「Gmailで返信時に一部だけ引用したい」「スマホで引用表示にしたい」——その悩み、今日で解決。
PCはドラッグ選択→返信のワンアクション、iPhone/Androidは行頭に >+半角スペースでOK。さらに「…(省略)」の扱い、書式崩れの直し方、ビジネスで読みやすいインライン返信テンプレもまとめました。最短手順で、伝わるメールにアップグレードしましょう。
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Gmailの引用は「短く、正確に、崩さない」が正解。
PCは選択→返信、スマホは> で整形、長い履歴は「…」を開いて整理——
この3点だけで、やり取りの見通しが劇的に良くなります。
記事内のインライン返信テンプレをそのまま使い、次の返信で質問→回答を並べてみましょう。伝わり方が変わります。
Gmailで返信時に引用するPC(Gmailウェブ)での詳しいやり方
① 選択→返信(最速&正確)
狙い:引用したい行だけを自動で「>」付き挿入
手順
受信メールの本文内で、引用したい文をドラッグ選択
画面下の「返信」をクリック、またはキーボードR
作成欄に選択部分のみが引用として入る
ポイント
選択範囲は本文に限る(署名・ヘッダーを選ぶと失敗しがち)
複数箇所を別々に引用したい場合は、
1つ目:選択→返信で下書きを作成
2つ目以降:下書きを開いたまま、元メールで別の箇所を選択→右クリック→引用して返信(または再度R)で同じ下書きに追記されることがあります。追記されない場合はコピー&ペースト+「引用」アイコンで調整。
② 返信後に「引用ブロック」へ切り替え(整形重視)
狙い:一度貼ったテキストを後から引用表示に
手順
返信を開く
引用にしたい行を範囲選択
書式ツールバーの引用(“”のアイコン)をクリック
→ 左に縦線が出る引用ブロックになる
脱出のコツ
引用ブロックの中でEnterを2回押すと抜けやすい
うまく抜けない時は、該当行を選択→引用アイコンをもう一度(トグル)
書式がゴチャついたら、該当箇所を選択→「書式を削除(Tx)」
③ 「…(省略)」を展開して編集(過去ログも整理)
狙い:Gmailが自動で隠す過去スレッドを広げて必要部分だけ残す
手順
返信作成欄の下部にある3点リーダー(…)をクリック
既存の引用を確認→不要塊を削除、必要箇所だけ残す
よくあるハマり
省略を開かずに編集すると、送信後に表示が崩れることあり。必ず展開してから整理。
④ インライン返信の実践(質問→回答を交互に)
例(整形の型)
作り方
相手文を引用ブロック化
引用の直下に自分の回答(通常文)
質問ごとに引用→回答を繰り返す
読みやすくする小ワザ
回答の重要語を太字に(Ctrl/Cmd+B)
長文は段落を分ける/箇条書きにする
⑤ 作業効率を上げる設定(1回で快適)
キーボードショートカットを有効化
右上の歯車(設定)→すべての設定を表示
全般タブ → キーボード ショートカット:オン → 変更を保存
主要ショートカット:
R:返信、A:全員に返信、F:転送
Shift+?:ショートカット一覧
Ctrl/Cmd+Enter:送信
署名の位置を最適化
全般タブ → 署名
「引用文の前に署名を挿入し、先頭の “–” を削除」にチェック
→ 署名が常に自分の回答の直後に来るので体裁が崩れにくい
Gmailで返信時に引用するスマホ(Gmailアプリ)での詳しいやり方
前提:モバイルアプリには引用ボタンがありません。
そのため、コピー&ペーストと> の手動付与で整えます。
① 手動で > + 半角スペース(見た目・再現性◎)
手順
元メールの引用したい文を長押し→コピー
返信画面にペースト
各行の先頭に
>+ 半角スペース を付ける
表示の注意
相手側のメーラーによって見た目は多少変わる(
>は保たれる)改行位置がズレる時は、段落を短めに分割すると安定
② まとまりで囲う(最低限で速い)
手順
段落の先頭に
>を入れる段落の終わりで改行を2回
→ ひとかたまりの引用風表示になる(厳密な書式よりスピード優先)
③ どうしても整形が必要な時の回避策
モバイルブラウザでGmailをデスクトップ表示に切替(Chromeの「PC版サイト」)→ 一時的にPC同等の操作が可能
下書きだけ作成→PCで仕上げの2段運用も実務では効率的
ケース別の作り方と失敗回避
パターンA:メール全体ではなく、一部だけ引用したい(PC)
選択→返信が最短。複数箇所なら、引用→回答→次の引用…と交互に並べる
既に貼った文は後から引用ブロック化でもOK
パターンB:色やフォントが混ざって読みにくい
該当範囲を選択→「書式を削除(Tx)」→必要箇所だけ再度引用
余計な装飾は太字・箇条書き・引用に限定するのが吉
パターンC:引用の中で改行・箇条書きを使いたい
引用中にEnterで段落分割
箇条書きはツールバーのリストを適用(ただし見た目が重くなる時はテキストの「・」で簡易表現)
パターンD:返信したのに引用が入らない
本文外(署名・ヘッダー)を選んでいないか確認
別メーラー由来で構造が崩れている場合は、一度すべてをプレーンテキスト化(Tx)してから必要部分だけ引用化
パターンE:長いスレッドで必要箇所が隠れる(…)
3点リーダー(…)を必ず展開→不要な履歴は削除→必要箇所だけ残す
送信前に「下書きを自分に転送」で表示確認すると安心
ビジネスでの“読みやすい型”テンプレ
1問1答の型
複数トピックの型
調整依頼の型
よくある質問(詳細版)
Q. 引用の階層 >> や >>> は使うべき?
A. 読みにくくなるため基本は1段(>)で統一。どうしても入れ子にしたい時だけ最小限に。
Q. 返信の上に引用を置く?下に置く?
A. 会話を追いやすいのは引用→回答のインライン。冒頭に結論を一文添えるとさらに親切。
Q. スマホだけで“それっぽい”見た目にするコツは?
A. 段落を短く区切り、各段落の先頭に>+半角スペース。強調は太字か記号(※・■)でシンプルに。
Q. 返信の度に署名位置がズレる
A. 設定の「引用文の前に署名を挿入…」にチェック。署名は常に回答直後に入る。