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increaseの意味と使い方を完全整理|in/of/by/toを迷わず選ぶコツ

increaseの意味は「増える・増やす」だと分かっているのに、いざ英文を書くと increase in / of / by / to で手が止まる。10%増はby?24%まではto?「売上の増加」はin?of?――この迷いは、意味の問題ではなく“型の選択”の問題です。
本記事では、increaseを 対象・差分・到達点・レンジ の4つに分解し、前置詞の選び方を判断手順として整理します。さらに、グラフ説明やビジネスメールでそのまま使える数値テンプレ、よくある誤用の直し方、提出前チェックリストまでまとめました。読み終える頃には、increaseを見ても書いても「これで合っている」と確信できる状態になります。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

目次

increaseの意味を一言で押さえる

increaseの中心イメージは量や程度が大きくなることです

increaseの核は「量・数・程度・大きさが大きくなる」「それを大きくする」です。辞書でも「大きくなる/大きくする」「増加」方向で共通しています。
大切なのは、increaseが「上がる」だけでなく「増える」「増やす」を広く担当する、非常に汎用性の高い語だという点です。

  • 量が増える:The number of users increased.

  • 程度が増す:Risk increases.

  • 誰かが増やす:We increased the budget.

increaseがよく使われる対象を先に覚えると速いです

increaseは「増える話題」とセットで出やすい単語です。頻出の対象を先に押さえると、読解も英作文も速くなります。

  • 売上・利益:sales, revenue, profits

  • 価格・コスト:price, costs, expenses

  • 数・割合:number, rate, percentage, share

  • 人・規模:population, staff, users, members

  • 程度・抽象:risk, pressure, demand, interest, efficiency

特にビジネスや統計の英文では、increaseは数字と一緒に登場しやすいため、次章以降の「数値の型」が重要になります。


increaseの品詞と形を整理する

動詞increaseは増えると増やすの両方で使います

動詞increaseは、自動詞(増える)と他動詞(増やす)の両方を担います。ここで迷うと、主語と目的語の置き方が崩れ、英文全体が不自然になります。

  • 自動詞:Sales increased.(売上が増えた)

  • 自動詞:Costs increased significantly.(費用が大きく増えた)

  • 他動詞:We increased sales.(売上を増やした)

  • 他動詞:The company increased the price.(会社が価格を上げた)

判断のコツは単純です。
「自然に増える側」を主語に置くなら自動詞、「増やす主体」を主語に置くなら他動詞が馴染みます。

名詞increaseは増加という事実や増加分を指します

名詞increaseは「増加」そのものです。報告書・ニュース・資料では、動詞より名詞の方が客観的な響きになり、頻出します。Oxfordでも「量・数・価値などの上昇」として整理されています。

  • an increase in sales(売上の増加)

  • a price increase(値上げ)

  • a steady increase(着実な増加)

  • a significant increase(顕著な増加)

名詞形は、後ろにinやofなどが続きやすく、ここで前置詞の判断が必要になります。

発音は名詞INcreaseと動詞inCREASEで切り替わります

increaseは、名詞と動詞で強勢が変わる代表例です。Cambridgeでは、動詞は /ɪnˈkriːs/、名詞は /ˈɪŋkriːs/ といった形で区別が示されます。
また、名詞は第1音節、動詞は第2音節に強勢が置かれやすいという学習指導も一般的です。

  • 名詞:INcrease(前を強く)

  • 動詞:inCREASE(後ろを強く)

発音は暗記でなく「対比」で身につける方が定着します。

  • There was an INcrease in costs.(名詞)

  • We need to inCREASE sales.(動詞)

2文をセットで音読し、強勢位置だけを切り替える練習が効果的です。


increaseの使い方は前置詞の型で決まります

まずは早見表で全体像を固定します

迷いを最小化するため、先に型を表で固定します。ここが本記事の中心パートです。

役割 何を言うか 例文
an increase in + 対象 対象 何が増えたか an increase in sales
an increase of + 数値 増加分 増えた量や割合 an increase of 10%
increase by + 数値 増加幅 どれだけ増えたか Sales increased by 10%.
increase to + 数値 到達点 どこまで増えたか The rate increased to 24%.
increase from A to B レンジ 起点と終点 Users increased from 1,000 to 1,500.

