「Googleドライブが終了するらしい」──そんな見出しを目にして、ドキッとされたのではないでしょうか。仕事のデータや大切な写真を預けているサービスが本当に終わってしまうのか、と不安になりますよね。
結論からお伝えすると、Googleドライブというサービス自体は終了していません。終了・サポート終了の対象となっているのは、主に「古いパソコン用アプリ」や「古いOS向けのサポート」です。ところが、この違いが分かりづらいために、「全部使えなくなるのでは?」という誤解が広がっています。
本記事では、「何がいつ終わるのか」を時系列で整理しつつ、「今、自分は何をすればいいのか(アップデート・移行・アンインストールなど)」を具体的な手順とともに解説いたします。まずは落ち着いて、ご自身の環境を確認するところから一緒に整理していきましょう。
※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。
Googleドライブ自体は終了していないが「終わるもの」はある
まず最初にお伝えしておきたいのは、Google ドライブというクラウドストレージサービス自体は、2025年11月時点で終了していないということです。
検索結果で「Googleドライブ終了」「Google Drive is dead」といった見出しを目にすると不安になりますが、多くの場合、終了しているのは次のようなものです。
-
旧「Google Drive」デスクトップアプリ
-
「バックアップと同期」(Backup and Sync)などの旧クライアントアプリ
-
古いOS向けのサポート(Windows 8/8.1 など)
つまり、「ブラウザやスマホからGoogleドライブにアクセスしている限り、今すぐサービスが使えなくなる」という意味ではありません。
何がいつ「終了」したのか:Googleドライブ周辺の時系列整理
旧Google Driveデスクトップアプリの終了
まず最初の「終了」は、2017〜2018年に行われた旧Google Driveデスクトップアプリの終了です。
当時提供されていたPC向けのGoogle Driveアプリは、2017年12月11日にサポートが終了し、その後2018年3月12日(のちに5月12日まで延期)をもって利用できなくなりました。
重要なポイントは次の2点です。
-
終了したのは「PC用の旧アプリ」であり、クラウド上のGoogle ドライブそのものではない
-
後継として、別のPC用アプリ(Drive File Streamなど)が用意されていた
ニュースだけを見ると「Google ドライブが終わる」と誤解しがちですが、実際にはアプリの世代交代だったと理解するとすっきりします。
「バックアップと同期」終了とパソコン版Googleドライブへの統合
次の大きな変更は、個人向けアプリ「バックアップと同期(Backup and Sync)」の終了です。
Googleはこのアプリを2021年9月末で提供終了とし、「パソコン版 Google ドライブ(Drive for desktop)」に統合しています。
ここで押さえたい点は以下のとおりです。
-
旧来の「バックアップと同期」と「Drive File Stream」が一本化され、「パソコン版 Google ドライブ」が現行アプリになった
-
以降、PCでGoogleドライブを使う場合は「パソコン版 Google ドライブ」を使うのが前提
つまり、「バックアップと同期 終了」というニュースも、アプリが新しくなっただけと理解して問題ありません。
現在PCとクラウドを同期したい場合は、「パソコン版 Google ドライブ」をインストールして利用します。
OSサポート終了(Windows 8/8.1など)の影響
さらに、OS側のサポート終了も進んでいます。
Googleは、Windows 8/8.1、Windows Server 2012などのOSに対するパソコン版 Google ドライブのサポートを2023年8月までに終了すると案内しています。
これにより、
-
古いOSでは最新のGoogleドライブアプリがインストール・更新できない
-
セキュリティ上のリスクが高まる
といった問題が起こり得ます。
「OSサポート終了」は、Googleドライブだけでなく、ブラウザやその他ソフト全般にも影響するため、OSのアップグレードやPC買い替えのタイミングを検討する材料と考えるのがよいでしょう。
「サポートが終了しました」などの表示が出たときの意味と対処
よくあるメッセージの例と意味
PCでGoogleドライブを利用していると、次のようなメッセージが表示されることがあります。
-
「Google ドライブのこのバージョンはサポートが終了しました」
-
「◯日後にサポートが終了し、その後はご利用いただけなくなる可能性があります」
これらは、今使っているアプリやそのバージョンが古く、今後アップデートされないことを知らせる通知です。
クラウド上のGoogleドライブ(ファイルそのもの)のサービス終了を意味しているわけではありません。
とはいえ、サポートが終了したアプリを使い続けると、
-
不具合が修正されない
-
新しい機能が使えない
-
セキュリティ面のリスクが高まる
といった問題が出てきますので、早めに対応することが推奨されます。
具体的な対処ステップ
メッセージが表示された場合の基本的な流れは、次のいずれかです。
-
アプリの更新で対応できるケース
-
まだ同じアプリの新バージョンが存在する場合は、アップデートすることで解決します。
-
画面の案内に従って「更新」ボタンを押すか、公式サイトから最新インストーラーを入手して上書きインストールします。
-
-
新アプリ(パソコン版 Google ドライブ)への移行が必要なケース
-
「バックアップと同期」など、すでに提供終了となったアプリを使っている場合は、パソコン版 Google ドライブへの移行が必要です。
-
一般的な流れは次のとおりです。
-
