「この色、コードで欲しいだけなのに…」
資料の差し色、Webのボタン色、画像のアクセント。いざ色を決めようとすると、意外と時間が溶けてしまいます。しかも「google カラー選択ツール」と検索しても、検索結果に出る簡易カラーピッカーの話なのか、Chrome DevToolsのスポイト機能なのか、あるいは配色設計としてのMaterial Designの話なのかが混ざりやすく、最短で辿り着けないのが現実です。
本記事では、Google周辺で使えるカラー選択手段を「色を選ぶ」「画面から拾う」「配色として整える」の3つに整理し、用途別に迷わず使い分けられるように解説いたします。HEXやRGBの取り扱い、透過や背景で色が変わって見える落とし穴、共有時のルールまで押さえるため、作業中の「これで合っているのか」という不安を減らし、スムーズに次の工程へ進められるようになります。
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Googleカラー選択ツールでできることと種類
色を決める作業は、資料づくりでもWeb更新でも「最後のひと押し」で迷いがちです。しかも「google カラー選択ツール」と一口に言っても、実際には役割の違う選択肢が複数あり、目的に合わない手段を選ぶと遠回りになります。この記事では、検索で表示される簡易ツール、Chrome DevToolsのカラーピッカー、Material Designの色設計という3系統を整理し、色を選ぶ・拾う・整えるまで一気に進められるように解説いたします。
最初に押さえるべきは、あなたが今やりたいことが次のどれに近いかです。
色をその場で決めて、HEX/RGBをコピーしたい(とにかく速さ優先)
画面上の色をスポイトで拾って、CSSに反映したい(再現性・検証優先)
配色として破綻しない色の組を作りたい(一貫性・アクセシビリティ優先)
この分類ができると、迷いが一気に減ります。
Google検索のカラー選択ツールとは
Google検索では、入力する語によって「色を選べるUI」や「色コード変換」の仕組みが検索結果の上部に表示されることがあります。最大のメリットはインストール不要で、思い立った瞬間に使える点です。例えば、資料の見出し色を少し明るくしたい、SNS画像の差し色をすぐ作りたい、といった場面で「まず仮決め」するのに向いています。
一方で、検索の簡易ツールは「画面のこのロゴ色を正確に拾う」用途には基本的に向きません。なぜなら、検索ツールは色を作る(選ぶ)ことが中心で、画面から取得する(拾う)機能は別系統のツールが得意だからです。ここを混同すると、「スポイトがない」「欲しい色が取れない」といったズレが起こります。
Chrome DevToolsのカラーピッカーとは
Chrome DevTools(開発者ツール)のカラーピッカーは、WebページのCSSに含まれる色指定を確認し、編集し、変換しながら見た目を検証できる機能です。特に次のような作業に強みがあります。
既存サイトのボタン色や文字色を正確に確認したい
CSSの
color/background-color/border-colorを微調整して最適化したい透過(alpha)や影(shadow)を含む見た目を、画面上で確かめたい
変更後の色をそのままCSSにコピペして反映したい
検索の簡易ツールが「色を決める」に強いのに対し、DevToolsは「色を当てて確かめる」に強い、と考えると分かりやすいです。
Material Designのカラーツールと配色の考え方
Material Designは、単に「きれいな色を選ぶ」ためのものではなく、UI全体の色を役割(意味)で整理し、状態変化やアクセシビリティまで含めて設計するための考え方です。例えば、同じ青でも「主要アクションの色」「リンクの色」「情報の強調」のように役割が違えば、明度・彩度・コントラストの最適解は変わります。
色を選ぶ場面でありがちな失敗は、単色は良くても「文字を載せたら読めない」「ボタンだけ浮く」「全体がチグハグ」になることです。Materialの考え方を取り入れると、色を単発の選択ではなく、システムとして扱えるようになり、迷いが減ります。
Googleカラー選択ツールをGoogle検索で開く手順
Google検索での簡易カラーピッカーは、最短でカラーコードを得たい人に向いています。ここでは「出し方」「読み方」「表示されないとき」の3点を、つまずきやすいポイント込みで整理いたします。
検索で出すための入力例