この表を使って、次の判断手順に落とします。

迷ったときの判断手順は対象から始めると安定します

increaseの前置詞は、次の順に考えると迷いが激減します。

  1. 増えたのは何か(対象)

  • 対象を言うならinが中心です。
    例:an increase in sales(売上の増加)

  1. どれだけ増えたか(差分)

  • 差分ならbyです。
    例:Sales increased by 10%.(10%増えた)

  1. 名詞で差分そのものを言う

  • 名詞increaseの差分はofで言いやすいです。
    例:an increase of 10%(10%の増加)

  1. どこまで増えたか(到達点)

  • 到達点はtoです。
    例:The rate increased to 24%.(24%まで増えた)

  1. 起点と終点を同時に言う

  • 変化レンジはfrom A to Bです。
    例:Prices increased from $40 to $50.

数値がある英文を作るときは、まず「差分by」か「到達点to」かを選ぶと、一気に決まります。

increase inは何が増えるかを言う型です

increase inは「対象」を言うときの型です。Cambridgeにも “increase in road traffic” のような形で見られます。
名詞increaseでも動詞increaseでも、対象をinで取る感覚を持つと安定します。

  • an increase in sales(売上の増加)

  • an increase in demand(需要の増加)

  • an increase in the number of users(ユーザー数の増加)

  • There was an increase in costs.(費用が増加した)

よくある誤りは「of sales」としてしまう形です。ofは差分に寄るため、対象は原則inに寄せると整理しやすくなります。

increase ofは増加分を名詞として示す型です

increase ofは、「増加分そのもの」を名詞句として言う型です。Oxfordでも “an increase of nearly 20%” のように示されます。

  • an increase of 10%(10%の増加)

  • an increase of $200(200ドルの増加)

  • an increase of 5 degrees(5度の上昇)

対象も同時に言いたい場合は、次の順で積み上げると自然です。

  • an increase of 10% in sales(売上が10%増)

この形は、資料や試験でも非常に強い定番です。

increase byは増加幅を言う最頻出の型です

increase byは、増えた量・増えた割合といった「差分」を言う型です。Cambridgeの用例にも “increased by 10%” が示されています。

  • Sales increased by 10%.(売上は10%増えた)

  • Prices increased by $5.(価格は5ドル上がった)

  • Output increased by 0.6% in July.(7月に生産高が0.6%増えた)

グラフ・統計説明で最も使いやすい型なので、まずはこれを軸に覚えると強いです。

increase toは到達点を言う型です

increase toは「最終的にどこまで増えたか」を言う型です。CambridgeのBusiness Englishでも “increased to 24%” のように示されています。

  • The rate increased to 24%.(率は24%まで上がった)

  • The price increased to $50.(価格は50ドルまで上がった)

byとtoの違いを一言で言うなら、次です。

  • by:増加幅(どれだけ増えたか)

  • to:到達点(いまいくらか/どこまで行ったか)

increase from A to Bは変化レンジが一瞬で伝わります

from A to Bは、起点と終点をセットで言えるため、誤解が少なく、説明が非常にクリアになります。

  • Users increased from 1,000 to 1,500.(1000から1500へ)

  • Prices increased from $40 to $50.(40から50へ)

資料・発表・試験で「グラフの読み取り」をする場面では、from-toの型があるだけで英文の安定度が大きく上がります。

すぐ使えるテンプレ集はスロット埋めで覚えると忘れません

以下は、文の部品を入れ替えるだけで使えるテンプレです。

  • いま増えている:S is increasing.
    例:Demand is increasing.

  • 〜だけ増えた:S increased by 数値.
    例:Sales increased by 10%.

