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iPhoneでスタンバイモードを常時表示にする:対応機種と設定手順

充電して横向きに置くだけで、iPhoneが“卓上ディスプレイ”に変わる——それがスタンバイ(StandBy)。
時計・予定・タイマー・家族写真まで、視線を向けるだけでサッと確認できる体験は、一度ハマると手放せません。
とはいえ「常時表示で点けっぱなし」にできるのは対応機種だけ。
この記事では、常時表示(Always-On)に対応するiPhoneの見分け方から、確実にスタンバイを起動・維持する設定手順、そして“消える/点かない”を防ぐチェックポイントまでまとめて解説します。

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この記事のまとめ

スタンバイは、通知に追われるスマホを「見るときだけ見える便利なパネル」へとリデザインしてくれる機能です。
Pro系(AOD対応)なら常時表示で据え置きディスプレイ化非Proでも充電+横向き+Siri/通知の呼び戻しで十分に使い勝手が向上します。
要点は3つ——対応機種の確認「スタンバイ」と「常に表示」をオン、そして消灯条件(低電力・集中モード・設置角度など)の最適化
寝室は落ち着いた時計、キッチンはタイマーと買い物リスト、デスクは予定とToDo——場所ごとのレイアウト記憶まで活かせば、見る→分かる→動けるの流れが自然に整います。
次にiPhoneを充電するとき、横向きに置いてみてください。あなたの毎日が、少し静かに、でも確かに、効率的になります。

iPhoneでスタンバイモードを常時表示にする方法

常時表示の前提条件(チェックリスト)

  1. 対応機種:AOD搭載のPro系(14/15/16のPro/Pro Max)。

  2. 電源:充電中であること(ケーブル or MagSafe)。

  3. 姿勢横向きで安定していること(スタンド推奨)。

  4. 設定:「設定」→「スタンバイ」がオン

  5. AOD設定:AOD対応機種は「設定」→「画面表示と明るさ」→「常に表示」をオン

写真や時計の常時表示は省電力用の低リフレッシュ・低輝度表示で動き、通知やライブアクティビティも“見える範囲”で更新されます(AODの仕様上、ごく控えめな更新になるのが普通です)。


手順①:スタンバイを有効化(全機種共通)

  1. 「設定」アプリ →「スタンバイ」をオン。

  2. 自宅やオフィスの定位置にスタンドを設置(MagSafe推奨)。

  3. 充電しながら横向きに置くと自動でスタンバイに。

  4. 左右スワイプでビュー切替、上下スワイプでオプション編集。

    • ウィジェット:天気、カレンダー、リマインダー、ホーム、ショートカットなどを2枚並べで表示。

    • 時計:太字、アナログ、フリップ、ソーラーなど複数スタイル

    • 写真:お気に入りアルバムや被写体ごとに出し分け

  5. 暗所ではナイトモード(赤系)に自動移行。就寝時は視認性を保ちつつ眩しさを抑えます。

編集TIPS

  • ウィジェットの長押し→「編集」でカード差し替え

  • 時計の長押し→スタイル変更/色味調整。

  • 写真の長押し→アルバム/被写体の選択。


手順②:常時表示(AOD)をオンにする

  1. 「設定」→「画面表示と明るさ」→「常に表示」をオン。

  2. 同画面で「常に表示」の表示要素(壁紙・通知・ウィジェットなど)の出し方を調整。

  3. 集中モードスリープスケジュールを使う場合は、AODが意図せず消えないように時間帯と挙動を見直す。

「常に表示」が設定に見当たらない場合は、機種がAOD非対応の可能性が高いです。


Proと非Proで“運用”はどう変わる?