検索結果にカラーピッカーや変換が表示されるかどうかは、入力語・言語・環境によって差があります。うまく出ない場合も想定し、以下の入力例を順番に試すのがおすすめです。
表示を狙う入力例(優先順の目安)
color pickerカラーピッカーカラー選択ツールRGB to HEXHEX to RGB
「色を選ぶUI」が出ない場合でも、RGB to HEX のような変換系は出やすいことがあります。逆に「変換」ではなく「選ぶ」が目的の場合は、まず color picker を試すほうが近道です。
ここでのコツ
日本語で出ないときは英語に切り替える
スマホで出ない場合はPCで試す(表示が異なることがある)
ブラウザや検索画面の表示差を前提に、うまくいかなければ次の手段へ切り替える
「出すこと」自体で時間を溶かすのが最ももったいないため、一定回数試して出なければDevToolsへ移行する判断が重要です。
HEXとRGBの見方とコピーのコツ
色コードは代表的に HEX と RGB を扱います。どちらも「同じ色」を別表現にしたものなので、必要に応じて使い分けます。
HEX:
#RRGGBB(例:#1a73e8)RGB:
rgb(R, G, B)(例:rgb(26, 115, 232))
まず迷ったらHEXで控えるのが無難です。理由はシンプルで、Web制作・多くのデザインツール・資料ツールでコピペしやすく、共有もしやすいからです。
ただし、次のケースはRGBのほうが楽な場面があります。
数値で微調整したい(赤を少しだけ下げたい、など)
画像編集ツールや一部UIでRGB指定が中心
透過を含めて扱いたい(
rgba()を使う)
コピーで事故を減らす3つのルール
ルール1:HEXの大文字・小文字を統一する(例:小文字に揃える)
ルール2:
#を付ける前提で共有する(CSSでそのまま使える)ルール3:「どの背景で見た色か」をメモする(白背景か、濃色背景か)
色は背景で印象が変わるため、同じコードでも「思っていたのと違う」となりやすいです。背景条件を添えるだけで、確認の往復が減ります。
うまく表示されないときの対処
Google検索の表示は変更されることがあるため、表示されないときに「自分の操作が悪い」と思い込む必要はありません。対処は次の順で進めると効率的です。
入力語を英語に切り替える(
color picker)変換系のクエリを試す(
RGB to HEXなど)目的が“画面から拾う”ならDevToolsに切り替える
目的が“配色を整える”ならMaterialの考え方(後述)を使う
特に「画面上の色を取りたい」ケースで検索にこだわると、時間だけが過ぎてしまいます。目的ベースで切り替えるのが最短です。
Googleカラー選択ツールをChrome DevToolsで使う手順
Web制作・運用で色を扱うなら、DevToolsを使えるようになるのが最も効果が大きいです。理由は、実際のページ上で見え方を確認しながら、そのままCSSに反映できるからです。ここでは「開く」「拾う」「変換と注意点」まで、作業の流れとして整理いたします。
開発者ツールで色を開く流れ
まずは基本の流れです。難しく見えますが、やることは「対象要素を選び、色の四角をクリックする」だけです。
手順
Chromeで対象ページを開く
DevToolsを開く
Windows:
F12またはCtrl + Shift + IMac:
Option + Command + I
要素選択(矢印アイコン)をクリックし、色を調べたい箇所をページ上でクリック
DevToolsのStyles(スタイル)で
color/background-color/border-colorなどのプロパティを探す色の左にある 小さなカラースウォッチ(色の四角) をクリック
カラーピッカーが開き、色の調整や表記変更が可能になる
つまずきポイントと対処
色が見当たらない:上位のルールや別のクラスで上書きされていることがあります。Styles内を少し上下し、実際に有効になっている行(打ち消し線がない行)を探します。
var(--color)のようになっている:CSS変数が使われています。変数の定義元(:rootなど)を辿ると実値が確認できます。変更しても反映されない:別の要素を選択している、または擬似要素(
::beforeなど)の色を見ている可能性があります。要素選択からやり直すと早いです。
DevToolsの強みは、変更が一時的で「試せる」点です。壊れる心配をせず、納得のいく見た目まで追い込んでからCSSに反映できます。
スポイトで画面の色を拾う方法
「このボタンのグラデーションの中間色を取りたい」「画像内のロゴ色に合わせたい」など、数値が分からない色はスポイトが便利です。