  • 〜まで増えた:S increased to 数値.
    例:The rate increased to 24%.

  • AからBへ増えた:S increased from A to B.
    例:Users increased from 1,000 to 1,500.

  • 名詞で対象:an increase in 対象
    例:an increase in costs

  • 名詞で差分:an increase of 数値 in 対象
    例:an increase of 10% in sales

テンプレを丸暗記するより、「対象・差分・到達点・レンジ」の4スロットに分けると、応用が効きます。


increaseと類義語を場面で選び分ける

increaseは数値で説明したいときに強い語です

Merriam-Websterでは、increaseは自動詞で「進行的な増加」を含意し、他動詞では単純な増加を含む場合がある、と整理されています。
つまりincreaseは、幅広い増加を担当しつつ、特に「数字で説明する増加」と相性がよい語です。

riseは上下の上昇を素直に言いたいときに向きます

riseは「上がる」という方向性が強く、価格・温度・水準など“上下”がイメージしやすい語で自然になりやすいです。Longmanでもriseを「数・量が増える」方向で説明しています。

  • Prices rose.(価格が上がった)

  • Temperatures rose.(気温が上がった)

増加の事実を客観的に言うならincreaseでも成立しますが、上昇の動きそのものを言うならriseがすっきりします。

growは時間をかけた成長や拡大に寄ります

growは「育つ・成長する」の含みがあり、規模拡大や発展のニュアンスが出やすい語です。Longmanでもgrowを「増える」方向で説明しています。

  • The business grew rapidly.(事業が急成長した)

  • The number of users grew over time.(時間とともに増えた)

データ報告ならincrease、成長のストーリーならgrow、という分け方が分かりやすいです。

expandは範囲や領域が広がる話に強い語です

expandは「領域・範囲・事業領域が広がる」方向に寄ります。たとえば市場展開、拠点拡大、事業領域の拡張などに相性が良いです。

  • The company expanded into Asia.(アジアへ進出した)

  • We expanded our operations.(事業を拡大した)

売上が増える話はincrease、進出や領域の拡張はexpand、と分けると自然になります。

使い分け早見表で最後に確認します

言いたいこと 第一候補 近い候補
数・量・割合が増える increase grow Sales increased by 10%.
上下の上昇が中心 rise increase Prices rose.
成長・発展の含み grow increase The business grew.
範囲・領域が広がる expand grow Expand into new markets.

increaseでよくある間違いを潰す

前置詞の誤りは対象と数値を取り違えるのが原因です

以下のNGは非常に多いパターンです。必ず「NG→OK→理由」で覚えるのが効果的です。

  • NG:an increase of sales
    OK:an increase in sales
    理由:inは増える対象、ofは増加分(数値)に寄ります。

  • NG:Sales increased in 10%.
    OK:Sales increased by 10%.
    理由:byは増加幅、inは対象に使うのが基本です。数値が直後ならby/toを疑います。

  • NG:an increase in 10%
    OK:an increase of 10%
    理由:名詞increaseの差分はofで言いやすいです。

迷ったら、次だけ覚えてください。

  • 対象:in

  • 差分:by(動詞)/of(名詞)

  • 到達点:to

  • レンジ:from A to B

自動詞と他動詞の混同は主語が誰かで決まります

  • NG:The price increased the company.
    OK:The price increased.(価格が上がった)
    OK:The company increased the price.(会社が価格を上げた)

「価格が勝手に増える」のか「会社が増やす」のかで、主語が変わります。主語が変わると前置詞も連鎖して変わるため、ここは最初に確定させます。

increase upは基本的に避ける方が安全です

increaseはそれ自体で「増える・増やす」が成立するため、increase upは不自然になりやすい形です。口語で「上がる」を言うならgo up、説明調ならriseやincreaseが無難です。
表現の自然さを優先するなら「increase」単独で完結させる運用が安全です。

発音ミスは対比音読で改善しやすいです

増加が伝わるかどうかは、アクセント位置で印象が変わります。次のペアをセットで声に出す練習が効果的です。

  • 名詞:There was an INcrease in costs.