現在のアプリで同期設定を確認し、必要であれば重要データのバックアップを取る
-
パソコン版 Google ドライブ(Drive for desktop)の最新版を公式サイトからダウンロード
-
インストール後、Googleアカウントでサインインし、同期設定(ミラーリング/ストリーミングなど)を行う
-
旧アプリをアンインストールする
-
-
記事本文では、ここにOSやパターン別の具体的な画面イメージを補足すると、読者の不安をより軽減できます。
「Googleドライブを使用中です。終了してから…」と出る場合の対処
Windowsでアプリを終了する手順
Googleドライブをアンインストールしようとした際に、
「Google ドライブを使用中です。終了してからアンインストールしてください」
といったメッセージが表示されることがあります。これは、バックグラウンドでGoogleドライブアプリが起動しているためです。
Windowsの場合、代表的な対処方法は2つあります。
-
タスクバーから終了する方法
-
画面右下のタスクバーにある「隠れているインジケーター(上向きの三角)」をクリックします。
-
一覧の中から「Google ドライブ」のアイコンを探してクリックします。
-
開いた小さなウィンドウの「歯車マーク(設定)」をクリックします。
-
メニューの中にある「終了」もしくは「Google ドライブを終了」をクリックします。
-
-
タスクマネージャーからプロセスを終了する方法
-
キーボードで「Ctrl + Shift + Esc」を同時に押し、タスクマネージャーを起動します。
-
「プロセス」タブで「Google Drive」や「Google Drive(複数)」というプロセスを探します。
-
対象を右クリックし、「タスクの終了」を選択します(表示されている複数のGoogle Driveに対して同様に実行します)。
-
すべてのプロセスが終了したことを確認してから、アンインストールを再度実行します。
-
これらの操作により、「使用中です」というエラーを解消し、アンインストールを正常に完了させることができます。
(任意)Macで終了・アンインストールする基本手順
Macの場合も考え方は同じで、「アプリを完全に終了してから削除する」ことが重要です。
-
画面右上のメニューバーに表示されているGoogleドライブのアイコンをクリック
-
歯車アイコン(設定)から「終了」を選択
-
終了を確認したうえで、「アプリケーション」フォルダからGoogleドライブアプリをゴミ箱に移動
といった流れで操作します。
実際の画面表示はバージョンにより異なるため、違和感がある場合は公式ヘルプや最新版の解説記事も併せて確認してください。
今後も安全にGoogleドライブを使い続けるためのチェックリスト
1. 利用中アプリとOSの確認
まずは、次の2点を確認することをおすすめいたします。
-
どのアプリでGoogleドライブを使っているか
-
ブラウザだけで利用しているのか
-
PCに「パソコン版 Google ドライブ」などのクライアントアプリをインストールしているのか
-
旧「バックアップと同期」などを使い続けていないか
-
-
PCのOSバージョン
-
Windows 10 / 11 など、現行OSであるか
-
すでにサポート終了の近いOS(Windows 8/8.1など)を使っていないか
-
古いOSはGoogleドライブに限らず様々なサービスで制限が増えていきますので、長期的にはOSアップグレードやPCの更新を検討されると安心です。
2. 推奨される構成と運用のポイント
個人利用でGoogleドライブをお使いの場合は、次のような構成がシンプルでトラブルが少なくなります。
-
日常的な閲覧・編集はブラウザ(Chromeなど)から行う
-
PCとファイルを同期したい場合は、「パソコン版 Google ドライブ」を利用する
-
不要になった旧アプリはアンインストールしておく
仕事で利用している場合には、さらに次の点も意識するとよいでしょう。
-
会社として「利用してよいアプリ/バージョン」を決めておく
-
新旧アプリが混在しないよう、段階的に移行計画を立てる
-
OSやアプリのサポート終了情報を定期的にチェックする
3. 不安になったときの情報の探し方
「終了」という言葉だけを見ると不安になりますが、情報源をきちんと選ぶことが大切です。
-
公式情報を優先する
-
Google公式ヘルプセンター
-
Google Workspaceアップデートブログ など
-
-
ニュース記事やブログは、いつの情報か(投稿日)を必ず確認する
-
古い記事を読んで不安になった場合は、「サービス名+年(例:2025)」で最新情報を確認する
これにより、数年前の終了ニュースを見て誤解するリスクを大きく減らすことができます。
まとめ:『終了』の文字に振り回されず、冷静に対応する
最後に、本記事の要点を整理いたします。
-
Googleドライブそのものは終了していない
-
終了しているのは旧アプリや古いOS向けサポートであり、クラウドサービス自体は継続しています。
-
-
「終了」メッセージが出たら、アプリ更新・移行を検討する
-
「バックアップと同期」など旧アプリを使っている場合は、パソコン版 Google ドライブへの移行が基本です。
-
「このバージョンはサポートが終了しました」と表示されたら、早めにアップデートや移行を行ってください。
-
-
アンインストールエラーは、アプリをきちんと終了させれば解決できる
-
「Googleドライブを使用中です。終了してから…」と表示された場合は、タスクバーやタスクマネージャーからプロセスを終了してからアンインストールを実行します。
-
「google drive 終了」というキーワードは、不安をあおる表現ではありますが、内容を整理してみると、ほとんどはアプリの世代交代やサポート終了のお知らせに過ぎません。
落ち着いて状況を確認し、必要なアップデートや移行、アンインストールを行っていただければ問題なく対応できます。