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iPhoneでボイスメモの開始音を消す—出る時の原因と直し方

録音ボタンを押した瞬間の「ピッ」が台無しにする——取材、会議、静かな教室。せっかくの一発勝負で環境音を増やしたくないのに、iPhoneのボイスメモが毎回存在感を主張してきます。
本記事では、その開始音がなぜ鳴るのか、そして実際に聞こえなくするための最短手順を、機種別・状況別にわかりやすく解説。
アクションボタンでのワンタッチ消音、Bluetooth機器(AirPods等)が出す独自ビープの回避法、不具合時のチェックリストまで、現場で迷わない実践策だけを厳選しました。
設定項目を闇雲に探す必要はもうありません。読み終える頃には、あなたの録音開始は静かに、スマートに決まります。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

この記事のまとめ

iPhoneのボイスメモ開始音は“仕様由来”と“Bluetooth機器の案内音”の二系統。
まずはサイレント(消音)に切り替えてミュート、それでも鳴るなら出力先をiPhoneへ切替 → イヤホン再接続・リセット → 有線マイクで物理的に回避、という順で対応すればほぼ解決します。
操作を毎回忘れがちなら、アクションボタンやショートカットで「消音 → 録音開始」を一手にまとめて運用を安定化。
最後に、iOS更新・再起動・権限確認の基本も押さえておけば、突発トラブルにも動じません。
静かなスタートは、録音の品質だけでなく、あなたの段取りと信頼感も高めてくれます。次の収録から、ノイズのない“はじめの一秒”を取り戻しましょう。

iPhoneでボイスメモの開始音を消す

iPhone純正のボイスメモは、録音の開始/停止時だけ鳴るトーンがあります。iPhoneをサイレント(消音)にすると、このトーンをミュート可能です。
公式ヘルプにも「サイレントモードをオンにすると開始・停止トーンをミュートできる」と明記されています。

原因の切り分け:どの“音”が鳴っている?

開始音が鳴る仕組みは大きく2系統あります。どちらが原因かで対処が変わります。

  1. iOS側の開始・停止トーン(ボイスメモの仕様)
     → サイレントでミュート可能。

  2. Bluetooth機器が出す“独自ビープ”(AirPods/ヘッドセットの接続音・マイク切替音など)
     → iPhoneのサイレント設定では止まらない場合あり。ヘッドセットの設定変更・リセットや有線マイクへの切替が現実解です。


対処①:サイレント(消音)で開始音をミュートする

アクションボタン搭載機(iPhone 15 Pro/16シリーズ等)

  1. 設定 → アクションボタンを開く

  2. アクションに**「サイレントモード」**を割り当て

  3. 録音前にアクションボタン長押しでサイレントON/再度長押しでOFF
    (アクションボタンはデフォルトでサイレント切替に設定されている場合があります)

物理スイッチ搭載機(従来モデル)

  • 本体左側面のリング/サイレントスイッチ下げてオレンジ表示にすればサイレントON。

補足:コントロールセンターからも切替可能

  • 右上から下にスワイプ → サイレントモードをタップでON/OFF。

ポイント

  • 通知音や効果音は止まりますが、通話やメディアの再生音量は別管理です。録音前に音量ボタンでメディア音量を下げておくと安心。


対処②:Bluetooth機器の“独自ビープ”を止める(または回避する)

AirPodsや一部のヘッドセットは、接続・マイク切替時に本体側で短音を再生します。これはiPhoneのサイレント設定とは独立しており、そのままでは止められないことがあります。以下を上から順に試してください。

  1. 録音の入出力先を「iPhone」へ切替

    • コントロールセンター → 音量タイル長押し → 出力先をiPhoneに。

    • これでヘッドセット側の案内音経路を断てる場合があります。

  2. ヘッドセットの再接続/リセット

    • Bluetoothをオフ→オン→再接続。

    • 改善しなければAirPodsのリセット手順を実施。

  3. 機器側設定の見直し

    • AirPods Pro(第2世代)などはケースの効果音(充電ケースのサウンド)のオン/オフ設定が用意されている場合があります(※機種・OSにより表示が変わります)。録音とは直接関係しませんが、余計なサウンド発生源を減らす目的でOFFにしておくのは有効です。

  4. 確実解:有線マイク/Lightning・USB-Cマイクへ切替

    • Bluetoothデバイスのシステム音自体を介さないため、録音前の“ピッ”を物理的に回避できます。

注意

一部コミュニティ報告では、サイレントでも短音が鳴る例が挙がっています。多くはBluetooth側の音が原因です。


対処③:それでも消えない/ノイズが入る時のチェックリスト

  • iOSを最新化 → 再起動
    小さなバグや音回りの挙動が改善することがあります。

  • マイク権限を確認:設定 → プライバシーとセキュリティ → マイクボイスメモをオン

  • 別アプリで検証:カメラの動画録画や他の録音アプリでも開始音が入るか確認し、アプリ依存か端末依存かを切り分け

  • ペアリング中のデバイスを減らす:同時接続のイヤホン・スピーカーが多いと切替音が出やすい

  • 最終手段:バックアップのうえ設定リセット、またはAppleサポートへ相談(ハード不具合やOS不整合の可能性)

参考:AppleのAirPodsサポートページには接続不良時のリセット手順やポイントがまとまっています。


作業時間を短縮する“運用テク”

  • ショートカット × アクションボタン
    録音前にサイレントON → ボイスメモ起動 → 新規録音までを一発で実行する自動化も便利(アクションボタンでショートカット呼び出し)。アクションボタンはサイレントのトグルにも使えます。

  • 集中モード(フォーカス)を併用
    通知のバナー表示・バイブを抑え、無音+無振動の安心環境で録音開始。


よくある質問

Q1. 設定で“開始音だけ”を恒久的にオフにできますか?
A. 現行のiOSでは不可です。サイレントでのミュートが公式に案内されている方法です。

Q2. 音声入力(ディクテーション)やメッセージの音声メッセージの「ピン」も同じ挙動?
A. 別機能です。ディクテーション等の通知音は挙動が異なり、開始音だけを個別にOFFといった統一設定はありません(必要に応じてキーボードや通知設定を調整)。

Q3. AirPodsを開けた時の「チーン」という音まで止めたい
A. それは充電ケースのサウンド等、アクセサリ側の機能音です。対応機種ではケース音をオフにできる表示が出ることがあります(地域・バージョンで異なる可能性あり)。