  • 動詞:We must inCREASE sales.

さらに、同じ語で名詞と動詞を連続運用すると切り替えが速くなります。

  • There was an INcrease, and costs will inCREASE again next quarter.


すぐ使える例文を用途別にそろえる

TOEICや英検で強いグラフ説明の型

グラフ問題や要約で強いのは、以下の3系統です。

  1. 差分で言う

  • Sales increased by 10% in 2025.

  1. 到達点で言う

  • The rate increased to 24% in July.

  1. from-toで言う

  • Users increased from 1,000 to 1,500 over three months.

この3つを使い分けるだけで、グラフ説明はほぼ崩れなくなります。

ビジネスメールで使える丁寧な定番文

「増やす」は提案・依頼で頻出します。丁寧さを保ちながら使える定番を揃えます。

  • We plan to increase the budget by 5% next quarter.(来四半期に予算を5%増やす予定です)

  • Could you increase the order quantity to 500 units?(発注数量を500まで増やしていただけますか)

  • We expect an increase in demand during the holiday season.(休暇シーズンに需要増を見込んでいます)

丁寧な依頼では、increaseの前にcould you、would it be possible toなどを置くと角が立ちません。

報告書や資料でよく見る表現

名詞increaseを使うと、文章が客観的で硬めのトーンになります。

  • Profits show a steady increase.(利益は着実な増加を示している)

  • There has been a significant increase in costs.(費用が顕著に増加した)

資料で頻出の形容詞もセットで覚えると便利です。

  • sharp increase(急増)

  • steady increase(着実な増加)

  • significant increase(顕著な増加)


コロケーションで自然な英語に寄せる

increaseと一緒に出やすい動詞と副詞

increaseに副詞を足すと、変化のニュアンスが一気に明確になります。

  • increase significantly(大幅に増える)

  • increase rapidly(急速に増える)

  • increase steadily(着実に増える)

  • increase slightly(わずかに増える)

読解では副詞が「どれくらい」を表すヒントになるため、まとめて押さえる価値があります。

形容詞と名詞increaseの定番セット

名詞increaseは、形容詞で増加の性質を言うのが定番です。

形容詞 + increase ニュアンス
sharp increase 急激 a sharp increase in prices
steady increase 着実 a steady increase in sales
significant increase 顕著 a significant increase in costs
slight increase わずか a slight increase in demand

ここまで押さえると、単なる「増えた」から「どんな増え方か」まで一文で言えるようになります。


仕上げの自己診断チェックリストと練習問題

提出前チェックリスト

自分の英文が合っているか不安なときは、次を上から順に確認します。

  • 主語は増える側か、増やす側か

  • 対象を言うならinになっているか

  • 数値が差分ならby、到達点ならtoになっているか

  • 名詞increaseで数値を言うならofになっているか

  • 起点と終点が必要ならfrom A to Bを使っているか

  • 名詞INcrease/動詞inCREASEの強勢を切り替えられるか

練習問題で型を固定します

以下は、型の選択だけを鍛える問題です。答えは直後にあります。

問題1:売上が10%増えた。
A) Sales increased in 10%.
B) Sales increased by 10%.
C) Sales increased to 10%.

問題2:失業率が24%まで上がった。
A) increased by 24%
B) increased to 24%
C) an increase in 24%

問題3:売上の増加。
A) an increase of sales
B) an increase in sales
C) an increase by sales

問題4:ユーザーが1000から1500に増えた。
A) increased to 1,500 from 1,000
B) increased from 1,000 to 1,500
C) increased by 1,000 to 1,500

解答:
1=B(差分はby)
2=B(到達点はto)
3=B(対象はin)
4=B(レンジはfrom-to)

この4問が即答できれば、increaseの主要型はほぼ運用できています。


参考情報源