スポイト取得の流れ
カラーピッカーを開く
スポイト(ピッカー)アイコンを選ぶ
ページ上で取得したい箇所にカーソルを合わせてクリック
取得した色がそのまま入力値として反映される
注意点:スポイトは“見た目の結果”を拾います
スポイトで拾った色は、画面上で描画された結果の色です。次の影響を受けます。
背景と透過が合成された色
影やぼかしで混ざった色
画像の圧縮やアンチエイリアスで変化した色
グラデーションで場所によって変わる色
そのため、CSSで指定されている色(指定値) と 画面で見える色(結果色) が一致しないことがあります。
運用で困らないためには、必要に応じて次のように使い分けるのが安全です。
「実装の再現」が目的:CSSの指定値を基準にする
「見た目を合わせる」が目的:スポイト結果色を基準にする
迷う場合:両方を控えて、背景条件も添える
色の変換と色空間の注意点
DevToolsのカラーピッカーでは、色の表記を切り替えたり、透過を含めて調整したりできます。ここでの重要ポイントは「変換ができる=どれが正しいという話ではない」ことです。表記が違っても見た目が同じなら、目的に合う形式を選べば問題ありません。
よく使う表記
HEX:
#RRGGBB(共有・管理が楽)RGB:
rgb()(数値で調整しやすい)RGBA:
rgba()(透過を含める)HSL:
hsl()(色相・彩度・明度で調整したいときに便利)
透過(alpha)で事故が起きるパターン
透過入りの色を、背景条件なしで共有してしまう
白背景で見たときは良いが、別背景で濁って見える
影や重なりで「想定より濃く」見える
透過が絡むときは、色コードだけで完結させないことが大切です。少なくとも次のセットで管理すると安全です。
前景色(透過込みのコード)
背景色(合成される相手)
用途(ボタン背景、文字、影など)
Googleカラー選択ツールで配色を崩さないチェックポイント
色選びで一番つらいのは、「時間をかけたのに、最後に読みにくい・安っぽい・まとまらない」と判定されることです。ここでは、ツールの種類に関係なく効く、配色の基本チェックをまとめます。難しい理論より、事故を減らす実務的な観点に絞ります。
コントラストを外さないための考え方
配色の目的は「きれい」だけではなく、情報を伝えることです。特に文字は、デザインより可読性が優先されます。コントラストが足りないと、読者は内容以前に疲れて離脱します。
迷ったときの実用ルール
文字色は、背景に対して十分に濃くする(薄いグレーは危険)
強調色は“ここぞ”に限定する(多用すると強調ではなくなる)
リンク色・ボタン色は、通常状態とホバー状態の差を用意する(同じに見えると押せない)
色だけで状態を伝えない(可能なら下線やアイコンなども併用)
「オシャレだが読めない」は最悪のパターンです。まず読める、次に整える、の順にすると失敗しません。
透過と背景色で見え方が変わる落とし穴
透過(alpha)を使うと、軽さや階層感が出て便利ですが、そのぶん条件依存が増えます。透過色は背景により見た目が変わるため、次の落とし穴に注意します。
よくある落とし穴
白背景でちょうど良い薄さ → 濃い背景で見えなくなる
写真背景で濁って見える(色が汚くなる)
重なり(モーダル+影+背景)で想定より濃くなる
端末やディスプレイで差が強調される
透過を扱うときの安全策
透過色を「単体」で共有しない(背景セットで共有)
透過が必要ない場面では、透過を使わず単色で決める
影は透過が重なる前提で、濃さを控えめにする
テキストは透過を避け、単色でコントラストを確保する
透過は“効果”として使い、基礎(文字・情報)には使わない、と割り切るだけでトラブルが減ります。
共有時に必ず揃えるべき表記ルール
チームや外注先とのやり取りで起こるミスの多くは、色の良し悪しではなく「共有の仕方」にあります。共有するなら、最低限ここを揃えると安全です。
共有ルールのおすすめ
基本表記:HEX(例:
#1a73e8)透過がある場合:
rgba()で渡し、alphaも明示(例:rgba(26,115,232,0.8))用途名:Primary / Accent / Text / Background / Border / Link など役割で管理
背景条件:白背景前提か、濃色背景前提か
例画像:可能ならスクリーンショットで見た目を添える
共有前チェックリスト
色コードはHEXまたはRGBでコピペできる形になっている
透過がある場合はalphaを明記し、背景条件も添えている
文字色は背景に対して十分に読める
