許可」がオンになっているか確認します。

  4. 「ロック画面」「通知センター」「バナー」を有効にします。

  5. 「サウンド」「バッジ」のオン/オフも併せて確認します。

ここがオフのままだと、アプリ側で通知をオンにしても表示されません。

アプリ内の通知設定・ミュート設定を見直す

アプリごとに、独自の通知設定やミュート機能が用意されています。
特にLINEでは、トークごと・グループごとに通知オフ設定が可能なため、意図せずミュートしている場合があります。

  • アプリを開き、「設定」>「通知」を確認する

  • トークルーム単位で「通知オフ」になっていないか確認する

  • 「サイレント通知」「一時的に通知オフ」などの機能がオンになっていないか確認する

通知が来ない相手やグループが限定されている場合、該当のトークルームの設定を重点的に見直してください。

低電力モードとバックグラウンド更新の影響を確認する

低電力モードやバックグラウンド更新の設定によっては、アプリがバックグラウンドで動作できず、通知が届きづらくなることがあります。

  1. 「設定」>「バッテリー」>「低電力モード」がオンになっていないか確認します。

  2. 「設定」>「一般」>「Appのバックグラウンド更新」を開きます。

  3. 対象アプリがオンになっているか確認し、必要に応じて有効にします。

常に低電力モードを使用している方は、重要なアプリだけでもバックグラウンド更新を許可することをおすすめいたします。

アプリのアップデート・再インストール時の注意点

アプリ側の不具合で通知が届かないケースも存在します。

  • App Storeを開き、対象アプリにアップデートがないか確認する

  • 最新バージョンでも改善しない場合、アプリの再インストールを検討する

ただし、LINEなど一部アプリは再インストール時にトーク履歴が削除されます。必ず事前にクラウドバックアップ(例:iCloud上のトークバックアップ)を取得し、アカウント情報・電話番号なども控えてから実施してください。


OSアップデート後に急に通知が来なくなった場合の注意点

「iOSをアップデートした直後から通知の調子がおかしい」という相談もよく見られます。
この場合、OSの仕様変更や不具合が絡んでいる可能性があります。

iOSアップデート後によくある通知トラブルの例

  • アップデート後に通知設定が一部リセットされる

  • 特定のアプリだけ通知が届かなくなる

  • 通知センターには表示されるが、バナーが出ない・音が鳴らない

  • バッジだけ表示されない、または逆にバッジだけ残る

まずは前述の「通知設定の再確認」「集中モードの見直し」「アプリのアップデート」を一通り行ってください。

強制再起動・ネットワーク設定リセットを試す

OS側で一時的な不具合が起きている場合、次のような操作で改善することがあります。

  • iPhoneの強制再起動(機種ごとのボタン操作で実行)

  • 「設定」>「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」>「リセット」>「ネットワーク設定をリセット」

また、VPNアプリやセキュリティアプリを使用している場合、それらが通信や通知に影響していることもあります。一時的にオフにして挙動を確認するのも有効です。

次のアップデートを待つべきケースとサポートに相談すべきケース

  • 同じ症状が多数報告されているOSの不具合が疑われる場合:
    → 一定期間の様子見や、次回アップデートでの改善を待つ選択肢があります。

  • 自分の端末だけで起きている可能性が高い場合:
    → 早めにAppleサポートやキャリアに相談した方が解決までの時間を短縮できます。

問い合わせの際は「いつから」「どのアプリで」「どの通知が来ないのか」「自分で何を試したか」をメモにまとめておくと、話がスムーズです。


どうしても直らない場合の最終手段

ここまでの設定見直し・再起動・アップデート・アプリ側の確認をすべて行っても改善しない場合は、より踏み込んだ対応を検討します。

「すべての設定をリセット」を行う際の注意点

「すべての設定をリセット」は、iPhone内部の設定のみを初期状態に戻す機能です。

  • Wi-Fiパスワード、ホーム画面レイアウト、通知設定などがリセットされます。

  • 写真・動画・アプリデータなどは原則として削除されません。

手順は次のとおりです。

  1. 「設定」>「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」を開きます。

  2. 「リセット」をタップします。

  3. 「すべての設定をリセット」を選び、画面の指示に従います。

実行前に、Wi-FiのパスワードやVPN情報など、再設定が必要な情報を控えておいてください。

バックアップを取ってから初期化するという選択肢

「設定のリセット」でも直らない場合、iPhoneを初期化(工場出荷状態に戻す)ことで改善するケースがあります。

  1. iCloud、またはパソコン(Finder/iTunes)でフルバックアップを作成する

  2. 「設定」>「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行する

  3. 再設定時にバックアップから復元する

初期化は負担の大きい操作ですので、他の方法をすべて試しても改善しない場合の最終手段としてご検討ください。

Appleサポート・キャリア・修理店に相談するタイミング

次のような状況に当てはまる場合は、自力での解決に固執せず、専門窓口への相談をおすすめいたします。

  • 最新のiOS・アプリにしても通知が復活しない

  • 他のiPhoneやiPadでは同じアカウントで通知が正常に届く

  • 落下・水濡れ・強い衝撃など、ハードウェアにダメージがあった可能性がある

  • 初期化まで行っても状況が変わらない

Appleストアや正規サービスプロバイダ、キャリアショップなどでの診断により、ハードウェア起因かどうかを切り分けてもらうことができます。


通知トラブルを防ぐための予防策

最後に、今後「急に通知が来なくなった」という事態を避けるために、日頃から意識しておきたいポイントをまとめます。

定期的なアップデートと再起動を心がける

  • iOSとアプリは、こまめに最新バージョンへアップデートする

  • 数週間以上再起動していない場合は、一度電源を切って入れ直す

これだけでも、軽微な不具合や動作の重さを防げる場合があります。

集中モード・通知設定をシンプルに保つ

  • 集中モードの種類を必要最低限に絞る

  • 重要なアプリ(電話・メール・LINEなど)は常に通知許可にしておく

  • スケジュールや自動切り替えを設定している場合は、定期的に見直す

設定が複雑になるほど、不具合時に原因を特定しづらくなります。

重要アプリの通知テストを定期的に行う

  • 月に1回程度、家族や自分の別端末からテスト通知を送る

  • 音・バナー・バッジ・通知センターなど、期待どおりに表示されるか確認する

早めに異常に気づくことで、重要な連絡を逃すリスクを減らすことができます。