AOD対応(Pro)

  • 充電+横向きでずっと表示

  • 玄関やキッチンに置けば、時計・天気・タイマー・買い物リスト視線だけで確認。

  • 写真スライドをデジタルフォトフレーム感覚で楽しめる。

AOD非対応(無印・Plus 等)

  • 一定時間で自動消灯。必要時にタップ/声/軽い振動で即時復帰。

  • 運用コツ:通知やタイマーの“音・触覚”+Siriで呼び起こす前提にするとストレスが少ない。

  • 「寝室は時計集中」「リビングはウィジェット集中」など、場所ごとにレイアウト記憶が効く点はProと同じで便利。


つまずきがちな箇所と解決策

現象A:すぐ暗くなる/消える

  • 低電力モードがオン → オフにする

  • iPhoneが伏せられているカメラ前が遮られている → 正しく横向きに固定

  • Apple Watchの近接や離席検知 → 置き場所を少し離す。

  • 集中モード(特にスリープ)や就寝スケジュールが作動 → 時間帯や対象アプリを調整。

  • CarPlay連係カメラ使用中 → 使用を終了してから再度設置。

現象B:横向きにしているのにスタンバイに入らない

  • 充電判定が不安定 → 磁力の強いMagSafeスタンド正規・MFiケーブルを使用。

  • ケースが厚い/金属プレートあり → MagSafe対応ケースに替える or プレート位置調整。

  • 角度が浅い → スタンド角度を調整(おおむね60〜80度が安定)。

現象C:表示内容が勝手に変わる

  • 場所ごとにレイアウト記憶が働いている可能性。意図通りでなければ、各場所で長押し→編集→固定を行い、ビューごとに確定保存


シーン別おすすめレイアウト

1) 寝室(暗所・就寝前後)

  • 時計(落ち着いた色)+アラーム/スリープ

  • ナイトモードで眩しさ軽減。常時表示は控えめ輝度でOK。

  • 集中モード「スリープ」を就寝〜起床で自動に。

2) キッチン(家事&タイムマネジメント)

  • タイマー+リマインダー/買い物リストをウィジェットに常設。

  • 写真ビューは家族アルバムにして“デジタル写真立て”化。

3) 仕事机(タスク&予定の即視認)

  • カレンダー+ToDoの2枚ウィジェット固定。

  • ショートカットを置いて、集中モード/タイムトラッキング開始をワンタップに。


省電力と安全の考え方

  • AODは省電力制御で動作しますが、長時間の常時表示が気になる場合は、

    • 就寝帯は集中モードで通知・点灯を抑制

    • 輝度の高い壁紙を避け、ダーク系の時計や写真に

    • 不使用時はケーブルを抜く(=スタンバイ終了)

  • 充電環境は耐熱性放熱を確保(布団の中や直射日光は避ける)。

  • 車載は走行時の視認は良いものの、視線移動が増えないようCarPlay優先が安心。


さらに便利に:Siri & オートメーション連携

  • Siri呼び出し例

    • 「ヘイSiri、タイマー3分」→ スタンバイ上で残り時間が見える

    • 「ヘイSiri、次の予定は?」→ 予定カードが表示

  • ショートカット自動化

    • MagSafe“特定アクセサリに接続したとき”をトリガーに、

      • 集中モード切替、特定ウィジェット表示、ホーム家電のON/OFFなどを自動化。

    • 時間帯+場所」でレイアウトと集中モードを切替えると、AODの見え方も意図通りになります。


よくある質問(FAQ)

Q1. 常時表示対応かを手元で確かめる方法は?
A. 「設定」→「画面表示と明るさ」に“常に表示”のスイッチがあればAOD対応です。表示がなければ非対応の可能性が高いです。

Q2. AODでもバッテリー消費はありますか?
A. あります。とはいえ低消費向け設計のため、通常は大きな負担になりにくいと考えられます。気になるときは就寝時間の集中モード暗めの時計スタイルを活用しましょう。

Q3. 非対応機種でも“ほぼ常時表示”っぽく運用できますか?
A. 完全な点けっぱなしは不可ですが、こまめに再点灯できる環境(声・タップ・振動)+通知やタイマーを活用すれば、実用感は十分に高められます。

Q4. 置く場所を変えるとレイアウトも変わるのはなぜ?
A. スタンバイは“場所ごとに記憶”します。玄関・寝室・仕事机など設置位置に応じて別レイアウトを保存できる仕様です。

Q5. 写真がたまに暗くて見づらい
A. 周囲の明るさに応じて輝度・色温度が自動調整されます。明るい環境で好みの写真/時計を長押し→編集で再調整すると定着しやすいです。