役割(用途名)が付いているため、どこに使う色か迷わない
近い色が複数ある場合は「採用」「不採用」の理由が残っている
このチェックリストを通すだけで、後からの「やっぱり違う」「どの色だっけ」が激減します。
Googleカラー選択ツールの用途別おすすめ使い分け
ここまでの内容を、用途別に「最短ルート」で整理します。大切なのは、すべてを完璧に覚えることではなく、今の状況で最短の選択ができることです。
資料作成とバナー作成で早いのはどれか
最短:Google検索の簡易ピッカー → 必要なら微調整
資料やバナーは「早く見栄えを整える」ことが重要で、色の選定に時間をかけすぎると本筋(内容)が遅れます。検索の簡易ツールは、候補色を素早く決めるのに向いています。
おすすめの進め方
検索で近い色を作る(仮決め)
HEXで控える
資料上で当ててみて、濃い・薄いを微調整
文字の可読性を最優先で確認(薄い文字は避ける)
資料では「印刷」や「投影」で見え方が変わることがあります。特に淡いグレー文字は、プロジェクターで消えやすいので注意します。
Web制作と運用で早いのはどれか
最短:DevTools → その場で確認 → CSSへ反映
Web運用は最終的にCSSへ落ちます。DevToolsを使えば、ページ上で見え方を確かめながら変更でき、反映も素早いです。
おすすめの進め方
DevToolsで対象要素の色を開く
まずは既存色を確認し、どこで指定されているか把握
カラーピッカーで微調整し、ページ上で違和感がないか確認
透過や影がある場合は背景条件を変えても成立するか意識
値をCSSへコピペし、実装に反映
「色を新規に考える」必要がある場合は、検索の簡易ピッカーで候補を作り、DevToolsで当てて検証する、という往復が最短です。
UI設計で迷わないための進め方
最短:役割を決める → 状態を決める → 読めることを守る
UI設計は単色ではなく、システムです。色は「役割」と「状態」で増えていくため、行き当たりばったりで選ぶほど破綻しやすくなります。
迷わないための基本手順
基準色(Primary) を1つ決める(主要アクションの色)
背景色と文字色 を先に固める(読めることを守る)
アクセント色 は最小限にする(増やすほど統制が難しくなる)
状態色(hover/active/disabled/error/success)を役割で決める
コンポーネント(ボタン、カード、リンク、フォーム)単位で適用して確認する
ここで重要なのは、見栄えよりも「意味が伝わること」です。例えばエラーは赤、成功は緑、注意は黄、といった慣習はユーザーの理解を助けます。独自性を出す前に、まず迷わせない設計を優先すると品質が安定します。
Googleカラー選択ツールのよくある質問
カラーコードはどれを使えばよい
基本は HEX で問題ありません。短く、共有しやすく、CSSにもそのまま使いやすいからです。
ただし、透過が必要な場合は rgba() のようにalphaを含む形式で管理し、背景条件もセットで共有すると事故が減ります。
RGBとHEXはどう使い分ける
HEX:共有・運用・管理に強い(短く、表記ゆれが起きにくい)
RGB:微調整に強い(R/G/Bを個別に動かしてニュアンスを作れる)
どちらが正しいというより、受け取り側(ツール・実装・チーム)に合う表記を選ぶのが正解です。迷ったらHEX、調整したくなったらRGB、という運用が扱いやすいです。
取得した色が違って見えるのはなぜ
原因はだいたい次のどれかです。
背景が違う(透過や影で合成結果が変わる)
画像の圧縮やアンチエイリアスで、場所により色が揺れる
グラデーションで一点の色が代表にならない
ディスプレイ・明るさ設定で見え方が変わる
CSS指定値と、画面上の結果色が一致していない(スポイト取得で起こりやすい)
対策としては、指定値(CSS)と結果色(スポイト)を分けて管理し、必要なら両方を控えるのが確実です。さらに、背景条件を添えると「違って見える」の説明がつきやすくなります。
無料で他に使えるカラーツールはあるか
無料ツールは多数ありますが、まずは目的に合う“系統”を選ぶのが先です。
色を今すぐ決めたい:検索の簡易ピッカーが最短
画面上の色を拾ってCSSに反映したい:DevToolsが最短
配色として整えたい:Materialの考え方(役割・状態・可読性)を軸にする
この3系統を押さえておくと、「ツール探し」で迷う時間が減り、結果的に最も速く、安定した色選びができます。必要に応じて、作業環境に合う拡張機能や配色サービスを追加していくのがおすすめです。